投稿していただいた記事(平成25(2013)年分)
送信日時:2013/12/28 18:43:42

  26大会決議案ついてのご意見読ませて頂きました。ご苦労様でした。

  私は2年ほど前まである小さい支部の支部長をしていました、2010年の参議院選までの15,6年の相次ぐジリ貧の得票、党員、赤旗読者の後退のなかで、それまでは愚かにも不破氏やその他の幹部達が間違えるはずは無く正しい路線、正しい政策で闘っており、今度こそ、今度こそという期待で結果を見ていました。

  ただ、赤旗掲載の同志たちの死亡記事で60才代で亡くなる人が多いこと、支部に糖尿、高血圧、うつ病、自律神経、等々の同志たちが多いことなどは気になっていました。相次ぐ後退ので党の何処かが オカシイのではと思い始めたのは2009年ごろだったと思います。2010年の参議院選後退で、後退の原因は死亡や病気などによる党員の活動力の低下だと思いました。
  「アメリカ言いなり、財界べったり」この二つが課題ということにもちろん異論はないが「もう一つの課題として【医学の科学的発展】を掲げなけれなければ人々の共感を得れないのでは思いました。
 そんな主張を繰り返していたら、党の方針と違うなどといって除籍の対象にされてしまいました。 

  共産党の医学に対する考え方は「現代医学」は科学的で正しいという観点です。しかし、38兆円の国民医療費は医学の間違いを示唆するものです。
 
  除籍されて、改めて「共産党宣言」「空想から科学へ」「自然弁証法」「国家と革命」等々を読み直しました。とくに「空想から科学へ」は何回も読み返しています。そこで私の結論は今の日本共産党はマルクス主義ではなくなっているということです。

  バブル崩壊、ギリシャ危機、リーマンショック等々は利潤追求が物生産の主たる動機の資本主義のシステム役割は終わっている。ルールある資本主義なんてナンセンスということです。
  その意味で資本主義の矛盾に一言のふれることのできない党大会決議なんてなんということか。

   高齢者が誇りを持って生きられる社会が必要だと思っています  エガリテ
平成25(2013)年12月31日

 メールありがとうございます。26回大会決議案批判を読んでいただいたそうでありがとうございます。
  貴方の主張されている党員の健康問題、確かにそういう側面はあります。ひとつは重労働と展望のなさだと思っています。党の指示をマジメに捉える者ほど行き詰まりに直面し、精神的にきつくなっていると私も見ています。
 党内でもいろいろな人がおり、党中央が赤旗拡大だと言ってもそれに全く呼応せず過ごせる人間と、必死になってそれに応えようとする人、あるいは赤旗は読むものでなく拡大するもの(拡大しないと党の幹部になれない)と割り切っている人もいます。さらには拡大月間になれば拡大し、そのあとすぐに切ってもらい、次の拡大月間にまた同じ人を拡大するという、賢い人もいます。
 今のやり方では、不器用なものだけが真剣に取り組み潰されていく、悲惨な側面を持っています。健康問題は、党内問題として捉える必要と、日本全国の問題と両方あるように思います。この場合、老人に対する健康問題を、生きがいとの関連で見ていくことが重要だと思います。あとは終末医療と尊厳死等の問題の整理が必要かと思います。
 ルールある資本主義は私もおかしいと見ています。独占資本主義は資本の利益を最大限に追求するところにその本質があり、その富の分配を平等にしてくれるはずがありません。
  共産党が要求している大企業の内部留保金300兆円の1%を労働者に回してくれという些細な要望で済むのなら彼らにとってたわいもないことですが、それすら応えてくれません。これが彼らの本質です。あたかもルールある資本主義が実現するかのような幻想を振りまくことは、労働者の闘争にとってはマイナスです。なぜこんな簡単なことが判らなくなったのか、理解に苦しみます。


   加害者である我々が言うべきでない言葉   石崎 徹  さん 
送信日時:2013/12/13 14:26:14


 ひとこと言わせてください。マンデラの言葉はそれが被害者の側から出たから偉大なのです。加害者である我々が言うべきでない言葉、絶対に言ってはならない言葉だとは思いませんか。
 猪瀬知事の件で木村三浩をあげつらっておられますが、彼は右翼を称しており、いかがわしいことにもかかわっているのでしょうが、朝日新聞本年7月17日の発言を見れば、かなり高い見識を持った人物でもあるようです。

   単純な「被害者」「加害者」論は危険       エガリテ
平成25(2013)年12月15日


  ご意見ありがとうございます。
  この2点については、私は決定的に違う意見を持っています。

 私は貴方のプロフィールを知らないので分かりませんが、貴方は若い方ですか居住地は関東ですか、その点から発想が違うのかも分かりませんが、日本における民主的な運動が経験してきた歴史に無関心だと思います。

  私が若い頃は貴方の言われる「被害者」「加害者」論が支配的でした。しかしそこに目をつけた解放同盟の一部の人達が、「差別する者」と「差別される者」と言う概念を生み出し、「差別される者の苦しみは差別される者にしか分からない」、「部落にとって部落民にとって不利益な事は一切差別だ」という主張で部落解放運動を引っ張ってきました。
 このとき、貴方が言われた「加害者・被害者論」に立つ人達はこの解放同盟の主張を認め、地方行政を大きく歪めました。(社会党はこの立場に立ち、解放同盟の不当な暴力行為などもすべて容認し、その力を失っていきました。)この運動の指導理念の怖いところは、我々は今まで差別されてきた、今度は我々が差別する番だと言う思想が根底にあります。
  現に在日韓国人のある指導者が、日本人と在日の出生率の違いを挙げ、今に我々が多数を占め、その際日本人をいじめてやるという主張を行いました。(すでにその主張は削除されていますが)、部落解放運動の中でも、一般の市民はビフテキを食べてきた、我々はそれを食べる事ができなかったが、今後は彼らより厚いビフテキを食べるのだと表現した人がいます。
  同和行政では、同和地区の学校は他の学校よりも豪華に作られ、逆差別反対の空気が一般市民に広がりました。差別反対の運動が逆差別を標榜するというおかしな結果になりました。
  これらはすべて「差別側の人間」は、「差別された人間に従わなければならない」という考え方に弱点があったのです。(一定無茶なことをしても、差別者側は我々に反論できない)注1

注1:この件が公になったのは、奈良の現業の労働者が5年間に5日ぐらいしか出勤せず、解放同盟の交渉の時
     は参加していたという事件です。(これは奈良の特殊事例で無く、ほぼすべての行政当局は、彼らを指導で
     きなかったのです。これ事態は、極端な事例ですが類似事例はいくらでもあります。)
 
  この論理の間違いは、「差別された者」、と「差別する者」に二分化した事にすでに間違っているのです。部落民以外はすべて差別者というこの前提が間違っています。人間多かれ少なかれ差別者です。しかしそのことを乗り越える努力をしている人は多くいます。差別とは単純に「被害者」と「加害者」に分けられる者では無く、部落の中にも差別者はいるのです。(例えば女性差別や障害者差別側から見れば)
 
  この点で私は日中国交回復の際に、周恩来が述べた事が正しいと思っています。(注2)この立場に立たない限り、日韓の友好は成立しません。朴大統領の主張は要求目標が具体的で無く、「一千年の歴史は変わらない」ですから友好なんかあり得ません。

注2:1972年、アメリカ合衆国大統領リチャード・ニクソンの訪中を実現させ、アメリカとの国交正常化交渉を前
       進させた。さらに同年、訪中した日本国内閣総理大臣田中角栄と数度にわたる交渉に臨み、日中共同
       声明に調印して日本との国交正常化を実現した。
          この調印に際して周恩来が述べた言葉が重要である。周恩来は、単純な被 害者加害者論を採らず
       「日本人民は軍国主義者の犠牲になった被害者だ」、「日中両国には、様々な違いはあるが、小異を残
       して大同につき、合意に達することは可能である」「わが国は賠償を求めない。日本の人民も、わが国の人
       民と同じく、日本の軍国主義者の犠牲者である。賠償を請求すれば、同じ被害者である日本人民に払
       わせることになる」と話した。

  周恩来氏が主張したのは、敵は日本軍国主義であり、中国人民も、日本人民も軍国主義の被害者であるとの認識を示したのである。
  なぜ、戦後生まれた我々一国民が加害者である事を自覚し、韓国に対して常に跪かなければならないのか、朴大統領のいう「加害者と被害者の関係は1千年たっても変わらない」という思想は間違っている事を主張する事は、韓国の人の為にもなると思っています。国全体が隣国を「恨みを抱いて生きる」という事は、国家のアイデンティティとして間違った生き方だと思っている。
  このことは韓国の詩人である金時鐘氏の発言を京都新聞から引用した部落解放同盟の住田一郎氏が、雑誌「新コペルNO.4」の「差別を受ける側のエゴイズムの度し難さ」が参考になる
 以下引用
  「(差別の)本当のひどさは、そのことで(被差別者)が自分を省みる内省力がなくなっちゃう事なんだね。(略)
 心ある日本人ほど在日朝鮮人を、いたわるんだよな。つまり、向き合う関係でなくて、ごもっともと言い分を認めちゃうというのか‥‥。あの人たちは差別されているから、民族的受難を経ているからというだけで、意識の深い人ほど対朝鮮人という論議を一緒にし合う対象にならないんだよな。
 エゴイズムは差別する側のものだけでなく受ける側にもある。むしろその度し難さは受ける側にこそあるというのが私の持論だが、こんなのは随分見てきているし、良く知っている。」
 彼は別の所で、日韓の友好のために、日本人は跪こうとするが、本当の友好が、対等に向き合うのでなく、跪く中で生まれるかと疑問を呈している。(日本人に跪く事を止めよ、それが友好も求める立場かと問題提起している。)

  「差別する人」、「差別される人」という二分化論が解放同盟の運動をねじ曲げ、1960年代後半から2000年代初頭まで日本の行政をどれだけゆがめてきたかはすでに歴史的総括は終わっていると思われます。
  「住田氏は、「被差別側のエゴイズム」や「ゆがみ」を「部落差別の結果」として、責任を外部に転嫁することなく真摯に受けとめ、その克服を我々自身の部落解放運動の課題と捉えることが求められている。」と主張しています。
  戦争の「被害者」「加害者」論は共産主義者の視点から見れば、周恩来の視点が正しく、また被害者側の立場で闘う場合も、日本国民全体を加害者のように扱う運動は、解放同盟と同じ過ちの歴史をたどると私は見ています。
  おそらく朴大統領の「被害者・加害者論」でもって、反日で国民を組織する手法は、韓国国民によって乗り越えて行かれるとみています。彼女は政治的に煽り行為をしているだけです。重要なのは日韓の真の友好を確立することです。(加害者としての日本に問題が無いと言っているのでは無く、侵略戦争を否定する安倍首相に問題はありますが、かといって日本側だけに問題があり、我々日本国民は韓国の国民の前に「跪く立場に立つべきだと」いう主張も誤りです)

 二点目の、木村三浩氏は、「かなり高い見識を持った人という評価」に私は組みしません。日本の右翼の中では街宣車で走り回って、他人を脅しお金をかすめ取るという人達が多い中では、まともな右翼であるとは思いますが、今回彼がやったことは、やはり政治の闇の世界に存在する行為であり、民主主義の敵対行為だと思います。
  伝えられているところによれば、彼が猪瀬氏を引き回し、徳田虎雄氏に対しても1億円の資金援助がほしいと言った模様です。お金の返金の際の借用書も猪瀬氏が木村三浩氏から送ってきたという言う話から、猪瀬氏は徳田氏側に借用書を作ってくれとは頼まず、木村氏に頼んだと思われます。(恐らく彼が偽造した・・想像でしかありませんが)
 こんな事をすれば、猪瀬氏がもし今回辞任に追い込まれず、知事に留まった場合に、木村氏に一生頭が上がらない関係になります。このような手口は、暴力団などがよく使う手口だと思われます。


   お互いの認識を深められたらと思います。    石崎 徹  さん 
 送信日時:2013/12/09. 20:12:31

 
  一方的に書きましたにもかかわらず、紳士的に対応してくださって、ありがとうございます。
ぼくとしても学ぶことの多い出会いでした。今後もお互いの認識を深めていけたらと思います。

   私の方こそ勉強させていただいています。   エガリテ
平成25(2013)年12月14日


  メールありがとうございます。
  私の方こそ勉強させていただいています。
  私の文書は共産党の過去を引きずっていますので、関係者以外には分からない点がある事が今回よく分かりました。私は共産党の停滞(最近は少し躍進しましたが)は、立場性を放棄して闘わなくなったところにあると見ています。そういう意味では復古調であり、基本的には昔に帰るべきだと訴えています。
  当然歴史は進化しており、現状に合わせた戦いが必要ですが、歴史上社会主義が生まれた事すら、覆い隠すような態度は、私としては共産党に取ってマイナスだと考えています。(日本の未来を社会主義で実現するという立場を放棄したのなら別ですが)すでにそのようにも見えますが、何を考えているのか分からなくなっています。
  これからも問題点に気づいた点があれば批判し続けたいと思っています。攻撃が目的では無く、あくまでこうすれば躍進できるという立場からです。
今後ともよろしくお願いします。

   医学の科学的進歩はもう一つの緊急課題      黒岩 洋祐 さん   
送信日時:2013/12/08 18:06:19


  医学の科学的進歩はもう一つの緊急課題
 
  いま日本社会が我々に解決をせまっている課題は二つです。
    1.いまひとつは働く意志のある人全てに仕事(職場)を保障すること。
    2.は命と健康が守られ快適な暮らしができること。

  1.については資本主義のシステムはその歴史的使命が終わったことを早く察知し資本主義に引導を
      わたし社会主義システムを構築する以外に方法はありません。
 
  2の課題について、解決がせまられています、にもかかわらず、大多数の人々が明確な方向をみつけていません。
  いま国民医療費が08年度34兆8000億円、11年度38兆8500億円かかったと推計されています。毎年
1兆円の規模で増え続けているそうです。このほかに国民が自分の健康のために購入している各種健康食品・サプリメント等を計算すると優に40兆円は超えていると思います。この数字の意味するものは医療の基になっている「医学」が間違っているのではないか?という疑いです。  
  1977年、アメリカ上院栄養問題特別委員会報告(マクガバン・レポート)が出されました。この委員会が熱心な審議調査を続けた理由は次のようなものでした。「ガン、心臓病をはじめ、多くの病気が増え続けている。そして進歩したとされるアメリカの医学を活用し、しかも巨額の医療費が注ぎ込まれているのに、アメリカ国民は病気ばかり増えてますます不健康になるばかりである。この原因を解明し、根本的な対策をたてないことにはアメリカは病気で滅んでしまう。」
   「われわれは何か重要なことを見落としていたのではないか。また現代の医学が進歩していると考えること自体も間違っているのではないか。」という疑問解明のために二年間の審議調査を行い、結論として出されたもののなかで最も重要なものは次の二つでした。

1.ガン、心臓病、脳卒中などアメリカの6大死因となっている病気は、現代の間違った食生活が原因とな
  って起こる“食源病”である。この間違った食生活を改めることでこれらの病気を予防する以外に先進国
   民が健康になる方法はない。 
2.現代の医学は薬や手術といったことだけに偏りすぎた、栄養に盲目な片目の医学であった。栄養盲  
   目でない医学につくりかえる必要がある。

  この結論に従ってアメリカやヨーロッパなどでは栄養を重視する医学へ大きく舵をきりました。サプリメントによる栄養補給も公認されるようになりました。
  こうして、日本以外の先進国では手術、薬物中心の医学からいろいろな代替医療も盛んになってきて、ガンなどでの死亡率は下がってくるなど成果も上がっています。 さらに、重大なことも報告されています、OTA報告です。10年ほど前に日本でも「統合医療学会」が組織され、各種の代替医療や玄米菜食などの伝統医療の検証などの動きも出てきてはいますが科学性(エビデンス)ない、などといって攻撃され続けています。日本でも医学を真に科学的に発展させることは緊急焦眉の課題です。

  医療の現状については私なりに疑問に思うところがあります。  エガリテ
平成25(2013)年12月14日


  ご意見ありがとうございます。  
  医療問題は、高齢化社会が進むにつれ重要な課題になってくると思います。医療における闇がどこにあるのか、私は門外漢であり、全く分かりませんが、私なりに疑問に思う点もあります。
  高齢者医療について、私も年寄りですから関心がありますが、個人的には家族が判別できない段階で延命のための医療行為はする必要が無いのではと思っています。私の妻もそうした考えです。
  尊厳死についてはヨーロッパのオランダやデンマーク等が積極的だと聞いた覚えがありますが、日本では安楽死即殺人と捉えられ、なかなか難しいみたいですが、意思能力も無い状態で、無理矢理薬付けで生かす現在の医療が理解できません。

  私の義理の母が入院した際、だんだん骸骨のような顔になっていきました。我々夫婦で見舞いに訪れたさい、眠っていましたが、看護師さんが大声で、何回もたたき起こそうとしました。しかし義母はそれに反応せずに寝ていました。(というよりもう反応する力はありませんでした)その際、妻がもう止めてくださいと看護師を制止しましたが、その時このような医療行為にどのような価値があるのかと思いました。(妻の判断が正しかったと思っています。)

  話は変わりますが、昔中曽根氏老人ホームへ行き、老人に対して励ます言葉として「「病は気から」という言葉がありますから、気をしっかりがんばってください。」と声かけた事例に対して、赤旗は「病は気からでは無い」というキャンペーンを張ったことがあります。私はこのとき、生き方と病気には因果関係があり、中曽根氏の励ましが必ずしも悪くないのではと思った事があります。
  貴方が言われている「働く意志のある人全てに仕事(職場)を保障すること」という指摘も重要だと思っています。私自身67歳になりますが働いています。この目的は、働くことが健康に良いという思いからです。一定の緊張感・ストレスがあることが、痴呆症を防ぐ効果があると自分で勝手に思っています。
  さらには貴方が言われる現代医学の偏りにも興味があります。「癌と闘うな」という慶応義塾大学医学部放射線科講師の近藤誠医師近藤教授の本も読みました。
 中村仁一医師が言っておられる「本来、医療には二つの目標があるはずなのです。一つは回復させること、もう一つはQOL(生活の質)が改善すること。この二つの可能性がない高齢者に対しての医療は、無為に本人を苦しめるだけ。医療は限定的に利用して死ぬときまで頼りすぎない、それが自然死の秘訣です。と主張されていますが、私は、この自然死が正しいと思っています。

  やはりどこかに医は算術と言うところがあるように思います。私の体験談を語れば、2〜3年前に尿路結石に患った事があります。その時3ヶ月連続してなりましたが、この三回それぞれ別の病院で診てもらったのですが、その対応の違いと、金額の違いに驚きました。
  最初は診療所という所で診てもらいました。対応した医師は「何が原因か分からないが、この診療所にあるすべての機械を使って診断してあげる」と言って、私はおなかが痛くて倒れそうなのに、病院内を引っ張り回されました。おなかが痛いと言っているのに心電図まで撮られ、費用は1万円ほど取られました。
  2回目の時に行った病院は、最近建て直した近代的な病院で、診察した医者は白衣では無く、背広姿でパソコンをずっと見ていて触診を全くしませんでした。こちらの話をパソコンに打ち込み、「CTスキャナを撮ってきてください」と言いました。そしてCTスキャナを撮ってかえって来ると、今度は先ほどのパソコンに画像が映像として出力されており、体の中を連続的に見ることができ、「ここに石がある」と言われました。費用は7000円ぐらいでした。
  3回目の医者は、泌尿器科の専門の病院でした。(実は2回目ここに行こうと思ったのですが、電話で聞いた際、前日大雨があり、浸水し機械が動かないと言われ大きな病院に行きました。)ここはさすがに専門の医者だけあってパンツを脱がされいろいろ触診して、前立腺肥大になっていないことも教えてくれました。費用は4000円ぐらいでした。
  最初に患った際は、お腹が痛くなり、顔面蒼白になり、どんな病気か分からなかった為、一般の病院に行きましたが、病名がなかなか分からず、お医者さん同士の会話がなされていました。3人の内の一人が、これは尿路結石だと言いましたが、他の二人は、尿路結石に必要な何かの値が無いからちがうと主張していましたが、結局尿路結石と診断されました。(こちらが死ぬほど痛い中で、医者が何の病気か分からないという会話が、患者が聞こえる所でする事は非常識です。)

  この三回の経験で、一番適切に処理したところが一番安く、分からないからと心電図まで撮ったところが一番高い現実にあきれかえりました。
  小さな病院は高い機械を購入したら、それをフル回転しないと元が取れないため、すべての機械を使った診断をしたと思います。それとも分からないから色々検査し、それを費用としたこちらに請求した。何かがおかしいと思いました。
 
  今努めている会社で健保組合の斡旋で薬の安売りの一覧表が回ってきます。これを見ていると、薬にもよりますが、2千円以上する風邪薬が数百円、千円以上する目薬が300円以内で購入することができます。昔から薬九層倍と言われますが、そのような面もあるのでは無いでしょうか。

  話は飛びまくりますが今話題の徳州会が政治資金に70億ほど使っているという噂がありますが、一方では市民病院は必ず赤字になり、市の財政を圧迫します。この辺もなぜこんなに違った結果が出るのか理解に苦しみます。
 医療にはまだまだ闇の部分(算術の面)があるように思います。

「大会決議案批判」 一致するところも多いが、一致しないところも多  石崎 徹
送信日時:2013/12/02 00:07:53


 大会決議案批判、ざっと読ませてもらいました。一致するところも多いが、一致しないところ
もかなり多い。
 一致点。原発政策の転換を発展と言い換えて平然としているのはどうかと思います。この問題は深い検証が必要でしょう。
 不一致点。中国、韓国との向き合い方の問題ではあなたに同意できません。過去の侵略を反省していないのが日本の世論の多数であるとは思いませんが、そういう突出した発言がえてして目立つのです。海の向こうから見たら特にそうなのだろうと思います。これを解決しない限り、彼らとしても日本との付き合い方に慎重にならざるを得ないのだろう。
 それぞれの国が国益を賭けて外交に臨むのは当然ですが、中国、韓国の支配者としても、ことさら日本と事を構えたいとは思っていないでしょう。
 まず日本が折れるべきです。でも世論がこうなってしまっては日本の支配者としても難しいでしょうね。
  少なくとも世論を鎮静化させる努力をするべきだと思います。
  中国の評価という点でぼくは共産党とは一致できませんが、東アジアの平和という問題では、共産党にだいたい賛成です。
 ぼくのブログで「憲法9条」というタイトルでそういう問題を書きました。

