高槻市委員会、相変わらず馬鹿げた資料を連発

 足し算もできない人が党を運営していて信頼が得られるか?


                                                平成24(2012)年12月24日
 

 この間、高槻市の出す資料はみんな計算間違いをしている。「今回の総選挙の結果と前回参議院選」は、全くひどい資料になっている。この資料の全ての数字が間違っている最悪の資料だ。

 以下に資料1で「今回の選挙結果と前回参議院選」という資料を転記する。

資料1:高槻・島本民報より転載   

比例区

高槻・島本@

大阪府A

全国B

得票数

10年比

得票数

10年比

億票数

10年比

 

 

 

 

 

 

 

 

 

共産党

13738

6.98%

85.10%

314840

7.74%

83.60%

3680000

100.50%

自民党

41682

21.18%

115.60%

852061

20.94%

110.00%

16620000

114.70%

公明党

20907

10.63%

78.30%

590344

14.50%

80.60%

7110000

90.30%

民主党

27705

14.08%

44.10%

375593

9.23%

32.20%

9620000

50.40%

維新の会

68379

34.75%

 

1462093

35.92%


1226000

 

みんなの党

11676

5.93%

40.60%

238050

5.85%

188.00%

5240000

64%

未来の党

8497

4.32%

 

172826

4.25%


3420000

 

社民党

4185

2.13%

 

51477

1.26%


1420000

59.90%

合計

196769

100.00%

 

4057284

99.69%

 

48336000

 


  この資料の基本的問題は、前回の衆議院選挙と比較せず、参議院選挙と比較していることだ。なぜなら共産党はこの参議院選挙で地獄を見ている。誰かが「再起不能まで叩きのめされた選挙だ」と語っていた最悪の選挙結果である。

 この最悪の結果と比較し、今回の選挙戦で掲げた目標650万票と18議席を忘れさせ、この参議院選挙より良いのだから、勝ったのだとまたもや党員を騙す作戦に出ている。(この点については、今回は触れず、この資料の具体的数字の誤りについてのみ触れたい。)

1.まずこの資料1の左上「高槻・島本」の欄を見てください。

 高槻市委員会作成の資料では、共産党10年比(参議院比)85.10%となっている。

  ★正解は90.95%である

  高槻市委員会が作成した資料の数値は(85.10%)は正しいか、最悪だった参議院選挙の85.10%しか共産党は得票出来ていない。一体どうなっているのか、この疑問が沸かないところに現在の共産党の馬鹿さ加減がある。こんなには負けていないのだ、明らかに計算間違いだ。(引用した資料が間違っている?)

 資料2に私が計算し直した資料を載せたが、90.95%票している。高槻市委員会の作成した資料は、引用した資料(数字)を出さずに「%」を出しているのでよくわからないが、この縦筋の計算(他の政党の分)もすべて間違っている。(注1)

注1:私の計算した資料2は

     @島本の10年参議院選挙の獲得数値が把握できなかったので、高槻市の10年参議院獲得数と今回選挙の     高槻市の数値で比較している。(比率は島本を外しているがほぼ同数が出るはずである。)

   A社民党の高槻市での獲得数値が把握できていないので、社民党の数字だけは、高槻・島本合算の数値を     利用している。(つまり資料1=高槻市委員会の使った数値をそのまま利用している。)

資料2:私が作り直した資料
        赤は大きな間違い、黄色は少しだけ間違い 
        10年参議院選挙の数値を追加した。(水色の部分) 

比例区

高槻・島本@

大阪府A


得票数

10年参議院

10年比

得票数

10年参議院

10年比




 

 

 

 

 

 

 

 

 




共産党

12435

6.89%

13673

90.95%

314840

7.76%

359722

87.52%




自民党

37896

21.00%

30758

123.21%

852061

21.00%

739214

115.27%




公明党

19715

10.92%

23556

83.69%

590344

14.55%

698438

84.52%




民主党

25246

13.99%

53598

47.10%

375593

9.26%

1113187

33.74%




維新の会

62808

34.80%

 

 

1462093

36.04%

 

 




みんなの党

10557

5.85%

24592

42.93%

238050

5.87%

549028

43.36%




未来の党

7654

4.24%

 

 

172826

4.26%

 

 




社民党

4185

2.32%

10327

40.52%

51477

1.27%

120962

42.56%




合計

180496

100.00%

156504

 

4057284

100.00%

 

 






比例区

全国B

得票数

10年参院 

10年比

 

 

 

 

共産党

3689159

3563357

103.53%

自民党

16620000

14071671

118.11%

公明党

7110000

7639432

93.07%

民主党

9620000

18450140

52.14%

維新の会

1226000

 

 

みんなの党

5240000

7943650

65.96%

未来の党

3420000

 

 

社民党

1420000

2242736

63.32%

合計

48345159

 

 



