しんぶん赤旗のまちがい探し、これは認知症予防効果あり?



令和4(2022)年1月25日


 共産党から出されている新聞やビラには、こんなこと間違わないだろうという初歩的な間違いが目立つ。大阪民主新報では、間違い探しという紙面がある。二つの漫画絵が描かれており、7カ所ほどの違いがあり、その間違いを探すものである。5つぐらいはすぐに見つかるが後の二つがなかなか見つからない、むきになって探すと30分ぐらいかけて見つかる。これは認知症予防のための紙面だと理解して挑戦している。これはこれで結構楽しい所がある。
 ところがわざわざ特別な紙面を設けていただかなくても、新聞赤旗を読んでいると「う!」とぶつかる紙面が沢山ある。こんなあら捜しをする癖がついてきた。どう見てもおかしいだろう、なぜこんなことが分からないのかとあきれる記事がある。

津市の選挙結果、共1(4)議席占有率2.94%(11.76%):赤旗1月25日付け


 本日付(1月25日)赤旗でもそんな記事が見つかった。4ページ【政治・総合】の3市2町で7氏当選という記事である。この記事を読んで最初に気が付いたのは、津市の結果である。赤旗は、「津市では、3人が立候補し、新人1氏が当選しましたが現職2氏が及ばず、現有4議席から1議席に後退しました。という記事である。議席占有率2.94%得票率(11.76%)という数値を見て何か違和感を感じた。得票率11.76%というのはものすごい数字である。にもかかわらず議席占有率2.94%とはどんな事態が起こったのかと、インターネットで調べたら、共産党の得票数は6331票で得票率6.59%である。なぜこの数字をはじき出した者はこの過ちに気付かなかったのか、自分の市の共産党の力量がいくらくらいか頭の中にないのか、ものすごく気になる。計算機で出てきた数字は絶対正しいという感覚にあきれ返る。またこの記事を書いた者もこの数値がおかしいことになぜ気付かないのか非常に不思議だ。大阪でも大阪民主新報、高槻市委員会の数字には誤りが非常に多い。一定の常識を持っていれば、起こらない誤りである。現在の共産党で11.76%票を獲得すれば、大勝利である。議席が4から1議席に減ったのに、前回選挙の結果より相当大きな数値が出るはずがない。この感覚が育っていない事に老婆心ながらものすごく気になる。

津市だけでなく、他の市の記事も頭りばかり


 この選挙結果欄に疑いを持ってよく見てみると、他にもおかしな数字がある。同時に行われた他の市町村の記事も記載されているが、一目見ておかしいと気づく結果報告がある。
 それは佐賀県嬉野市、高知県仁淀川町の結果報告である。この2(市・町)は得票率0.00%と記載されている。更に鳥取県琴浦町は議席占有率6.35%と書き、得票率を(同)と書いている。そもそもこの記事がおかしいのはそれぞれ報告事項は何かを説明していない所にある。
 この記事では結果を書く前に「日本共産党の開票結果次の通りです。」と書いて(自治体の名の下、定数-立候補数。候補者名の下は年齢、現新元。▽は等派別、カッコ内は前回。)と説明していますが、」議席占有率の次の( )内の数値は何か書かれていません。ですから例えば津市議席占有率2.94%(11.76%)はどう読むのか分かりません。私はこの場所に入るのは得票率だと勝手に理解して、11.76%得票を獲得したのなら、議席占有率2.94%と「つろく」しないと思った。
 もし私が勝手に得票率と理解して、「0%」あるいは「議席占有率と同」はおかしいと間違って批判しているのかもしれない。しかし、立候補者の「名前の下は年齢」と注釈を入れるのであれば、最後の( )数値は何か説明しないのはおかしい。(誰が見ても候補者の下の数字は年齢だと分かる。)
 かっこ内の数値が得票率を指すのであれば、津市は(11.76%)で無く、(6.59%)、嬉野市は(0%)で無く(5.08%)仁淀川町も、(0%)で無く、(5.99%)さらに琴浦町は(同)では無く(5.44%)が入るべきである。

ここまで書いて赤旗の選挙速報の問題点は、幾つかあると思われる。


1,議席占有率の次の(  )の中の数字は何を入れるのかマニュアルに書かれていない。報告を求める県
  や市町村の幹部に徹底されていないと思われる。(「0.0%で報告する者」、あるいは「議席占有率と同じと報
  告する者」、さらに「嘘を報告する者?」がいる。
2.赤旗の選挙結果報告がこんないい加減なのに、誰も異論を出さなかったこと。間違いにすら気付いていない
  事。恐らく選挙結果の報告を受け、何の点検もなく紙面を構成している大バカ者がいるという事。
3.地方の幹部がここに何を書くのか分からず適当に報告しているのに、正しい数値に書き直していない怠慢な
    仕事ぶりで作られた赤旗拡大に走っても魅力が無い事。得票率などすぐにわかるのに、なぜ0%や議席占有率
    の数値報告を見逃していたのか、また大幅な誤りを見逃したのか、(津市の正解は5.99%なのになぜ11.76%の
    誤りに気付かなかったのか?すべてはマンネリ化した中での仕事ぶりだと言うことが手に取るようにわかる。)