 私は、共産党の躍進には何が必要かという視点で書いています エガリテ
平成25(2013)年12月5日


石崎様

 共産党の決議案に対する私の考え方に対して、ご意見ありがとうございます。
  「憲法9条」を読ませていただこうと貴方のブログを訪問させていただきましたが、そこに私の文書に対する詳細な分析がなされており、なかなか参考になりました。このように本格的に私の文章に対する意見・批判をいただいたのは初めてであり、私としては恥ずかしい思いとともに感謝しています。
 一致している点はうれしいですが、同意できないと書かれた分は、再度検討の必要があるなと思っています。ただ、私が貴方の「憲法9条」を読ませていただく限りにおいては、そう見解が違うとも思えませんでした。以下私のいいわけになりますが少しだけ弁明させてください。

 私のこのサイトは、共産党の支持者・活動家を主に対象にしています。「最近の共産党はおかしく無いか、本来こうあるべきでは」という視点で書いています。「こうすればもっと共産党を強くさせる事ができるし支持者も獲得できる」という立場で書いています。(ただ一定の恨み辛みも書いていますが・・・)
私は共産党の一活動家であっただけで、世界の情勢や、社会主義の理論等に精通しているのではありません。長いブランクもあり、定年退職して「共産党の事務所でも手伝いに行こうとか」と思って、3.11の選挙戦のビラ(安全優先の原子力政策)を見て、「これはあかんわ」と思い提案し始めた事から始まっています。古い言葉ですが「「宣伝・扇動」はこういう立場で行うものだ」みたいなものが原点になって、意見を述べています。
 中国・韓国とのつきあい方の問題、この地域での平和を勝ち取る為には、まず日本の歴史認識を改めなければならないとの指摘はその通りだと思っています。
「侵略戦争の定義は定まっていない」などとうそぶく安倍首相の態度には驚くばかりです。一国の首相として恥ずかしいです。
  
  しかし中国や韓国にも問題があります。貴方も指摘されているように、中国は明らかに大国主義的思考に基づき、この地域での自らの覇権を求めています。(注1)共産党は、中国は社会主義国を目指す国だから、そうした考え方とは無縁な国である事を前提に、この地域の安定を捉えています。(確かに尖閣列島、今回の防空識別権の問題では中国に批判的ですが、「社会主義を目指す国」は変えていません。)

注1:昨日(12/4)の会談で、習近平氏は、バイデン米副大統領に新しい大国関係を求めた。「太平洋には
      米中両大国を受け入れる十分な空間がある」と今後はアメリカと中国で世界を握ろうと呼びかけてい
      ます。(6月に行われたオバマ・習近平会談でも中国はこの話を持ち出しています。(G2論)
        中国はアメリカとの関係を重視しており、アジアで中国・日本・韓国の連携が生まれるとは思われ
      ません。中国の主張は、明らかに「この地域での主役は変わった。国力に応じた対応をすべきであ
      って、すでに中国こそが大国であって、日本はアメリカにしているように中国に対しても目下の同盟
      者で無ければならない。」という考えを持っていると思われます。

 韓国は朴大統領が侵略者と被侵略者の立場は1000年かけても変わらないと演説しました。この立場では、日本と韓国の友好関係成り立ちません。
  この三国の友好関係を阻害している問題が、日本の歴史認識に原因があるという立場で共産党が闘えば、明らかに日本の政治勢力の中では、敗北すると私は見ています。日本の問題は問題として主張し続けながらも、中国や韓国の問題点にも触れないと、日本の中の政党としてはやっていけないと思っています。
  中国や韓国の主張が全面的に正しいという立場は、冷戦時代の名残です。資本主義陣営と社会主義陣営、資本主義は悪であり社会主義は善であるという思想が根底にあったし、私たちはその考え方を信じていました。(注2)
 
注2:こんな話を出せば、単純化して戯画化していると批判されそうですが、上田浩一郎氏は、平和運動
   論の中で、「帝国主義国の核は侵略の為の核であり、社会主義の核は平和の手段」と定義しました。
      これが原水爆禁止運動の分裂の起点であり、社会党は、いかなる国の核実験反対を唱え、運動は
   分裂に追い込まれました。
 
  私は、同和問題の一連の流れの中で「差別する者」と「差別される者」、あるいは戦争の「加害者」と「被害者」の議論の難しさを感じています。オウム真理教の被害者である河野義行さんは、オウム真理教の信者を許し、自分の実家で付き合っていると言います。彼はなぜ許せるのかと聞かれた際、「何度も死にそうな目に遭うとね、命には限りがあって、どこで終わるか分からない、人生八十いくつまでというのは錯覚だと分かる。3年後に人生が終わるとして、3年間恨んで憎んで過ごしていたとしたら、そういう人生はその人にとって幸せなのかなと思うわけです。楽しんでなんぼの人生の方がいいじゃないですか。だって、人は間違えるものなんですから」と答えている。
  私は、この河野さんの人生観が好きです。中国国民・韓国国民にとって、日本を憎んで生きることが本当に正しいのでしょうか、そのような形で国民を誘導することが、本当に正しいのか疑問に感じています。
尖閣列島問題が勃発した際の、愛国無罪と主張した中国のデモ隊が一部暴徒 化により、日系企業襲撃・放火、さらには邦人襲撃や大使車国旗の強奪まで起きました。これを陰で操って、日本をやつける事ができるという指導者がいるとすれば、私はその人達こそ、国民をバカにしていると思います。
   「侵略戦争は許されません」「差別は絶対の悪」です。このことは真実ですが、「加害者」と「被害者」、「差別する者」と「差別される者」、「被害者あるいは差別されるものの痛みは被害者(差別された者)にしか分からない。」という論理で自らの立場に立たない者を侵略者や差別者と決めつけ、その威圧でやりたい放題を続けた中国のデモ隊の一部暴徒化や解放同盟の運動に大きな疑問を持っています。主張する側にも節度が要求されます。  
  解放同盟のこの論理に日本の民主勢力は飲み込まれ、社会党消滅の一つの大きな契機になったとみています。共産党は解放同盟のこの主張と戦いましたが、中国・韓国に対しては、この理論を飲み込んでいます。
 それは、中国・韓国を批判することは、日本の反動勢力を励ますことになり、再び戦争の道に手を貸すことになると思っていると思います。しかし、加害者と被害者論の整理が必要だと思っています。
  韓国の朴大統領の論理は、この立場は1000年変わらないと言いました。我々は侵略された、だからまず日本は我々に跪くべきだと主張しているとみています。韓国と日本の友好を前提にして、残された課題は何かを明確にして突きつけるべきです。韓国の日本に対する「歴史認識論」はアメリカにもヨーロッパ諸国にも訴えて回っています。国内問題を多く抱え、反日で煽ることが自らの延命につながると彼女は判断していると思います。
  この動機不純な「歴史認識論」とは闘う必要があります。同時に安倍首相の進める戦争できる国に反対する上でも過去の歴史認識は重要です。ただし中国や韓国側の主張がすべて正しいという立場に立つのでは無く、何が正しいか、なには間違っているかを明確に選別しないと、共産党は国民政党としては持たないと私は見ています。
  全く卑近な例をだして申し訳ないですが、昨日深夜の番組で千原せいじがでていて、タンザニアでの武勇伝を話していました。彼は、「世界の村で発見!こんなところに日本人」いう番組で活躍し、世界の果てまでいって現地の人と仲良くなっています)タンザニアで、レストランで注文を間違え(彼は英語ができない)食事がいっぱいでてきた。その時従業員を呼んできてみんなに食べてくれと食べてもらったと言う話をしました。そのさい司会者のブラックマヨネーズが何で従業員全員に食べさせたのかと聞いた時、千原せいじは、「この国は、昔は社会主義国だったから、みんな平等でないと納得しない、だから2グループにして全員に食べてもらった。といった。」私は、この発言を聞いて、社会主義は「平等」という概念がまだ残っているのだなと思った。(社会主義が100%否定されているのでは無い)
  日本共産党が社会主義国家を作ると言っても、国民は、社会主義のイメージを持つことができない。現在の中国が「社会主義を目指す国」なら、この国の方がいいなと思う人間は「平等」を求めていない人だと思う。中国の方が、お金が儲かるという人が中国の方がよいと思う時代になっている。
  韓国や中国が提唱する平和の仕組みを受け入れることが、日本における課題であるという問題の立て方は、中国・韓国の主張が正しいと言うことが前提になっているが、日本国民の間で、中国や韓国の評価が下がっているときに、この主張を行っても国民の心は捉えることができないと私は思っています。(すべては運動論的に見ています。)

  党大会議案批判を読みました。基本的に同感です。      弥生 さん
送信日時:2013/11/29 21:23:31

 
  党大会議案批判を読みました。基本的に同感です。
 先の参院選での議員増が、今国会の秘密保護法案、NSC設置法にどういう役をしえたのか、安倍政権のアリバイつくりにしかならなかったのではないか、という感もある中で、党大会は、現実の戦争的状況にどういう方向を定めたのか、興味津々でした。

 そういう中でのエガリテ氏の批判は当を得ているのかです。
 @原発をめぐって、当初原子力の平和利用を言っていながら、突如脱原発、即時ゼロを言い出したことへの注
    文。私も政党としての矜持にかけると思います。それが全然総括も反省もされていません。ただ安倍政権の
    あくどさのみを党は指摘し方針の方へ流れていきます。真摯な方針転換ならば、その反省と根拠が摘出され
    なければならない、と思います。
 A賃上げを安倍政権は経団連に頼んで回ってました。党は内部留保を出せば賃上げ可能だ、というのみで
     す。労働者の戦いとして勝ち取るという方針は全くなくなってきました。ご指摘の通り、内部留保しているの
     は、大企業のみです。中小零細にそうした余力があるわけもありません。そのもとにいる中小零細労働者
     は、これでは無視されていることになります。しかも大企業といえ、正社員はどんどん削減されている状況
     にあります。賃上げは正社員の特件になっています。労働者の党はこれではいけません。
 B対米関係に「異常・言いなり」というのが、階級政党の指摘とは恥ずかしいです。国家間の構造・利害関
    係・軍事安保の傘の分析が必要です。これがなされず、言いなりというのでは日本国家主義の立場からアメ
    リカの言いなりにならず、国家の利害の立場からモノを言え、というものですからね。
 C統一戦線は、確かに1点共同では、できません。
    その上に、国会内の政党の共闘だけではなく、それを取り巻く国民の大共闘こそが重要ではないでしょう
    か?これが党には失われているところです。
 B韓国・中国について、当然彼らの民族国家主義の間違いが指摘されなければ科学的社会主義を標榜で
    きません。中国は決して今や社会主義とは言えないと思います。まして韓国においておや。
 

 「党大会決議案批判」を基本的に了承いただきホットしています。  エガリテ
平成25(2013)年12月5日


弥生さん
 コメントありがとうございます。いつも弥生さんの鋭い指摘にいつもビックリしています。今回は手加減を加えていただいたのか、全体的に評価していただきありがとうございます。この一つ上の石崎さんの評価はもう少し厳しいものになっています。私は時間的には弥生さんのメールが先ですが、上の石崎さんの方を先に読み、相当不一致点があるようで、厳しいな、あまり考えず、焦って出して失敗したかなと思っていて、次に弥生さんの評価を見てほっとしました。石崎さんの「不一致点はどこかな」もう少し、教えてほしいなと思っていましたが、彼のサイトで詳しく説明されていました。
 なぜ評価が違うのかは、弥生さんの評価を見て分かりました。石崎さんは共産党の運動にかかわった事が無く、真っ白な目で共産党の決議案の評価をされている。私や弥生さん(実際にかかわっておられたか知りませんが)共産党の内部にいて、ここが問題だと苦労してきた経験がある。その点の感性の違いかと思いました。
 例えば、労働者の賃上げを、大企業の内部留保を1%取り崩し、賃上げに回す、それで景気回復も行われる。この主張がそう悪いと思われないと書かれています。
 しかし私は、共産党は労働者の党だと教えられてきました。労働者こそが革命を担える前衛だと教えてこられました。その労働者が大企業の内部留保金の1%を分けてくれなどという主張をするのは物乞いの思想であり、革命の思想では全くありません。労働者は文化的で最低限の生活を行う権利があり、生きる為の賃金を要求して立ち上がるのは当然です。確かに労働運動は下火になりました。しかし非正規労働者が増え、200万円以下の労働者が増える中で、再度人間らしく生きる権利を求めた労働者の戦いが組織される事が望まれます。その際に、労働者の党であった共産党がこれらの組織化に向かわなければならないとき、大企業の内部保留金1%の分け前をという運動を行っていては、労働者の戦いは組織できません。極端に言えば、共産党の賃金闘争論の裏切りが、こうした労働者の組織化を阻害しているのです。労働者の賃金が上がれば、消費も増え、景気がよくなるのは事実ですが、景気を挙げるために労働者の賃金を上げる(しかも大企業だけ)という理論は納得がいきません。
 生きる為の権利であれば、まず非正規労働者の賃金を上げるべきですし、これ以上非正規労働者を作らない戦いを組織すべきです。大企業の労働者が潤っても景気はよくなると言う議論は、一番困窮している労働者の見殺し論だと思っています。(そうした怒りに基づいていないところが違うのかなと思っています。)

 弥生さんのコメント欄で石崎さんへの回答みたいな事を書いてすみません。今回は基本的支持していただいたので(私をビックリさせるような指摘が無いので)書くことが無く、一致している事の安心感から書いています。
 あと最後の第6章を日曜日ぐらいに書き上げ、もし余裕があれば全体を見直すか、ダイジェスト版を作ることも考えています。
 また弥生さんや石崎さんの批判を受けて書き直す事もあると思います。私を驚かすような批判も拒否しませんので、行ってください。すでに第一線からは相応遠ざかっているのでピンぼけの所もあると思いますのでよろしくお願いします。

 身ぎれいであろうとする人は、「鏡」をよく見ます。そして「直す」のです。 U3さん
送信日時:2013/11/20 10:09:13


  エガリテ様 「赤旗を読む」「26大会決議批判」ともに読ませていただきました。深い示唆をいただき、感謝しております。
 実は私はもう赤旗を読むのを辞めております。40数年間購読し、人に勧め、分かろうと努力奮闘し、それでも反省をしていた人生でしたが、5年ほど前のある記事をきっかけに分かったことは、不勉強な蒙昧が無反省にも己を明知と奢り、自らの言葉で言えないくせに、「あれを読め」「これを理解せよ」とは(後続の文章、中略)
 そのきっかけは「サブプライムローン」でした。分からない人が指導者ぶる。心して見ればその他、いくらもあります。

 辞めたのは引っ越し時、に感じた水臭さでした。2年ほどは図書館で読みましたが、新聞架に角のめくれ上がった新聞が多い中で、「これ」いつもきれいな「新」聞紙でした。冬には図書館をシェルターにする気の毒な方が100をはるかに超えています。でもその人達が読むのは「一貫して弱い者の味方」を称する「一紙で間に合う」新聞ではない事実を発見しました。4年前です。
「……それぞれの段階で日本社会が必要とする変革の諸課題の遂行に努力をそそぎながら、二一世紀を、搾取も抑圧もない共同社会の建設に向かう人類史的な前進の世紀とすることをめざして、力をつくすものである」これはどんな団体の綱領でしょうか。
 今日もどこかで暴動が起き、公安に「どこか」に連れ去られます。その事実は社会に公表されないばかりか、(後続の文を略す)
 この夏、日本の大学にいたZさんは、本国に呼び戻され、大学とも連絡が取れなくなりました。最近、奥さんには一度だけ連絡があったとか。もちろん9月以降、大学に戻ってはおられません。人権って、ことばはあるけれど実体理解がない(あるいは百害一利なし)と認識する政治集団があるのですね。そういう団体が政権を占有する国が「社会主義を目指している」と綱領に明記する政党に対して、ひょんな得票増から認識を変えるほど常識人はお人好しではないのです。
 政党に出直しいただけるなら、まずは4項目を提案します。
1、「一紙で間に合う」=情報の偏りがありすぎます。将来展望を洞察した多面的で現代社会を科学的に
   認識するような情報源となりましょう。
2、綱領の観点にふさわし現代社会の情報提供をしましょう。勉強不足、観察眼の歪みと偏り、中央指導
   部情報オンリーからの脱皮。
3、大げさ表現。例。「亡国の○○」、「目・口・耳をふさぐーー」。
4、罵り、敵愾心を煽ることを「批判」だと誤認識をしている。
5、「一貫して○○」と言いながら、過去に過ちはなかったことにしている。今は隠せばばれる。誤魔化せ
   ば見破られる。
 身ぎれいであろうとする人は、「鏡」をよく見ます。そして「直す」のです。

 赤旗は編集方針が定まらず、記事も面白くない。これでは拡大は大変だ。
            エガリテ
平成25(2013)年11月22日


投稿ありがとうございます。
 お褒めをいただきありがとうございます。私ももういい歳ですが、情報発信だけは続けていきたいと思っています。
 赤旗は政党の機関紙なのか一紙で間に合う新聞なのか、編集方針の整備が必要だと思っています。今回の福島市長選挙で、毎日新聞はトップ記事なのに赤旗はどこを探しても載っていません。あくる日の新聞にベタ記事で載せていましたが、もし勝っていたらトップ記事だったと思います。そのへんの姑息な対応が理解できません。
 共産党が勝てば評価する、しかし共産党以外であれば、たとえ原発反対でも評価しない。このような対応では一紙で間に合う新聞とは言えません。正義の味方・真実の友が泣きます。
 今日の赤旗に中国共産党3中総閉幕という記事が載っています。横見出しで
「危機背景に改革に着手」と書いていますが、この間の「天安門車突入事件とウイグル族」問題には触れていません。ただ中見出しで「ソ連崩壊の教訓」という小見出しをつけています。この辺は共産党も「ありえる」と見ていることを暗示しているのではと思っています。
 本日付毎日新聞では、「記者の目」で「踏みにじられる辺境」という大見出しを掲げ、小見出しで「慣習や文化を無視され反発」、「想像力に欠けた漢族の優越主義」という記事を載せています。この記事の方が圧倒的に面白いです。
 ご指摘のように赤旗は方向性が定まらず問題がありますが、それ以上に読ませる記事がない、記者の力量が相当落ちている気がします。
 先にあげた福島市長選の記事でも現場でどう扱って良いのかわからず、翌日幹部に聞いてから記事にする。その程度の集団で運営している気がします。
 この状況でいくら拡大を叫んでも、なかなか拡大はできず、末端の党員はノルマに追われ疲弊するばかりです。この現状に幹部は気がつくべきです。 

    医療の科学的発展を計る問題が重要   黒岩 洋祐 さん  
送信日時:2013/10/26 18:11:47


>「2020年東京オリンピック開催をどう捉えるかは政治的に大きな課題これに目を背ける者は政治的に敗北する!」とありますが僕はそれほどの問題ではないと思います。猪瀬都知事のダントツの得票はオリンピック招致の願いの反映かも知れませんが、僕はいま日本の社会が課せられている課題はそこにあるとは思えません。
  いま日本社会が解決をせまられている課題は二つあると思います。その一つは役割・使命の終わった資本主義をこのまま続けるのか否かという問題です。今ひとつは医学の科学的発展を計る問題だと思います。
  資本主義というシステムは人類社会の発展に大きな役割を果たし、奴隷制社会、封建制社会、の遺産を受け継いで空前の富と多数決という民主主義の考え方の理論的到達をもたらしてくれました。
  しかし、ここにいたって、極端な格差=大多数の貧困・手に負えない原発、地球温暖化等放置できない副作用をもたらしました。過剰生産恐慌と過少消費は常態化し経済はニッチもサッチモいかなくなりました、つまり資本主義は寿命が尽きました。この寿命の尽きた資本主義を守るために機密保護法を作って寿命が尽きたことを隠そうとしています。これに勝る問題はあり得ないの
ではないかと思います。

  いま一つの問題は命と健康・真に科学的な医学の確立の課題だと思います。  

次回につづく 

 日本社会の国民的改革の中で医療問題の占める位置は?  エガリテ
 平成25(2013)年10月31日


 オリンピックに対しては、これが日本の政治の階級対立の接点だとは思っていません。ただ多くの国民が2020年東京オリンピックを楽しみにされていると思います。この気分感情を理解(把握)した上で、議論を巻き起こしていくべきです。頭から、東京オリンピックはヒットラーの実施したオリンピックと同じだと視点で戦えば、勇ましいですが、私は政治的には敗北するとみています。
 スポーツの健全な発展は推し進めていく必要があります。その課題を東京オリンピックとの関係で明確にして取り組んでいくような戦いが必要です。
 原発問題でも、安倍首相は、東京オリンピックの招致の場で、汚染水は完全にコントロールできていると言いました。この発言を逆に利用して、国際的に日本政府を追い詰めていくことが必要です。ヒットラーと同じと一刀両断で切り捨てるより、東京オリンピックの成功のためには、このような課題があると詰めていくことが重要だと思っています。
 オリンピックは公式には平和の祭典です。これを契機に平和の問題でも攻勢を強めていくことが重要だと思っています。
 
 「次に、いま日本社会が解決をせまられている課題は二つあると思います。その一つは役割・使命の終わった資本主義をこのまま続けるのか否かという問題です。今ひとつは医学の科学的発展を計る問題
だと


----- 討論の広場に転載の可否 -----
思います。」と指摘いただいていますが、 「役割・使命の終わった資本主義をこのまま続けるか」という問題提起ですが、共産党はルールある資本主義を提起しています。当面の目標として社会主義を掲げていません。現在の社会主義と言われている国々を見れば、資本主義より社会主義が優れていると実績は一つもありません。
  まず、この整理から始めないと国民を社会主義建設に向かって組織することは不可能です。現状では「ルールある資本主義」はあまり好きではありませんが、資本主義の枠内での国民の要求実現のために闘い、議会でも相当数の議席を獲得することが大切ではないかと思っています。
 次に医学の科学的発展を計る問題を掲げていただいていますが、他の課題、例えば原発をゼロにしてエネルギー政策を変える問題や、200万円以下の労働者が数多く作り出され、国民の生活が破壊されている現状や、秘密保護法の成立で、国民の知る権利や自由な発言が国家によって奪い去られる問題など様々な課題がある中で、医学の科学的発展がそれらの課題を上回る重要な問題だという提起については、もう一つ納得がいきません。それぞれの分野で闘っておられる方が、自分の分野が一番重要だと言っておられる水準の様に見えますが、例えばお隣の中国の今の大気汚染を見ると、「まさにこの大気汚染を解決しなければ、国民の健康破壊と言う面で重要な局面が現れる。」という指摘なら納得できますが、今の日本で医学の科学的発展が、資本主義か社会主義かという議論と同列の議論を行う課題か疑問があります。
 最も私は医学に対して全く知識が無く、重要な課題に気が付いていないのかも知れませんが、この問題提起には違和感を禁じ得ません。
   つづきを読んでからまたコメントさせていたいただきます。


