赤旗記者はヒラメ党員の巣窟か?



令和3(2021)年11月6日


 本日付け赤旗(11月5日)の赤旗記事にとんでもない記事を見つけた。昨日も指摘したが共産党は総選挙の争点は4つと定めたが、その争点が大失敗だ。その失敗を隠すために赤旗は一生懸命、「ジェンダーフリー」と「気候危機」の記事を書いている。その典型的な記事が今日の赤旗に載っているのを発見した。

 まず4つの争点が何だったか再確認しておきたい。
1.新自由主義を終わらせ、命・暮らし最優先の政治
2.気候危機を打開する「2030作戦」
3.ジェンダー平等の日本
4.憲法9条を生かした平和外交
 を掲げました。この4つの争点に私はビックリしましたが、多くの国民も意味が分からなかったと思います
 一般的に政権選挙というのは、与党と野党が戦い、野党は与党の政策に対抗して戦うのが原則だと私は思っています。つまり争点は国のあり方を問われるものだと思っています。
 与党側の政策が国民の要求に応えていない、こうすればもっと日本は良い国になると戦うのが選挙だと思います。
 この4点は政府与党と切り結んでいますか?共産党の独り相撲の政策になっています。4つの争点の内の1,4は、従来から与党と野党の争点ですが、2と3は今回急に生み出された争点です。なぜこれが選挙戦の重要な争点になるのか、私には全く理解できません。
 選挙戦の敗北の最大の理由は、この争点を間違ったことです。
 
 ここまでは昨日のおさらいですが、赤旗はこの争点の失敗を隠蔽に走っています。これもすでに昨日指摘しましたが、今日の赤旗新聞を見て、共産党の姑息さを白状するとんでもない記事を見つけました。
その前に確認ですが、今日の赤旗一面の記事は、「脱石炭へ世界加速」です。COP26の記事を最優先しています。毎日新聞を見ましたが一面のどこにもCOP26の記事は載っていません。これだけでも赤旗の記事の異常さが分かりますが、赤旗8面【党活動】にとんでもない記事が載っています。
 この記事は今回の選挙戦をどう戦ったか、全国の共産党の地区からの報告を載せたものです。その中に京都市右京区の市会議員の活躍が報告されています。ところがこの記事にはとんでもないおかしな所があります。この記事は京都で作成され、中央で手を加えたのではという疑問がある記事に仕上がっています。
何がおかしいのか?記事と写真があるのですが、記事と写真が全くかみ合っていません。おそらく京都から送られた記事を加工したのではないかと思われます。
 写真は何を語っているのか。写真は市会議員がマイクを持って聴衆に訴えかけている姿がメインです。この方の言葉は聞き取れません。しかし写真にはのぼりや横断幕も映っています。それぞれすべてが映っていませんが、拾い上げると「(消)費税減税を」「経済の再建へ」「自助・・・?!以下読み取れず。」「くらしを守る政治へ」という文言が拾えます。おそらくこの市議は「くらしを守る政治」(争点の1)に力を入れて話されていたと想定されます。
ところがこの記事は「気候危機の打開へ全力」という大きな見出しを掲げ、記事も「ジェンダーフリー」と「気候危機を打開する日本共産党の2030戦略」を紹介しました。という記事を書いています。写真と記事が全く一致しません。なぜこんな現象を起こしているのでしょうか、おそらく京都の地区は、暮らしを守る政治を語ったことを書いた原稿を党中央に揚げたと思います。赤旗新聞の職員が党中央が力を入れているのは、「気候危機」と「ジェンダー」だと察知し、この内容変えたのではないかという疑問がわきます。
 市会議員は地域に密着しており、おそらく命を守る政治に力を入れて演説したと思います。京都の記者もその記事を書き、それにふさわしい写真を選んだと思います。
 党中央の赤旗記者は、小賢しく中央のトップの発言は「気候危機」と「ジェンダーフリー」だと思い、記事をすり替えたのではと推測します。
 もし、何も手を入れていないのであれば、京都の記者は相当間抜けです。写真と原稿が全く違う記事を書いても違和感すら感じない間抜けです。そんな奴に広報活動を任していたのでは国民の心を捉えることはできません。


写真と記事の不一致その原因は??? しんぶん赤旗8面【党活動】市会議員活動報告