新版　第一回投稿批判

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　谷川Ｈさんの投稿については、必要なことについてはその都度回答しましたが、谷川Ｈ氏の投稿内容があまりにも常軌を逸していたため、回答せず保留していた部分があります。　
　三回の投稿をいただき、谷川Ｈ氏の主張が一定見えてきたので、改めて三回の投稿に対する回答を行います。これらは「『新版』第一回の投稿批判」というような名前を付け、前の回答と区別します。

「議論のすり替えと欺瞞に満ちた投稿」誠実さのかけらもない！

　谷川Ｈ氏の主張の分析から始めます。彼の投稿は現在まで３回ありますが、その投稿の内容は同じように見えて微妙に違います。谷川氏は自分の立ち位置をずらしながら、私を批判して翻弄しています。（言い方を変えれば遊んでいます。）
　それでは谷川Ｈ氏の「投稿」なる物がいかなるものか分析していきます。
なお、いか谷川Ｈ氏の投稿を三回に渡って批判しますが、彼の投稿文書を「●」で表し、私のコメント（批判）を「▼」で表します。

【一回目の投稿文書と私のコメント】

●自分の立ち位置（学生時代）・・・「良心的な革新無党派」であったことを表明

私は昔より政治では革新無党派、若いころは活動を通して社青同向坂派・太田派、民青同盟員の彼らたちと等距離で付き合っていました。社共が分断されていく辺りになると仕事漬けとなり政治は脇目で眺める生活となりました、いまは完全退職し毎日が日曜日お金はないが時間はたっぷり。今の日本はあまりの政治荒廃、改憲が取りざたされる社会の曲がり角にある、そんな問題意識でネット探訪もしていましたら当ブログも一見、そんな通りすがりの者ですが一筆献上します。

▼谷川Ｈ氏は、あたかも良心的革新無党派を装っています。（これが「ウソ」だということが後の発言で分かります。）

●勝手に「矛盾」を作り出している。
　ブログ主には大変失礼なタイトルを書きましたが、それが記事にふれた率直な感想です。「日本共産党最近おかしくないですか」ＨＰ主旨説明「当ホームページは、共産党の現在の問題点を指摘し、その克服を・・」とあります。しかし、その説明には根本的に相対立する次の二つの内容が混、矛盾が現れていました。

Ａ、批判する「基本視点は、マルクス・レーニン主義からの逸脱（国家権力と戦うことを忘れたという意味で）」
Ｂ、「あくまで共産党の躍進の課題という視点から」

▼私が書いたこのホームページの特徴、反共的な立場からの批判でなく、日常の活動すべてに当たってマルクス・レーニン主義の立場からしっかり点検して活動することが大切だとの視点を谷川Ｈ氏は、ＡとＢに分けて、ＡとＢは矛盾するという論理を勝手にスジ立てて、独走し、とんでもない議論に発展させている。その手法は常識では考えられない手法である。

　一般的に批判という言葉は、相手をやつけるための批判もあるが、相手を立ち直させるための批判もある。これは社会的常識である。例えば親が子どもを批判する場合は、子どもの成長を願って批判するのであって、子どもを傷つけるために批判しているのでない。
　この社会的常識の確認がまず大切である

▼私の主張を曲解し、自分でこね回し、勝手に結論を見出している
　次に貴方の議論のおかしいところは、共産党が国家権力と戦うことを前面に掲げて戦う活動姿勢から、どちらかというと国民の中にある様々な矛盾の解決を大切にし、（国家権力と戦うことでその矛盾が解決するという道筋を明らかにして戦うのでなく）、敵を明確にしない闘争に矮小化している危険性を指摘したことを捉え、共産党がどんどん堕落して『似非社会主義政党』になったと勝手に決めつけていることです。
　この結論は貴方が勝手に作り上げた結論です・・・貴方は第二回目の投稿では私（谷川Ｈ氏）は共産党批判などしたことはないと白を切っていますが、共産党を『似非社会主義政党』と定義付けたのは貴方ですよ。

★「貴方の理屈は非論理的で、批判するにも疲れますが以下のようなロジックを使っている
●以下谷川Ｈ氏の文書
１．「日本共産党は『革命闘争を忘れ』たということではないでしょう。」と書き、その次にその証拠に、日本共産党は「共産党」の看板をつけたままで外しません、不破哲三も科学的社会主義研究所所長の名前で講演をしている通りです。それ故、その「逸脱」事象を「忘れた」と記述しているブログ主の認識表現は不正確です。肝心なことは、その「逸脱」事象の性質についてキチンと吟味する必要があるのです。