  負けずに頑張ってください   石崎 徹 さん          
送信日時:2013/10/20 18:46:39


 ありがとうございました。ブログをやるといろんなコメントが舞い込んで大変ですね。負けずに頑張ってください。

   励ましありがとうございます  エガリテ
平成25(2013)年10月31日


 ありがとうございます。
 いろんなコメントは許容範囲ですが、サイトの目的を逸脱して入ってこられると、それに対応するのは消耗戦になり、このサイトを利用している人にも迷惑がかかります。
 「海外で働く企業戦士」を殺されて当然とか、2020年東京オリンピックがヒットラーのオリンピックと同じだというような議論は現在の日本の政治状況を正確に把握してものと思えません。この議論が本当に正しいと思うのなら、積極的に国民の中に入っていくべきです。その主張が支持されるか否かを確認し、その上で議論を行うべきだと思っています。
 励ましありがとうございます

 今後ともよろしくお願いします。


   リンクを貼らせていただきました。           石崎 徹  
送信日時:2013/10/18 00:39:46


 「石崎徹の小説」というブログをやっています。もっとも、いまはちょっと込み入った事情があって、更新を控えています。貴ブログをリンクに入れさせてもらいました。賛同できる見解が多かったからです。大津の自殺事件に関するご意見は参考になりました。
 きょう、尖閣問題でのご意見に接し、ぼくと正反対なので、リンクに入れている以上、意思表示する必要に駆られました。本来なら自ブログで書くのですが、いまは更新したくない事情があって、コメントさせてもらいました。
 ぼくのブログで領土問題について少し書いています。あなたのご意見とはかみ合わないかと思いますが、参考にしていただければと思います。
「政治」のカテゴリーを見ていただければ、「日本共産党について(領土問題)」という項目があります。
 なお、お書きになっていたような中国の最近の傾向(帝国主義的傾向)については理解しているつもりです。ぼくの書いたものはその点に触れていませんが、中国の国内問題については、「不破哲三綱領批判」という項目でかなり詳しく論じています。

  貴方のブログ見せていただきました。(非常に参考になります)  エガリテ
平成25(2013)年10月20日

メールありがとうございます。

 貴方に紹介していただき、ブログざっと読みました。面白いですね、私の気分感情と一致する面が多々ありました。活動経験なども同じ思いで活動していました。「不破哲三綱領批判」もざっと見ました。私よりもよっぽど勉強されており、大胆な理論展開を行われている点面白いですね。一度時間をかけてゆっくり読ませていただきます。
  尖閣列島の問題で私と意見を異にすると言われていますが、私が読んだ範囲ではそう違うようには思わなかったのですが。あなたのブログを見る前はてっきり尖閣列島は中国の物だと言われているのかと思いました。
  私が主張したのは、尖閣列島問題で選挙を戦う愚かさを中心に訴えてきたつもりです。それともう一点、尖閣列島を中国に譲ると、中国が海洋王国として君臨し、日本の安全保障上大きな問題が発生する懸念があると主張しました。
  貴方も書いておられるように、どこをどう見ても「中国が社会主義を目指している国」には見えません。共産党はずるく、相手の国がそういっているから、そういっていると言っていますが、そんな無責任な国際情勢の分析でいいのかおおいに疑問です。
  現在中国の本質を暴くことは重要だと思っています。貴方が相当詳しく分析されている点、私も大いに参考にさせていただきます。
 今後ともよろしくお願いします。

   あなたの誤りを決定的に自己暴露しています。  森永 和彦さん


  森永 和彦氏から「三つの投稿」をいただいています。これをまとめて一つの投稿として扱い、私のコメントを書きます。 順番は投稿順です。

★投稿1 森永 和彦
送信日時:2013/10/15 11:03:25


 >ご意見(提案)ありがとうございます。      

 >この件については、あまり深く考えていなかったのですが、私がコンピュータに対して不慣れであることと、他人のサイトに勝手に飛ぶことが許されているのか、そのへんの知識が不足していました。
 そんなこと、許されてるにきまってるじゃないですか。ネット上に公開している以上、誰でも見ることができ、誰がどこにリンクしようとも自由に決まってます。それが嫌ならパスワード制などで見れる人を制限すればよいのです。これはネット社会の常識です。

★投稿2 森永 和彦
送信日時:2013/10/17 12:57:26


 貴殿は根本的に情勢を見誤っています。
 >ヒットラーが行った国威発揚のためのオリンピックと東京のオリンピックが必ずしも同じものにはならないと思います。(支配者側の意図がそうであれ、民主主義社会が成熟しており、それを行わせない力も大きなものがあります)

 「民主主義社会が成熟している」というあなたの見方は完全に間違いです。そのような誤った見方をしているから、「多数者革命を支持します」という発言も出てくるのでしょう。もし「民主主義社会が成熟している」ならば、どうして石原慎太郎のような人物が東京都知事に圧倒的得票で選出されるのでしょうか?
東京オリンピックは、まさにヒトラーのベルリンオリンピックとまったく同じものです。2020年夏季五輪と、2019年ラグビーワールドカップは何としても阻止しなければなりません。過去にも開催地が変更された例はあります。
 オリンピックそのものを廃止すべきですが、それはさておくとしても、東京開催が決定したIOC総会では、安倍首相が「汚染水は管理されている」というウソのプレゼンを行ったのですから、東京開催は取り消し、東京を除外して再投票すべきです。それすら要求しない日本共産党は、完全に商業マスコミと同じ地点にまで転落しているのです。
 国会で、東京五輪の成功を政府に求める決議が採択されました。衆議院では全会一致、参議院では山本太郎議員のみ反対したとのことです。これで多くの東京の党員が「山本さんに投票してよかった」と言っています。
 また、日本共産党が国体反対運動に加わらないことも重要な問題です。(個々の党員で参加している人はいますが。)天皇制を強化する国体反対、特に自衛隊のリクルート手段である銃剣道反対は重要な政治課題です。

★投稿3 森永 和彦
送信日時:2013/10/17 14:34:40


 あなたの「駅頭宣伝の政治的意義について この政治宣伝をノルマにしてはならない!」という書き込みはあなたの誤りを決定的に自己暴露しています。
 
 私はそもそも共産党は選挙・議会にいっさいかかわるべきではないという立場ですが、あなたは「議員になりたい出世主義」を肯定し、日本共産党はもっと議会主義的になれ、といっています。
しかしあなたは別のところで、「議員はかならず大臣病にかかります」と言っていたではありませんか?

 あなたの助言に従えば、日本共産党はもっと議会主義的になり、出世主義者が議員の椅子をめざして党内闘争を行い、議員たちが「大臣病」にかかってさらに右転落していくことは明らかです。

 根本的にいって、あなたは日本共産党の議会主義や国民主義を批判できない、だからビラが悪いだのといった表面的な批判しかできないのです。議会主義や国民主義そのものを批判しなければどうしようもありません。オリンピックや国体すら批判できなくなった共産党を肯定しているあなたが問われているのです。

  「節度」を欠いた言動を認めることはできません。(排斥通告です)  エガリテ
平成25(2013)年10月20日


 貴方には世代間における知識の違いと言うような発想はないのですか。
 私は67歳の老人です。コンピュータに取り組んでいますが、若者とはその感性に違いがあります。毎日が悪戦苦闘の世界です。
 貴方にあって私にないもの、逆に私にあって貴方にないもの、そういうことに気が付きませんか。貴方は非常に優秀な方だという事は前々から認めています。しかし世間常識と言う点では、全く失格です。

 私のHPに投稿してくれる人で、「言論の自由はない、貴方は罰せられますよ」と忠告してくれる人がいます。一方では「殺されて当然という人:あなたです」この二人は私から見れば、社会に適応できない人たちです。同じ次元の馬鹿な人たちです。
 貴方はこの「罰せられますよ」と指摘した人がバカなのはわかると思いますが、自分は別だ、自分は世界を全て見通している優秀な人物だと思われていると思いますが、失礼ながら、私から見たら同じ次元の人です。

 以下理由を述べます。
  私のHPはその目的を明らかにしています。「日本共産党の現在の問題点を洗い出し、その克服を図る」ことを目的としています。そうした人のための議論の場を提供しています。日本共産党は議会で多数を得て、日本社会の変革を目指しています。この範囲内での問題点の議論を求めています。
  貴方の今回のメールには、「私はそもそも共産党は選挙・議会にいっさいかかわるべきではないという立場です」と書かれています。どのような立場を取られても自由ですが、私の設定している場に、このような議論を持ち込んでも、何の意味もありません。まさに「荒らし行為です」ネットは何をしても自由だというのが貴方の主張だと思いますが、我々の時代の人間には「節度」というものがあります。
  このあなたの行為は「罰せられますよ」と同じ次元の行為です。

  話は変わりますが、私は20年以上前になると思いますが、ネットの討論の場に積極的に参加していたことがありました。その時ある若者から強烈なメールをいただきました。「ネット社会を全く理解していない、真剣に自分の主張を議論する馬鹿げた行為だ」と「彼は、ネットは仮想空間であり、男が女に化けても、20代の人間が50代の顔をして能書きを垂れても自由な世界だ、そんなことも分からず真剣に論議するのは馬鹿げている」と批判されたことがあります。
 私はこの批判を受けてネットから退却したことがあります。貴方の主張もこれに似ており、礼を失しても、相手を攻撃することは何ら問題がないという立場に見えます。
  私は貴方に、「殺されて当然」等と言う人は、このHPでは支えきれない、今後の投稿は載せないと忠告しています。しかし貴方は非常に常識的な投稿を行い私を引き出し、その後「殺されて当然」という主張の裏書がある主張を再開するという極めて知能犯です。
  今回も、「他の文書を紹介するならそこにリンクを張るべきだ」と至って当たり前の主張を行なって、私を引っ張り出し、私がそれに答えると立て続けにメール出してくる。これは貴方のパターンです。(いつも3回ぐらいメールを立て続けに送ってくる)
 
  しかし、この3通のメールは貴方の本性がむき出しになっています。
 まず一通目のメール、完全に上から目線のメールです。私の方が詳しい、教えてやるという態度が相当前面に出ています。(このような姿勢の方と私は議論するつもりはありません)
 
  2通目のメール「民主主義社会が成熟している」ならば、どうして石原慎太郎のような人物が東京都知事に圧倒的得票で選出されるのでしょうか?
  東京オリンピックは、まさにヒトラーのベルリンオリンピックとまったく同じものです。この主張も馬鹿げています。石原慎太郎が東京都知事になったから、ヒットラーのような全体主義社会だとか、東京オリンピックがベルリンオリンピックと全く同じだという主張も全く馬鹿げています。民主主義は石原や橋下を生み出す弱さも持っていますが、同時にそれを覆す力も持っています。そのために闘うのです。その戦い方を議論しよういうのが私のHPです。貴方の主張では行きつく先は連合赤軍のような末路しか見えてきません。

  3通目のメールで、あなたの「駅頭宣伝の政治的意義について この政治宣伝をノルマにしてはならない!」という書き込みはあなたの誤りを決定的に自己暴露しています。私はそもそも共産党は選挙・議会にいっさいかかわるべきではないという立場です」と表明されていますが、私は元々「議会の多数を得て革命を行う」という共産党の立場支持する立場から、もっと大衆に依拠した闘いを組織して、その戦いに支えられて共産党の前進を図るべきだと言っています。共産党の言う大衆運動とは全く関係のない「ヘラブナ釣」仲間を組織して選挙で勝利しようという方針を批判しています。このビラ問題では、共産党の主張いろいろあるのに、あるいは情勢は様々な課題を提起(例えば汚染水問題など)、一か月間消費税のビラをまき続ける政治的音痴さを批判した物である。これで「あなたの誤りを決定的に自己暴露した」という批判は悪罵以外の何物でもなく、言論世界の常識を逸した行為です。自己中心主義でしか物事が見えなくなっており、「罰せられますよ」と私に忠告した人と同じ次元か、それ以下の水準でしかありません。
 私は、主張は違うが、貴方には一定の親近感を持っていました。おそらく真剣に物事を考えられている人だなと思っていましたが、今回の3通のメールは正にあなたの正体を暴露した物になっています。
 前にもいましたが、今後あなたとの議論は一切しません。それは全く非生産的だからです。私は、「罰せられるよ」と言ってきた人にも言いました。共産党に相談してください。あなたの投稿は、共産党の権威を傷つけていますよ。良く考えてくださいと。貴方にも同じことを言います。貴方の投稿は「四トロ」の権威を失墜させますよ、それほどひどい投稿です。(注1)

注1;これを言ったらまた常識が無いと怒られそうですが、私は「四トロ」なる集団に対して知識は全くあ
    りません。何を主張しているのかも知りません。今まで議論したこともありません。ただあなたがどこ
   かで「四トロ」の再建について語られた気がしています。


   これは投稿でなく、単なる要望です。   森永 和彦さん   
送信日時:2013/10/1102:59:20


 これは投稿ではなく、単なる要望です。

 「余計なお世話かもかも知れないが、さざなみ通信に、共産党の愛知県委員会の勤務員として10代から40代まで10年ほど過ごされ、その後機関を罷免され2012年82歳で亡くなられた方の、当中央に対する相当長文の意見書が掲載されています。」

  とありますが、その場合は直接記事にリンクしてください。記事を探すだけでも時間がかかります。どうかよろしくお願いします。

   ご意見(提案)ありがとうございます。          エガリテ
平成25(2013)年10月13日

 
 この件については、あまり深く考えていなかったのですが、私がコンピュータに対して不慣れであることと、他人のサイトに勝手に飛ぶことが許されているのか、そのへんの知識が不足していました。

 さざなみ通信は、私はリンクの申請をしましたが断られた(あなたのサイトはマジメに共産党の発展について考えていないと拒否された)経過があります。そのサイトに断りもなしに、私のHPから飛んでいって良いのかそのへんがよく判っていませんでした。

 今後は考えていきたいと思っています。



  オリンピックの政治的本質を見抜くことが重要    弥生さん   
送信日時:2013/09/10 22:57:03


  ご無沙汰でした。オリンピックが決まってびっくりしたのは、後続がしゃしゃり出てきて、いよいよ改憲後の予行演習かと見まごうたからであるし、安倍が「汚染水は完全にコントロールできてる。政府が責任をもってやる」などと出来もしないことを大見得を切ったことです。さらに赤旗が、「アスリートの努力」と賛意を表したこともです。政府と独占企業は、オリンピックを政治利用しないなどといいますが、そんなことはありません。これから始まる大企業への膨大なばらまき、ナショナリズムの煽動、自国中心主義排外主義の煽動は、完全にフクシマを後景にします。
  日中戦争を日本有利としてはこうぼうとします。ナチス「民族の祭典」はヒットラーの晴れ舞台でした。ナチズムの権化でした。現情勢下でのオリンピックが安倍麻生石原橋下らナチス迎合のウルトラタカ派によって最大限利用されることは火を見るより明らかですね。原発推進を安倍成長戦略としている中では、フクシマのもみ消し、下層人民無視の消費税上げ、社会保障切り下げ、解釈改憲は空母浸水、秘密保護法成立としてどしどし進行させていきます。こうした構造をちゃんと見れば、安倍政府に疑問を持たないアスリートなどが特別視される必要は全くないと思います。
  選挙の票を考えればオリンピックで騒ぐ人も必要かもしれないけれど、悲惨な貧困層・労働者にはより過酷な未来が来るのは、明らかです。誰の立場に立つかが問題でしょう。ある日茶色の朝になってるのを気付いてももう遅い。
 他のU3,畑中さんらのご意見いいことを言われてますね。

    オリンピックは「本文」でコメントを書いてれています。       エガリテ

  弥生さん、何時もいつも鋭い指摘ありがとうございます。目を覚まされ思いです。
  長い間、HPの更新を行わずサボていますが、オリンピックについては記事をあげるつもりでした。弥生さんの投稿で、これは早く私の立場を明らかにせねばと書き上げました。
  弥生さんに了解を得ずに、弥生さんの文書を引用し、、本文のほうでこの問題に対する私の考えを述べました。是非そちらを見ていただけますか。「日本共産党最近おかしくないですか」にUPしています。
  今回は弥生さんとは少し違った立場から発言しています。批判があればまたお願いします。(本文を読む)

   「大阪市長選挙の二の舞は避けろ」       畑中剛ファン   
送信日時:2013/08/16 18:54:37


  「大阪市長選挙の二の舞は避けろ」

 堺市長選挙では共産党は独自候補を立てず現職を暗に応援する決定をした。堺を存続させるか否か、維新を増長させるか否かの闘いであり独自候補擁立せずの決定自体は反対ではない。ただ断じて共産党の議員や組織自体が表に立って選挙活動をすべきではない。

  大阪市長選挙でも同じような構図になり、共産党が表に出過ぎて平松前市長に「色」が着いてしまい無党派層を取り込むことが出来なかったという痛恨の出来事を忘れるべきではない。今回は共産党幹部なども挨拶に出ることを控えて黒子に徹するべきだろう。共産党への偏見はまだ消えていない。残念ながら。


 統一戦線は本来味方の勢力を2倍にも3倍にもする。     エガリテ
平成25(2013)年8月19日

 
  難しい指摘ですね。共産党に対するアレルギーは確かに相当あるとおもいます。私も東京都議会選挙で共産党は25%の壁が打ち破れないと指摘しました。

 過去において社共の統一戦線で革新自治体が多く生まれた時、1+1は3にも4にもなると言われ、確かに結果はそうなりました。またこの戦いを通じて共産党の信頼が高まり、共産党自身の躍進にもつながりました。

 社会党はこの状況を「庇を貸して母屋取られる」と比喩して、共産党との統一戦線に消極的でした。

 この時点での統一戦線は革新の統一選挙であり、革新自治体が政治を変えてくれるという期待が国民の中にありました。

 今回の堺市長選挙は、橋下氏の提唱する大阪都構想の是か非かと言うのが争点です。堺市の市民が大阪に吸収合併されるのがイヤと言う意識が明確であれば、猫の手も借りたいという思いから、共産党の参戦を歓迎する可能性もあると思います。

 大阪府知事選挙・大阪市長選挙は、共産党は橋下氏率いる維新の会との争点が明確にできず、選挙戦全体が迷走したのが、敗因の最大の物だと捉えています。あの時点で共産党が唱えたのは「安全・安心・やさしい大阪」であり、橋下・維新の会と全く対決していませんでした。平松氏の支持も、あのまま戦えば共産との得票数が相当低く、それがバレルことがヤバいと思い抱き付いたとみています。これでは1+1=数倍という効果は生まれません。

 政策的にも「安全・安心・やさしい大阪」が急に「独裁者橋下」に変わり、共産党の政策が大衆の中に浸透することは無かったとみています。

 今回の堺市も、勝手連的な参加だと思いますので、マイナスよりはプラスに働くのではと私は見ています。(本来は相手の本質・弱点をたたくのは共産党は得意であり、的を得た批判を積極的に行えば、選挙戦の流れを作ることが出来るとみていますが、ダブル選挙の「安全・安心・やさしい大阪」的思考では勝てないと思っています。)



 敵は「ナチスのように知らぬ間に憲法改定」を狙っている。  弥生さん 
送信日時:2013/08/10 22:06:23


  「自共対決」の時代と幹部は盛んに言います。でもまさに麻生が言ったように、「ナチスのように知らぬ間に憲法改定」を自民はやってます。

 法制局長官を解釈改憲に積極的な小松をトップに挿げ替えました。麻生発言をなんら問題にせず国会休眠に入りました。「民主」国会が自民独裁をバックにやりたい放題になっていることを実証しています。次から次へとこうなるでしょう。

 政府は航空母艦「出雲」(2万トン)を進水させました。東南シナ海に当然プレッシャーとなります。中国も当然国産航空母艦を建造中です。しかも安倍は、フィリッピンに巡視艇10隻を無償供与しています。オスプレイは計24機を持ち込見ました。ガンガン軍事力増強にはしっています。

 中露は宗谷海峡を合同軍事演習で無鉄砲に回遊し、中国機は太平洋を巡りました。今までになかったことです。こうした軍事面をとっても決してこれをとどめることにはなっていません。むしろ国民の間には、中韓-日の関係悪化があるから、やむを得ないというムードになっています。

  そうさせられています。国会内の11名進出がそんな力になっていないことを自覚の上に、国民運動として、原発再稼働や社会保障費削減、諸物価値上げ、消費税UP、教育の軍国主義化、アベノミクスの富裕層向け垂れ流しばらまき財政金融、リストラ、憲法の軍国主義化、集団的「自衛」権明記、軍拡…;まだありますが、こうした政治をやる軍国・ファッシスト反対のための国民運動を宣伝し、創成しなければ「茶色の朝」をある日突然迎えることになります。そう思いませんか?

