共産党の本性(弱点)が見える一枚の写真(町田市の市長・市議選での街頭演説)



令和4(2022)年2月7日


 本日(2月7日)の赤旗一面に、「市民と野党の共同で町田から政治を変えよう」「市長・市議選」「小池氏が街頭演説」という記事がある。この記事を支えるためにその時の写真が大々的に載っているが、記事との整合性に欠ける極めておかしな写真になっている。
 何がおかしいのか?
 国民に訴えたいのは「市民と野党の共同で戦っている」という訴えが必要なのに、この写真は共産党だけの写真になっている。よくよく見れば市長候補の清原おさむ氏は左から2番目に写っている。他は全て共産党の市会議員立候補者と小池書記局長である。
 通常市長選挙と市会議員選挙が同時に行われた際、市長候補が小池氏の隣で真ん中に立ち位置を取るべきである。この写真では市長候補がどこにいるか分からない。市民と野党の共闘と言いながら、共産党セクト丸出しの写真である。市長候補はまるで借りて来た猫扱いである。

この写真の説明が写真の横に書かれているが、何とも分かりにくい説明になっている。


@「市長候補の清原氏(左から2人目)」・・・これがまず分かりにくい。どう見ても一人目 の人は候補者と見えない。
  これを一人目と数えるか否か分かりにくい。この写真にはもう一人候補者で無い者が映っているが、これは無い
  ものとして勘定されている。ここでは左から清原市長候補で良いのではないか?あるいは一人置いてという書き
  方もあるのでは?
A先の写真の説明の続き「と(右へ)大野、田中、(右から)とのむら、細野、佐々木の各市会議員候補」との説明
  はとても分かりにくい。最初(右へ)と言いながら、今度は(右から)という説明はものすごく分かりづらい。なぜ左 
  から右へと言いながら、今度は右からという指示は意味が分からない。一直線に左から右へ順番に氏名を書く
  方がずっと分かりやすい。小池書記局長を別格だという意識が強く、市会議員候補と一緒に説明できないという
 意識が、説明を分かりにくしている。
Bそもそもこの写真には垂れ幕があり、候補者の名前と顔が分かりやすいように配慮されている。しかし不可思議
  なことに候補者はみんな自分の名前の後ろに立っていない。名札があれば、通常の常識ではその後ろに立つ、
 こんな初歩的な常識が分かっていない。なぜ清原市長候補の名前がど真ん中にあるのにそこに誘導しなかった
  のか、「俺が俺が」で真ん中の席に立ったとすれば大バカ者である。もしこの方が市長になれば、市会議員は部
 下みたいなものである。なぜ名前の順番に立たなかったのか、なぜ市長候補を真ん中に立てなかったのか、こ
  の立候補者たちの常識を疑う。

 結論的には私が気に入らないのは、「市民と野党の共同」と言いながら、なぜ市長候補を真ん中に立てなかったのか、なぜ共産党以外の市民や野党がここにいないのか演出効果が全く無い。共産党セクトが浮き彫りになった写真である。おそらくこの場で清原市長候補も挨拶を行われたと思われる。なぜその写真を出さないのか、そのセンスが疑われる。
 これでは、「市民と野党の連合」とは「結局共産党に取り込まれる」というものだという自民党や公明党の批判に打ち勝てない。自らそう見える演出をしている。
  私としては名札の順番に立ってほしかった。さらには市長候補の演説の場面の写真が欲しい。それが宣伝戦で勝つ手法だと思っている。ここでは小池氏の宣伝はいらない。市長候補と共産党の候補者は一体となって戦っているという演出をする必要がある。赤旗は小池氏を前面に出し市長候補を借りて来た猫のように扱っているように見える。「市民と野党の共同で」など忘れ去っている。

※2月7日しんぶん赤旗1面:市民と野党の共同で町田から政治を変えようの写真