赤旗の間抜けさは、「福島・早生モモの出荷始まる」でも


 

  赤旗は、恐らく震災による風評被害に悩む福島の農家の方を支援するつもりでこの記事を書いたと思われる。しかし、その見出しは「放射性セシウム」、「「検出せず」ほとんど」という記事を書いている。

  この記事を読んだ読者の方は、これで安心だ、福島のモモを買おうという気に本当になるであろうか。この「ほとんど」という曖昧な表現が我々に恐怖を与えることが赤旗には分かっていない。

 記事の最後に詳しくはホームページをと書いてあったので、見てみると、赤旗の間抜けさが浮き彫りになる。

  モモのモリタリング検査は897検体で行われ、893個が検査限界地を超えていないことが確認され、4個がわずか上回った。

   しかし、この説明には、JA新ふくしまでは、出荷流通する農作物において出荷者全員の品目別の集荷前検査を実施し、食品中の基準値を超えていないことを確認してから出荷を開始しています。と書かれている。

  この新ふくしまの安全への取組の決意(安全なものしか出荷しない)を読者に伝えない限り、安心感は生まれない。「ほとんど大丈夫」という表現で、消費者の不安感が取り除かれると思っているのか、そのセンスを疑う。

  それとも共産党が瓦礫処分の受け入れ反対の姿勢から類推すると、「ほとんど」安全だが、買うか買わないかは(被害に当たるか当たらないかは運しだい・・ロシアンルーレットだ)、消費者の判断だという姿勢なのか、その見識を疑う。