2.次に、「大阪府」の欄を見てください。

  高槻市委員会作成の資料では共産党の「10年比」は83.60%になっている。

  ★これも正解は87.52%である。

  そのほかこの縦筋の数字もすべて間違っているが、この筋ではもう一つ大きな誤りがあり。「みんなの党」の得票率が、10年参議院比188.00%になっている。これがおかしいと思わない者は政治の素人である。みんなの党は維新との棲み分けが不調に終わり、前回参議院選挙より票を減らすことは選挙に携わる者の常識である。こんな数字が出ても間違いに気づかない、サラリーマンなら即クビだ。(正解は43.36%)センスが全くない。さらに大阪府下の集計では社民党欄の計算数値が抜け落ちている。

 さらに「率」の縦筋であるが、すべて足しても、100%にならず99.69%である。この間違いは足せばわかる。こんな常識すらない。(それよりも驚くのは表計算ソフトを利用していないことだ。)

3.最後に「全国」の欄を見てください。

 高槻市委員会作成の資料では、共産党の「10年比」は、100.50%になっている。 

   ★これも正解は103.53%である。

  最後の全国の集計があるが、この数字もみんな間違っている。共産党がこの表で演出したかったのは、10年参議院選挙よりも前進している、再起への足がかりを掴んだという筋書きだ。この資料を作った人はこの方針を理解せず、最後の行もなぜか10年参議院比100.5%という数字にしている。最後の数字は100.5%でなく、103.53%である。この「3.53%」こそが、共産党の宝であり、今回の選挙も勝ったという材料に使える唯一の証である。

  この資料を作った人は赤旗(12月18日付け)の幹部会声明を読んでいない。赤旗の幹部会声明は、「2010年の参議院選挙が356万票であり、今回は比例代表で369万票に得票・得票率共をわずかですが前進させました。」と書いている。高槻の作成した表は368万(1万票減)にしているが、幹部会声明は369万票である。そこで正確な数字を調べたら、獲得票数は3689159票である。バカ正直にも程がある9159票もあれば、切り上げして、369万票と勘定した中央の方が正しいであろう。政治的センスが全くない。

 「3.53%」前進という語れるものがありながら(ほとんど詐欺的だが=本来は目標とのかかわりで総括すべき、これをやらない限り前進はない。)、それをも見逃す間抜けさは、何のために最悪の選挙と比較したのかその意義すら分かっていない。

 党中央に言いたい、これでも赤旗拡大が最大の課題ですか、そうではなく政治的力量のなさが、党を衰退させている。この現実が当中央に見えないのなら、共産党の未来は全くない。

 何しろ高槻市の共産党の間抜けさは、もう手がつけられない。

資料:高槻・島本民報 2012年12月21日

PS:この件について共産党の高槻市委員会に電話した。すべての数字が間違っている。この数字をだした根拠
     を教えてほしいと。対応された女性の感じは良かったが、その後の連絡はなかった。

追加資料(2012年12月27日)  
  ★今回の選挙を前回の衆議院選挙と比較して見た。

 
 上段が大阪全体、下段が大阪10区、辻元、松浪がいる選挙区である。辻元は前回は社民党(今回は民主党)から、松浪は今回は維新(前回は自民党)
 この表から分かるのは、共産党は前回衆議院比7割以下しか獲得していない。(この表は、恥ずかしくて出せない。だから参議院選挙の票数と比較している) 備考欄は負け頭は誰かの順位である。民主党は完全に敗北している。社民党も辻元を失い没落している。共産党は負けっぷりは3位だが相当深刻な数字だ。

 なお大阪ダブル選挙の梅田章二氏の得票は、357159である。


12年衆議院選挙比例代表(大阪分)


政党名

今回の選挙

得票率

前回の選挙

得票率

票数の差

前回比

備考

共産党

314840

7.76%

468144

10.51%

153304

67.25%

3位

自民党

852061

21.00%

994098

22.32%

142037

85.71%


民主党

375593

9.26%

1931431

43.36%

1555838

19.45%

1位

維新の会

1462093

36.04%

 

 

1462093

 

 

公明党

590344

14.55%

704839

15.82%

114495

83.76%

 

みんなの党

238050

5.87%

205421

4.61%

32629

115.88%

 

未来の党

172826

4.26%

0

 

172826

 

 

社民党

51477

1.27%

150663

3.38%

99186

34.17%

2位

国民新党

0

0.00%

 

 

0

 

 

 合計

4057284

100.00%

4454596

100.00%

 

 

 

第10

選挙区

政党名

今回の選挙

得票率

前回の選挙

得票率

票数の差

前回比

備考

共産党

13738

6.98%

19672

9.66%

5934

69.84%

3位

自民党

41682

21.18%

47502

23.32%

5820

87.75%


民主党

27705

14.08%

92904

45.60%

65199

29.82%

1位

維新の会

68379

34.75%

0

 

68379

;

 

公明党

20907

10.63%

24469

12.01%

3562

85.44%

 

みんなの党

11676

5.93%

9175

4.50%

2501

127.26%

 

未来の党

8497

4.32%

0

 

8497

 

 

社民党

4185

2.13%

10000

4.91%

5815

41.85%

2位

国民新党

0

0.00%

0

0.00%

0

 

 

 合計

196769

100.00%

203722

100.00%