党改革のためにいくつかの初歩的提案を行います         意見書 9


                                                                                      平成23年5月15日

日本共産党中央委員会 様

 はじめに

  すでに「意見書」を8通出しています。しかし私の地元の高槻市党の対応がどうしても納得がいきません。改めて意見書NO.9を提出します。

  私は中央委員会に8通の「意見書」あげた以降も地元の府会議員M氏にメールを2通出しています。その原因は私の「意見書」一切無視しているからです。そこで私の地元の市会議員であるK議員に電話して今までの意見書に表紙をつけて高槻市委員会宛の「意見書」を手渡ししました。(これは高槻市委員会にインターネットのメールアドレスがないので手渡しを行ったものです。)

 2〜3日後、K議員から電話があり、確かにM氏に手渡したと連絡を受けました。(私は高槻市委員会の代表者が誰かも知らず、M氏にメールで送付しながら、高槻市委員会へもコピーを渡してくれと頼んでいました。)そしてM氏からの「正式な回答をする」との伝言を、私に伝えてきました。

  しかしこれはルールに反します。私は4月12日以来、「意見書」をあげつづけ、受け取ったという回答がほしいといっていたにもかかわらず、一切回答を寄せず、紙ベースで渡せば、回答が得られるなら、何のためのインターネットですか、宝の持ち腐れです。

  その怒りを書いたのが、別紙のM1です。次に「街の灯」というK議員の個人ミニコミ紙が家に投函されました(5/13)が、その内容を見てまたガッカリしました。いまだに「原発の安全点検」を書いています。それに対する批判を書いたのが、別紙M2です。

  私は高槻市が「原発の安全点検」いっているような間抜けなことが起こらないように「意見書8」で党中央に対して次のような要請をしています。

「これは(志位委員長のメーデーでの発言は)原発政策の転換を図ったものだ」ということを明確にすること。

 私が危惧したように未だに「原発の安全点検」が党の政策だと思って、市民に情報発信しています。いつまでこんな馬鹿な政策にしがみついているのだと怒りを書いたのが別紙「宮原2」です。

  党中央は地方がこのような状態にあることをぜひつかんでほしいと思います。そこで地方組織が党中央の方針を正確に学び、同時に市民との対話を確実に広げるため以下の提案を行います。

  1. インターネットを党活動の中にしっかりと位置づける。
    インターネットやツイッターの政治的な役割はすでに世界の政治情勢の中で証明されています。韓国の前大統領ノムヒョンがインターネットを活用し若者の支持を勝ち取ったことは有名ですが、最近では中東の政変(ジャスミン革命)がツイッターの影響を大きく受けたと報道されています。逆に中国などでは、ツイッターによる情報の伝達を国家体制維持に対する脅威と考え、押さえ込みを図っています。
     このような時代背景を正確に押さえる必要があります。

   具体的には

  • (1)  各級党機関は必ずインターネットのホームページを開設し、市民の意見を聞く窓口を設ける。(国会議員以下市会議員まで、必ず自分のホームページを持ち、情報発信とともに、市民に意見要望を受け付ける体制を確立する。)
  • (2)  その際、国民からの要望等のメールに対しては、必ず当日にお礼のメールを返す。そのメールの内容が批判的メールであっても必ず御礼のメールを出す。当日回答できないものは、回答期日の返答を必ずいれる。
  • (3)  党中央は、赤旗の拡大だけでなく、このような具体的活動の報告日報(月報でもよい)をあげるシステムを開設する。何件のメールを受け取り、返事を出したか、解決したか、ホームページの記事の更新は何回行ったか等正確に報告させる(把握する。・・・ホームページを開設しないような議員は次回選挙で差し替える)

  • (4)  国民に対する情報伝達の手段を、赤旗から、こうした電子機器に早急に移行していく体制作りを行う。

  1. 党の方針転換を各級党機関にすばやく伝えるシステムを確立する。   今回の原発政策は、志位委員長のメーデーでの演説で、政策転換が図られたと私は思っています。その後の赤旗の見出しも「安全点検」から「原発の廃炉」に変化しています。しかし、地方の共産党委員会はこの変化を把握する力量もありません。共産党は、国家官僚に学び「通達」等の手段を作り、方針の徹底をされることを望みます。


 具体的には

  • (1)  今回のような政策転換が行われた場合、「通達」党中央は原子力政策において、脱原発方針をとることになった。今後原発問題を語るときは「脱原発」を前面に押し出し、現実的対応においては、原発の段階的廃炉の間は、「安全点検」も重要な方針として提起するよう申し伝える。各級機関においてこの「通達」の意味を十分理解し活用されることを要望する。
  • (2)  当面各級機関で発行したビラや、議会での質問等の原稿をこうした視点で貫かれているか、それぞれの上級機関は、点検し、守られていないときは是正措置をとるように指導する。

 私は共産党の内部情報の伝達方式を熟知していないので、すでに実施されているかもわかりませんが、高槻の実態をみる限りは、党中央の原発に対する政策転換は、まったく受け止められていません。
 以上のような改善を望みます。

PS:私がこのメールを書いたあと、高槻の共産党市委員会(Aさん)から電話があり、回答は7月までまってほしい
    と連絡がありました。(私としては高槻の市長選ぐらいは高槻で総括できるだろうという思いもあらましたが、一
    応了承しました。)

PS:添付文書意として、別紙1、および別紙2を添付します

M 様 1

  今回の私の「意見書」の件、K議員から電話連絡を確かに受けました。しかし私はこのホームページを通じて貴方にお願いしたのですよ。貴方が何も返事しない(まったく無視)しているから、私はK議員と会い手渡しを頼んだのです。

