メールありがとうございます。あなたの怒りは純粋に共産党を愛されているところからきていると思います。
私も10数年間は私の人生すべてを打ち込んで共産党の為に戦ってきました。大学に入りましたが、授業などはほとんど出ていません。来る日も来る日も共産党の為に戦っていました。しかし就職後どうしても共産党の持っている問題点の克服ができず、最終的には組合の決定よりも党の決定を優先させ、私にそれを強いて、私の職場での立場を厳しくしたことに対する不満から去りました。(それは、決定に従った者には人生がかかっているのに、指導した者は深く考えず、党は絶対だという判断だけで押し付けてきました。しかもこの指導者は職場に電話してきて指示されました。・・・仕事中であり、周りの人が聞いている中で、私が反論できない状況でなされました。)この時の指導者は府会議員でしたが、私はこの人物を全く信用していませんでした。なぜなら私が就職してから、数か月後に、先輩から、この家の調査に行けと台帳を投げつけられました。(なぜこのような行為が行われたのか不思議でしたが)それはこの府会議員の家の調査でした。その府会議員は、私の課の課長に「去年建てた家を今年建ったことにしてくれ」と圧力をかけていました。(1年間の税を逃れようというものです・・・これが地方議会の共産党の姿かと私は思いました。)
しかし、私は共産党が伸びなければ、日本はダメになるという確信だけは持ち続けました。定年退職後も、共産党の事務所に手伝いに行くことも選択肢のひとつと考えていました。
あなたが私のHPの記事をどれだけ読まれた上での抗議か分からないので、少しだけ経過説明を行います。
3.11震災後の一斉地方選挙の府会議員候補のビラを見て。私はあぜんとしました。そのビラには母一人子一人で非常に苦労し、母親は担ぎ屋をして私を支え、私は努力して京大を出ました。というような内容でした。
私は、この一斉地方選挙の課題は、原発反対と橋下・維新の会との戦いが最も重要だと捉えていました。ところが彼の主張は選挙公報でも、原発反対も、橋下批判もありませんでした。そこで私はこれではダメだと思って、共産党に意見を挙げました。(この府会議員は私の大学時代の親友であり、職場の後輩でもありました。)その気安さもあり、早く方向転換しないとこの選挙はとんでもないことになると思い、私は意見書を挙げつつけました。
しかし、共産党は何ら反応せず無視し続けました。選挙の結果は、一斉地方選挙でも、大阪ダブル選挙でも惨敗しました。
よく私の主張と共産党の主張を見てください。共産党は一斉地方選挙では、「安全優先の原子力政策」と言っていましたが、今では「原発即時ゼロ」です。橋下・「維新の会」に対する評価も、私は、橋下氏の独裁的な側面と戦わない限り勝利しないと訴え続けましたが、共産党は、告示日前後に初めて橋下氏の独裁体質を批判しました。選挙のポスターは間に合わず、「安全・安心。やさしい大阪」のままでした。
衆議院選挙でもそうです。私は原発反対が最大の課題だと言いましたが、共産党は消費税反対を最大の課題に設定しました。それが来るべき参議院選挙の争点(6中総)では、消費税反対が争点に入っていません。私は、こうした具体的事実を告発し続けています。
この私の告発を共産党に許可を取っているかとの質問ですが、私は意見書を20011年の4月12日から6月6日までに15通出しました。同年8月23日には、9月30日を期限にした最後通告を出しています。確かに許可は得ていませんが、挨拶はきちっと行っています。(闇討ちのようなことはしていません。)
少し引用が長くなりますが、最後通告には以下のように書いています。
国民のための党であるべき共産党が、一市民の意見に対して全く無視を決め込む態度は、民主主義社会の政党としては、その存在意義すら失われる行為だと思っています。 私としては大阪府委員会に何度も言っていますが、「無視」を決め込むなら今回の経過を全て公にすると前から申し上げています。当初の回答期限は7月末ですが、9月末まで回答期限を延ばしますので、党中央を始め、大阪府委員会、高槻市委員会の回答を求めます。
9月末を持って回答の無い場合、私はこの間の経過をホームページを立ち上げ広く国民の中に知らしめていきます。これは私の共産党に対する決別宣言です。私の人生を大きく支配してきた共産党との関係を私なりに決別しないと、残された人生にくいが残ります。
今後は共産党ウオッチャーとして、現在の共産党の問題点をインターネットの上で展開して行こうとおもっています。私の信頼してた共産党が、日本の他の政党に比較しても民主主義の理念からほど遠く、いつの間にか、民主主義国家における政党としての要件を備えていないことが判りました。私は気がつくことがあまりにも遅かったですが、今回の「意見書」を上げて見て、共産党の民主主義に対する感覚が良く分かりました。 最後に再度お願いです。私の「意見書」に回答をいただけませんか、回答がない以上、私は共産党と決別します。(形式的な回答は受け付けません。私の質問に対して真摯な回答をお願いします。) 以上引用 この私の「お願い」を共産党は見事に裏切ったのです。それに対して私は告発を続けています。 以上、私は礼を尽くしていることを長々と説明しましたが、あなたの大きな勘違いは、共産党が国民政党である限り、どのような批判も敢えて受けなくてはならないのです。自民党や公明党は批判されても、共産党の批判は許さないというあなたの考え方は、日本の民主主義社会では通用しません。(中国とは違うのです。) それと私が「カルト化」していると言ったことに反発されているようですが私が「カルト化」という言葉を初めて使ったのは、平成24年11月22日の、「日本の命運かかった総選挙「全国は一つ」で必ず躍進を」という記事に対する批判記事の中です。この中に志位委員長の以下のような発言が載っています。
以下引用します。