 歴史は語っているのです。これから学ばなければ過去の戦争犠牲者が泣きます。


     憲法改悪をたくらむ勢力に鉄槌を!  エガリテ
平成25(2013)年8月19日


 ご指摘の通り、右翼的な人というのは、なぜ軍国主義を押し進めたいのか、その思考の源泉がどこにあるのか、疑問です。

 この間の状況を見ていたら、アメリカはすでに昔のアメリカでは無く、中国との共存路線を追求しています。安倍さんが目指す中国包囲網や集団的「自衛」権をアメリカは必ずしも日本に求めていません。むしろ中国や韓国と仲良くせよ、この地域での緊張を高めるなと日本に圧力を加えてきています。

 安倍さんは、単なる軍国少年なのか、再度日本の軍事力を強化して、韓国や中国を武力で制圧することを考えているのか、既に国際常識に反した行動を行っています。

 麻生副総理の「ナチの手法に学べ」発言も国際的に大きな批判を受けており、オリンピックの招致運動にもマイナスに働いていると指摘されています。なぜ

 日本の政治家には国際感覚が育たないのでしょうか。

 今更日本が軍事大国になって、大東和共和権の再興を目指すような運動を行っても、世界からの反発で日本は立ちいかなくなります。

  日本国の世界での位置は、過去の侵略戦争を反省し平和国家として生きていくより他はありません。まさに憲法が目指す方向こそが、日本国が世界に信頼される立ち位置です。これを崩して、軍事大国になり世界に認められる国になるという安倍さんなど右翼政治家は世界が全く見えていない人たちです。彼らの方向性は世界から糾弾され孤立化の道でしかありません。

 社民党が消滅の危機を迎え、民主党は党としての方針が無く、当面は護憲勢力として共産党が躍進することも考えられますが、この党も根本的な矛盾を抱えており、政権奪取に向かうにはまだまだ多くの障壁があります。今回の躍進が党の再生につながるように党幹部は真剣に考えないと、単なるあだ花で終わってしまうような気がします。



     ほんとうは何が大事なのでしょうか。    U 3  さん  
送信日時:2013/08/01 09:38:15


  エガリテ様。
  自由な言論が「罪だ」と考える意外な人にさえ、真正面から相手をなさる度量の広さにも敬服。どのような言論もエガリテ(平等で対等)の立場を崩さず、批判すべきは批判、欠点の指摘はきっぱりとなさいます。弁証法(ディアレクティーク)とはまさにこれです。指導者を盲信するばかりで自らの尊厳を以て思考できない人に弁証法はありません。人はそれぞれ認識も思考も異なるからこそ、互いの対話で高めあっていくというのが私たちのほんとうの理想であったはずでした。あるべき道を示され、感謝しています。

 さて「ここで笑わないと笑うところはありませんよ」と都議選の山場がありました。こんどまた参院選の山場もありました。私は申し訳ありませんが、笑って差し上げる気持ちになれないのです。努力すると、苦虫を噛んだようになります。なぜでしょうか。一口に言って、社会が革新方向に前進している、と評価するならば、現実を見誤るのではないかと危惧するからです。言葉を換えて申せば、人々を「ミスリードする」危惧を深めています。

 どんな未来社会を目指すのがいいか、各自が様々に考えましょうが、私は素人ながら社会主義=働く人が人が大事にされ、人が人を搾取することなく、人の尊厳が権力や財力や暴力その他の力でそこなわれないような知恵を出し合う社会、になってほしいと心から願っています。だから、政府に都合の悪い言論を吐けば拘束や投獄されたり、民族の言語や文化が政治的にないがしろにされたり、資源があると見れば、富国強兵政策をいっそう強化したり、戸籍上の差別がまるで新しい被搾取階級として生み出されている社会を、私の願う未来社会への道筋に想定することは、まったく不可能です。

 でもそのような現実には目をつぶり見ようとしない政党の議員が倍加しようが3倍加しようが、笑うに笑えないのです。

 原発を例に取りましょう。「ゼロ」の意味が、私にはまだよく分かりません。原爆実験には「平和のための」と「戦争のための」とがあり、それをミソもクソもいっしょにしてはいけないと言ったのはどの政党ですか。平和利用はいいのでしょう? 「ゼロ」とは何を意味するのですか。

  また、今ある原発はすべて発電を止めたとしましょう。そのあと、廃炉まで何年間、どうするのですか。政府と東電をひたすら突き上げればいいのですか。

 もうひとつも二つも知恵のある「展望」か「政策」はないのですか。信じられる未来展望を示す力量がある政治勢力を望むのはナイモノネダリでしょうか。

 政治の動向は、21世紀を間違いなく観察するところを原点にして、今回の「一現象」を美化に過ぎることなく理解したい無職老人です。


  選挙に勝ったという言葉は励ましになります。その上で課題を整理すればと思っています。                            エガリテ
平成25(2013)年8月4日

 メールありがとうございます。

 なかなか哲学的で難しい議論すね。私は現場の活動家であってあまり難しい話は分かりません。ただ運動を発展させるには法則があるとみています。現在の共産党はその法則を見失っているとみています。

 原発の問題私も批判し続けています。今回の参議院選挙の結果を見て、共産党が得票数を大きく増やしたのを見て、私も少し日和見になっています。

 私は原発問題で、理論的一貫性を確立すべきだと思っています。3.11の震災後の一斉地方選挙で共産党は、原発反対を唱えず、「安全優先の原子力政策」でした。私はそれこそ椅子から転げ落ちるほどびっくりしました。この方針が明確に出たのは投票前日の「赤旗の主張」でした。それまでの赤旗の選挙活動の記事には候補者が原発反対を訴えている姿も沢山報道されていました。

 しかし共産党は赤旗の「主張」で明らかに「安全優先の原子力政策」と言いました。私はこの政策は関西電力の主張と同じではないか、どこが違うのかと迫りましたが回答はありませんでした。

 ところがメーデー会場で突如志位委員長が原発ゼロを主張し、一日で共産党の主張は変わりました。翌日の(5月2日)の赤旗は、この方針転換に気が付かず、メーデーの行進で共産党中央の勤務員の部隊は「安全優先の原子力政策」の実現をシュプレヒコールしながら歩きましたと書いています。

 この矛盾を指摘し続けてきました。しかし選挙戦を見ていると、他党派は共産党に対してこの突込みを一切しません。「ブレない共産党」というキャッチフレーズは他党派すべてが容認してくれています。この現状を見て、一貫していない「共産党の原子力政策」をという私の主張は、共産党に迷惑をかけるのか、「大衆は気が付いていない」「私も黙りこむか」と最近考えています。

 私の主張は、「一貫性のない主張は結局敗れる」というのが信念ですが、他党派も気付いていない。大衆も気付いていない。ならば共産党は一貫して原発に反対しているという主張を見逃そうかと最近考えています。

 私は共産党と敵対的矛盾の立場には立っていません。こうすればもっと良くなるのにという視点で、批判しているつもりです。原発問題の理論的整理は共産党の今後の活動の発展上不可欠と見ていましたが、この追及は、もうやめようかと思っています。(正しいことが、何時でも必要とは限らない局面もあるのかと思い始めています)

 議席数の問題もそうですが、個々の党員がどれほど力を持っているのか私は把握できていません。一般的に「共産党が増えれば社会が変わる」的なスローガンには、「本当か」と突っ込みたくなる心境です。能力が無いものがいくら集まっても、結局は力になりません。それは私も地元で見てきました。(厳しいことを言えば、「この人たちは市民をだましているという自覚が無いのか」という目で見てきました。)

 行政も能力は低いですが、共産党の議員と比べれば行政の方が優れた人材をたくさん持っています。その行政とどう戦うのか、その決意が無いとみています。しかしこれも議席が増えて喜んでいる中では「タブー」と見ています。それと国会議員になるような人はあくまで一流の人材であり、活躍されることを期待しています。これが私の立場です。



  「断じて『大躍進』ではない」     畑中 剛ファン さん    

送信日時:2013/07/29 10:36:25


  今回の参院選は久し振りに議席を獲得し、一定の歯止めがかかったように見える。赤旗などは「大躍進」とはしゃいでいるが「健闘」と言えても「大躍進」では断じて言えない。何故なら大阪選挙区で当選した辰巳氏は得票数が約40万票であり、惨敗した大阪府知事選挙より約10万票上積みしたに過ぎない。定数が4になったことにも助けられた。この間の参院選では2回4位に入っておりそこも考慮する必要がある。革新が強かった兵庫では相変わらずの惨敗を喫しており供託金没収選挙区の多さも相変わらずである。社会民主党は福島党首の辞任でいよいよ解党の準備に入り民主党の自滅などで結果的に共産党へ流れた革新票もあり「固定票」とはまだまだ言えないと思う。一つ衝撃だったのは自民党礼賛の嵐の中大阪で維新が選挙区・比例区ともに第1党を占めた点である。橋下の妄言など維新に逆風があったにもかかわらず大阪で追い落とすことが出来なかった。これは大変な脅威であり反省材料にする必要がある。

  最後に公明党や維新など政策的に相容れない政党であっても意見交換は続けるべきだと思うし、民主団体だけの殻だけに閉じこもることはやめてほしい。ウィングを広げネット運動も活発に続けるべきだと思う。間違っても「科学的社会主義が認められた」「共産党の方針は正しかった」

  「前進は赤旗中心主義の結果」などという勘違いはするべきではない。価値観の押しつけや疑心暗鬼の目で支援者を見るとまた元の木阿弥になるだろう。最後に前回の茨木市長選挙で新社会党員として立候補した山下慶喜議員という人がいるが、共産党茨木市委員会は新社会党は「解同」と親しいので連携してはならぬという共産党大阪本部からの指令で山下氏を支援せず保守系バリバリの前市長の後継者である女性候補を支援した。当選したのは自民党を脱党し維新から立候補した木本という人物であるが木本をして「共産党は山下氏を支援するとばかり思っていたのにこれにはたまげた!」と言わしめた。こういう過程があったにも関わらず山下氏は共産党候補に一票を投じた。以下は山下氏のブログから抜粋した。

  『みんな迷っているのが、「大阪選挙区では誰に入れたらいいのか」で、お会いした方だけでなく電話もかかって来ます。今回、大阪選挙区の候補者擁立に向けて関係者も含めて最後まで努力しましたが、残念ながら擁立できませんでした。

 そのこともあって消去法で残ってくるのが辰巳コウタロー(共産党)、藤島(無所属)、梅村(民主党)。梅村氏は残念ながら、民主党(自民党は最初からウソですが・・・)が公約違反の

  連続だったこと、加えて単なる選挙互助会で理念が結党から今日まで不明なことからダメ。藤島(無所属)氏はポスターでの訴えはいいのですが道州制、衆議院議員定数削減に条件付きですが賛成というところでダメ。結局、当選可能性もあって辰巳コウタロー氏というのが私の判断です。

 共産党には他党との連携にきわめて消極的、選択肢にないような冷淡さがあり、今日の情勢の中でその度量の狭さは共産党にとっても致命的だと考えています。政策的にも相いれない部分は多くありますが、他党と比べればまだましなのです。』

  こういう選択もあったということを共産党は認識してほしい。


「前進は赤旗中心主義の結果」ではない。これは私も同じ思いです。 ガリテ
平成25(2013)年8月4日


  断じて大躍進ではない。と言うメールをいただきましたが、選挙の総括は何を基準にすべきかが大切です。
  その前の東京都議会選挙もそうですが共産党は久しぶりに議席を増やしました。私は、これは素直に勝利と見ていいと思っています。共産党はここ20年ほど常に選挙で負けていました。党中央はいろいろ理由をつけて総括してきましたが、党員はその総括に無理があることをうすうす感じていたと思います。党員や支持者はこのままじり貧に追い込まれていくのかと思い、未来に確信が持てないところまで追い込まれていたと思います。東京都議会選挙で議席を増やしたことがこうした雰囲気を払拭しました。この流れで参議院選挙も勝利したと思っています。

 この結果をどう評価すべきか、私は単純に、議席数、獲得票数、前回との伸び率、さらには目標との関連で述べました。これは党員、支持者にまず元気を出してほしいとエールを送ったつもりです。

  しかし指摘されているように、日本を取り巻く情勢の中で総括する。あるいは護憲勢力全体の中で総括ることが重要です。私もその点についても簡単に触れています。真に共産党が勝利を勝ち取ろうとするのであれば、この視点からの総括の方が需要です。しかし現在の共産党の実力からすれば、この課題を前面に出してしまうと拒否反応が発生し、反共攻撃だと捉えてしまい、大事な話が入らなくなってしまうのではと思っています。

 そこで、まず勝利したことをお互いに確認して、共通認識があることを確認したうえで、しかし本当に勝利するためにはさらなる課題があるという展開の方が理解されやすいという立場で書いています。

 あなたの指摘の中で、「公明党や維新など政策的に相容れない政党であっても意見交換は続けるべきだ」と指摘されていますが、私は公明党とは護憲と言う意味で話し合いを続けていく必要は感じていますが、維新の会とは対決姿勢をより鮮明にすべき相手だと思っています。

 茨木市長選については、共産党は判断を誤ったとみています。推薦した女性候補の最近の主張をしっかり分析していたのか疑問が残ります。私は古い人間なので昔社共共闘のおかげで共産党は躍進した経過があります。力関係が逆転すれば全く目もくれない共産党の態度は、政党間の信義と言う点で問題があるとみています。

  今回の勝利は、民主党がコケたという状況の中での勝利であり、新たな政界再編が行われ魅力ある野党が出現すれば、共産党のさらなる躍進は難しいのでは思っています。そういう意味では、共産党の本当の意味での躍進には、まだまだ大きな課題があるとみています。



合わせて11名。そんなに有頂天になってはいられない。弥生さん 
送信日時:2013/07/29 23:21:36

     
 好久不見、参院選で共産党が3から9、合わせて11名。そんなに有頂天になってはいられない。240中の11、議案提出権を得られるにすぎない。共同作業をしてくれる他野党は存在しない。現状自公民維新みんな、そろって大政翼賛会化、産業報国会していると見たほうがいい。憲法改悪発議を、中(韓)北の脅威をあおりつつ国防軍化に狙いをつけてやろうとしているのが軍需産業、原発、家電、車、鉄鋼・造船エネルギー産業界をバックにしたアホノミクスの安倍一統だからだと思う。それは民衆の運動、勢いを見越しながらいつ決意するかにかかると思う。集団自衛権をとにかくアメリカと共同してやらなければならない、というのが反中(反共)の岸のDNA継承者アベだからだ。
 
 本来ならすでに民主連合政府を樹立していなければならない共産党が、なぜ今までできないのか、今回の得票は反自公民維新の民意を預けるべき野党がいなかったことにも大きく左右されている、と分析することが正しいと思います。
 
 自衛隊はいい、尖閣は日本固有なのに政府が弱腰、天皇元首化には何ら言及しない、戦後責任の反省・謝罪抜きの政府にそれを言わない、といういまの思考では、権力を持つ安倍側に暴力的にも戦前のように、エジプトや独裁国のようにつぶされてしまう。民意を強固に指導できないから。ここらを見ない11議席増で視野狭窄になっては困るということ。1千兆越えの国家借金をどうするとか、展望を出してくれといいたい。
 

  今回の選挙は勝利した。そのことを確認した上で議論を深めよう。  エガリテ
 平成25(2013)年8月4日


 一つ上のコメントで述べた通り、選挙で勝ったか負けたかの指標は大事だと思っています。私は単純に一般的な指標・共通概念でまず評価を行うことが大切だと思っています。

 それは今回の参議選挙の勝利を導き出したのは、その前の東京都議会の選挙結果が大きく影響しているとみています。都議会選挙は議席数で大幅に前進したけれど、その他の指標はそんなに目を見張るほど前進してなかったと記憶しています。それに対して参議員選挙は、いろいろな数値で前回選挙と比較して共産党が一番良い成績を出しています。それと選挙区選挙で勝利したこの結果は大きいと思います。

 まずこの結果を確認して、それから今後の課題を見出すことが大切です。私は共産党の選挙総括で大躍進と言う表現には異論をはさむつもりはありません。

 ただ、その勝利の原因がこの間の党勢拡大運動であったという総括には真っ向から反対します。選挙は選挙と言う独自の闘いです。たとえば山本太郎氏は原発反対一本で勝利しました。これは世論の半数が原発反対と思っている今日の情勢の下では当然です。彼のように強烈なメッセージを出せば、原発反対の世論を組織し、投票行動にまで持っていけることを示したものであると私は注目しています。(これが選挙という政治行動です。)

 これはTPPでも同じです。この問題を真剣に訴え続けていくなら、支持の拡大を増やすことは可能です。これらの運動に着目せず、赤旗拡大が世の中を変えるという共産党の主張は全く科学的でなく、赤旗の利益で党の運営を行っているという経営方針上の課題でしかありません。

 この決着をつけない限りさらなる発展は難しいとみています。

 11議席で視野狭窄になっては困ると書かれていますが、たしかに私の地元高槻市の市議会を見ていると、共産党の議席が市政運営にどの程度影響を与えているのかは諮りかねるところもあります。

  しかし、国会ではこの11議席で暴れまわることは可能ではと思っています。まずその活躍に期待しましょう。その上でさらに議席をどうすれば増やせるかを議論しましょう。

  確かに現在の共産党には、多くの弱点があります。しかしこの党を破壊することを私は目的にしていません。何が課題かを突き付けていき、その姿勢を変えさせることを狙っています。

  これは人気コメディアンのザブロックの「モシカシテだけど」次元の話ですが、例えば前回の衆議院選挙では尖閣列島問題がメインでしたが今回は消え、さらに「オール北海道」みたいな記事が連日報道され対立軸を隠したりした衆議院選挙とは違い、今回は対立軸を鮮明にしたり、さらには衆議院候補の肩書を党専従と言うような馬鹿な肩書は止めるべきだなどの批判が取り入れられて行っている気がしています。参議院選挙投票日当日私のHPの訪問者が1200人に上りました。この中には共産党の関係者も多くいるとみています。

 鋭い批判は必要ですが、鋭すぎる批判は結局相手を逃がしてしまうのではと思っています。共産党が大躍進と喜んでいる時、まず一緒に喜んでみよう、その中でさらなる課題を見出していこうというのが私のスタンスです。



 日本共産党大躍進 評価を楽しみにしています。  井坂秀和 さん
2013/07/24 20:41:07


参議院選挙で、日本共産党が大躍進しました。

これをどう評価するのか、たのしみです。

的外れな評価はしないようにお願いします。


参議院選挙の総括、UPしました。            エガリテ
平成25(2013)年7月29日


 メールありがとうございます。参議院選挙の総括、UPしました。
的外れにはなっていないと思います。
ただ、手抜きにはなっていますが勘弁してください。

  私は野村監督の言う「負けに不思議な負けは無い」と言う言葉が大切だと思っています。負けた時こそ科学的な視点での総括が必要だと思います。
  今回は買っているので分析に力が入っていません。ただ私の直感ですが今回は勢いが明らかに違っていた。候補者もよかった。何か選挙の専門家がアドバイスをしているのではと思うぐらい雰囲気が違った。(よかった。)
  赤旗の紙面編集もいつもよりずっと良かった。勢いという物が前面に出ていた。東京都議会選挙での勝利が大きかったのかも知れない。

 前回衆議院選挙では、私の居住区では尖閣列島のビラばかり何回も配っていた。(ビラを配ったというアリバイのように)今回は、尖閣列島は全くなかった。政策的な争点も主軸がしっかりしていた。
 その辺が勝因ではと思っている。敢えて嫌味を言えば、マイ名簿で勝利したのではない。この点の総括を間違うと次回に続かない。基本的には選挙らしい戦いを組織できたから勝利した。選挙は選挙と言う特殊な闘いだ。この理解が重要と思われる。


  20歳からずっと共産党を支持してきました。(79才)   北田喜國
送信日時:2013/07/22 15:29:41


  来年80才になる党籍のない支援者です。戦時中、党員を失いながら命がけで反戦運動をしてきたことを知っていたので20歳からずっと共産党を支持してきました。この3,4年来、貴意と同じような疑問を持っています。最初は居住地域の党員に具申しました。彼らはよく話を聞いてくれますが改まるところはありません。町、県各レベルの議員に面会し何度も要請しましたが変化は起こりません。次に、県委員会に出向いて委員長に時間をかけて話しました。やはり新しい取組は生まれませんでした。私が問題にしているのは、中央の社会情勢判断とそこから導き出された新しい活動方針や戦略を地方が消化できず、旧態依然とした党活動に終始していることです。

  90年代に「資本主義社会に存在している現状を認識し、一気に社会主義に移行するような冒険はせず、まずは何でもアリの大企業の利益最優先の現状を秩序ある資本主義に導き、21世紀の早い時期に民主連合政府を樹立、その一角を担う。その上で民意が成熟して社会主義社会へ移行することを目指す」おおむねこのような趣旨の綱領改定だったと思います。このような方針を社会主義政党が打ち出すということは大変な変化だと思います。その意味するところが末端では消化されていない。つまり党中央と地方に認識のズレが生じている。原因は党員の高齢化もありますが、中央と地方のパイプ役となる委員会組織の官僚化ではないかと思うのです。

  それだけがすべてではないと思いますが地方委員会は顔を中央に向けた仕事ぶりのようです。だから党の理解者を増やす自主的な工夫が生まれてこない。東日本大震災後、延々と続いた党利党略国会にうんざりして「共産党が一番まともや、でも」という人が増えて来ているのに「でも」の指す意味に気が付かない。「でも」解消する対応をしていればもっと理解者が増えたはず。と

  悔しい思いをしています。市田さんが「党つくり」という本を出して新しい発想で新しい工夫を!と訴えていますがあまり効き目がありません。

  党中央が若い発想の人を起用して地方の組織にテコ入れをする。そして道端でする当たり障りのない世間話の代わりに、時々は政治の話に花を咲かせるような工夫をしてほしい。たとえば支部委員会に公開の日を設けて住民に参加してもらい意見を出してもらうなど距離を近づける工夫をしてほしいと思っています。

  いずれにしても、国会で今より一回りも二回りも大きくなってもらわないと戦前の大政翼賛会が再来しそうで個人の自由が守れません。


 支部会議を開放するというのは極めて斬新な発想です。    エガリテ
平成25(2013)年7月29日


 メールありがとうございます。80歳近いご高齢でありながらご意見の新鮮さ及びパソコンが扱えることにも失礼ながら感心しています。ご指摘のように党の活動が内向きになってしまい、大衆とともに闘うという事が苦手となっています。党活動を楽しいものにしなければならないというのが私の主張です。今回の選挙で、京都選挙区で勝利した倉林明子さんは、第一声「楽しかった」と言いました。これが活動だし運動だと思います。今回の選挙では東京の吉良よし子さんもキラキラ星の様に「キラキラ」と叫んでいました。大阪の辰巳孝太郎さんもアメリカ村で、ラップで応援するという今までにない選挙戦の雰囲気を感じました。

 あなたが言われる若者の力をもっと活用し、開かれた党へと改革していく必要があります。私が戦いを挑んでいるのは、一国民が何か質問をすれば必ず答えるこのような党風を確立させることです。

 貴方の提言支部会議を開放するというのは極めて斬新な発想です。ここまで共産党が大衆の側に降りてこられたら確かに国民のイメージは変わるでしょう。

  私なども改革を訴えながらも、まだまだ共産党と言えば秘密組織だという発想があります。党内問題を党外に出さない。これは公務員の守秘義務ではありませんが、退職後も仕事中に知り得た秘密は漏らすことはできません。共産党に対しても、党員であったときに知り得た秘密は公にしてはならないという縛りがあると勝手に理解していました。

そういう意味では貴方の提案支部会議をオープンになどと言うのは私の範疇には無かったことです。面白い提案ですね。今後とも新鮮な考え方を共産党に突き付けてください。共産党は周りあら変えていく必要があります。

政党間の共闘なども消極的ですが、これも地域から変えていく必要があります。

今後とも、お元気で活躍されることを期待します。


 貴方の無根拠な発言は、場合によっては罪とされるのです   渡辺悟さん

送信日時:2013/07/22 03:08:54 送信日時:2013/07/22 03:05:47 送信日時:2013/07/22 02:55:35

同じ方が三回に渡って投稿されているのでまとめて記載します。

三回目の投稿

さて、東京で当選!

