赤旗(6月8日付)一面トップ「共産党7氏全員当選」の見出しに違和感あり!!


令和2(2020)年6月8日


『基地よりコロナ対策』に共感というサブタイトル

 まず「共産党7氏全員当選」と「1議席増」という見出しを一面トップに掲げている。この記事を読み始めると「沖縄の進路や日本の民主主義がかかった沖縄県議選が、7日投開票されました。午後11時時点で、日本共産党の6人全員が当選確実となりました。」という記事を載せています。
 見出しは7氏全員当選と書きながら、記事は6人全員が当選確実になりました。この記事おかしくありません?この文書の後は「当確となったのは、当確者一人一人の選挙区定数が書かれています。その後に○○地区(定数4)の西銘純恵県議は、無投票当選となっています。」この記事の3分の2読み続けないと当選者は7人か6人かよく分かりません
 無投票当選者が一人いるという自分の知識を前提に書いています。そのことを知らないものは誤植かと思います。
 さらに違和感は見出しでは7氏全員と書き、中の文書は6人全員と書いています。インターネットで「7氏」と検索すると、ほぼ共産党の記事に当たります。合格者は何人と数えるか、議席数で数えている場合が多いです。共産党はこの「氏」「名」をどのように使い分けているのか分かりません。共産党は、7人全員当選で良いように思います。

沖縄県議選の争点は何か? 共産党は「基地よりコロナ対策」これは正しいか??


 昨日選挙結果を見ようとインターネットの記事を追いかけていましたが、記事は与党が過半数を制覇という記事はたくさん見つかりましたが、どの政党が何議席獲得したかの記事はありませんでした。ところが今日の赤旗は1面トップで沖縄県議選の報告を行っています。毎日朝刊は、沖縄県議選の結果には触れていませんでした。いつも赤旗の記事が遅いのに県議選だけは赤旗が抜きんでた記事を書いています。
 しかし問題は、他党派の結果にはまったく触れていません。インターネットでは昨日22時ぐらいから、与党が過半数を取ることは確実という記事を流していました。この選挙戦で一番重要な指標は、沖縄の基地をめぐる戦いです。
 共産党の一面の見出しには、「7氏全員当選」と書いてサブ見出しは「『基地よりコロナ対策』に共感」と書いています。そして記事でも「"基地よりコロナ対策"の訴えに共感が広がりました。」と書いています。与党連合は何を目標としていたのですか「基地よりコロナ」で連合していたのですかポイントを全く外した勝利宣言に共産党の堕落を感じます。
 この沖縄県議選は、与党全体が「米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設に反対する」共闘であったはずです。共産党はこの辺野古への基地移転反対の仲間の健闘に全く触れず、共産党が1議席増えたことと、争点は基地でなくコロナ対策だったと主張するのは連帯への裏切りとみなされます。
 玉城知事は8日未明、那覇市の知事公舎前で記者団に「予想より厳しい結果だ。何とか過半数を維持でき、県政運営に一定の評価はいただいた。辺野古移転反対の民意は揺らいでいない。私の移転反対の姿勢も変わらない」と強調した。一夜明けた8日朝も県庁で「一層気を引き締めて県政運営と議会対応に務めなければならない」と語った。(6月8日付け毎日新聞夕刊) 
 この知事の見解と赤旗の見解を見れば雲泥の差があります。赤旗はボケまくっています。意図的なのか本当に「ボケた」のか?つかみどころがありません。