赤旗の間抜けさ「ここに究まれり」というような記事


平成29(2019)年7月20日


閉会中審査の報道から見えて来るもの(赤旗の劣化は見るも無残)

 7月20日の新聞記事は、閉会中審査の記事がどの新聞にも載っています。私は毎日新聞と読売新聞、しんぶん赤旗を確認しただけですが、毎日新聞も読売新聞をこの記事を一面で扱っています。ところが赤旗は二面で扱ってきます。
 この記事の重要性の捉え方が違います。さらに赤旗のこの記事は全く間抜けな記事になっています。時事通信等の配信記事をそのまま載せたものであり、内容的にも古く、自らの主張が全く入っていない記事です。

 以下毎日新聞との比較を行ってみます。

まず、
 (1)見出しですが、
  ☆赤旗は「閉会中審査」「24日に衆院予算委員会で」「参院予算委員会は25日に」
  ★毎日は「衆院24日、参院25日」「首相出席の閉会中審査」
    と書いています。私はこの問題で国民が知りたかったことは、自民党が発言時間の割合を従来の
   「与党2、野党8」を「5対5」にしてほしいと圧力をかけ、日程も一日で処理し、できるだけ
   「丁寧な説明」ではなく、逃げ切ろうとしていた姿勢を打ち破る事が出来たか否かです。さらには
   誰が参考人として呼ばれているかです。
  ※この赤旗と毎日新聞の違いをどう見るか
    毎日新聞の見出しは、「衆院24日、参院25日」この一言で2間にわたって開かれる事が分かり、
   しかも肝心かなめの「首相が出席するこ」とを伝えています。
    赤旗は、同じ内容を無駄な言葉をつかい、開催される日付を衆院は先に出し、参院は後に出すと
   いう訳の分からない処理をしています。私は赤旗の見出しを一目見たとき「2日間になった」と読
   み取れませんでした。因みに読売新聞も「安倍首相出席の集中審議、24・25日で合意」と開催日を
   連続に打っていました。この書き方の方が連日行われることがすぐにわかります。

 (2)質問時間の配分
   ☆赤旗は、@質問時間の配分については、与党3割野党7割とすることを確認しました。・・・
    民党が一定の配慮を示しました。A審議日程についても、同党は衆参で半日ずつ行うように主
    張しましたが、1日ずつ実施するよう求める民進党に譲りました。
   ★毎日は、質疑時間は5時間で、「野党7(3時間半)、与党3(1時間半)の配分。・・・質疑
    時間を巡って自民側は「与野党等分」、民進党は慣例通りに「野党8、与党2」を主張してい
    た。
   ※赤旗は、質問時間の配分を「与党3、野党7」になったこと対する評価を「自民党が一定の配
    慮をした」と評価していますが、これが今の共産党の最大の弱点です。毎日新聞は、次に述べる
      参考人の招致範囲とも含めて、「説明責任を果たすため必要があると判断した模様だ」と書いて
      いる。
     つまり自民党の譲歩は、「自民党が野党に配慮」したのではなく、背景に国民の怒りがあるか
    ら譲歩したのである。安倍内閣の支持率の低下がとどまらず、何とか国民に理解してもらえない
    かという思いから、「5対5」にこだわり続けることは逃げているとの印象につながり、さらに
    追い込まれることを避けるために妥協したのが「3対7」という数字なのだ。これは野党や国民
    の勝利の産物であり、決して自民党が「善意の判断や大人の対応」をしたのではない。「自民党
    が一定の配慮をした」という赤旗の判断は、安倍の犬と言われる「田崎史郎」氏の水準だ。

 (3)参考人の招致
   ☆赤旗は、一方、民進党が求めている和泉洋人首相補佐官らの招致については今後、衆参予算委
      員会で引き続き協議します。
   ★毎日は、和泉洋人首相補佐官と文部科学省の前前川喜平・前事務次官を参考人として招致す
    る。・・・参考人については、自民党は和泉氏の招致に慎重だったが、説明責任を果たすため必
    要があると判断した模様だ。
   ※この文書の中で赤旗が馬脚を現したのは「民進党が求めている和泉洋人首相補佐官」という行で
    ある。「和泉洋人氏」を共産党は参考人招致を求めていないののか?全く第三者的記事である。
     要するに赤旗の記者はこの記事を書いておらず、時事通信等の配信記事を何ら価値判断を加え
    ず載せているだけである。しかも毎日新聞ではすでに「和泉補佐官の参考人招致が決まったと伝
    えているのに赤旗は、これから決めると報道している。最新の記事を載せる努力をしていない。
     都議選翌日の赤旗は19名の当選を伝えていた。毎日新聞はまだ17名であった。やる気を出せば
    最新のニュースが載せられるのに、「閉会中の審査」という重大な記事を、赤旗記者が書かず、
    配信記事でお茶を濁している。私の記憶に間違いがなければ昨日の10時の報道ステーション、11
    時のNEWS23で和泉補佐官の参考人招致が報道されていた。赤旗は自らの記事が古いことになぜ
    気が付かないのかやる気のなさを感じる。