しんぶん赤旗のご都合主義 他人には厳しく自分には甘い!



令和3(2021)年11月19日

「視聴者から批判の声」という自己責任を明確にしない赤旗の記事


 今日(11月19日付)赤旗14面【社会・総合】に「BOP報告」「番組で特定政党を中傷」「視聴者から批判の声」という記事が載っています。
 これは9月10日のTBS系「ひるおび!」で八代英輝弁護士が「共産党は暴力的な革命を党の要綱として廃止空いていない」と発言したもの。同13日にTBSは番組で訂正謝罪したものの「八代氏は「私の認識は閣議決定された政府見解に基づいたもの」正当化しました。」という記事を載せている。
 私の勘違いかもしれないが、この釈明「謝ったものでない」という指摘を受け、彼はもう少し突っ込んだ謝罪をしたと記憶している。この私の記憶が正しいとすればアンフェア―な記事になっている。

 インターネットを検索すると、やはり八代弁護士は改めてお詫びを行っている。

以下その内容を引用


 八代弁護士「ひるおび!」内で再び謝罪 共産党綱領発言「選挙間近のデリケートな時期に」
                                           9/17(金) 13:39配信 デイリー

 9月10日に同番組内での「共産党は暴力的な革命を党の要綱として廃止していない」という発言について「現在の共産党の綱領にはそのような記載はないと、多くのご批判を頂きました」とコメント。「ご指摘の通り、現在の党綱領にはそのような記載は存しません」と語った。  その上で「選挙を間近に控えたデリケートな時期に私の発言で多くの関係者に多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申しあげます」と頭を下げた。  スタジオにいる江田氏にも「共闘を模索する立憲民主党の江田代表代行にもこの場を借りて深くお詫びしたい」と頭を下げた。
 という記事があります。

 赤旗の記事は、八代弁護士の最初の釈明だけを捉え攻撃していますが、その後で相当突っ込んだ釈明をしています。

 
 赤旗の批判は「閣議決定だからと政府の見解を無批判に述べるようではジャーナリズムが死んだと批判されるのも無理ないと思う。(中略)番組がこのような謝罪を容認したことがとても残念」と書いています。
 最初の謝罪だけを取り上げ、攻撃するのは如何なものかと感じます。

今日の赤旗に4面の一番下段の左隅に「訂正」という記事があります。


 内容は「18日付「『東京都政治資金報告」の記事で「秋元司前衆院議員(元自民党)は報告書が未提出」というのは誤りでした。削除します。という記事が載っています。
 前に一度共産党の「訂正」記事には問題があると指摘しました。一般的な「訂正」記事と隔離があります。通常は「訂正」記事は、「訂正してお詫びします」か「お詫びして、訂正します」と書かれています。共産党の訂正記事には傲慢さがあると指摘していました。

 そこで実際の記事は、どうだったのか調べてみました。


 見出しは「企業団体献金2.8億円」、「自民突出、総額の95.8%」「東京都政治資金報告」 彼の記事はこの見出しの中で「IR(カジノ中核とする統合型リゾート)汚職で東京地検に逮捕・基礎された秋元司前衆院議員(元自民党)は報告書が未提出」です。と書かれています。

 この記事が誤りだったことを赤旗は詫びもせず小さな訂正記事で処理しています。物事には一貫性が無いと信用されません。また常に上から目線では偉そうに見えて共感できません。この秋元議員の記事にはお詫びが必要だと思います。