まちがいだらけの共産党(共産党に二度と花は咲かない) NO.3

     日本共産党の13の大罪・・・国民から完全に見放される日は近い。


NO.2からの続き

5.共産党の最大の武器「反共攻撃だ!」を封印することが必要

 共産党は戦前戦中、侵略戦争に一貫して反対したため、国家権力からの弾圧の対象となり、共産党員であることが非国民と非難された。戦後60数年が経過し、共産党は市会議員や県会議員で多数の議員を有し、国会でも少数政党ではあるが議員を有し、国民にその存在を認められている。

ここに至って開かれた共産党を目指すべきなのに、未だに、批判されたら反共攻撃だと身を屈め、批判者を逆に叩きのめす行動は、民主主義社会に向かない。

批判には謙虚に受け止め、理のないものは丁寧に反論する。これを実行できない限り一人前の政党になれない。

 

 5-1:第一二の大罪:共産党の常套句「反共攻撃だ」で相手を一撃

         ★党幹部に都合の良い言葉・・責任が幹部に絶対及ばない。

一斉地方選挙の際、赤旗一面に相手側候補は、「自衛隊に反対する○○党」と宣伝しているという記事があったが、これが反共攻撃として報道されていた。

   選挙における政党間の戦いは、政策でもって戦うべきであり、例えば共産党が、自民・民主・公明は消費税を上げた張本人と主張して問題があるのであろうか。

自衛隊に反対する共産党といわれたら、共産党は国家間の争いを武力で持って解決する事に反対、憲法の趣旨を守っていると反論すべきである。「反共攻撃だ」は具体的に対応できない自らの思想的水準の低さを覆い隠す言葉になっている。(言論には言論で返せないのは政治的堕落だ!)

  最近のマスコミ等の動きを見ていると、「反共攻撃」というものにはほとんど接することがない。しかし、共産党は選挙で負ければ必ず「反共攻撃」が有ってまけたという。

  これほど馬鹿げた論議は無い。この「反共攻撃で負けた」という思想は、共産党が嫌う解放同盟の「差別論」と非常に似通っている。共産党は解放同盟の「差別論」を徹底して批判してきた。しかし思想的回路は同じである。(「部落にとって部落民にとって不利益なことは、一切差別である。」これを「共産党」と「反共攻撃」に変えれば同じロジックである。)

  一般的社会人は、何か問題が発生した場合、それは己が悪いのか、あるいは努力が足りなかったのか、自己反省を行う。自分が悪いのではないと判って、初めて他者を批判する。(これが)大人の常識である。

  共産党は選挙で負けた場合、その責任は何処にあるのか真摯に議論したことが無い。全ての責任は自己にではなく、他者が悪いのである。「反共攻撃が有って負けた。」あるい「は共産党の政策は正しかったが、国民の理解がすすまなかった。」あるいは「党中央は正しい政策を出したが、末端がそれに応えなかった」など、常に自己(党中央)の総括を放り出し他者に責任を求めている。

  もし、身近にこの様な人がおれば嫌われる典型的な人物だ。「反共攻撃だ」という言葉は「麻薬」である。これさえいっておれば、党内は全て納得させることができ、トップの責任問題に発展しない。しかしこの発言(反共攻撃だ)を続けていると、極めて簡単に事が進むが、自己を省みる努力を怠り、政治的力量がそがれ、政治戦線では生き残れなくなる。それが今の共産党の姿だ。

  外部からの批判に真摯に対応する、その中で政党として鍛えられるのに、相手が悪いと騒いでいる駄々っ子のような戦術であり、自らの組織的力量を殺いでいく思考である。

  現在は権力側も心得たもので、「共産党を殺すのに刃物は要らない、「無視」する事が最大の攻撃だ」と捉えている。目だった攻撃を行わず、無視しているため、共産党自身反共攻撃だという特異なせりふが使えなくなっている。相手は1枚も2枚も上手である。この無視が最近の共産党の衰退をもたらしている。(この「無視」を反共攻撃として戦うか・・・?)

6.「社会主義」への展望を語らない(語れない)。

  共産党は当面民主連合政府を作ることを政治課題として掲げ、将来社会主義社会の樹立を目標としていることをあまり語らない。しかし国民は、共産党は革命政党であり社会主義社会を目指していることは知っている。そうである以上「社会主義社会」とはこういう社会だということを宣伝しない限り、国民大衆は社会主義のイメージがわかず結局共産党支持になかなか結びつかない。

 6-1:第十三の大罪:中国を社会主義と評価するおかしさ!

       ★中国は社会主義の顔をした帝国主義(不破さんの学者としての研究に振り回されている、)

 なぜか不破さんや、志位さんは中国を社会主義と評価するのか?現在世界の中でこんな厄介な国はない。(「核心的利益」なる言葉を使い、隣国をすべて恐怖に陥れている。北朝鮮より性質が悪い。)

 現在中国を評価する者は、日本の政治の中で生き残れない。


 不破さんや志位さんは中国を社会主義社会として評価する。しかし中国が社会主義のモデルであるなら日本国民は社会主義社会の実現を望まないであろう。いまの中国の何処に日本より優れた政治的統治機能があるのか、共産党の幹部は明らかにすべきだ。既に中国は完全な資本主義社会になっている。ただ権力を握っている政党が共産党だから社会主義だというならお笑いでしかない。


 現在中国は、資本主義社会の悪さを全て持っている。貧富の差は激しいし、公害は垂れ流し、他民族の抑圧を行い、領土拡大の野心を持っている。それだけでなく共産党の幹部には腐敗が浸透し、幹部の子弟はアメリカで高級車を乗り回しているという。日本に対しては、尖閣列島や沖縄まで中国領といい始めている。非常に厄介な隣人である。これを社会主義のモデルのように宣伝する共産党幹部のセンスの悪さは驚くばかりである。

 「理を持って話せば、尖閣列島問題も解決する」という共産党の主張は、中国の本質を見抜いていない。
中国と決別しない限り、日本共産党の発展は無い。(注4)

注4:共産党中央は尖閣列島問題で大胆な提案を行った。日本政府の立場を批判し、「領土問題は存在しない」と
    いう立場を放棄し、紛争地域があるという立場に立って、中国と「理を持って話し合え」と、政府に申し入れ
    た。(翌日中国大使にもこの主張を伝えた)この提案に個々の党員はどのようにかかわったのか、ある日突
    然そう言われ、末端の党員は昨日までの主張を変え、この立場で説得に回る必要がある。しかしこの提案
    は、おそらく国民の中では受け入れられず、逆に共産党が火だるまになる可能性がある。

 なぜ、この提案が国民に受けないのか、それは中国という国をどうとらえているかの問題である。共産党は中国を社会主義国と捉え、話せばわかると捉えているのだと思うが、多くの国民は「中国は、社会主義という名を語った帝国主義」だと捉えている。「理を持って話せばわかる」相手ではないと思っている。ここが共産党の政治音痴なところである。