スカイマーク後日談(赤ちゃんの泣き声)


 

 昨日(25日)の報道番組「Mr.サンデー」で「赤ちゃんの泣き声の面白い報道をしていた。」まずアメリカのバスの話が実際の映像で流された。あるバスに赤ちゃんずれで乗ったお母さんがいたが、赤ちゃんが泣きやまずバスの運転手(女性が)その母親に対して、「あなたが降りない限り、このバスは発車できない」と強制的に、お母さんをバスから降ろした。その場面でこの映像は切られ、次に日本であった話(30年前)の再現ドラマが放映された。


 あるバスが走っていたが、お客がだんだん満員になり、車内の空気が淀み、息苦しくなる中で赤ちゃんが泣きだした。どうしても赤ちゃんが泣きやまず、ある停留所でお母さんは降りることを決断し、満員の乗客をかき分け、降りようとした。その時運転手が、「あなたの本来の目的地はここですか」と聞いた。お母さんは、「いえ駅まで乗りたかったのですが、あまりのも赤ちゃんが泣くので、ここでおります」と答えた。駅まではまだ相当あり、お母さんの大変さを考えた運転手は、乗客に呼びかけた。「このお母さんをここで降ろさずに、駅まで乗っていただこうと思うが、どうですか」とお客さんに問いかけた。お客さんは一瞬凍りついたが、ある一人の人が拍手すると、みんなが拍手しだし、無事お母さんを駅まで送り届けたという話であった。

  この時点で、アメリカと日本の民度は違う、やはり日本人は素晴らしいなと思ってテレビを見ていたが、この映像を挟んで、アメリカの映像の続きが出た。そうすると追い出されたお母さんに続いて、ある青年が降りた。私は、この青年はどのようにしてこのお母さんを助けるのだろうと思ったが、映像は、そうではなくこの青年に続いて次々と車両を降りる乗客を映しだした。そして、乗客は、最後の一人まですべてバスから降りてしまった。

 このアメリカの国民の素晴らしさにも感動した。

 私は「赤ちゃんの泣き声」について、スカイマークと共産党でこの問題で共産党の政策を批判したことがある。少し長くなるが引用すると

赤旗(6月7日付)は、スカイマークの機内に備え付ける文書「サービスコンセプト」の内容に問題があると報道しています。その内容は「機内での苦情を一切受け付けません」(不満がある場合は同社の相談センターか、各自治体が設けている「消費者センター」に連絡するよう呼びかけています)としているものです。

 「サービスコンセプト」には旅客輸送するための新しい形態として他に「丁寧な言葉使いを当社客室乗務員に義務付けておりません」、「幼児の泣き声に関する苦情は一切受け付けません」などを掲げているそうです。(赤旗記事より)

 私はこの赤旗記事に対して以下の疑問を呈した。

 スカイマークが拒絶したサービス「丁寧な言葉を使いません」、「幼児の鳴き声に対する苦情は聞かない」この姿勢にどこに問題があるのですか。幼児が何時泣き出すかは誰にもわからず、抱いておられるお母さんは一生懸命あやしておられると思います。それをほほえましく見ることができない人こそ問題です。(このような馬鹿げた苦情に対応する必要はありません。)また、必要以上の丁寧な言葉使いなど必要ありません。話しが通じればよいのです。(自分は「お客だ、俺の言うことを聞け」見たいな人に媚びて対応する必要はありません)

  スカイマークは旅客の運行に必要なサービスと、過剰サービスに線引きをして。効率的運用を図ろうとしていると思います。この方が客室乗務員にとってもいらんストレスがたまらないと思います。

 この「赤ちゃんの泣き声」に対する私の共産党に対する批判と同じ立場の「Mr.サンデー」の映像による説明はわかりやすく、これこそが常識的な人間の判断だと改めて思った。

 なぜ、赤旗がスカイマークを標的にしたのかは、私にはわからないが、恣意的な批判を行うために、自らの社会的常識のなさを露呈してしまった。

 昔流行った波田陽区さんのギター侍風に言えば「残念」である。