▼この文書にこそ、貴方の思考の限界と欺瞞性がある。
　まず貴方は、共産党は「忘れた」というのは誤りだと断定された。そこまで読むと私の発言「忘れた」は誹謗中傷で、共産党の権威を傷つけたと私を批判し貴方は共産党擁護に回ったと読めます。しかもここでも偽造を行っている。
　私は「国家権力と戦うという視点が弱い」ということを「忘れた」と表現したが、貴方は「日本共産党は『革命闘争を忘れた』とすり替えられ、批判している。（視点が弱いと革命を放棄したでは全く違う。すり替え議論だ！）
　さらに貴方は「忘れた」のではなく、「逸脱」したのだと私の立てた前提条件を一方的に変えられている。（批判のトーンを上げられている。）ということは「逸脱」という視点からの批判はすべて貴方の批判になる。（この確認が必要です。認めますか？）注１

★すり替えた「逸脱」という視点から貴方はどのような結論を編み出したのか？

●「その『逸脱』は、一時的な健忘症的な『逸脱』、それとも確信的意思による『逸脱』であるのかについてです、繰り返しながら整理しますと、『国家権力と戦うことを忘れた』共産党とは、『階級闘争を忘れた』『革命闘争を忘れた』共産党と書けますが、その場合『忘れた』のではなく明確な意思に基づき『放棄した』共産党と評価することが妥当です。そうした状態のことを一般的には“共産党は路線転換して『変質』した”“共産党は既成政党になった”などと言います。そうなると、社会主義運動の側からは、日本共産党は革命運動における『日和見主義集団』とか、時に『裏切者』の烙印も押されることにもなるでしょう。」（谷川Ｈ氏の投稿）

▼貴方のやったことは詐欺的議論で、私が主張した「忘れた」と言う言葉を、勝手にバージョンアップし「逸脱」という言葉に変え、まさにあなた自身が「逸脱」して何ら論証もなしに、いつの間にか共産党を『裏切者』に仕立て上げたのです。
議論が粗雑というような段階でなく、まさに詐欺的手法のすり替え論議です。しかも貴方の品性が一番疑われるのは、これが私（エガリテ）の主張であり、自分が出した結論ではないと逃げ回る姿勢です。（私（谷川Ｈ）は共産党を批判したことは一切ない。この言葉はどの口から発せられるのですか？）
　さらに重要なことは私のＨＰを見て共産党の批判を始めたのではなく彼は「私たちの青年時代はこの種の話で盛り 上がったものです。」（注２）と自分に政治思想を暴露してしまっている。

注１：私の言った「忘れた」の意味は、「国家権力との戦いを前面に出して戦うこ
　　とが重要」という視点で、私なりに問題と思う事例に対して、共産党の注文を
　　付けています。例えば【3.11】後の選挙では「原発再稼働反対で戦うべき」で
　　あった。大阪ダブル選挙の「安全・安心・やさしい大阪」には階級的視点がな
　　い。「労働者階級の戦いの大切さが軽んじられている。」等具体的な表れに対
　　して、こうあるべきだと問題提起を繰り返しています。
　　
注２：「この種の話」は「日本共産党は革命運動における「日和見主義政党」と
　　か、時に「裏切者」という話を指します。（彼は学生時代から良心的な革新無
　　党派ではないことを暴露しています。・・・第一回の投稿の書き出し部分は
　　「ウソ」だったのです。）　

●Ａの「基本視点」にみる結論―――「国家権力と戦うことを忘れた」日本共産党は、「共産党」を名乗ってはいるが階級闘争を放棄した『似非社会主義政党』である。

▼この言葉は貴方の投稿で貴方が出した結論ですよ！
　この確認をシッカリしてください。

さらにこの後に
●「国家権力と戦うことを忘れた」集団の仲間入りしているといことになり、当ブログはＡの「基本視点」により批判対象となる運命となります。

▼上記文書で「忘れた」は不正確であり「逸脱」が正しいとして、その結果「日本共産党は、「共産党」を名乗ってはいるが階級闘争を放棄した『似非社会主義政党』である。」と一方的に勝手に結論付け、返す刀で「国家権力と戦うことを忘れた」と私が書いたことが『裏切り者集団の仲間になり批判対象になる』運命という結論につながるのか、彼の論理は全く理解できない。
　貴方が言われたのはＡとＢの論理矛盾の証明であったはずなのに、いつの間にか私が「似非社会主義政党」の仲間になるのか全く分からない。
　ここで確認しておかねばならないことがあります。日本共産党を『似非社会主義政党』と呼ばれているのは貴方ですよ。その認定が正しいということがどこで立証されたのですか？
　私の書いた主張を勝手にすり替え貴方が得た結論でしょう？この貴方の勝手な思い込みを支持する人はいるのですか？その辺を証明せず議論をどんどん発展させていくのは独りよがりも良いとこです。（まさに一人相撲です）
　また「私が、批判対象となる」は「誰が私を批判するのですか？」しかもマルク主義を語られるあなたが「運命になる」というような表現をされることに違和感を禁じ得ない。
　多くの国民大衆に私のブログが批判されていく運命だと貴方は未来を見通して語っているのですか？預言者のような発言は馬鹿げています。

