gataro氏の苦悩を見れば、共産党の変質がよくわかる


平成27(2015)年2月1日


 「gataro」あまり聞きなれない名前だが、インターネット上(阿修羅という掲示板)で、赤旗を引用しながら共産党支持の立場から論陣を張って頑張っている。市民権も得てきている。しかし今回の問題で赤旗に引用できる記事がなく、一人で頑張っている。惨めな姿だ。

 まずgataroさんが最近に引用した記事は、東京新聞の「本音のコラム」斎藤美奈子さん(1月28日)のコラムである。ここには鋭い指摘がある。(注1)
 彼は、おそらく「この内容の記事こそ赤旗が取り上げる内容だ。」と思ったと思われる。

Gataro氏必死で志位委員長を擁護(しかし赤旗紙面から語れない・・悲しい現実)

 

 次にgataro氏が引用したツイッター2題
◎ツイッター(1) 2015年1月29日 01:16
 イスラム国を擁護するわけじゃないけれど、安倍首相総理の対応が悪かった。共産党を支持しているわけじゃないけれど、志位氏が新人議員のツイートに苦言を呈したのは、安倍首相総理を批判するなと言う意味じゃないと思う。というように、?なわけじゃないけど、と、いちいち言わなきゃいけないのは面倒臭い。
◎ツイッター(2) 2015年1月29日 18:22
 共産党の志位委員長は、新人議員に「あのような形で」と苦言を呈したと報道された。つまり政府批判のやり方を問題にしている。ツイートで嫌味を書き反発され削除したから。同党は他の場では政府批判している。それを、政府批判してはいけないという意味にすり替え、翼賛だーと非難する人たちがいるな。

このツイッターにgataro氏が食いついた。

「共産党支持というわけではないが、志位氏が新人議員のツイートに苦言を呈したのは、安倍首相総理を批判するなと言う意味ではない。」という表題を掲げ阿修羅に投稿している。中身はこの方のツイッターの発言の紹介だけであり、gataroさんのコメントはない。

 しかしこれに対して鋭いコメントが寄せられている。

 志位がどうのだけではない。gataroは赤旗の紙面を見てみろ。イスラム国の人質が明らかになって以来の。政府批判、安倍首相批判を徹底的に避けているぞ。

 今までは常に「赤旗に真理あり」という形で戦っておられたのに、引用すべき記事がないため、他人のツイッターを引用して反論。Gataroさんもさぞお困りだと思う
 しかし批判者の鋭いコメント、「赤旗の紙面を見てみろ」正にそのとおりである。赤旗はこの問題で安倍首相内閣を一切批判していない。このことに安心し、安倍首相は自衛隊の海外派兵を本気で考え始めている。

注1:誰がテロリストか?
   東京新聞の斎藤美奈子さん(1月28日)の「本音のコラム」には鋭い指摘
  がある。
   まずマスコミがこぞって安倍政権を支持し言論統制を行っている現状を
  嘆き、米国の指導力を望む社説もある(読売22日)私には火に油を注いでい
  るように見える。さらに昨年7月〜8月のイスラエル軍の攻撃によりガザ地区
  では民間人千四百人以上が死亡した。8月オバマ政権が1S1Sの拠点を目
  標にした空爆の踏切、集団的自衛権の行使だと強弁している。これに同意
  する安倍政権が2億ドルは人道支援だといくら説明しても誰も耳を貸すま
  い。・・・・
   「誰がテロリストって?/俺ってか/あんただろう、テロリストって」と
  は、この本が紹介する占領下パレスチナでヒットしたヒップホップの一
  節だ。「テロは非道さ、でも対テロ戦争なら許されるって?」と付け加え
  たいこのコラムこそ今回の問題の本質を突いている。