おっと大阪でも!

神奈川は惜しかった。

でも京都で当選!

素晴らしい、良かったです!

日本共産党の躍進を思う貴方もそう感じた事でしょう。

では、乱文にて失礼しました。

二回目の投稿-

>言論の自由は民主主義の根幹      エガリテ<

 違いますよ。

何を言ってもいいのが言論の自由、民主主義の根幹ではありません。

貴方の無根拠な発言は、場合によっては罪とされるのです。知らなかったでは済まないのですよ。

では、乱文にて失礼しました。

一回目の投稿

はじめまして。

都議会選挙に続き参議院選挙においても日本共産党は躍進を続けています。

もはや社会党と同じ運命など有り得ません(断言

むしろ維新の会がそうなるように見えてなりませんね。

史実を曲げてまでして国民のシンパシーを得ようとする、間違った考え方は良識の有る国民の支

持を得ません。

私は党員ではないのですが、日本共産党の更なる躍進を期待していますし、皆さんもそう思える

日が来ることを信じています。

では、乱文にて失礼しました。


   言論の自由は憲法で保障された重要な権利です。   エガリテ
平成25(2013)年7月29日

 
  メールありがとうございます。ただ貴方の投稿には誠実さを感じません。貴方は短時間に3通のメールを発信しています。同じスタイルで最近メールをくれた方がいます。良く見ればその方と貴方はメールアドレスが同じです。さらに言論の自由を否定し、私の主張が罪になるという主張も同じです。

  貴方は送信者の名前を変え、初めましてと書いておられますが、誠実さに欠けます。前回のメールでも同じようなことを批判しています。私の知っている共産党員や支持者はまじめな方ばかりです。貴方には違和感を禁じません。

 貴方の主張「何を言ってもいいのが言論の自由、民主主義の根幹ではありません。貴方の無根拠な発言は、場合によっては罪とされるのです。知らなかったでは済まないのですよ」は共産党の主張ではありません。日本におけるどの政党も貴方の主張する立場は取っていません。

  中国や旧社会主義国が言論の自由を認めず、それらから類推して共産党は言論の自由を認めない政党だという攻撃は共産党にとっては最も迷惑な主張です。

  貴方のやっておられることは、あたかも共産党の味方を装い、共産党を言論の自由も認めない野蛮な政党であるがごとき雰囲気をまき散らすものです。

  貴方が本当に共産党の支持者であるのなら、最寄りの共産党の事務所を訪ねられ、表現の自由(言論の自由)は民主主義の根幹と共産党は捉えっているかを聞いてみることをお勧めします。間違った理解で共産党の支持を訴えることは共産党にとって迷惑です。




  実は無能者の虚勢。対等たり得ないエセ理論。      U3さん   
                                            平成25(2013)年7月7日

  重大かつ深刻、喫緊の課題に取り組んでおられ、しばしお忙しいとか。お待ちしております。何ものをも怖れず、臆せず、ご自分の思索と洞察力をお示しくださいませ。社会の歴史と常識人の良心すべてが、いま最も待ち望むものです。ご尽力くださいませ。

  さてEgariteとは「平等」と訳されておりますが、本当の意味は半分以上「対等」という意味です。落ちぶれ行く団体の中枢部に位置し、いつまで経っても反省できない人たち、それを信奉し追随する人もまだまだいます。残念です。

 でも人は対等なんです。対等な関係でよりよい明日を論じ合ってこそ、展望を見出すことができるのです。

  もの申しても、返事も反論もなく、無視を装っているのは、実は無能者の虚勢。対等たり得ないエセ理論。 根底から論破されるオピニオンリーダーの出現が今こそ待たれています。

 社会科学研究所は持ってませんが、持ってるところよりよほど科学的に社会を観させてもらってる素人からの意見です。


     HPを始めたのもこの「無視」に対する怒りからです。  エガリテ
             平成25(2013)年7月8日


   メールありがとうございます。また、お気遣いありがとうございます。今取り組もうとしているのは、ある本に対する全面的な批判を考えています。それは、大学時代に我々が生きてきたことに対する全面的に否定的な文書で語られていてどうしても納得がいかないからです。
  相手は大物でありこちらはただの一市民ですから、私の批判がどれほどの効果を生むかは疑問ですが、この整理を行わないと、自分の人生が踏みにじられたように感じがして、反論を行い、その時代の整理を行いたいと考えています。
  これは全くの私のこだわりですが、どうしてもこの本の主張を認めることが出来ないのです。他人から見れば馬鹿げた話です。いまだに学生時代を引きずっているのです。

  実はこの間、大手銀行とも個人情報の件で異議申し立てを行っていました。給与の振込みを頼んでいた銀行が○○会社にお勤めの皆さんというメールマガジンを送ってきました。私は「○○会社に勤めていると言う情報を提供した覚えがない。」この情報は給与振込み先として業務上必要な情報として把握された情報であるが、その情報を私が正規に提出した情報とマッチングして利用することは個人情報保護法の精神に反すると抗議を続けていました。
  様々な行政機構に相談しましたが、どこの機関も逃げ回り、もうだめかと思って金融庁のホットラインに電話して初めて私の主張を取り上げてくれました。この間約6ヶ月かかりましたが、最終的に銀行側のお詫びをとることができました。
  私は企業に対して、クレームを出し続けています。これは彼らがどう解決するかが見たいからです。あるワイシャツメーカにもクレームを出したことがあります。ワイシャツの片方だけが短くなり、ボタンの位置とボタン穴が合わなくなりました。私は苦情を出し、現品をメーカに送り返しましたが、、先方は自社の問題を認めません。そして洗濯屋のアイロンがけに問題があると主張して一歩も譲りませんでした。そして洗濯屋を通してさらのワイシャツを私に送付してきました。
  私はこのワイシャツを送り返し、貴方の企業のワイシャツにはこのような弱点があることをお知らせし、今後の製品開発の参考に生かしてもらうため私は指摘しました。ワイシャツをもらう意思はありません。と返した際、担当者から電話があり、私は今年で定年退職です。貴方のような苦情は初めてです。長野から上司と二人で誤りにお伺いします。と申し入れがありました。
  私は「私こそすみません。企業がどのような対応をされるか見たかっただけです。」と丁寧にお断りした事例があります。苦情処理は企業にとって重要です。私は共産党もどう対応するか見てやろうと思って苦情を出し続けましたが、こんな対応が悪い企業に接したことがありません。私のメールを受け取ったか否かだけでも良いから返事をくれないかとお願いしましたが、これさえも大阪府委員会は完全に無視されました。ここで怒り爆発です。

 Egaliteの名前ですが、実は私が高校時代に作ったサークルの名前です。これが原点だと思い、今回HPを始めるにあたって私のネームをEgalite65にしました。これは65歳から始めたという意味で65を付加しました。
 実際はEgaliteという名前は人気があり、お名前COMに登録できる名前としてできなかったため「65」を付けたしました。この言葉の正確な理解はできておらず、私は「平等」と理解して、サークルの名前にしました。

 「無視」について、先にも述べましたが、私がこのHPを始めたのもこの「無視」に対する怒りからです。私は軽い気持ちで共産党に意見を申しました。それに対して共産党は完全に無視しました。これには本当に驚きました。
 私は共産党の様々な弱点には問題を感じていましたが、働いている間は私が共産党だと思われていることを否定せず、共産党として信頼されるように常に配慮して生きてきました。
 このことは共産党も知っており、私から意見を出せば、それなりに対応するであろうと勝手に思っていました。一斉地方選挙で、原発反対は言わない、橋下批判は行わない、それでは選挙に勝てないと一市民として意見を出しましたが、全く返事してこない共産党にあきれ返りました。

 共産党がこんな政党であったのかと怒り心頭で批判を開始しました。しかし私の心のどこかには、本当は生意気なのでなく、言われたことに対する対応する力が無いというのが本当のところではという思いは今でもあります。もし力が無いだけなら、素直にそれを認め協力を求めたら良いのに、前衛意識があってそれができないのではとも思っています。

 そうは言っても、この戦いを始めた以上、共産党中央から正式なお詫びがあるまでは一歩も引きません。それが年寄りの意地です。



   党にメールを出して見ました。        元党員B さん     
                                            平成25(2013)年7月6日

  都議選結果の分析記事、有難うございます。客観的情勢からみて、党への忌避感情がなければ、

はるかに多くの支持が得られたはずなのに、残念です。
  久しぶりに、党にメールを出してみました。相変わらず、受信確認も来ません。少しでも批判的な声は、無視作戦のようです。(メール多数で、読む暇もないのかも)

7月4日(2日前)

赤旗編集局 御中

いつもお世話になり、有難うございます。

  1. 7月4日付け2面の記事において、自党候補者擁立を断念した民主党県連のみどりの風候補支持決定につき、「票欲しさ、議席欲しさの野合」と批判されています。しかしながら、自党候補断念の中で、よりましな候補を支持するのは、ひとつの見識です。基本政策が異なる中での一方的な支持であり、民主党の票欲しさ、議席欲しさとは言えません。「自民の独走を許さない、前向きの決断」、あるいはせめて「世論に押されて追い込まれた結果の苦渋の決断」などが妥当な表現ではないでしょうか?

  2. ついでながら、東京都議選結果について「支持を広げた」旨の解説がされていますが、冷静に見れば低投票率と自民大量得票、民主・維新敵失による変動の影響大です。貴党9議席増に対し、改憲勢力(自維み)は30議席増であり、敵の大勝利です。貴党は支持拡大というより、「長期低落傾向の中で、目減りの食い止めに大成功した」のでしょう。

  3. 都議選の躍進自体は大変勇気付けられるものであり、私自身従来同様の支持拡大活動はさせていただきます。しかしながら、貴党の根本的な増勢転化には、党内民主主義の実現が「不可欠」と信じます。政策でいくら勝っても、体質が毛嫌いされています。毛嫌いされるのは、国民の理解不足ではなく、正しい理解の結果です。

                                                          元党員


      東京都議選の冷静な分析が必要             エガリテ
平成25(2013)年7月8日

 東京都議会選挙の結果、私は共産党が「勝った!勝った!」と言いまくることに賛成しています。それは負け癖がついた党員を励ますために必要だと思っています。参議院選挙においても「勝った!」という見方から、マスコミの共産党を見る目も変わってきています。これも共産党に有利に働くと思っています。

 しかし、内部ではもう少し、冷静な総括必要だと思っています。私は二人区で民主党が10名当選し、共産党が1名であったところに注目しています。やはり力の差は歴然とあると思っています。この事実を真剣に見ないで、民主党を追い越したと思っていたら大きな反動が来ます。この注意が必要だと思っています。

 私は忌避意識という問題提起を行っています。この言葉は解放同盟が良く使う言葉です。この忌避意識こそが差別だと最近は言っています。そして問題の立て方は、同和地区の中に貴方は家を建てたり、購入したりしますかと聞いて、「いいえ」と答えた者は忌避意識があると主張しています。この忌避意識=差別者という問題の立て方には反対ですが、やはり共産党にも共産党は絶対に嫌だという人が多くいると思います。共産党は、「これは国家権力の反共攻撃のたまものであって、共産党側には忌避意識を持たれる要素は全くない」と主張されると思います。私の言う忌避意識などと言うのは国家権力の反共攻撃に負けた者の論議だ。共産党は胸を張って愚直に訴え続ければ「何時の日か、必ず勝利する」と思っていると思います。

 しかし国民が求めているのは、パンのみにあらず、自由や民主主義という価値観も大切にしていることに気付くべきです。

 私は自分で意見書を出して、共産党が全く無視した現実を見てこの党はダメだと思いました。その重みが分かっていないところに共産党の問題があります。


     犯罪行為となる、と忠告して置きましょう。  桜通信 さん   
平成25(2013)年7月5日


  コン 

  赤旗は日曜版のみ読んでいますが、庶民目線で自民党、日本維新の会など、戦争の出来る国づくりの困った政党への批判はいつも溜飲が下がる思いです。

  彼らは歴史認識も右翼ではないかと思うほどの間違い、例えば太平洋戦争は良い戦争だったとか、中国に侵略していないとか、寝言を平気で言う。それが自民党、維新なのに指示する人の気が知れませんね。橋下氏により維新は化けの皮が剥がれ自滅しましたが、自民はエセ景気回復により、国民がまんまと騙されています。

  日本共産党が中国共産党とは異質な物である事は間違いのない事実ですが、同じ或いは似たような物だと吹聴して、票が伸びるとあらぬイジメに遭うのが日本共産党ですね。でも、一面的見方や色めがねで日本共産党を非難しても、自らの無知・世界観の無さを世界に晒しているだけです。同じ日本人としてみっともない限り。

ま、

  この世の中、残念ながら何を言っても分からない人は居ます。なので目を覚ませとは言いませんが、日本共産党に対する非難はよーく読むと説得力の有る確証など無く、自己中心的な思い込みであり且つ間違いで、それを吹聴するのは時に犯罪行為となる、と忠告して置きましょう。では

また。

★同日2回目の投稿

   支持でした、すみません^^)v   暇つぶしなので、他にも変換間違いがあったらスマソ

★同日3回目の投稿

   [ちょっとおかしい]と相手を思えば、言えば、その言葉はそっくりそのままチミに返ってくるものですよ。
 反省なさい、海より深く^^)v


  言論の自由は民主主義の根幹      エガリテ
平成25(2013)年7月8日


 メールありがとうございます。

★同日に3回投稿をいただきました。まとめてコメントさせていただきます。

  この世の中、残念ながら何を言っても分からない人は居ます。なので目を覚ませとは言いませんが、日本共産党に対する非難はよーく読むと説得力の有る確証など無く、自己中心的な思い込みであり且つ間違いで、それを吹聴するのは時に犯罪行為となる、と忠告して置きましょう。ではまた。

 [ちょっとおかしい]と相手を思えば、言えば、その言葉はそっくりそのままチミに返ってくるものですよ。反省なさい、海より深く^^)v

  いただいたメールは言葉遣いが異質なものになっている。「スマソ」とか「チミ」という若者の若者の言葉を使い、同時に民主主義の基本(言論の自由)を理解せず「犯罪行為」という、切捨て型議論を行っている。共産党支持者も変わったものだ。

  前に27歳の女性の共産党員と名のる方が、やはり「訴える」というようなことを言われたように記憶しています。 自由と民主主義を標榜する世の中では、言論の自由という事が重要な要素を占めます。上のコメントでも「共産党に対しては国民からの忌避意識がある」。と述べましたが、その最大の物が共産党に対する批判を許さないという体質です。(お隣の中国でも言論の自由を導入すれば、中国共産党はあっという間に政治的基盤を失うと思います。)

 「犯罪行為」になるというような主張が、共産党に対する国民の信頼を失わせる主張だという事に貴方は気付きませんか?それとも共産党の支持者のような顔をしながら、共産党を陥れるためにこのような議論をされているのですか。

 私は共産党の方は基本的にはまじめな方が多いと思っています。共産党支持者があなたのような言葉「暇つぶしなので」「スマソ」とか「チミ」みたいな言葉を使うことが信じられません。「ネットウヨ」のなりすましの感じがします。間違っていたらごめんなさい。



  示唆に富むお話をくださり、ありがとうございます。  U 3 さん  
  平成25(2013)年7月3日


  エガリテ様 いつも示唆に富むお話をくださり、ありがとうございます。

 東京都議選の結果ですが、共産党一人勝ちかのように捉える人は、ドブにはまらなかった幸運を、自力で飛び越えたと錯覚するぐらい認識力がないエセ「社会科学者」でしょう。 一人勝ちしたのは、自民党です。今次都議選の基本的な纏めは、まずこれです。

 次に、意思表示にふさわしい政策も候補者も政党もなく、さりとて棄権はしないがよいと判断された中で、共産党を選んだ人が、共産党の予想をはるかに上回った事実があります。党勢が減る実態と、予め掲げた目標数を上回ったという2件から、引き出せる結論は、けっして「方針は正しかった」とか「訴えれば支持が得られる確信」などと言う教訓ではありません。

 素人の社会科学的認識(つまり常識)でも引き出せる結論です。

 さて、エガリテさんが忌避意識(拒絶反応)に言及しておられます。やはりこれを真面目に克服しないでは、展望はありません。

 そもそも共産主義の社会運動は、フランス革命や産業革命を通して、人間(労働者)が人間として尊重されず、搾取や酷使されるようになったことへの抵抗運動に始まります。マルクスも、だからこそ「共産党宣言」や「資本論」で労働や労働者を取り上げ、展望を以て働く者の未来を示したのです。

 社会主義(や共産主義)には、だから資本主義のどこよりもヒューマニズムを追求し、人権を擁護し、搾取や弾圧を排除する積極的な力を求める理想がなければなりません。 現に共産党綱領の末尾に「日本共産党は、(中略)二一世紀を、搾取も抑圧もない共同社会の建設に向かう人類史的な前進の世紀とすることをめざして、力をつくすものである」と掲げています。

 でも近隣諸国にある搾取や抑圧、酷い弾圧、人権蹂躙には「力をつくす」どころか、それを不問にして平気のようです。さらには、これが「社会主義を目指す」過程にあるとさえ認識しているのですから、よりよき未来を創り出す志を共にすることは困難だと有権者から思われるのは理の当然ではありませんか。

 私は真面目な常識論者です。党員諸氏、だれの指図も受けずご自分でお考えください。


    褒めるところはほめようと                 エガリテ
平成25(2013)年7月8日

メールありがとうございます。

 東京都議会選挙は、何時も、いつも共産党の批判をしているのが心苦しく、共産党が勝った時くらい思い切りほめようという精神でやっています。(これもいつも例に出す漫才で、「此処で笑わないと我々の漫才は笑うところがありませんよ」と同じ精神です。褒めるところはほめようと・・・褒め殺しになってはいけませんが。)

U3さんが「社会主義(や共産主義)には、だから資本主義のどこよりもヒューマニズムを追求し、人権を擁護し、搾取や弾圧を排除する積極的な力を求める理想がなければなりません。」

 現に共産党綱領の末尾に「日本共産党は、(中略)二一世紀を、搾取も抑圧もない共同社会の建設に向かう人類史的な前進の世紀とすることをめざして、力をつくすものである」と掲げています。」という主張、私も同じ思いです。

  最近の共産党はルールある資本主義を当面の目標に据え、社会主義社会実現に向けた課題との連続性をあまり重視していません。連続的な展開を重視しない限り、ルールある資本主義ですら実現できないと思っています。


     都議選の結果を受けて         辰巳孝太郎ファン さん    
 平成25(2013)年7月3日


  今回の都議選は議席を伸ばし「議席数が絶対」という観点から言えば前進と言える。凋落傾向に僅かながら歯止めがかかりその点では安堵している。しかしこの結果を受けて「共産党の方針は正しかった」「科学的社会主義が認められた」などとは断じて考えるべきではない。冷静に分析してみると民主党の共倒れ、維新の自滅、ヘイトスピーチなどにみられる極度の右傾化などの要因で「取り敢えずの」対立軸が共産党にしか見出せなかったことから共産党が「議席のみ」浮かび上がった形となっている。低投票率などを考慮しても得票数、得票率などはさほど上がっていないしむしろ下がったところも見受けられる。

  教訓とすべきは20世紀末の前進から凋落になぜ急転直下したのか省みないとまた元の木阿弥になりかねないだろう。大阪選挙区の辰巳孝太郎候補と比例区の山下芳生候補が当選して初めて「前進」は本物だと言えると思う



  国民生活を守る戦いの先頭に立ち勝ち抜くことが大切   エガリテ
平成25(2013)年7月8日


 メールありがとございます。
 東京都議会選挙の総括については、私も同じ思いです。私が一番懸念しているのが、これが「マイ名簿」でもって「国民の中に溶け込む」方針が正しかった証拠だと、この方針が大手を振って共産党の方針の中心になることです。

 今回の議席数の増大は、基本的には敵失の中で起きた物であり、自公に対抗する責任政党が見いだせない中での現象であり、共産党の陣地が固まったあるいは拡大したという物ではないと思っています。

 すべては、原発反対や消費税反対。あるいはTPP反対等の国民生活を守る戦いの先頭に立ち勝ち抜くなかで、力関係を変えていくことが重要であると思っています。


 自分の党の利益だけでなく、多数派の結成を    弥生さん       
平成25(2013)年7月2日


 久しぶりです。都議選で共産党が18になった。これで何かが変わると考えるのか、それともあれは反自民の受け皿がないために共産党へ入れるしかなかった選挙民の行動だ。共産党自身の実力ではない、というのが他方の見方だ。物価上昇、税金値上げ、社会保障切り下げ、首切りの自由化、低賃金、長時間労働、金融資産のバブルで格差がさらに広がった。日中韓ロ米の軍事的対立は、今抜き差しならぬ状況下だ。北朝鮮を巡り、領海資源を巡り、その上エジプトシリア、トルコなど中近東から戦争の火種がまき散らされている。

 こうした諸問題を解決するには、どうしたらいいのか、国民の前に大胆に明らかにせず、選挙の10数人の議員を増やすことに目が点になっている。この世界の人民が今必要としていること、とりわけ日本の国民が何とかしてくれと叫んでいるときに、多数派形成を目指すのではなく、自党の10分の一以下の議員数の獲得だけをターゲットにしているのでは、何とも間が抜けている。

 中国が外交交渉の条件とした「棚上げ」提案は、まさか最後通告ではなかろうが、こうして領土に関して自民党安倍政権・石原などと同様の「日本の固有」の立場から中国にかかわろうとしても排外主義・ナショナリズムの火に油を注ぐだけだ。領土なんかは、労働者にとって祖国はないと喝破した「共産党宣言」を踏襲すべきではないか、共産党を名乗る以上。


   アメリカと日本の関係を「ゆがみ」と表現するマヌケさ      エガリテ
平成25(2013)年7月8日


 メールありがとうございます。
 いつもながら鋭い視点ですね。私もあなたの情勢の捉え方に賛成します。私の学生時代の赤旗は、必ず世界の情勢から解き明かされていて、それを読めば世界の情勢の中での日本の情勢及び我々の課題が分かるようになっていました。今は、世界の情勢と引き離されアメリカ帝国主義の基本戦略が見えてきません。アメリカと日本の関係を「ゆがみ」というような抽象的な言葉で表す意義がどこにあるのか全く分かりません。
 昔はアメリカ帝国主義の事実上の従属国と位置付けられ、その視点から語られていたから把握できましたが、今はそれぞれの現象の羅列だけに終わっています。

