指示系統に乱れが生じている共産党の実態が気になる。看板政策(主張)が分かりにくい



令和3(2021)年11月14日

街に貼っている共産党のポスターと、しんぶん赤旗の記事の内容が合致していない。


 街を歩いていると公明党のポスターが沢山貼られているが、そのポスターは全て同じものです。指示系列がしっかりしていることが分かる。(10万円の支給)
 共産党はどうか? バラバラである。適当に手に入ったポスターを貼っている。私が住む町は高槻市の富田地区であるが、その事務所のポスターと、共産党の中央が必至で語っていることと齟齬があります。これだけ見ても共産党は公明党に負けている。大阪維新の会も同じ主張のビラを貼っています。(身を切る改革)(注1)
 公明党や維新はこのフレイズを国民の頭に浸透させているのです。ここに勝因があります
 富田地区ではJR富田駅、阪急富田駅に近い所に共産党の事務所があります。その建物の前にはいつもポスターが貼られ、相当多くの市民が目にすると思われますが、「そのポスターでいいの?」という疑問がわきます。共産党が今主張している事とこのポスターは合っているのと何時も思います。

共産党の事務所のポスターは3枚あるが全てコロナ対策、気候危機打開・ジェンダー平等は全く無い。


 今日も事務所の前を通りましたが、やはりピンボケと思われるポスターが貼られています。貼られているポスターは3枚。1枚目は、「コロナから命、暮らしを守る」2枚目は「新型コロナで困ったら」「くらしSOS」、3枚目は相当どデカイポスターで志位委員長が仁王立ちし、「なによりいのち。」「つらぬく」です
しんぶん赤旗は、政権交代で「四つのチェンジ」を前面に打ち出し、その中でも「気候危機の打開」「ジェエンダー平等」をメインに訴えています。
 地区の張り出しているポスターには、「政権奪取」も「四つのチャレンジ」は一言もありません。「気候危機」や「ジェンダー平等」も一言も書いていません。志位委員長は「なによりもいのち」「つらぬく」と語っていますが、あの3枚のポスターから連想されるのは、「この命」はコロナとの戦いという意味での命です。この方針は「つらぬく(ぶれません)」と宣言しておき、赤旗は「気候危機の打開」一色です。コロナから命を守るというような記事はほぼありません。
 こんな「ぶれ」ばかりで誰が信用するのでしょうか?市民の方に共産党の主張は何ですかと尋ねてもおそらく答えは返ってこないと思います。「ワンフレーズ」で相手の心をつかむことが大切です。

注1:維新の「身を切る改革」この言葉が維新の原点であるし、一般的にガメツイと言われる大阪の市民には
   一番受ける言葉です。格差社会の中で、一番贅沢をしているのが議員だ。「この議員の特権を奪っていくこと
   から各差社会を是正していく一丁目一番地の仕事だ」。「議員報酬の値下げ、議員定数の縮小はそのための
   重要な柱であり、大阪維新はこれをすでに大阪府議会・市議会で実行し、各差社会の是正に乗り出している。
   他党派もこれを認めるべきだ」というフレイズで迫っている。この維新の提案を受け入れない者は、改革者じゃ
   なく保守主義であると迫っている。
     この維新の主張を突破できない限り維新は勝ち続ける。維新が一番各差社会と戦っているように見える。
   この「身を切る改革」は、昔社会党の土井たか子委員長が言った「ダメなものは、ダメだ」とか、小泉首相が言
   った「郵政改革をすればすべてよくなる」という言葉が国民をつかまえた時と同じ爆発力を持った言葉である。
   選挙戦は「ワンフレイズ」が案外大きな影響力を与える。争点が分かりやすいからだと思う。


追記:この記事は14日の午前1時ごろに載せた記事ですが、今日朝起きて毎日新聞朝刊を見て面白い川柳を見つ
    けました。
      中畑流万能川柳
        〇時給なら国会閉じる言うだろうか
       この川柳が言うように国民は議員特権に不満を感じている。これを上手く利用しているのが維新の
      「身を切る改革」です。この維新の提案に、共産党は賛成か反対かを述べていないため、共産党の言う
      「弱者救済は上から目線」であり、自分たちは富裕層にしがみついていると思われるのです。己から襟を
      正す。精神に欠けていると思われてしまうのです。


共産党の事務所に貼られている三枚のポスター  気候危機打開、ジェンダー平等はない。