相変わらずひどい高槻市会議員団「市政資料」

            これが、どうして共産党の発行物なのか?


 高槻市共産党市会議員団の市政資料については、すでに何回も取り上げていますが、その内容のひどさは、共産党の政治水準の劣化を物語っています。すでに他党派や無所属議員発行のビラと比べても完全に見劣りします。(参照:日本共産党高槻市会議員団の馬鹿さ加減を暴露する)

 何がひどいのか

  1.共産党の名を出しながら、市の広報紙に成り下がっている。

  2.理論性が全くなく、市からもらった情報を貼り付けているだけである。

  3.常に主語・述語が定かでなく、また結果が示されていない。 

 最新号をこの視点で見ていきますと、

  1.6月市議会 障害者の駐車場割引拡大、遊休農地の解消

    北地区図書館、学校耐震化の工事契約など 

     ・・・これは、全く市の広報

  2.6月議会に提出した意見書

     ◇生活保護の改悪に反対

     ◇介護保険制度の改善を

    ・・・・これは、共産党が単独で提出した意見書か、超党派でなされたものか良くわからない。なぜ原発問題
       や消費税問題が無いのかもわからない。結果もわからない。(これから審議?)

  3.政務調査費報告(2011年分)

     主な支出は、「市政資料」の作成費用と見られるが、これにそれだけの内容があるか疑問である。また政
    務調査費一人当たり77万円を全て会派で集め、処理しているのは共産党だけである。この良し悪しの検討が
     必要である。(議員個人の活動が疎かになっていないか)

   4.小水力発電(山形県都留市)と住民主体のまちづくり(鎌倉市)を視察しました(5月22日・23日)

     ・・・小水力発電は、「高槻市も可能か」との関連で述べるべき

     ・・・「鎌倉市のような条例が必要です。」ではなく、「共産党議員団として実現に取り組みます。」

    と締めくくるべき。

  5.保育所建設で待機児童が減少

      この記事が一番問題であり、何を主張しているのか全くわからない。

      この記事では「高槻市の保育所開所・増員数・待機児童の推移」という図表があります。この図表では、
     2009年の待機児童が78名、2012年度の待機児童が70名と読めます。

      見出しは、「保育所建設で待機児童が減少」と書いていますが、この図表が正しければ、2009年度と比較
     して「8名」の減少でしかありません。

       しかし記事を読むと「市の保育計画では、今年度当初で待機児童を5人まで減らし、2014年度にはなくす
        計画です。」と書かれています。本文と図表の関係が全く読み取れません。

        増設保育所もその多くは民間の保育所と読み取れます。公的保育所と民間の仕分けも必要です。さらに
        は、対象児童の推移と併せて説明すべきです。そうでないと、どんどん建てているのに待機児童数が減らな
        い理由がわかりません(2012年度70名0R 5名?)

        役所からもらった資料を何も考えずに貼り付けているだけで、この記事で正しい情報を伝えるという努力
        のあとが全く見えません。こんな記事のために政務調査費を使うのは全くの無駄です。

 以上、いつ見ても共産党市会議員団の「市政資料」は、共産党の政治水準の低さを表明しているだけで、これで支持拡大はできないと思われる。