 一カ月ぐらい前になりますがTPPのポスターができたと赤旗にその写真が載っていましたが、富士山をバックにTPP反対の文言が入ったポスターに仕上がっています。なぜTPP反対かも語らない愛国主義的ポスターにどのような値打ちがあるのか全く分かりません。

 尖閣列島の問題も、衆議院選挙では最大の課題のように取り上げてきましたが、今回は前面には出していません。これは右翼の側の主張であり、共産党がこれを掲げて勝とうとすることは全く間違っています。

 前にも言いましたが、ホリエモンが朝まで生テレビで、領土を基本とした国家という概念はもう古い、中国がほしければやれば良い。日本が他国の領土をほしければ買えばよいと主張したとき、グローバル経済とはそのようなものかと思ったことがあります。

 私は、共産党が日本の政党である以上、尖閣列島は日本の領土という主張をしないと国民の多数の支持を受けることはできないと思っています。しかしこれを前面に掲げて闘うのは愚かであり、聞かれれば日本の領土であり、中国とは話し合いで平和裏に解決する。と言うよりほかにはないと思っています。



   「脱赤旗」 これを本格的に考える時期に来ている      辰巳 孝太郎ファン さん

                                            平成25(2012)年6月5日


 七中総を一瞥しました。昭和を感じました。「マイ名簿」「国民に溶け込む」。これを見て「せや!その通りや!」と感じた人はどれほどいたのでしょうか。
 エガリテ様がちょくちょく指摘されている通り赤旗の質の低下は目に余るものがあります。キリスト教は元々金儲け禁止の宗教であり、厳格なイメージのあるイスラム教でさえ断食の時期はかつて夜も食糧は禁止でした。しかし金儲けをしたことがないキリスト教徒は殆どいないでしょうし、イスラム教徒も理屈を捻じ曲げて日没後であれば食事OKという解釈に変更しています。
 何が言いたいかというと「赤旗に頼らない別の道があります」ということなのです。民青上がりのひ弱な党員が書いた記事は内容もひ弱です。共産党員はもう一度資料庫に行って「アカハタ」時代の赤旗を見るべきです。「誰々のエライサンが言うとるから共産党は正しい」。このような論調はもう止めにしませんか。そして赤旗以外の収入の道を考えませんか。20年以上前の赤旗なら3400円は納得できますがあの内容で3400円は高すぎます。
 読者を馬鹿にしているし甘えすぎている。共産党の政務調査能力は20年前と比べても格段に低下した。赤旗も全く面白くない。してみると共産党からは「闘争心」というものは完全に無くなったと思います。 若者は善かれ悪しかれ「過激な」ものに惹かれるのです。排外主義の「ヘイトスピーチ」などは問題外ですがもう少し過激になってほしい。健全な過激さが必要と思います。
 ここまで凋落したら過激になったら支持者が離れる、刺々しくなるなどと考える必要は余りないと思います。いずれにせよ「脱赤旗」。これを本格的に考える時期に来ていると思います。


   私もそう見ています。                         エガリテ
                                           平成25(2013)年6月12日

 
 「脱赤旗」これを本格的に考える時期に来ている。 貴方の主張「読者を馬鹿にしているし甘えすぎている。共産党の政務調査能力は20年前と比べても格段に低下した。赤旗も全く面白くない。してみると共産党からは「闘争心」というものは完全に無くなったと思います。」

 言われる通りですね「読者を馬鹿にしているし甘えすぎている。」この指摘は的を射ていると思います。

 私はこの間のいろいろの出来事、例えば橋下の従軍慰安婦発言など、常に毎日新聞と比較してみています。やはり毎日新聞の方が深みがあり面白く、赤旗の記事には工夫がなくもう一つ面白くありません。
 それは独自分析の指摘が無く、まさに言われているように、誰かの権威に頼り「誰々が言っているから、これは正しい」という論調を貼っています。
 その場合の誰々がほとんど保守の政治家ですね、最近はアメリカが言っているから正しいまで出てきましたね。これがおかしいと赤旗読者は気が付かないのでしょうか不思議です。

 闘争心の欠如を言われていますが、これもその通りで、物事の真実を大衆に依拠しないからでしょうね。これだけの多くの大衆が立ち上がっているから正しい。という考え方が無いため、大衆闘争を組織もできないし、評価もできないところに落ち込んでいます。
 例えば共産党のポスターはグロテスクな志位委員長のアップを基本にしていますが、そうではなく、原発反対の集会の写真をバックにしたポスターがなぜ無いのでしょうか?富士山をバックにしたポスターはあっても、戦いをバックにしたポスターが無い、これが現在の共産党の落ちぶれた姿だと思います。


   保守的党としての姿をあらわにしている。           弥生さん

                                           平成25(2013)年6月3日


 7中総批判第2弾を拝見しました。内田樹のコラムを賛美したのですね。知らなかったですがご紹介ありがとうございました。別なところでは、内田を評価する人も一定存在しますね。しかしそれを大共産党が中央委員会でデカク扱うとは驚きです。単なる内田の評論で、学術的なものでは全くない現象論だと私は読んだとき思ったものでした。内田は、国民国家がボーダレスのグローバリストたちによって超えられてきている。それが改憲する目的だぐらいなことを言ってました。

 まず、「国民国家」とこれまででの日本国家を規定してます。しかしそれが内田氏のマルクス主義と無関係な評論家たるゆえんですが、独占資本主義日本は、国民主権国家ではありえませんよ。表面上選挙で国会議員を選ぶという形をとってますが、自民、民主何れにしろ、資本主義、資本を否定してるわけではなく、その枠内で選出するようになってます。支配的思想は現実的、というように、資本主義は資本家国家であるわけですよね。そこいらへんを内田氏は見ることができないし、それを天まで持ち上げ賛美する「共産」党の本質的な姿、変質を日々遂げつつある保守的党としての姿をあらわにしている、と見れます。


 人の文書を一部だけ抜き取り、共産党と同じと騒ぐのはマナー違反! エガリテ
                                         平成25(2013)年6月12日


 これは、私のHPの読者から原典を教えていただきました。あなたのように私はこの内田氏を知りませんが、この人の朝日新聞への投稿を読むと、共産党とは全く立場が異なる人です。

 かれの文書の都合の良いとこだけ引用し、7中総に花を添えるというやり方は、常に何か権威に頼り自らの正しさを説明するという共産党のこの間の論理構成必然です。

 しかし、このやり方は原典がいかがわしければ、逆に共産党の主張の正しさが疑われるという弱点を有しています。おそらく内田氏は自分の論文を一部だけ引用し、共産党の7中総の正しさの権威づけに利用されていることを、納得されていないと思います。

 おそらくマルクス主義経済学者は、共産党の主張する「ルールある資本主義」を如何にマルクス主義経済学の立場で補強するかに戸惑われているのではと思っています。



  共産党「5議席獲得」それ自体意味ありません。      弥生さん     
                                          平成25(2013)年5月26日

 「橋下氏と安倍氏は瓜二つ」をその通りだと思って読みました。
 ウルトラ右翼、タカ派、ファッシスト、ネオナチ、国家主義者・・いくらレッテル張りしてもし足りないくらいの連中です。「731」機にイカレて乗っかってる軍事おたくの安倍は、メルケルがハーケンクロイツ機に乗って手を振っているのと同じで、いたくアジア諸国とりわけ中韓の人々の胸を煮えくり返るような気持ちでえぐったことでしょう。
 さらに、橋下たるや、直接慰安婦だった方を前にして、「申し訳なかった、しかし当時は合法だった。強制したわけではなかった」という見せ場を作ってマスコミに見せようと図ったわけですね。彼女たちは、「公人としての衣服を引っ剥がしたい」と怒ったそうですね。もっともなことです。
 日本のマスコミは、自分らが橋下を散々おだて揚げ登場させてきた責任をなんら感ずることなく、安倍への追い風になるぐらいにこの戦争・基本的人権にかかわることを伝えてるにすぎませんね。
 ところでエガリテさんが言われるように、日本共産党のこの事態への関与ぶりもまた、まったく迫力がありませんね。何故なんでしょうか?
 日本の右傾化、憲法改悪を通じての軍国主義化に対して大きな反対の運動をつくる一つの大きなチャンスともいえるこの国際的盛り上がりに何の力をも発揮できていません。まあリーダーシップを喪失しているから、と簡単には言えます。しかしそれでは、前衛を名乗ることはできません。選挙で勝って「共産党5議席獲得」それ自体意味ありません。問題は、日本人民が主権を得て、戦争廃絶、過去の戦争責任を反省し、あらたな政治を行うことが主眼なわけですからね。この運動の波に依拠することがなく、何が何のための誰の力となりましょうか? 
 共産党系の学者や知識人も合わせてものを言いませんね。党外の金子勝さんぐらいでしょうか、いまのところ。

 大衆運動に支えられた「5議席獲得」でないと勝利とはいえませんね エガリテ
                   平成25(2013)年5月27日


 共産党のふがいなさは目に余るものがありますが、私はこの間の橋下氏の暴言に対して、国民が支持していないことに注目しています。

  橋下が、「従軍慰安婦は必要であった。」、あるいは高市早苗氏が「村山談話の「侵略が」しっくりいかない」などの発言を行い、安倍首相もそれらの発言をしては打ち消すというヘタレ右翼の姿をさらしていますが、通常橋下氏が勇ましく戦えば、維新の支持が上がるというこれまでの神話が打ち破られたことは大きいと思います。

 日本国民は結構健全であり、「過去の戦争が侵略戦争でなかった」とか、「従軍慰安婦は必要であった」と主張し、戦争ができる国へと国民を引っ張っていく右翼的策動には必ずしもくみしないことが今回立証されたとおもいます。

 マスコミでも読売テレビの「たかじんのそこまで言って委員会」などを見ていると、憲法9条改悪に反対しているのは、田嶋陽子さんだけであり、あとはすべてが賛成しています。これだけを見ていると、すでに改憲勢力もここまで来たかという気になりますが、TBSのサンデーモーニングではコメンテータ全員が、9条改正に反対の声をあげていました。

  明らかにテレビ局は、自社の方針で世論誘導を行っています。読売、フジ系は改憲派が多く、朝日やTBSは護憲派が多いのではと思っています。

 日曜日の朝のフジテレビ報道2001では、最後に政党支持率を流しますが、26日放送分では、維新が3%、共産党が3%で同じ支持率でした。(注1)

 注1;5月26日 報道2001

自民党42.8%(↑)            社民党1.0%(↑)
民主党6.0%(↑)              みどりの風0.2%(↓)
日本維新の会3.0%(↓)    新党改革0.0%(―)
公明党4.6%(↑)              無所属・その他0.8%
みんなの党2.8%(―)             棄権する1.2%
生活の党1.0(↑)              (まだきめていない)33.6%
共産党3.0%(↑)

  この結果は、橋下氏が吠えれば吠えるほど支持率が上がるという今までの法則が打ち破られ、橋下氏が従軍慰安婦問題で、詭弁を弄すれば弄するほど支持率が下がるという新たな法則が生まれようとしている。

 日本国民の中に橋下氏の主張に共鳴する部分がそう多くないことを示したことは重要であると思っています。自虐史観からの脱却派(戦争肯定派)がまだまだ国民の多くを組織できていないことが証明されたことは良かったと思っています。

  今こそ先の戦争の誤りと、憲法に基づき平和国家を目指した戦後日本のあり方を再評価し、改憲勢力に対する護憲勢力の結集を図るべきであると思っています。その先頭に共産党は立つべきだと。


   「国民に溶け込む」という埋没方針                弥生さん   
                                           平成25(2013)年5月20日

  連日情勢が一変するような中で、いろいろプレシュアーとも闘いながらの運営の大変さを推察いたします。さて
 従軍慰安婦制度は正しい、という橋下に大阪の良心的人々、革新系の人々、あるいは労働組合の関心度合いはいかがでしょうか?これは維新の会の自爆であって、彼らを叩き下ろす運動の成果ではありませんね。むしろこの自爆によって維新票が安倍政権、自民党へ流れていく効果があると思います。

  安倍自体が「侵略ではない、従軍慰安婦制度はなかった、あったのは公娼、売春」などとさんざん言ってきていたのが、すべて橋下・維新に責任がかぶされている感があります。橋下維新があがけばあがくほど、アベノミクスとやらの経済効果で安倍への支持が高まっていくようにも見えます。実は当然その円安・バラマキ金融のアホノミクスが突如パニックになるだろうことは予想に難くありませんが。
 
  こうした現在未来をどのように受け止め、広範な国民戦線でひっくり返していくかが今喫緊の課題だと思います。ところでその先頭にあるべき共産党は、どうでしょう。確かに橋下の言動を報道はしても、運動として、統一戦線として、目に見える形で引っ張ることになっていません。これがもどかしいですね。7中総の「国民に溶け込む」という埋没方針がそうさせるのでしょうね。保守との共同もそうかも。


  「国民に溶け込む」は「埋没方針」 私もそう思っています。  エガリテ
                                          平成25(2013)年5月27日


  弥生さんコメントが遅くなって済みません。
 お気遣いありがとうございます。実は先にも書きましたがある大企業と個人情報保護の問題で2月から戦いを進めており、そのことに手を取られ、ここでのページ更新が鈍っています。

 それと活動そのものに30年以上の空白があり、最初は思いついまま書いていましたが、皆さんの指摘を踏まえ、党のこの間の活動の理解が深めるにつれ、正確性の確保という点で大丈夫であったかと怖さが沸いてきます。
 もともと出発点は、15通の「意見書」を出したのに、全く無視を行う党の官僚体質に一矢報いたいという思いで始めたのが、だんだん党の現在のあり方に言及し始め、30年以上空白のある今浦島の私の主張で大丈夫かという怖さが沸いてきています。

 しかし、ここで引き下がれないと思って頑張っています。(企業との戦いも同じで、「貴社の個人情報の扱いは間違っていますよ」と指摘しましたが、完全に居直り傲慢な対応をされており、これも間違いを正すために、質疑応答を繰り返しています。)

 弥生さんの指摘されていること、ほぼ同じ感覚で見ています。「国民に溶け込む」という「埋没方針」という言い方、私も同じ思考で見ていましたが、適切な上手い表現だと思います。こんな「埋没方針」で選挙に勝てるとみているところに共産党の最大の弱点があります。
 共産党の躍進は、大衆的な戦いのうねりの中で達成される、この原則を確認しない限り共産党は大衆から見放されます。さらにはこの運動を支えるのは統一戦線です。これに背を向け、自らの党勢の拡大にのみ狂奔する共産党は、国民から見て魅力はありません。

 私は今阪神間の大きな市役所の建物の中で働いていますが、この自治体の組合は年に数回しか門前ビラを配布しません。(私が働いていた市役所では週に2回は全労連系の組合が門前ビラをまいていました。)年に数回まかれるビラは、「賃金が引下げされる」という物だけであり、橋下市長による従軍慰安婦問題に対する批判ビラ等は一切まかれていません。すでに自治体労働者も戦わなくなっている感じがします。



   憲法改悪反対の大運動の組織化を!           弥生さん 
                                           平成25(2013)年5月12日

 
 エガリテさん、憲法改悪反対集会には行かれますか?
 自民党案は戦前の大日本帝国憲法にさらに近くなっていますね。天皇元首、天皇=国家・公益としてそれを中心とした日本の構想。日の丸・君が代は憲法上の位置。もちろん国防軍として日米安保の一翼で戦争。国益に反する結社の禁止、非常事大権。もとより前文破棄、基本的人権は天賦ではなく、公のもとにある・・。背筋も凍る軍国主義です。
 ところでこうした状況に参院選があります。今共産党は、選挙勝利の7中総をやりました。650万票、9議席を目標にしました。
 しかしこの画歴史的憲法改悪という自民ネオナチ政権の策動に一大国民運動をおこうそうという動きを欠落させています。選挙共闘をいくつか断りました。あくまで独自候補でやる、ということです。言葉では、「一大統一戦線をつくろう」という掛け声を発します。しかし、それ以上ではありません。実践が伴いません。選挙の票読みに党員を使っているだけだと思います。各市民運動に号令を発しているわけでもありません。
 大分の科学者会議の会長が領土問題で「尖閣は中国の領土」という観点から、辞任しましたね。安倍政権と同じだと、共産党の考えを否定した上です。
 こうした現状に国家主義を否定して民衆の立場から、真理性を発揮してほしいものですね。


  共産党は自らの活力源を見失っている             エガリテ
                                           平成25(2013)年5月21日

 
 弥生さんが指摘されているように、自民党の憲法草案はトンデモナイものですね。このような思想を持った人物が国会で多数を占めるとは非常に恐ろしいですね。戦後の日本では、冷戦構造の影響下、社会党が相当の力を持ち、共産党も大衆運動では大きな力を持っており、日本の反動化を阻止していたと思います。ヨーロッパでもそうですがソ連東欧の社会主義の崩壊及び現存する社会主義社会の実態が明らかになるにつれ、社会主義建設の運動とかかわりのあった勢力の力は衰退しています。

  日本では共産党は、ソ連や中国からの干渉と戦い自主独立の旗を掲げていたため、その影響を小さくすることができましたが、現存する社会主義勢力(中国や北朝鮮・・日本共産党は社会主義とは認めていませんが)の実態を見る限りにおいては、我々が子どものころのように、社会主義社会こそが、我々の貧困を解決し、平和で平等の社会を築いてくれるなどと思う人は皆無だと思います。

 社会党はきちっとした政治思想が無かったのと、議員中心の政党であり、その多くが労組出身であり、労働組合の右傾化とともに衰退し、ほぼすべての議員が民主党に鞍替えしてしまったことが崩壊の原因ですが、トロキストや解放同盟にかき回され、多くの国民の理解を失っていったことも大きかったと思っています。

 共産党は、私は7中総批判で書きましたが、マルクス・レーン主義の党であり前衛党であった時点と、2004年綱領改正を行い、国民政党に衣替えしましたが、、その際、清算すべきものと引き継ぐものの整理がうまくできず、どちらかというと引き継がねばならないものを捨て去り、切り捨てなければならない悪弊ばかりを引き継いだ、何ともおかしな政党になっています。

 あなたが指摘されているように、今度の参議院選挙は、日本国憲法を守る上で最も重要な戦いになります。ここではまず改憲派の3分の2の議席を絶対に許さない戦いと、もし3分の2を改憲派に取られても、国民投票で必ず勝つ戦いを組織する必要があります。

 しかし共産党は4.14の壊憲阻止神戸集会の参加を拒否したことにみられるように、相変わらず自らの政党の立場を優先し、セクト主義に走っています。

 今の共産党は参議院選挙で650万票、5議席の獲得に狂奔し、他党との共闘や、大衆運動を巻き起こす余裕も力もありません。

 共産党が最大の勘違いをしているのは、マイ名簿をつくり、大衆に溶け込むことが共産党の躍進につながるとみていますが、共産党の躍進は大衆運動に支えられて初めて躍進するという基本中の基本がわかっていません。いま共産党が最も力を入れることは、統一戦線をつくり、96条の改正反対の圧倒的世論でもって自民党など改憲勢力を包囲することが、選挙戦勝利の最大の保証であることを共産党は理解できていないところに悲劇があります。

 橋下市長が慰安婦問題で、本質を表し、参議院選挙戦は新たな情勢が切り開かれつつありますが、これを有利に戦える力が共産党には無く、赤旗で見る限りでは、この問題の本質を深めるのではなく、参議院候補が橋下批判で頑張っています程度の論調でしか戦かえていない。政治戦線で戦うという事が全くできなくなってしまった共産党の姿だと思う。



  サンケイ新聞事件事件をご存知ですか?      不破 和衛門さん  
                                           平成25(2013)年5月21日


 エガリテ様、皆様、お久しぶりです。
 みなさんは、サンケイ新聞事件事件をご存知ですか?
 
  事件概要
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B1%E3%82%A4%E6%96%B0%E8%81%9E%E4%BA%8B%E4%BB%B6
 
  最高裁判決
http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=55168&hanreiKbn=02
 
  概要は、上記をお読みいただくとして、小生の感想として(もちろんサンケイ新聞の肩を持つつもりはありませんが)この訴訟を起こすに当たり、前提となっている日本共産党の考えは「自分たちに都合の悪い仕事を請け負った者に、憲法第22条で保障されている営業の自由を認める必要はない」ということ。端的にいえば「サンケイ新聞に憲法第22条の適用の平等を認める必要はない」ということであり、憲法第14条「法の下の平等」の蹂躙でではないかと思います。
こんな彼らが政権を握っていたらどうなるか?