●問題の本質―――「共産党」の名を語り共産主義を説く似非社会主義政党の問題。当ブログの立ち位置の矛盾は、この『似非社会主義政党』の見方について整理されていない点から起こっています。
　
　『似非社会主義政党』の大きな特徴の一つは、社会主義・共産主義の名を用いて実際は社会主義革命運動の理論の核心を骨抜きにする有害な役割を演じると言われてきました。そのような集団の「あくまで・・躍進の課題」を論ずるなど愚行でしかありません。そのために、具体的事例をあげてみましょう。

▼この文書で明らかなことは、あなたが日本共産党を『似非社会主義政党』と位置付けたことが正しいのか否かにすべてがかかっており、この前提が崩れれば、私のブログに何ら矛盾は発生しないのです。
　貴方は、日本共産党が『似社会主義政党』だということを、何ら説明されていません。（唯一学生時代その議論で盛り上がったと言っています。）貴方の卑怯な所は、日本共産党は『似社会主義政党』だと自分の主張で語らず、あたかも私のブログの「忘れた」を「逸脱」と勝手に読み替え、「逸脱」なら「明確な意思に基づき『放棄した』共産党と評価することが妥当です。」と論議を発展させ、さらには、それは「日本共産党は革命運動における『日和見主義集団』とか、時に『裏切者』の烙印も押されている」と結論づけているところにあります。しかももこの『裏切者』を私が言っているように見せかけ、自分がそう判断している事を隠しているのです。（自分の発言に責任を取らない）
　
　この投稿者の一番質が悪いところは、�@自分の政治的立ち位置を明確にしない、さらには�A書いている内容は自分の意見だということを曖昧にする。�B発言に責任を持たない無責任なところです。
　先にも言いましたが、第一回投稿に対して私が「共産党憎し」の立場で書いていると批判した際、谷川Ｈ氏は「私は、共産党批判はしていません」と白々しい回答をしている。これ以上醜い共産党批判を私は見たことがありませんが、彼にとっては、共産党批判ではないらしいです。
　「こんな不真面目な方が討論の相手になりますか？」と声を大にして主張したい！

●―――現在の中国、似非社会主義・中国共産党

▼この後中国共産党の批判をします。これは日本共産党に対する批判に被せるためです。これは私も批判的なので省略します。

●この後日本の現状を書いています。
▼これには異論はないですが、この文書の中にも以下の文書が出てきます。
　この激烈な階級闘争において、「国家権力と戦うことを忘れた」共産党ということですから武装解除して横道に逃亡した党ということす。（明らかに共産党を批判しています。）

●さらに重要な記述があります
　「修正資本主義の潮流」とありますが、現日本共産党が修正資本主義の潮流の代表事例の一つでしょう？不破哲三がヨーロッパのネオ・マルクス主義に染まったという評価をみましたが、どうもそれが正解のようです。（これは谷川Ｈ氏の判断）実際やっていることは民進党、社民党、生活の党とほとんど変わりません。天皇制擁護勢力になったのには私は（谷川Ｈ）もう口あんぐりでした。（これも谷川Ｈ氏の主張）
　「革新統一」の言葉が書いてありましたが、現在の日本共産党の方針からはその用語は使われていませんね。調べて驚きましたが、かつての「革新三目標」も「共同三目標」とかに変更されています。「革新」とは、保守勢力に対決する革新勢力の結集基準を表した用語でしたがそれが消えている。最近の青年の皆さん方は「革新」という言葉を知っているのでしょうかと、今回思った次第で驚きでした。（これも谷川Ｈ氏の感想）

▼明らかに共産党を攻撃しています。（共産党批判は一切していないはずなのですが・・・）
　それと彼の投稿のおかしさは、投稿の度に自分の立ち位置を変え、共産党に対する評価も変えています。