  貴方はいつからそんなに偉くなったのですか、私がほぼ1月前にあげてメールにも返事をせずに、K議員に返事をさせるとは。それとも相変わらず貴方は人の気分や感情がわからずピンボケなのですか。私は貴方と言う人間を完全に見誤っていました。

  前回も指摘しましたが、ホームページの赤旗の転載、まったくのピンボケだということが貴方にはわかりませんか。すでに菅総理は浜岡原発の停止と原子力政策の根本的見直しを前提に現在までのエネルギー政策を白紙に戻すといっています。橋下知事も脱原発を掲げています。この時点でまだ貴方が橋下知事に原発の安全点検をしっかりやるよう橋下知事の「モノを言った」という記事を載せることが、政治的にはまったくのピンボケだということが貴方にはわかりませんか。

  共産党はメーデーの志位委員長の発言で、すでに「脱原発」に踏み切っています。貴方はいつまで「原発の安全点検」にしがみつくのですか、私は貴方が府会議員のトップだと聞いています。MはすごいとFさんやTさんも褒めちぎります。そのようなうわさで今日まで貴方を見てきましたが、今回の選挙戦での高槻の戦い方を見て、唖然としています。

  私が古いのかも知れません。しかし私から見れば、貴方はまったく大衆の気分感情が判らない政治的おんちの政治家に見えます。

この間の貴方の対応を見て、高槻の政治を左右する位置にいながら、貴方の感性、対応に私は強い疑問を抱きます。

                           

PS:それとこのHPのご意見をお聞かせくださいとしていますが、最初の画面の手紙のマークをクリックしても何も
    反応しません。

  私が共産党は大衆を避けていると書きました。K議員はそれは誤解だ、盆踊りも行っていると言われましたが、妻は他の議員は見たことあるが、共産党は見たことないといっています。地域の祭りにも辻元は来ていす。;

  このホームページも一応市民の意見を聞くように見せながら、メールをしにくくしています。(姑息な仕様です。)こんなところにも本質が出ます。恐らく違うと否定されると思いますが、それなら私になぜ受取ったという回答すらされなかったのですか。それはメールを受けて回答する。そうしたルール(習慣)が確立していないのだと思われます。

  参考に、F議員にメールをすれば、すぐに丁寧なメールが返ってきます。・・・全てに遅れを取っている。これを認めることが再生につながるのです。それを避けていれば何時までたっても反転攻勢はできないと思います。(老婆心ですが)   



M 様 2

  今日Kさんの「街の灯」を頂いた。これを見てやはり唖然とした。君たちの政治的センスは一体どうなっているのだ。(今回の私の主張是非Kさんにも見せてほしい。)

  あなた方は本当に赤旗を読んでいるのか、赤旗は5月1日の志位委員長のメーデーの発言以降原子力政策を変えている。「安全点検」ではなく「脱原発」だ。どうしてこの変化に対応した新聞(街の灯)を作らないのか。私には全く理解できない。

  今日の毎日新聞に誰か大学の先生が「政治家の発掘」の必要性を書いておられた。政治家というのは特定の能力を要求されており、誰にでもなれる職業ではない。今日の論理は「金と政治」は一定共通の認識が広まった。しかしそれでは「どのような政治家が必要なのかが定まっていない。」とした上で、新たに発掘して行くことの重要性が語られていた。

  私はあなた方を見ていて政治的センスはゼロだと思う。まず選挙の争点を間違った、党中央が選挙結果を見て、原発の方針を変更しているにも関わらず、相変わらず「安全点検」の論陣を張っている。どうしてこんなにも政治情勢が判らないのか私には全く理解できない。

 以下、めんどくさいが具体的にしめそう。

  街の灯は、「市民の運動と協力し、高槻から、市政と国政を浴するためにがんばります」という見出しの中で原発問題に触れ、「また、関電の福井原発の安全の定期的総点検や、自然エネルギーの活用拡大などは、高槻でも努力しながら、国にも反映していくために、工夫と努力を強めます。」と書いています。

  5月12日赤旗1面トップは、「浜岡原発 廃炉しかない」と大見出しをつけ、海江田万里経産相は、「中部電力に(浜岡原発の)緊急安全対策はやってもらった」と述べました。と記述しながら、吉井氏は「「緊急対策ですむ話ではない」と指摘し、M9超の地震を想定すべきだと強調。原発は廃炉に持っていくべきだと述べました」と書かれている。
  さらに、同日付赤旗3面では、「浜岡原発」緊急対策では間に合わない。という見出しを掲げ、「再生エネの普及を」という見出しのなかで、「原発については、再生可能エネルギーの爆発的普及によって段階的に廃炉にもていくことが必要だと主張しました。」

  大切なことは、宮原が選挙戦で掲げたスローガン「原発の安全点検と少しずつ自然エネルギーへの転換」は既に否定され、5月1日以降共産党の原子力政策は変わっているのだ。「原発の安全点検」ではなく、「段階的な廃路」=脱原発、「少しずつ」でなく「再生可能エネルギーの爆発的な普及」=脱原発が共産党の方針である。

  確かにこの政策転換は、どのような議論の元に行われたのか不透明さは残るが、一般紙でも共産党は一歩踏み込んだ(毎日新聞)と政策転換と捉えている。


  なぜ高槻市党はこの政策転換をいち早く市民に知らせることをしないのか、相変わらず「安全点検」を主張することは犯罪的な行為と思われるが、あなた方にとってはどうでも良いことなのか、是非意見を聞かしてほしい。

 何時まで誤りに固執して頑張るつもりなのか、大阪府党や党中央にそういう機関があるなら是非調査をお願いしたい。やっていることは恥の上塗りだ。