  尊属殺人罪法定刑重罰違憲事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8A%E5%B1%9E%E6%AE%BA%E6%B3%95%E5%AE%9A%E5%88%91%E9%81%95%E6%86%B2%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 この事件においても、被告の父親が被告に何をしたかを問題にせず、「実の父親を殺害した」ということのみを問題にして、この事件の被告は廃止された刑法第200条通り、死刑か無期懲役になるしかないでしょう。いくら司法の独立と言ったって、最高裁長官を除く裁判官の任命権は内閣にあるのですから、日本共産党が政権の座にある下で、この判決を出そうとすれば、長沼ナイキ訴訟の福島重雄裁判官と同様、若しくはそれ以下の扱いを受けることを覚悟しなければなりません。

 自民・維新が「第9条改憲」を目指す政党なら、日本共産党は「第14条改憲」を目指す政党に思えてなりません。


   申し訳ありません。 事件を理解していません。         エガリテ
                                         平成25(2013)年5月21日


 申し訳ありません。何かコメントをと考えていたのですが、これらの問題について良く理解していませんので、今回は紹介だけにさせていただきます。

 現在個人的に、個人情報保護の件である企業と戦いを進めています。これに相当大きな時間を割かれており、あなたが提起していただいた問題にまで手が回らないのが現状です。

 今後ともよろしくお願いします。



 スターリン主義の共産党と決別して新しい世界共産党を!  森永和彦さん
                                              平成25(2013)年5月1日

 丁寧なお返事をありがとうございます。

>貴方の論議は全く違う政治的潮流の考え方であって、このサイトの趣旨に全く合致しません。

 あなたのおっしゃる通り、私はまったく日本共産党を支持するものではありません。
トロツキーが述べたように、1933年にドイツの労働者階級がみじめな敗北をこうむった後、スターリン主義の共産党は死んだのであり、スターリン主義の共産党と決別して新しい世界共産党をつくらなければならないという立場です。
  貴殿が、たんに「最近の日本共産党はおかしい」といった水準ではなく、スターリン主義の歴史を学び、日本共産党のスターリン主義と根本から決別しなければならないということを知ってください。


  政治的立場は違いますが、真摯な対応なので、紹介します。  エガリテ
                                              平成25(2013)年5月3日


 貴方については、全く政治的立場が違うので、今後は投稿していただいても討論の広場には載せないと通告していましたが、貴方から常識のある丁寧な回答をいただきましたので掲載します。

 また貴方の投稿に対するコメントも、他の投稿者からこの間いただいており、公平性の確保という意味でも今回の投稿を載せることにしました。

 前回も言いましたが私の立場は、「最近の日本共産党がおかしい」を原点にしています。現在の政治情勢は、日本共産党が日本の政治勢力の中でその役割を果たすこともとめられています。下記弥生さんの投稿のコメントも参照してください。これが私の基本的立場です。


  「真の主権回復を求める集会」に参加した感想       弥生さん  
                                             平成25(2013)年4月29日


  エガリテさん、森永さんは、少し混乱してますね。
 まずエガリテさんの趣旨を理解してないことです。
 さらに、主張の中身が毛沢東とトロツキーをミックスしてますね。しかも中国共産党の現在をとらえそこなっているようです。討論されている中身との関係で自分の主張を展開しないで、自分が正しいと思っていることをぶっつけてる傾向にありますね。

 それはともかく、メル友からの情報です。

   安倍の主権回復祝賀会に対抗してもたれた、志位委員長、伊波洋一氏、大日向教授の出演する「真の主権回復を求める集会」に参加した感想ですが、タイトルにあるように安倍の「主権回復」に「真の」とつけて「主権回復」がいまだされてない、という観点から、開催したようです。

 沖縄県民が「屈辱の日」という意味はわかります。当然です。

  しかし共産党は、「沖縄祖国復帰運動」を展開して、沖縄施政権の返還時点で「祖国復帰が実現した」と大祝賀していた記憶があります。核基地が沖縄島の70%近くを占めているにもかかわらず。

 そもそも米軍占領、日本降伏敗戦時点で、米軍を「解放軍」と規定して感激の祝賀をやっていました。これをなんら総括していませんよね。

 昨日の集会志位発言では、真の主権ではない、と言って、沖縄と日本全土に基地が置かれている。実質対米従属だ、ということのようでした。

 そして、それではその分析に立って、どうするのか?どうすればいいのかと思うのですが、 「安保10条で終了通告をすれば、1年後には米軍はアメリカに撤収する」と相変わらず、楽観的に披瀝していたようで、拍手も起こったようです。

 ええ!と私は思いました。両国家権力者が反共、反中国で日米安保を結んで軍事的に重大な対中戦争もありうるというような姿勢を示しているときに、安保反対の人が多くなれば、という条件付きですが、「終了通告すれば米軍は1年後に撤収」などどうして言えるのでしょう?

 拍手して同意する人もそうだけれど、そんな空想、夢みたいなことをよく平気で大衆の面前でしゃべれるなあ、と思いました。


共産党は過去の平和論を清算し、憲法との関連で平和論を構築すべきですね!
                                     エガリテ   平成25(2013)年4月29日


 森永さんの件は、今後投稿しても掲載しないと通告しましたので、批判することはやめておきます。批判をすれば彼が反批判を求めてくる可能性がありますので、この件はスルーしておきます。

 4.28の「日本の真の主演回復を目指して」の集会での志位発言基本的にはよかったのではないかと思っています。(赤旗を読んだ限りでは)まず@サンフランシスコ平和条約の三つの問題点を整理、A日本はいかにして米軍「基地国家」とされたのかー「全土基地方式」の起源と現在の解明、さらにB「この従属を鎖をこのまま続けていいのかー安保廃棄の国民的多数はを」と整理されて提起されています。

 ただし、質疑応答で、@安保条約は本当に廃棄することができるのか、A安保条約をなくした場合、中国や北朝鮮の問題をどう解決するのか、BASEANE方式を北東アジアに広げ、軍事に頼らない「平和的安全保障」をの三点について整理して答えているが、この回答は大いに疑問が残るものになっている。

<共産党の平和論とは何か>

 そもそも共産党の平和政策は、「アメリカ帝国主義が、第一に核戦争を生み出す根源であり、第二に、「目下の同盟者」である資本主義諸国への核兵器持ち込みをすすめる主犯であり.第三に「核軍拡競争の悪循環」という危険性を生み出す機動力であるからこそ、しかもそのアメリカ帝国主義が核兵器禁止に一貫して反対しているからこそ、平和。民主勢力は、核戦争の危険を阻止するために、アメリカ帝国主義を先頭とする帝国主義の戦争と侵略の政策とたたかい、一方では社会主義の核保有という「中作」の意義を認めながら、同時に核兵器の全面禁止をかちとる「上策」のために奮闘しているのである。」マルクス主義と平和運動:中国核実験と日高市の「平和の論理」(「文化評論」1965年4月号) 上田耕一郎

 帝国主義の核兵器を現実に放棄させるためには、帝国主義の核戦争政策に反対する世界人民の闘争及びそれと結びつく社会主義の防衛力の強化が必要なのである。この弁証法のどこに核戦争の機会を極限まで増大させる危険な政策をみることができるだろうか。むしろ、社会主義の防衛力強化の努力を放棄させて、核戦争防止を祈る運動だけにたよることのほうが、百倍も千倍も危険な政策であろう(出典は上記と同じ)

 上記が共産党の平和論の基本である。社会党の唱える非武装中立と明らかに違う。この論文では非武装中立論は「祈る運動」と揶揄し、百倍も千倍も危険だと言っている。

 帝国主義の核戦略から国民を守るためには、社会主義国の防衛力の強化(核武装)を盾にしながら、世界各国の人民が連帯してアメリカ帝国主義と戦うことが重要だと主張している。

 もともと日本共産党の平和政策は、社会主義国の防衛と民族自決運動の支援、及び資本主義国における人民の戦いと連帯して、帝国主義と戦うことが重要であり、個別日本国(国民)の防衛という概念は存在しないのである。

 そして重要なことは、憲法前文に書かれているような 「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」というような観念的な平和主義を取らず、力には力で対決することで平和が守られるというのが共産党の立場である。

 だから共産党は、「アメリカの核兵器はけっしてたんに「保有」によってのみ「政治の手段」であるのではなく、まさに「使用」においてもっとも危険な「戦争の手段」である。」他方社会主義の核兵器は、第一に、帝国主義の核兵器「使用」を防止するために「保有」され、第二に世界的な平和運動と結合して、全般的軍縮を帝国主義に強制する政治的、軍事的前提をつくり出すために「保有」される平和の手段である。」(前出同書:平和主義における「新平和主義」と修正主義:「前衛」1962年11月号)

 この立場から、中国核実験成功に際して参議院議員であった岩間正男氏は中国の核実験成功を褒め称えた演説を行った。(注1)

注1:中国が、1964年10月16日に自ら核実験に踏み切ると、10月31日の衆議院予算委員会で、共産党
      の岩間正男参議院議員はこのたびの核実験によって少なくとも次のような大きな変化が起こ
     っております。・・・世界の四分の一の人口を持つ社会主義中国が核保有国になったこは、
   世界平和のために大きな力となっている。元来、社会主義国の核保有は帝国主義国のそれ
   とは根本的にその性格を異にし、常に戦争に対する平和の力として大きく作用しているので
   あります。その結果、帝国主義者の核独占の野望は大きく打ち破られた

 今回の4.28集会での質疑応答は、上記立場を投げ捨て、共産党がバカにしていた非武装中立(憲法)の立場から説明を行っている。

共産党は、

  1. 何時から帝国主義の核は「戦争の手段」、社会主義の核は「平和の手段」という立場を放棄したのか

  2. 帝国国主義の核戦略を打ち破るには、社会主義国の防衛力の強化が必要  という主張。つまり「力には力を」という考えを何時改めたのか、力で対抗しない非武装中立を≪祈り≫に頼っているという主張(批判)はどうなったのか

  3. 日本国(国民)の防衛という概念を何時から持っているのか、その場合自衛隊の活用を考えているのか?

 これらの考え方を整理し、共産党の平和論を確立すべきだと思っている。未整理なのは、核の平和利用と同じ次元にある。

 最終章の締めくくりの発言―政府主催の「式典」の問題点はどこにあるのかは、「天皇の政治的利用は、二度と繰り返してはならない」、「主権回復」記念式典は、憲法改定、国防軍と地続きでつながっている」はよかったのではないか


  「反米民族主義」というカテゴリーが死語に!      弥生さん  
                                            平成25(2013)年4月29日


  そういえば、最近ちょっと前までの方針「反米民族主義」というカテゴリーが死語になってますが、まあ今はむしろオバマ礼賛になっていることは知ってますが、これってなんでひっくり返ったのですかね。

  それはともかく、安倍政権のアベノミクスに対する批判とかあったのでしょうか。時々の雑多なニュースを報道するのにかまけて、勤労者、貧困層に対する大打撃になるこういう政策システムを懇切丁寧に明らかにし、それを反対するように指導することができないのでしょうかね。赤旗は共産党の「機関紙」なんだという意味を捨ててますね。それが変質路線転換の象徴なのかもしれないけれど。

  アホノミクスに対して未来を見据え、生活が壊滅的になるということを道筋をたどって経済学としても勉強させるのが「前衛」たるものの役目だと思うのだけれど、安倍の支持率とか、一時的な現在の株価回復、円安にびっくりしてしまったのでしょうかね。

  安倍リフレ派の金融、財政、成長戦略なるものがどのようにペテンなのか、どういう将来になるのか、高橋是清などの例もあるけれど、学習的に引っ張ることができないのではだめですね。

  正規社員の解雇自由法などに継続的な反対運動をつくらねば労働組合だって壊滅しますよ。今組合なんて2割ぐらいしか加入しないといっても力は大きいのですからね。


  2004年の綱領の全面改訂が、共産党衰退の始まりか?     エガリテ

                                                                               平成25(2013)年4月29日


  弥生さん、いつもメールありがとうございます。問題提起していただいたことに答えていかなければならないと思いながらも、なかなか難しく、私のコメントがピンとはずれになっているかも知れません。今日は最初からピンとはずれを自覚しな書いています。

<不破哲三の90周年記念講演・・・61年綱領路線が党の発展の原動力>

 最近不破哲三の「日本共産党創立90周年記念講演会日本共産党の90年をふりかえる」を読みました。私の活動していた時の共産党と現在の共産党は180度違うと受け止めていましたが、彼のこの講演では、1958年の第7回党大会、61年の第8回党大会を通じて、党の綱領を打ち立てました。この綱領で、アメリカとの従属関係を断ち切り、国の政治・経済で国民本位の民主改革を実行する、こういう民主主義の革命にまず取り組んで、次の段階で社会主義に進むという段階的な発展の戦略を立てました。と61年綱領を積極的に評価しています。そしてこの綱領路線の下で共産党は躍進したと語っています。

さらに、この自民党に、アメリカと日本の支配勢力は、二つの異常な政治のレールを押し付けました。

 一つは、アメリカの基地国家のままで、日米安保条約絶対の道を進むという「アメリカ言いなり」のレール。もう一つは、大企業集団の復興、成長、発展に国を挙げて取り組むという「財界言いなり」のレールです¡と語っています。(注1)

注1:ここでは「二つの敵」と「二つ異常」が違和感なくつながって読めますが、最近の赤旗では「二つの
    ゆがみ」になりその内容が明確に語られていません。

 また、党が、1996年の総選挙で比例726万8000票、98年の参議院選挙で比例820万票、第3次の躍進を実現したのは、こういう情勢のもとででした。

 この二つの選挙の結果を受けて、“これは大変だ”と、今度は財界総がかりでの3回目の企てが2003年に始まりました。それが「二大政党」づくりの新戦略です。

<2004年綱領改正は社会主義の「ルネッサンス」?>

 「わが党は、2004年の第23回党大会で党綱領の抜本的改定を行いましたが新しい綱領には、61年以来の党の理論的発展のすべてを盛り込みました。

 そして、われわれが半世紀にわたって取り組んできたこの仕事は、スターリン時代の中世的な影を一掃して、この理論の本来の姿を復活させ、それを現代に生かす、いわば科学的社会主義の「ルネサンス」をめざす活動とも呼べるものだ、と私は思っています(拍手)。そういう意味で、日本共産党のこの間の理論史は、国際的にも重要な意義を持っていることを強調したいと思います。」(ここまで青字は引用)と2004年の党綱領の抜本的改定を「ルネッサンス」と呼べるものと絶賛していますが、これ以降共産党が伸び悩んでいる理由は何か説明されていません。

<なぜ共産党は長期低落傾向に落ち込んだのか>

 1996年総選挙で比例726万8000票、98年の参議院選挙で比例820万票と共産党としては最高の峰をつくりながら、その後の転落には大きなものがあります。これを、「財界が総がかりでの3回目の企てが2003年に始まりました。それが二大政党づくりの新戦略です。」と語られていますが、二大政党づくりが行われたから共産党は埋没したという評価は責任政党としてあまりにも安易でないかと思います。

 二大政党づくりは、確かに少数政党には不利です。しかしこの間の共産党の衰退を、選挙制度の問題だけで語ることはできません。共産党が最も得意とする論理、「赤旗が増えれば選挙で勝利する」という論理から言えば、赤旗が増えなくなったから、敗北しているのです。赤旗が増えなくなったのと選挙制度には少しは関係があるかもしれませんが、ほぼ無関係です。

 共産党が票を減らしている理由は、共産党が衰退しているからです。「赤旗を拡大したら世の中が変わる」この路線が国民から見放されたのです。

 ならば、共産党はなぜ衰退したのか、「それは戦いを放棄したからです」。共産党は戦う党です。戦う党がいつの間にか新聞屋さんに代わってしまったことがこの間の衰退の最大の理由ですが、戦い方では「敵を隠してしまった(二つのゆがみ)」ことが最大の失敗です。(政治闘争に参加するという事は一定の政治的気分・意識の高揚が必要です。赤旗拡大はセールスマンの心境であり、苦痛のみが伴います。若者を引き付ける魅力は全くありません。…戦う仲間が切り離され、個々の党員の戦いになり、資本主義社会と同じ成果主義です。)

<2004年綱領の改正から「二つの敵」隠しが始まった。>

「二つの敵」を後ろに隠した方針では「戦う」あるいは「戦って勝ち取る」ではなく、「安全・安心・やさしいおおさか」や「住んで見て幸せが感じられる都市」とか「明るい」や「あたたかい」とかの用語を多用します。共産党自身が高齢化したためかもしれませんが、標語がすべてお年寄り向けです。標語に「血沸き肉躍る」ようなアグレッシブな感じがありません。「戦う政党のイメージ」を打ち消すことに躍起になっていますが、それをやればやるほど共産党の魅力が無くなることに気が付いていません。

 不破氏の講演では、「わが党は、2004年の第23回党大会で党綱領の抜本的改定を行いましたが、新しい綱領には、61年以来の党の理論的発展のすべてを盛り込みました。」そして最後は「「アメリカ言いなり」「財界言いなり」という古いレールときっぱり手を切る覚悟を欠いた立場では、いまの日本の行き詰まりを打開することはできません。」と言い切っています。

 しかしこの立場を現実の選挙での政策に生かしきれているでしょうか、すでに先の総選挙では「二つの敵」が「二つのゆがみ」になっています、「敵」とは「戦う」というのが一般的ですが、「ゆがみ」と言えば「直す」が一般的です。つまり戦うスローガンを下したことが、若者たちの心を捉えない最大の理由です。

 常に二つの敵と戦う国民の立場から政策が作られているかの点検が必要です。この点検をせず、「安全優先の原子力政策」や「安全・安心・やさしい大阪」のどこに二つの敵と戦う気概が含まれているのでしょうか。私は、「安全優先の原子力政策」が発表された時、「このスローガンは関西電力の言っていることとどこが違うのですか」と突っ込みを入れましたが。共産党からの回答はありませんでした。(おそらく回答不能であったと思います。)これだけの失敗をしておきながら、選挙総括では全く総括されない、「すべては選挙制度の改悪が原因だ」で処理してしまう、こんな不誠実な対応では国民は支持しません。

 弥生さんの言われるように、具体的なもの(敵の攻撃)に、具体的に反撃する力を失っているのです。敵には優しい言葉(「安全」、「やさしい」、「あたたかい」とか「明るい」とか)で対峙し、味方(護憲勢力)には厳しい言葉(認められない・・・4,14神戸集会)で対応するという基本的な誤り(取り違え=誰が敵でだれが味方か分からなくなった)が共産党を衰退させている根本原因です。



    中国人民の正当な領土要求について                  元党員Bさん 

                                             平成25(2013)年4月21日


 中国人民の正当な領土要求について

1.「尖閣諸島は、日本が日清戦争で中国から奪った。中国領土であると主張している日本人もいる」とのご意見がありました。一方で、「尖閣は国際ルールに従えば日本の領土だ」と主張している中国の企業家もおられます。林凡氏のツイートの結論部です。

「釣魚島は日本人が出兵して占領したものではありません。われわれがぼろ布のように捨てたものです。日本人は宝物のようにそれを拾いました。われわれは異議を唱えませんでした。1968年に釣魚島海域で石油が発見されたから、釣魚島は一晩にして突然、「神聖にして不可分」な領土になったとでも言うのでしょうか。

そして、泰山のように崇拝されている周恩来も、日本人に対してあいまいに「われわれはここで、あの(釣魚島)のために、論争をすべきでありません。いずれにせよ、地図の上で探しにくいほどの小さな点にすぎません。なんで問題になるかと言えば、石油が見つかったからにすぎません」と発言しています。これが、一国の指導者の領土問題に対する姿勢でしょうか。

したがって、法律面、国際政治、実力を比較検討しても、釣魚島はすでに、そして将来にわたって日本のものでありつづけるのです。あなたは怒るかもしれない、あせるかもしれない、悲しむかもしれない。しかしこれが事実であり、真相なのです。」

2.日本共産党は、「領土に関する国際ルール」にのっとり、尖閣諸島は日本の領土だと主張しています。感情的なヘイトスピーチではありません。同党の見解は、HPに掲載されていますからご覧ください。尖閣が中国領土であるというためには、国際ルールが誤りだと論じる必要があります。

3.日本共産党は、中国共産党と理論交流を続けてきています。このなかで、本問題について真剣な議論がされていたら、今日のような極端ないがみ合いは防げたのではないかと思い、非常に残念です。


   マルクス・レーニン主義の立場から見た領土問題    エガリテ
                                            平成25(2013)年4月29日

  尖閣列島問題は難しいですが、私はこの件は共産党の主張が正しく、日本の領土だと思っています。
あなたが主張されているように「1968年に釣魚島海域で石油が発見されたから、釣魚島は一晩にして突
然、「神聖にして不可分」な領土」と主張しています。

   しかも現在では、中国は世界に冠たる海洋国家をめざし、軍事戦略上重要だと認識して一歩も譲らな
い姿勢を示しています。おそらく中国は何十年かけても尖閣列島の実効支配を覆しにやってくると私は見
ています。


  話は変わりますが、4月25日の毎日新聞には「カシミール:中国軍越境「居座り」…インド軍対峙」
という記事で、 【ニューデリー杉尾直哉】インドのメディアによると、インド北部ジャム・カシミール州北東部
の中国との国境地帯で、中国人民解放軍兵士約30人が今月15日から野営を続けている。インド軍は
「インド領内に約10キロ入っている」と「領土侵犯」を主張し、中国軍野営地から約200メートル離れた場
所に同数のインド兵を野営させて対峙(たいじ)している。

   (中略)
 インドのメディアによると、中国軍は昨年「領土侵犯」を約400回繰り返し、今年も100件起きた。だが、
中国との関係を悪化させたくないインド側は冷静な対応に努めており、個々の「侵犯」の事例も報道され
てこなかった。と報道しています。中国は周辺諸国ほぼすべての国と争い、軍事的挑発を繰り返していま
す。

  インターネットでレーニンと領土問題で検索していたら「禍福無門唯人所召」というサイトに行き当たりま
した、そこにマルクス主義から見た領土問題の見方が次のように書かれていました。

  「そもそもマルクス・レーニン主義の立場からすれば、領土要求というものは帝国主義的膨張欲
求の最たるものであって
、極めて批判的にみられるものです。原初的な居住者の意向が優先されるべ
有人地域の領土問題であれば、民族自決權、プロレタリア国際主義に沿って解決されるべきも
のです
。しかし、今回問題となっている尖閣諸島は、歴史的に無人島であり、無主地先占の国際法によ
って判断する以外にないところでしょう。」と主張されていましたが、私もこの立場が正しいと思います。

  中国は、第二次世界大戦の終結処理・ポツダム宣言の無条件受託により、日本の領土は北海道、本
州、四国、九州に限定されたことを根拠に、日本が掠め取ったという主張を行っていますが、尖閣列島
は、日本が戦争で略奪したものでなく、もともと無人島であったものを、日本人が住み開拓してきたもので
す。(無主地先占)

 
  ただ私は共産党が、先の衆議院選挙で尖閣列島問題を主要な争点として主張したことには反対してい
ます。日本共産党が中国の傀儡政党であり、日本国民の利益より中国の利益を優先しているとの攻撃を
かわすためには、尖閣列島問題に対して言及することは必要ですが、これを選挙戦の主要な争点として
戦ったのは全くばかげています。この戦い方は、維新に対する援護射撃のような戦い方です。

  なぜなら石原慎太郎が、原発問題が選挙戦の争点になることを避け、意識的に尖閣列島問題をかき回
し、選挙戦の争点に仕掛けてきたのに、これに真っ先に食らいついたのが共産党でした。

  共産党の選挙総括では、尖閣列島問題に目を奪われ、原発反対を前面に押し出すことに成功しなかっ
た選挙戦術について、反省の弁は全くありませんでした。共産党の選挙総括はいつ同じでありも、戦う前
からわかっています。尖閣列島の政治的位置づけを明確にしないと、参議院選挙でもまた混乱します。



   これはあなたにたいする純粋な疑問です。         森永和彦さん 
:                                           平成25(2013)年4月21日

  あなたは、このサイトで「平成」という元号を使われています。

  しかし、左翼であるならば天皇制反対であり、元号をつかうことは考えられません。あなたはなぜ元号を使うのでしょうか。
  私は、元号を使うことはまったくないし、実際のところことしが平成何年なのかも知りません。
いわゆる「西暦」(グレゴリオ暦)も、カトリックの暦であり、無条件に肯定できるものではないですが、現在のところはこれを使うほかはないでしょう。
  とにかく、元号を使うことをやめて下さるように要請します。

   ご忠告ありがとうございます。                エガリテ

                                          平成25(2013)年4月22日


 私のしていた仕事や年齢の面もあり、元号を使うことに全く抵抗はありません。私は40年近く公務員であったため、毎日元号を使っていました。また頭の中は元号で支配されており、この方が捉えやすい面があります。

