共産党の言っていることは矛盾している。(余りにもバカげている)



令和4(2022)年1月6日

的外れは誰か?


 今日(1月6日付)しんぶん赤旗に面白い記事が載っている。5面に「憲法改悪を許さない」「全国署名推進Q&A」という記事である。その一つ「Q」に憲法審査会での議論は必要ないのですか。という問いを載せ、回答しているが、この回答に現在の共産党のおかしさが暴露されている。
 回答はこうだ、「衆院選で最も重視する政策課題」(NHK世論調査2021年10月18日報道)の記事を円グラフにして、このアンサーの正しさを証明している。
 そこには「野党が憲法の議論をしていないという攻撃は、的外れです。」と書いている。なぜなら国民の要望は3%しかないというのが共産党の主張である。
 この主張何かおかしくないですか。共産党は衆院選で何を前面に立てて戦いましたか?今年の夏の参議院選挙で選挙の争点として何を掲げると主張していますか?
 共産党は「気候危機打開」、「ジェンダー平等」を掲げて戦うと宣言しています。(注1)

注1:日本共産党創立100周年 参議院で勝利・躍進必ず (2022年党旗びらき 志位委員長挨拶)
   四、野党共闘、気候変動、ジェンダー 党への新たな期待と関心が広がっている。の中で、「わが党が、暮らし
   の問題、平和の問題とともに気候危機打開とジェンダー平等という世界と日本の大問題を訴えてきたことが、
   若いみなさんをはじめとして、私たちの声がこれまで届かなかった方々に共感を広げていることです。」と話し
   て、その後に「気候危機打開の2030戦略」「日本が変わるすばらしい政策」という見出しで体験談を、さらに
    「ジェンダー平等の政策――「これこそ求めていたもの、気持ちに光が差し込んだ」でここでも体験談を語って
    います。この2つの政策が他の政策に比べて突出していることは明らかです。

 この赤旗の記事で国民が最も重視すると答えたのは、「経済・財政政策」34%、「新型コロナ対策」22%、「社会保障制度の見直し」22%です。この3つで78%あります。選挙の争点ここにあるのです。これを見逃し「気候危機打開」、「ジェンダー平等」が選挙戦の争点だと主張する共産党は馬鹿者」の集まりです。勝てるはずがありません。自ら自滅しています。
 ちなみに、「気候危機打開」はこの質問にはありませんが「環境・エネルギー政策」に含まれると見て6%です。「ジェンダー平等」は、質問に入ってもいません。その他の3%の中にあると見ても併せて国民の要望は9%です。

共産党は国民の要望がどこにあるかを把握せず、自らの願望を国民に押し付ける選挙を行っています。


  自民党の憲法論議進めるとどこが違うのですか?共産党が自民党に投げかけた「的外れです。」一人相撲を取っています。選挙戦の争点を勝手にでっち上げ、新しい分野の方との交流が新たに生まれたと喜んでいますが、喜んでいる場合ですか?獲得票数、%も減らしているのですよ。余りにもバカげています。
 この事態に共産党内部から「これは違う」という声が聞こえない事に「恐ろしさ」を感じます。
 今日の毎日新聞に「木後」(moku-go)坂東 賢治さんが「権力集中のリスク」という記事の中で、「毛沢東を批判した幹部が失脚した例もある。習氏を批判できる環境でもあるまい。やはり習氏への権力集中が最大の『リスク』か。」という記事が載っているが、現在の共産党も国民から見ればそう見えるのではないか?
 
参考:しんぶん赤旗(5面)憲法改悪を許さない 全国署名推進Q&A
    写りは悪いですが、円グラフだと国民の要望はすぐに読み取れる。なぜこれに反した行動を共産党
   は取ろうとしているのか分からない。「気候危機打開」「ジェンダー平等」では選挙は戦えない。そんな
   事は、政治に携わる者ならすぐに解るはずだ。