STAP細胞発見者の小保方晴子さんの魅力と共産党


平成26(2014)年2月2日


 日本の科学技術の水準の高さを示す新たな研究成果が発表され世界中が注目し、中国や韓国も賞賛している。STAP細胞という体のさまざまな細胞になれる万能細胞だという。2012年にノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥・京都大学教授(51)が開発したIPS細胞より”すごい”と言われている。
 私は全くの門外漢であり、この凄さが分からないが、この発見をした小保方晴子さんの魅力に注目している。
  2月1日の「あさパラ」という報道・芸能番組(読売放送・関西圏のみ放映?)でこの話題が取り上げられた際に芸能レポータの女性が、女優の方がこの発見者小保方さんに注目しているという。その理由は、こうした研究者の役をこなす場合、メガネをかけ、髪をひっつめ、どちらかというとヒステリックな姿を描く必要があったが、今後は普通の女性で良いのではないかという意見があったという話に注目した。

 実は私はこの間共産党の事務所の前に貼ってある「ブラック企業追放」のポスターに疑問を持っていた。このポスターの中心に、ブラック企業を告発している女性の姿が描かれているが、この女性の姿は正に一般的に言われるイヤミな女性の姿を描いている。(インテリの弁護士のイメージ)この女性は目が吊り上がってみえる極端なメガネをかけ、戯画化されたヒステリックな文句言いの女性像を描いている。
 私は「ブラック企業」告発は、このような特殊な女性が行うのでなく、普通に働いている人が当たり前の感性で行うものであると思っていた。なぜ告発者を普通の女性(例えばワタミで働く労働者など)で描かないのか、共産党の女性あるいは告発者に対する偏見ではないのか批判的に見ていた。(私の視点ではこのポスターは「アウト」だと見ている)(参照:資料1)

  今回小保方さんが登場し、しかも女優陣が今までの型に当てはめた人物像に不満を持っており、今後は自分たちの役作りが容易になるという話を聞いて、私が思っていた事と同じセンスだと気がついた。
  テレビドラマ等は、研究者はこう言うイメージと設定しておく方が作り手としては楽かもしれないが、一般社会ではこうした概念規定は、自由に生きる上では足かせになる。男のくせに、女のくせになども特定の型に人間を当てはめる考え方だと思う。
  今回の小保方さんの登場は、世界的な発明者が、女性であり、しかも年齢が若く、研究者という固定概念に囚われた生き方でなく、30代の普通の女性の姿であったことも、この発明の凄さとともに、世間を驚かせている。
  彼女は世界的発明とともに、若い女性の目標とする姿としても大きな影響力を集めるのに違いない。
  赤旗のブラック企業告発のヒステリックな女性の姿は、こうした時代の移り変わりを理解しない、頭の固いおじさんの発想なのか?(女性像に明らかに偏見がある。)

追記:認識不足で申し訳ないが、この女性のイラストが、共産党のゆるキャラ(カクサン部)の「雇用のヨーコ」という
      キャラクターであることを今日の赤旗の広告で初めて知った。早速インターネットでカクサン部の8キャラクタ
      ーを入手した。(参照:資料2)
      ウキペディアでは、この「雇用のヨーコ」を以下のような解説を行っていた。
   <雇用のヨーコ>
        常にサングラス着用のドS女。ヨーコがサングラスをしているのは、宇崎竜童らダウンタウン・ブギウギバン
     ドのボーカルメンバーが「港のヨーコ ヨコハマヨコスカ」を歌う時の衣装をヒントにしている。ただし、今の若者
     にこのシャレは通じない。このように、カクサン部のアイデアを提出しているのは、けして若者ばかりではな
     い。
        雇用担当の自称25歳。数々の職場を渡り歩いた結果、日本共産党に流れついた。辛い経験をしたのか、ブ
     ラック企業弾圧には徹底的に力を入れる。とくに地球上で一番ありがとうと言われるようになりたい会社やよく
     服を買うと他人とかぶる会社には辛口トークが炸裂する。いずれ渡邊さんや柳井さんをムチで叩きたいと思っ
     ている。護憲派だから命は奪わない。