後半戦の選挙結果について(No.2)                      意見書 6


                                                                                                                        平成23年5月1日

 私は既に5通の意見書を出しています。その意見書を受け取ったというメールが欲しいとお願いしていますが、完全に無視されています。頭にきてだんだん書くことが増えてきています。今後とも無視されるようでしたら、連休明けぐらいに私はホームページを立ち上げ仮題「最近の共産党て、何かヘンではありませんか」を立ち上げ、この間送ってきた「意見書」を世間に公表して、世間の意見を求めていこうと思っています。

 私が愛した共産党は、私の最後の共産党に対する愛情をこめた意見さえも無視する、人間性の欠片さえ無い共産党だということが良く分かりました。回答が無い限り決別です。

 私は独自の道を歩みます。私はこの意見書を中央委員会、大阪府負委員会、高槻市委員会(M議員を通じて)、M議員に送付しています。それぞれに、まず受け取ったという当然の要求をしていますが、無視されています。社会的儀礼やルールを守らないあなた方を私はもう信用する事ができません。

 参考にお知らせしますが、資本主義社会では、企業に対して苦情のメールを入れた場合、「貴方のメールは何月何日○○が受付ました。回答は一両日以内にお送りします。」という文言が返ってきます。最近大阪府にメールをしましたが、やはり自動配信ではありますが「貴方のメールは受け付けました後ほど連絡します」とのメールを受け取りました。

 開かれた共産党を目指すなら、こういうところから改善しませんか。幾らニコニコしても行動が伴わなければ誰も信用しません。是非改善されることをお勧めします。

 以下が本文です。

 私は今回の選挙に敗北の原因は、既にお送りした「意見書」5通で述べています。今回お送りするのは下記の構成の中の(4)に該当するものです。

(1)地方選挙の政治的課題を見あやまったこと

  「震災復興」は地方選挙の課題ではない。

(2)「命を守る政治」を争点にするなら、それは「原発」問題を中心に

  「原発の安全点検は」関西電力のスローガン、関電と何処が違うのか説明できない限り全く無内容なスローガン

(3)高槻独自の敗因として、市長選挙で取った態度

  自・公・民の罠にはまり、選挙の汚れ役を演じたこと(良くマフィアの映画などで出てくる掃除屋です。)

(4)市会議員団の長い間の負の歴史(これが今回の指摘)

 後半戦の選挙結果が詳細に報告される中で、今回の選挙で高槻市が大阪の他の衛星都市に比べ大きく後退している状況が明白になっています。選挙は不思議なもので必ず全てが敗北するのでなく、勝つところと負けるところが発生します。そのため共産党は常に勝った地域を全面に出し、負けた結果を覆い隠そうとします。その選挙総括が共産党の長期低落を招いています。(例えば民主党では既に選挙は敗北したとの評価で党内は菅、岡田おろしが始まっています。この状態は、醜いように見えますが、逆この中に逆転反転攻勢の力があるのです。)

 今回の大阪の状況は、勝った地域とまけた地域が明白に現れています。その中でも高槻は負け頭です。大切なことは勝ったところはなぜ勝ったのか、負けたところはなぜ負けたのかの科学的な総括が絶対的に必要です。(共産党の選挙総括は、結果を見る前から分かっています常に同じ総括を何時も行っています。・・・中央は正しかった。しかし敵が不当な攻撃を仕掛けてきた、あるいは赤旗の拡大等党中央は訴えてきたのに、その取り組みに不十分さがあった、あるいは党の方針は正しかったが、国民の隅々まで届かなかった。いつの間にか国民が悪者になっています。・・・このフレイズはどこかで聞いたフレイズです。そうです鳩山首相が辞める時、国民が聞く耳を持たなくなったと言いました。)

  負けた原因は党中央の方針にあるのです。このことを明らかにしない限り、共産党の反転攻勢は絶対にありえません。(今回の選挙戦では「震災復興」を最大の課題にしたこと)

 以下高槻市の敗北原因を具体的検証してみたいと思います。大阪という同じ地盤で戦いながら負けた所と勝った所が発生している現状では、負けの原因は主要にはその地区党の党建設のあり方に大きな原因があったと思います。

 

私は以下の視点で今回の負けを総括すべきだと思います。

1. 以下大阪府下主要各市(前回30以上の議席数の市)の基礎数値です。

 注:得票数の全国平均は前回比87.7%です。

 

   定 数

議席数

得票数

比率 

−票 

得票率

 

 今回

 前回

 今回

 前回

 今回

 前回

 前回比

 失票

 今回

 前回

 前回比

豊中市

36

36

6

7

16386

18579

88.20%

2193

13.56

14.95

90.70%

吹田市

36

36

8

8

23139

26334

87.87%

3195

17.32

21.28

81.39%

高槻市

36

36

3

5

12452

14495

85.91%

2043

8.62

10.48

82.25%

八尾市

28

32

6

6

16828

20600

81.69%

3772

16.96

18.75

90.45%

寝屋川市

28

32

5

6

11655

13173

88.48%

1518

12.84

14.57

88.13%

枚方市

34

34

3

6

15769

18788

83.93%

3019

10.84

12.78

84.82%

  • (1)この数値からいえることは、まず高槻市の得票率は他の5市に比べて相当悪い数値である。(吹田市の  49.76%)。同じ大阪府でこれだけの差が出る原因は何か徹底的に究明が必要です。

(2)前回比の得票率でも、高槻市は82.25%に留まり、全国平均の87.7%を5.45%下回っています。(確かに   吹田市のほうが得票率は悪いが、得票数では前回比87.87%を維持しており、高槻市が一番敗北しています。)

(3)議席数では枚方市が一番後退しているが、これは党の力量を読み間違えた結果といえます。

2.大阪府下で吹田市に比べて高槻市の得票率はなぜ半数以下に成り下がってしまったか、そ
   の原因究明が必要です。

(1)市会議員の役割を真剣に考えてきたか否かです。

  これについては具体的な事例を相当書いたが、あまりにもなまなましいので、ここではカットします。

 以上が意見書6ですが、新たに4月27日号の民報のビラを手に入れました。相変わらず問題の多いビラです。

 まず見出しですが、「濱田市政実現の条件を生かして」、この意味は何かさっぱり判りません。ビラとしては不適当な「見出し」です。単純に「濱田市政の下」で良いと思われます。

 次に公約実現が私たちの原点ですと中見出しがあり、府会と市会の内容が載っていますが最大の争点であった、「災害復興」が全く入っていません。

 「市民の運動と協力し、高槻から市政と国政を良くするためにがんばります」と中見出しをつけ、その中に関電の福井原発の安全の定期点検や自然エネルギーの活用拡大などは、高槻でも努力しながら、国にも反映していくために工夫と努力を強めます。この文書は官僚の書く文書です。原発反対でもなく、脱原発でもなく、安全点検に留まり、さらに条件を一杯つけて逃げています。「高槻でも努力しながら」「国に反映して行くために」「工夫と努力を強めます」、「努力」が2回出て判りにくい文書です。
  何回も言っていますが、共産党の主張は「命を守る」ではなかったのですか。今現在、国民は原発の更なる暴走で命が奪われることに恐怖を感じているのですよ。そんな時に「工夫と努力」を進めます。これは官僚答弁では「何もしない」ということです。