　参考に、第三回目の投稿で、谷川H氏は日本共産党の評価を１８０度転換し、革命政党として筋の通った戦いをしていると評価しています。以下引用します。
　
しかしハッキリしていることは、
　「国家権力と戦うことを忘れた」日本共産党と表現する当ブログ主の「忘れた」とする記述は間違いです。
　「忘れた」のではないでしょう。その党は「日本共産党」を名乗り、社会主義を目指すと言い、今も最高幹部の一人である不破哲三が「党科学的社会主義研究所所長」を名乗っている通り、彼らは「忘れた」のだとする当ブログ主の見解は明白な間違いです。彼らは自信と確信を表明してその態度をとっています。
　私は今回の投稿に当たって少し調べてみましたが、日本共産党は最近も「党綱領の生命力」を堂々宣伝しています。彼らは彼らの路線に確信をもって運動しており「忘れた」状態などでは全くありません。
　かりに、日本共産党本部に対して“貴方たちは今や国家権力とたたかうことを忘れた政党である”と言ってみなさい、必ず猛反撃されるはずです。だから「忘れた」とする当ブログ主の認識は、完全なる誤りです。

　この谷川Hの論理の粗雑さ卑劣さを表しています。「日本共産党は、そうなると社会主義運動の側からは、日本共産党は革命運動における『日和見主義集団』とか、時に『裏切者』の烙印も押されることにもなるでしょう。 私たちの青年時代はこの種の話で盛り 上がったものです。」（第一回投稿）

　彼は学生時代から、日本共産党は革命運動における「裏切者」と議論していたと言いながら第三回投稿では一転前言を翻し、共産党は立派な社会主義政党だと持ち上げます。その根拠が、
◇不破哲三が「党科学的社会主義研究所所長」を名乗っている
◇日本共産党は最近も「党綱領の生命力」を堂々宣伝しています。
◇“貴方たちは今や国家権力とたたかうことを忘れた政党である”と言ってみなさい、必ず猛反撃されるはずです。
　こんなことが、証明になりますか、全く馬鹿げています。こんな論理では、「金 正恩（キム・ジョンウン）が社会主義と言っているから、北朝鮮は社会主義国だ」と言っているのと同じです。何ら証明になっていません、
　貴方は共産党が『似非社会主義政党』だと位置づけたときも議論にならない理屈でしたが、今回１８０度評価を変えた際も、全く議論にもならない論理です。

　さらに重要なのは、第一回の投稿では私の「忘れた」という言葉尻を捉え、共産党は『似非社会主義団政党』あり『裏切り者集団』と認定し、その共産党の躍進を願うのは論理矛盾だと私を批判した谷川Ｈ氏が、第三回投稿では、「だから『忘れた』とする当ブログ主の認識は、完全なる誤りです。」として、共産党の健全性を認めています。それどころか私に「共産党の隊列に戻れ」とアドバイスまでくれています。

　私は上記記述で「あなたが日本共産党を『似非社会主義政党』と位置付けたことが正しいのか否かにすべてがかかっており、この前提が崩れれば、私のブログに何ら矛盾は発生しないのです。」と書いていましたが、貴方は『似非社会主義政党』という自らの主張を取り下げました。（議論の前提条件が崩れたのです。）
　彼のこの間の「主張」は一体何だったのでしょうか？単に年寄りの暇つぶしでしかなかったのかと思います。（三回目の結論を先に出して申し訳ないです。ただ、三回目の投稿に対しては全く違った視点から批判しています。）

★さらに現在の自分の政治的立ち位置を白状している。
●昨年の安保法制デモで、社青同でバリバリの活動家だった親しくしていた知人と数十年ぶりに再会し盛り上がった、社会党解散後彼は新社会党で活動してきたという、彼曰く、十年以上前に衆参両院で憲法調査会が設置された頃これは大変なことになると共産党本部に「改憲阻止」共闘協議の申し入れを行ったが共産党は屁理屈で応じなかった、不破哲三やと志位とか連中の「統一戦線」なんて口先だけで実際は民主党に色目を使っていたのだ、今を見てみろ、共産党も市民団体の後塵拝するありさまじゃないか、と辛らつ批判だったが、当然ですね。（これは明らかに谷川Ｈ氏の言葉）

▼一回目の投稿の最初の文書は、革新統一戦線を願う無党派革新の立場でしたが、最後の〆は共産党批判で終えています。社。共に対する等距離は「ウソ」で明らかに「社青同」に旗を上げています。

★最後のこの投稿の基本的な主張を書いています。
●当ブログの「基本視点」に基づく、スタンスの再構築が求められているのではないでしょうか。
▼最後まで自分の思い込みで書いています。
　　先に書いてしまいましたが、三回目の投稿では全く違ったことを書いています。

次回第二回の投稿を批判します。