共産党高槻市議団が発行する「市政資料」の内容はしっちゃかめっちゃか


令和4(2022)年1月12日


 この「市政資料」は何のために出しているのか前から批判してきました。この市政資料の発行原資が市会議員に支給される政務活動費(月7万円)であるため、共産党が出している資料なのに役所の広報のような活動になっています。
 国会で問題になっている「文書・交通費」の小型版みたいなものだと思っていますが、個々の議員に支給されますが、会派単位でお金を集め収支報告をすることは認められています。   
 ちなみに共産党の政務活動費の使用用途は、ほぼこの「市政資料」使われており、個々の議員としての出費はほとんどありません。(未使用で返している分が多いです。)
 私はこの共産党のやり方に批判的であります。このお金を使ってもっと議員活動をするべきだと思っています。お金を返還することが清いという考え方は間違っています。活動に使っていない=議員活動をしていない。こちらの方に問題があると見ています。
 最近他党派(無所属だったかも)の議員の立派なビラが我が家に入ってきました。よく見るとこの「ビラの費用は政務活動費から出しました」と書かれていました。自己の主張を全面的に出していました。共産党の出す「市政報告」は共産党の主張ではなく、高槻市政広報のような形態をとっています。ここでも間抜けな共産党が目立ちます。

12月議会の共産党議員団の「市政資料」には、通常の市会議員の出す資料の水準がない。

 
 私は衆院選挙の敗北の原因の一つは知的水準の低下をあげました。大阪府下の共産党の出すビラ等の水準は「維新」よりはるかに劣っています。何が劣っているかと言えば、起承転結で問題が捉えられず、思ったこと支離滅裂に書いています。その中身には間違いが沢山あります。選挙の結果報告数字には、ほぼいつも計算が間違っています。
 はっきり言って、役所の職員では「こんなミスをしない」と言う水準です。恥ずかしくって見ていられません。共産党の市会議員団は4名です。(最近辞退者がでて3名になりましたが)この「政治資料」を出す段階で少なくともこの3人は読んだのですか、(点検をしたのですか)という疑いを持ちます。余りにもお粗末な原稿ばかりです。この「市政資料」を配れば共産党の水準の低下が丸分かりで、支持者は逃げていくと思います。配らない方が良いと思います。
 私がこれだけ厳しく批判する以上、それはどこか示さなくてはいけません。すべての原稿に問題を感じますが、決定的な弱単の原稿から批判します。この「政治資料」の中に「国の給付について」という見出しの記事があります。その中の記述に「政府案では、年間の給与収入が100万円〜200円で働いている人は対象外です」という文書があります。
 「年間の給与収入が100万円〜200円で働いている人」という表現がおかしいと誰も気づかなかったのでしょうか?余りにもバカげています。年間の収入が100万円で生きていけますか?さらに年間収入が200円なんて言う人がいますか?」この文書をよんでこれはおかしいと気が付かない人が本当に市会議員としての能力を備えているのか疑問に思います。
 私のも常識からいえば、この「市政資料」を議員三人で書き上げたとしても、地区委員長の点検が入り発行されていると思います。誰も点検せず無責任に発行されるのであれば、政務活動費を使って発行されることも問題だと思います。
 一般常識として「〇〇から●●」と書く場合先の〇〇より後の●●の方が大きな数字が入ります。ここで何を書こうとしたのか全く分かりません。
 私はこの文書を最初に読んだ際、100万円〜200万円の「所得」と読みました。どうして100万円〜200万円という世帯を狙い撃ちにするのかと思いました。(非課税世帯というのは給与所得204.4万円未満)です。ここでの最大の誤りは100万円から200円だけでなく、給与(収入)と「所得」の違いに気づかなかったことです。
 この100万円は明らかに所得を意識した数字だと思われます。収入と所得は大きく違います。所得は収入から必要な経費をひた場合であり204万円以下から非課税所得の対象者です。この場合家族構成等様々な要素がありますが、収入は400万〜500万あるのではと思います。
 共産党の問題は、未だにこの間違いに気づかないのか、気付いても市民はそんなこと気付かないと高をくくっているのか分かりません。今まで私は相当間違っていますと連絡しましたが、「ありがとうございます」の回答も訂正記事も出しません。ここに一般常識・知的水準の破壊を見るような気がします。

あと他の記事も批判どころ満載ですが、長くなりますので、ワンポイントずつ批判していきます。


 最初の記事、「積み立てるだけで、運用実績のない基金は廃止し、市民のために利用を」では、具体的にどこに使うかを書くべきです。ここをもっと重視してくれと言わないと意味がありません。
 二番目の記事「沖縄等の戦没者遺骨収集を求める意見書が可決(12月15日)」は、陳情書が3057筆あって、議会で意見書が可決されたが、その内容は必ずしも陳情者の求めている内容ではなかった。共産党は何を奮闘したのか、議会は陳情書の意向をなぜ踏みにじったのか分からない。そうしたでも共産党がなぜ賛成したのかを説明すべきだと思います。
 三番目の記事、「市独自の施設等の基準について議会での審議を狭める改悪にはんたい」
意味がなかなか読み取れないが、「国が規定を変更しても市が独自の基準を定めない場合は、市条例の改正の必要がなくなるため、市議会の議案にも上がらなくなります」「国の基準に問題があっても議論ができなくなる条例改正は賛成できない」提出された条例の内容に全く触れておらず、何を主張しているのか全く把握できない。
 四番目の記事は、「日本共産党市議団は、市の2022年度予算に対して、6項目の重点要望とともに、120項目の要望をしました」と書いているが、6項目と言いながら記事は1〜4しかなく「5」と「6」を知りたい。
 五番目の記事は、市営バスの今後の課題であるが、これは私自身が勉強不足で分からない
 六番目の記事は、学童保育の今後の方針(案)は障害児の4年生からの入室基準は、ひとり親家庭でないと入所を認めず、ほとんど利用できません。このひとり親家庭で無いと認めないは、障がい者だけへの適応化読み取れない。
 それと「障害者」という文字を使っている。高槻市は「障がい者」という言葉を使っている合わすべきでは?、意思を持ってやっているのなら良いが、何も考えずにこの文字を使ったとすれば、遅れている。「鈍感である」
 七番目は、最初に批判した。もう少し付け加えると、まず見出しが気に入らない「国の給付金」という言葉を使っているが、これではピント来ない。
 「住民税非課税世帯などに10万円支給」と「子育て世帯への臨時特別給付金」(18歳以下10万円給付)は別制度だということが分かりにくい。この見出しの書き方では、2つの制度問題を語っているように見えず。一つの事を語っているように見えてしまいます。
 クーポンか現金かはすでに決着がついており、その問題を取り上げるのも、なんとなくおかしい。クーポンはその市内でしか通用しないことを、住民票を持ち出すのも違和感がある。発行した市町村でしか使えない。と書くべきだと思う。

政資料参考:共産党高槻市議団「市政資料」