今回の総選挙への同志のみなさんの思いを示す象徴的な出来事を報告したいと思います。最近、わが党の神奈川県委員会に、ある女性党員から1000万円のカンパがよせられました。この同志は、自らの思いを次のように語りました。 「日本共産党への募金の準備を始めたのは20年前。自分は、共産党に1000万円募金をするのが夢でした。金額の問題ではないけれど、自分の思いが本当に託せるのは共産党だけです。自分は、仕事で毎日精も根も尽きるような厳しい状況です。子どもたちも若者も、みんな大変な状況に置かれていることを、自分は職場で毎日実感しています。今の社会を変えなくてはならないと強く感じています。だから今度の選挙で必ず勝ってほしい。最近になって1000万円に到達しました。うれしくなって走ってきて届けました」(大きな拍手) 私は、こういう同志たちの心によって支えられて党の一員であることに、心からの誇りを感じます。そしてこうした気持ちに必ず応えねばという決意を新たにしたいと思います。(拍手) 私はこの志位発言に嫌悪感をかんじます。これは「カルト」集団の手法・話術です。この女性は、マインドコントロールされた状態にあると思われます。常識ある共産党の幹部なら、この献金は断るべきだ。今後のその女性の生活設計などの話をして、最高にもらっても10万円位にしておくべきだ。 私は、このような具体的手法に対して「カルト化」と語っています。むやみやたらに共産党を「カルト」だと批判していません。 最近では「中国は本当に社会主義を目指すのか」の中で、その判断基準が相手の党の幹部や政府の「まじめさや誠実さ」が大切だとしながら、その「まじめさや誠実さ」をだれが判断したのかは、すべて不破氏がそういっているという説明に対してです。
これをおかしいとは思いませんか。共産党が相手の党の幹部や政府が「まじめで誠実」だから中国は社会主義を目指していると判断するのは勝手(これも完全に間違っていますが)ですが、「まじめさや誠実さ」の価値判断を不破氏一人が行うという手法は、明らかに間違っており、「カルト化」しています。(言葉を言い換えればスターリンかしています。)つまりその組織の指導者(一人の判断が)すべてを決定する。このことに意義を挟まない組織は一般的に言ってカルト化した組織です。(民主主義社会の日本にはなじまない組織です。これでは国民の支持はえられません。)
私は党内でこの可笑しさに気付きながら、それを言えば裏切り者という烙印を押されることを恐れ黙っている人たちの代弁をして党の改革を行おうとしています。現にこのサイトには、党内からも多くの人が見に来てくれています。その中で苦情を寄せたのはあなたが初めてです。
昨日もあなたと前後して党内の女性からメールをいただいています。その方はここに載せることは拒否されているので、ここに載せられませんが、長い文章の中の一行だけ引用させていただきます。 その内容は」、「こちらのサイト様の、立ち位置が、私の考えととても近く、親近感をおぼえ感激しています。」という物です。この方は党のあり方にいろいろ疑問を感じておられます。「自分の人生が、人として『本当に正しかったのか?』と、疑いはじめ」、とも言われています。私が言いたいのはなぜこの悩みが党内で解決できないのかという事です。私のようなサイトにそれらの声が入ってくるのは、党内民主主義に問題があることを示しています。それらを真剣に受け止める努力を行わないと本当に共産党は、日本の政治から取り残されます。 あなたの勘違いは、脅しでもって言論が封殺できると思っていることです。言論には、言論で対決しなければなりません。それを力で封殺を行う姿を共産党が見せたとき、日本共産党は結局スターリン主義的な政党だと国民は認識し、ますます国民から遊離します。 あなたは、愛すべき共産党の為にと思って、私に抗議のメールを送られたと思いますが、あなたの行為は、結局は共産党が権力を握った際に、言論弾圧を考えているという一般的認識の後押しをするものでしかありません。
「カルト化」しているという批判に腹が立つなら、1000万円の寄付を取る行為が正しい、あるいはこれをほめたたえ、他にも高額の寄付を求めることが正しい党の指導だと説明しなければなりません。
あるいは「中国が社会主義を目指している」のは「まじめで誠実」だと不破氏が判断したことのどこに正当性があるのか説明をしなければなりません。いくらこの判断が共産党内で認められても、国民はこの判断を支持しません。科学的社会主義だと言いながら、不破氏の判断がすべてに優先するという共産党の立場は、国民から見れば「カルト化」した集団です。
なぜなら多くの国民は、尖閣列島の問題を通して、中国を日本にとって危害を及ぼす恐れのある国だと認識し始めているからです。社会主義社会は領土不拡大が基本的方針です。(レーニン)
あなたの批判いくらでも歓迎します。しかし周りの共産党幹部に聞いてください、このサイトを攻撃する最大の戦い方は「無視」することです。あなたのような挑戦はこのサイトに活気を与え、ますます力づきます。(もともと共産党が無視したのですから・・・その方法が一番良いと判断されたのですから) このサイトの閲覧者は月に3000人ほどです。もし共産党が赤旗で取り上げ批判して頂ければ、最低日に数千人は見に来てくれます。私の最も望んでいることは共産党が私を批判してくれることです。 すでに先例があります。さざなみ通信は共産党から批判され、そのことによって社会性を得ました。私もまだまだ弱小サイトです。共産党が批判してくれれば、一気に有名サイトになります。 あなたの行為は、共産党のトップの意向とは違います。共産党の考え方は、「このような不良サイトに近づくな、近づいても勝手に論争するな」です。よく考えて行動してください。個人的にはここで議論をしていただくことを歓迎しますが、あなたのような忠実な共産党員が、道をはずすことになりますよ。 これはあくまでも老婆心ですが。 |