 元号問題については、私が今まで見聞きした件を2件お話します。一件目は卒業証書の交付にあたって公布日を元号で書くか西暦で書くかで校長と教職員がもめ、校長が自殺に追い込まれた事件がありました。さらにも一件は、住民票の請求に際して、生年月日が元号で書かれているからこれでは受け取れない西暦に書き直してくれと窓口で頑張り通した方がおられました。

 これも西暦で発行することはできません。発行年月日だけは西暦に変えて発行しましたが、この頑張りが何になるのか私にはわかりません。

 ただ最近の大学が発行した書類はすべて西暦になっており、時代の変化は感じています。戸籍等の届け出も西暦で書く方が増えています。役所でも併記するところが少しずつ増えています。わたしのHPも一応は併記方式を採用しているつもりですが、部分的には元号だけのところがあります。(これは単に長くなるからです)

 元号か西暦かなどを踏絵にするような態度(運動)を私は支持しません。(ばかげていると思っています。)使いやすいものを使えばよいと思っています。

   なお今回あなたから一挙に3通のメールをいただきました。その内容は基本的にはこのサイトの趣旨に沿う物ではなく、今回は掲載しますが、今後は掲載を見送りさせていただきます。

 少し私の立場を説明しておきますが、私のHPの題名は、「日本共産党最近おかしくないですか」です。この私のサイト名を見ておかしいのは最近でなく、立党以来おかしいとの批判もありました。それぞれの考え方のちがいです。私は現在までの日本共産党批判は、共産党の存在そのものを否定するものが多い中で、そうではなく、日本共産党の存在は日本の政治にとって重要だと考えています。しかし最近は革新統一戦線の結成や、アメリカ帝国主義と戦うなどの主張が行われず、保守との共同を求め、選挙で戦うたびに後退しています。

 この共産党の路線修正がおかしな方向を向いていることを告発し、何が共産党の取るべき立場かの問題提起をしていきたいと考えています。そのための討論の場を開催して仲間づくりを目指しています。だんだん仲間の輪も広がりつつあります。

 貴方の論議は全く違う政治的潮流の考え方であって、このサイトの趣旨に全く合致しません。

 世の中には多くのサイトがあります。あなたと同じ主張の方もおられると思います。あなたはその世界で活躍すべきです。あるいは自らHPを立ち上げて、あなたの主張がどの程度世間に受け入れられるのか、自分で確かめるべきです。

 少なくともあなたが書かれた「アルジェリアにいた日本人会社員は、アルジェリアの資源を人民から強奪しようとしていた帝国主義侵略者であり、アフガニスタンやイラクに派遣された自衛隊員や外交官と同様に、殺されて当然です。

  というような考え方を私全く受け止めることができず、こんなことを主張する人が革命家かと疑いたくなります。革命家以前に一人の人間としての常識を疑います。私とは席を同じくすべき人間ではないというのが私の考えです。

 あなたが今後とも私を批判することは自由です。しかしそれは、私の作った土俵の中でなく、あなた自身がHPなどを作成して活躍されればよいと考えています。

 私の求めているのは、あくまで仲間づくりです。建設的な批判はいくらでも受け付けますが、全く違った立場からの批判は。受け止めることができません。

 もし共産党に批判があるなら、共産党へ批判してください。私のやろうとしていることは、共産党の枠内での改革です。中央は相当ダメになっていますが、私は現場には、まだ一生懸命頑張っている方がたくさんいると捉えています。

 日本の革新勢力の立て直しは、「これらの人にカにかかっている」というのが私の考え方です。

 あなたの投稿がこのような方向性に同意するものであれば掲載します。しかし日本共産党の政治方針と全く違う立場から介入されても、私はそれと戦う能力も気力も意思もありません。殺されて当然というような人と会話を続けることは無意味だと思っています。(おそらく貴方は相当優秀な方だと思いますが、そのような政治思想を持っている限りは、日本社会で生きていくことは難しいと思います。・・これは老婆心ですが_)

  なお、私はあなたの投稿を受け付けないと言っているのではなく、あなたが今後とも投稿されるのは自由です。しかし私のHPの趣旨を汚す投稿については掲載をしないことを通知しておきます。



   帝国主義侵略者に対する抵抗について述べます。    森永和彦さん 
                                          平成25(2013)年4月21日


>百歩譲っても、帝国主義者と、単なる企業戦士とは区別して考えるべきです。殺された多くの人は労働者であり、基本的には我々の仲間です。
 「単なる企業戦士」は確かに賃労働を搾取される労働者かもしれませんが、その階級意識を持ち、さらに血債の思想をもって、自国帝国主義と闘う立場に立たない限りは敵であり、処断の対象です。

  たとえばイラークで解放戦士に処断された韓国人の金鮮一は、会社員でありアラビア語通訳としてイラークに勤めていたわけですが、彼が米帝の占領に反対する意識をもたず、米帝の占領に統治する仕事をしていた以上、たとえ労働者であっても死刑に値する犯罪者であり、必ず殺さなければならないのです。

>あなたの言われる「アルジェリアにいた日本人会社員は、アルジェリアの資源を人民から強奪しようとしていた帝国主義侵略者であり、アフガニスタンやイラクに派遣された自衛隊員や外交官と同様に、殺されて当然です。」という主張を、日本の政治の中で主張すれば、それは政党として国民の支持を失い、壊滅してしまうでしょう。そのことを最も喜ぶのが、日本の反動勢力です。

  たしかに、現在の時点では日本の労働者階級は帝国主義思想に汚染されているので、「帝国主義侵略者は殺されて当然だ」と主張したら「国民の支持を失」うかもしれません。しかしマルクス・レーニン主義者は短期的な「国民の支持」を追い求めるものではなく、労働者階級を革命的階級意識に高めるために闘うのです。ですから、仮に短期的には受け入れられないような主張であっても、常に真実を語らなければなりません。

  トロツキーは次のように述べています。

  「現実を正視し、最小抵抗線をさがし求めず、事物をその正しい名前で呼び、いかにつらかろうとも大衆に真実を語り、障害をおそれず、大事にも小事にもともに真剣であり、自己の綱領を階級闘争の論理のうえにきずき、行動の時いたらば大胆であること、―以上が第四インターナショナルの掟である。」(『資本主義の死の苦悶と第四インターナショナルの任務――過渡的綱領』)

>あなたが今後日本でどのような活動を目指されているのかは分かりませんが、最近のボストンマラソンの爆発テロ(?)のようなものを目指されているとすれば、それは帝国主義との戦いでなく、日本国民(人民)に対する挑戦です。

  それはその通りです。テロリズムは、最良の場合ですら、大衆闘争を投げ捨てた小セクトの孤立と絶望の表現であり、最悪の場合では支配階級と警察の挑発・陰謀の土壌です。特に、無差別テロはいかなる場合もプロレタリア階級闘争とは相いれません。

  しかし、ルブナーン(レバノン)で米海兵隊員241名を処断したイスラームの戦士の殉教攻撃のように、帝国主義侵略者に対する血の裁きは全面的に正当です。

  テロリズムは拒否するが、帝国主義侵略者に対する正当な武装闘争は支持されなければなりません。


 共産主義道徳の教育ならば幼稚園から始めるべきです。 森永 和彦さん 
                                        平成25(2013)年4月22日


「幼稚園児に特定の国を敵視する教育は間違っている。」に返答します。

>資本主義あるいは帝国主義は絶対的悪であり、社会主義は絶対的善であるという思想の影響があったと思います。

  とおっしゃっていますが、私の立場は「資本主義国であっても、被抑圧民族の正当な領土要求は支持する」というものです。

 たとえば、Espana(スペイン)のGiblartar(ジブラルタル)返還要求は正当だし、Argentina(アルゼンチン)のIslasMalvinas返還要求は正当だし、バーラト(インド)がゴアを武力で奪還したのは正当だし、イラーク(イラク)がクワイト(クウェート)を武力で奪回したのは正当だと考えます。ですから、「社会主義は絶対的に善である」という前提から主張しているわけではありません。

>ロシアは、終戦のどさくさに参戦し北方領土を占拠しました。
とおっしゃっていますが、これはまったくの間違いです。ソ連の対日参戦は、連合国の要請をうけたものであり、また千島列島をソ連領としたのは、日帝に反ソの重要な軍事基地を与えないためでした。
  第二次世界大戦の戦後処理の原則は、何よりも戦争の火元となった、ドイツ・イタリアのファシズムと日本軍国主義を根こそぎ消滅させ、その再起を不可能にするような世界秩序をつくりあげることでなければなりませんでした。ですから、日本軍国主義の復活を阻止するために北方からのソ連の軍事的圧力が必要であり、日本の労働者階級はそれを支持しなければならなかったのです。

>中国は明らかにアメリカに対抗する勢力として、世界的に軍事的な支配を拡大していく路線を目指しています。
  これは明らかに間違っています。中国に米帝に対抗しうるような軍事力はないし、中国もそのようなことを本気で目指すほど空想的ではないでしょう。

>領土的野心を持っていない台湾とは、4月10日、台北市で沖縄県・尖閣諸島周辺海域での漁業権を巡る漁業協定に調印しています。

  「台湾」ではなく「中国台湾金馬地区」ですが、中国台湾金馬地区が「領土的野心を持っていない」というのは間違いです。中国台湾金馬地区は南沙諸島に対して明らかな領土的野心を示しています。

>自国の国民を単に日本国民への敵意でもって組織するやり方は政治として間違っていると思います。

  日本の侵略をうけた国のいずれも、「国民を日本国民への敵意でもって組織」などしていません。中国の歴史教科書を読めば分かりますが、日本の軍国主義政府と日本人民をきちんと区別していることがわかります。一部の暴徒が日本企業や日本料理店などを襲撃したのは、中国国内における社会矛盾の蓄積によりやり場のない怒りが蓄積しているからです。政府は「反日教育」を行っていません。これは韓国も朝鮮も同じです。朝鮮では、「日本帝国主義者は憎むべきだが、日本人民とは連帯していかなくてはならない」ということが教育で強調されています。

>幼稚園児に他国の悪口を教え、一定の思想で洗脳する社会って、怖くありませんか

  誤った思想で洗脳するのはダメですが、きちんとした共産主義道徳の教育ならば幼稚園から始めるべきです。道徳を重視せず、単に経済的決定論でことたれりとする傾向があったことはこれまでの共産主義運動の誤りとしてしっかり認識しなければなりません。

>私は共産党が衆議院選挙で尖閣列島の問題を争点にしたことには反対しています。いずれもナショナリズムを煽って国民を組織する手法は間違っていると思っています。

  レーニン同志の『社会主義と戦争』(1915年)を思い出してください。

 「たとえば、あすにでもモロッコがフランスにたいし、インドがイギリスにたいし、ペルシアまたは中国がロシアにたいして等々というふうに戦争を宣言したとすれば、それは、どちらがはじめに攻撃をくわえたかには関係なしに、『正義の』戦争、『防衛』戦争であろうし、社会主義者ならだれでも、抑圧され、従属させられ、同権をもたないこれらの国家が、抑圧者、奴隷所有者、略奪者である『大』国にたいして勝利をおさめることに共感を寄せるだろう。」



     共産党を辞めます。               中永 正吾さん 
                                          平成25(2013)年4月20日


 私も共産党を辞めます。所属は、X製作所です。共産党員はやはり思った通り狂った集団でした。


    「ニコニコ離婚」が理想ですが・・・             エガリテ
                                           平成25(2013)年4月22日

 
  共産党に包容力がなくなっているのでしょうね。私は「ニコニコ離婚」のようなものを求めています。共産党からは裏切り者と悪罵が投げつけられ、やめた方からも恨み辛みが残る共産党の現状は何かおかしいですね。共産党周辺の多くの人が去っていく、しかも大きな敵意を抱いて、私はこの勢力はバカにならず、着実に包囲されつつあると思います。

 出ていったものに憎しみを持つ、これもカルトの特徴ですね。立場が変わっても「お互い共に頑張ろう」という言葉が共産党からはなぜでないのでしょうか?



  「中国、幼稚園運動会での驚くべき姿」に反論します。   森永 和彦さん
                                           平成25(2013)年4月19日

  私は、中国人民の保釣運動を全面的に支持し、幼稚園児から保釣意識を植え付けようとする中国政府は全面的に正しいと思います。
中国人民は、日本をはじめとする帝国主義諸国の侵略で数千万の命を失っています。ですから主権の問題で敏感になることは当然です。この幼稚園の行事も中国人民の圧倒的多数の民意が支持していると信じます。
  日本共産党は、日帝が釣魚台列嶼を日清戦争で強奪したにもかかわらず、「『尖閣諸島』は日本の領土だ」などとヘイトスピーチをしています。これに対して浅井基文さん(元外交官、東京大学・日本大学・明治学院大学・広島市立大学教授)が批判し、志位委員長に公開討論を申し入れたにもかかわらず、これを無視しています。浅井さんに答えることができないからに違いありません。
  中国人民の正当な領土要求を支持することは日本人民の責務です。


  幼稚園児に特定の国を敵視する教育は間違っている。  エガリテ
                                          平成25(2013)年4月20日

 
  この問題は尖閣列島の領有権の問題が確かに根底にありますが、幼稚園の子どもに政治教育を行う事の是非を問題にしています。

 尖閣列島の問題で浅井基文さんがそのような主張をされていることは承知しています。さらにもっと言えば歴史学者である井上清も昔からその主張を行われており、私なども学生時代は井上清氏の歴史的認識が正しいと捉えていました。

 しかしこの背景には、資本主義あるいは帝国主義は絶対的悪であり、社会主義は絶対的善であるという思想の影響があったと思います。帝国主義(資本主義)は、常に領土的野心を持っているが、社会主義国は領土拡大の野心を持っておらず、万国の労働者団結せよ、あるいは世界の被抑圧人民の連帯を勝ち取ることが課題であるという思想に裏打ちされていました。

 現実は、ロシアは、終戦のどさくさに参戦し北方領土を占拠しました。現代中国も近隣諸国とほとんど領土問題を抱えています。中国がベトナム国境で戦争を行った事実は、社会主義は領土拡大の野心は持っていないという従来の考え方の範疇に収まらない現実です。

 現在中国は明らかにアメリカに対抗する勢力として、世界的に軍事的な支配を拡大していく路線を目指しています。その一環としての尖閣列島の所有権の主張を行っていると私は見ています。(軍事戦略上重要な位置)領土的野心を持っていない台湾とは、4月10日、台北市で沖縄県・尖閣諸島周辺海域での漁業権を巡る漁業協定に調印しています。

 すべて日本帝国主義が悪であり、中国が弱者であり被害者であるという国際情勢見方は時代遅れになってきていると捉えています。韓国の朴大統領は3月1日の「3・1独立運動記念式典」で「加害者と被害者という歴史的立場は千年の歴史が流れても変わらない。」と言われましたが、中国も同じ考えで国民をこの思想で教育(組織)しています。果たしてこのような思想教育は正しいのでしょうか、日本の戦争責任は当然果たさなければなりませんが、未来志向の中で問題を解決せず、自国の国民を単に日本国民への敵意でもって組織するやり方は政治として間違っていると思います。

 尖閣列島問題が起こった際、中国が行った対応、愛国無罪を掲げ、日本の企業に殴り込みをかけ、商品を略奪する姿が、現在中国の反日教育の誤りを示した事例です。反日なら何でも許される。このような思想・文化で育てられる国民を悲劇だと思いませんか。これが本当に社会主義ですか。社会主義は経済的な平等を保障すするとともに、国民の思想や文化の豊かさも保障するものだと思っています。

 幼稚園児に他国の悪口を教え、一定の思想で洗脳する社会って、怖くありませんか、子どもの全面発達を本当に保障していますか、これは資本主義が軍国主義教育を行うのは悪だが、社会主義が、特定の国を敵視した教育は善だという極めて偏った教育論です。

 この番組が放送された際、コメンテーターに中国人の宋文洲氏(ソフトブレーン株式会社創業者であり、現在は同社マネージメント・アドバイザー。経営コンサルタント、経済評論家)がいました。彼はこんな報道は嘘だ、これは、たまたまおかしな教師がいて行われただけで、中国の国民の意識とは全く違う。この一部の例外を見て中国を判断するのは誤りだと主張されましたが、私はこの方の発言を支持します。もしこの幼稚園の映像が本当の中国の姿であれば、中国社会に未来はないと捉えています。

 なお私の他のHPの記事を読んで頂いておれば、ご理解いただいていると思いますが、私は共産党が衆議院選挙で尖閣列島の問題を争点にしたことには反対しています。いずれもナショナリズムを煽って国民を組織する手法は間違っていると思っています。


 4.14神戸討論集会へのご参加。お疲れ様でした。   手島 睦さん  
                                          平成25(2013)年4月18日


 エガリテ様
 集会へのご参加。お疲れ様でした。
 
 何よりも、集会の感想とエントリーで記載された主張に心からエールを贈りたいと思います。

 「広範な民衆の結集」や「対話」を謳いながら実はそれが仮面にすぎない事を日本共産党は証明してしまいましたね。

 主催者がこれだけ配慮したにも拘らずです。左翼の困難な現実を垣間見ました。私事では40年以上前から直面していた事と同じ問題ではあるのですが進歩しないというか民衆に学ばない政党です(苦笑)


  神戸市民の護憲への熱意があふれていました。  エガリテ
                                          平成25(2013)年4月20日


  メールありがとうございます。
  私は元々京都の人間で就職後大阪に来ました。さらに定年退職後神戸でアルバイトをしています。初めて神戸の集会に参加しましたが、神戸の護憲のための革新(護憲)勢力の統一の願いが強いことが分かりました。
  共産党はもっと現場の力を信頼しないとダメだと思います。社民党の代表とした参加された服部氏は(大阪の方であり)、大阪では統一は難しいが、神戸には統一の力があると言われましたが、そのような現場の努力を見ないで、中央がすべて決定するという共産党のシステムは、現場で頑張っている人に冷や水を浴びせることになる。
  大阪の人間から見れば神戸の人は違いをことさら強調するのでなく、統一への熱気が強いことが良くわかりました。81歳の代表が志位委員長にまで手紙を出されて訴えておられる重みが理解できないのは、国民の意見に耳を貸す度量が共産党には無いのでしょうね。



   京都まつりに参加してみて             『40代きょうこ』さん 
                                         平成25(2013)年4月18日

 エガリテ様

  4月14日(日)に行われた『京都まつり』に行きました。
  全体的な感想は『楽しくなかった。とにかく疲れたー』です。
  その日は、私はチケットは持っていたものの、朝から『行きたくないモード』でしぶしぶ地下鉄に乗り、お昼の12時前に会場に到着。

 すでに福引会場は黒山の人だかり。いきなり、昔の知人とバッタリ会い、『お久しぶりです。お元気でしたか?あれからどうされてました?』みたいなお互いの安否確認。

  一日中こんな感じで、行くところ行くところで、あいさつばかり。しまいには、面倒になり会釈に省略。

 目立つのは、やはり高齢者。そして親子連れとタスキをかけた各選挙の候補者に、場違いなスーツ姿の京都府会議員に市会議員と各候補者。 あーもう堅苦しいったら。『チノパンにポロシャツでいいヤンかっ!』と思う。『まつりを楽しむセンスってないんかな?』などと、連れとつぶやく。

 中央舞台も、さして魅力的な企画もなく、連れとなんとなくビールを飲んで、地元支部後援会のちらし寿司で、腹ごしらえ…しててもチラチラと顔見知りと出会うから『あ、久しぶりのあの人にご挨拶しなきゃー 会場広いし今でないと』で、お寿司もこなれず。
  舞台の大音響やら、呼び込みのハンドマイク音で、話し声も聞こえないから、なんだかヤケッパチになってイライラはつのるばかり。

 食べ物のトレーのプラスチックゴミや飲み物の缶を捨てようにも、今回は会場にゴミ箱はないようで『なんでなん?』と思ってたら『使用済みのトレーなどのゴミは買ったテントまで持って行って下さい』との掲示板書き込みを見つける。たまたま持参のスーパー袋に入れて持って歩く始末。正直カッコ悪い(~_~;)
 いつものことながら、参加人数の割には、座るスペースが少ないから、テントで食べ物を買っても、その場で食べられるのは、よっぽど図々しい人しかできないかと・・・

 エコを自認するわりには、なんの対策も取らない今回にいささか立腹。『ゴミの種類別に、ボックスを用意すればいいのに』と思った。

 トイレも長蛇の列・・・いつもだけど(怒) 女性や子連れの家族、高齢者からすれば『まつりに行っても、お手洗いがたいへんだから、行きたくない』となる気持ちが主催者はわからないのかなぁー その時点でマイナス100点

 原発ブースでなつかしの!吉井ひでかつ元議員の話しを聞いてたら(内容は、震災前の原発事情から今の状態のこと。相変わらず熱い人です。引退後のご様子がまったくわからなかったから、お元気そうで安心しました)向かいのテント企画の呼び込みハンドマイク音で、しばし中断。なんとなく『ムカー』とした。メインイベントやから、配慮はしてほしかった。

 文句ばかりになりましたが、今回は特に活動家の安否確認イベント場と化して、会場全体が一大居酒屋状態でした。

 食べ物も、価格が特に安くもなく『ここでないと手に入らない』ような買い物を楽しめる品物もなく、大きなフリマもないし、まったくお得感無し。毎年の所属地区の秋まつりのほうが、ずーっと楽しいかなと・・・

 福引以外は一般の人には、魅力もなさそうで、人間関係には入り込めないし、参加しづらいと思いました。
 懐かしそうに、党員のみがお互い、ただひたすらに盛り上がってたら、ほっとかれてるような気持ちになりそう・・・
 日常活動からして、そうだから、主催者、出店者に自覚がないのも無理はないかも・・・;と、ふと思う。
 数年前は40代きょうこも出店側だったから、反省するやら赤面するやら・・・

 まつりを通しての支持拡大もねらいのはずだと思うけど、そんな雰囲気ではなかった。
あれでは、党員以外のお友達は連れて行けませんっ。いつものことですがっ。
 私が中学生の頃は、会場でバッタリと共産党家庭でもない同級生と会ったりしたのに…
 文化企画も子どもからお年寄りのものまでたくさんあって、どれに行くか?迷ったこともありましたっけ。

 翌日の赤旗関西欄は、参加人数の発表もなく(いつものこと。一週間後の京都民報でわかる)なんのために行ったのか?よくわかりません。議員さんや専従さん古参党員さんや民青系の若者のヨイショに気を使っただけ。
 私達40代女性党員には、まったく『骨折り損のくたびれもうけ』のイベントです。

 二度と行きたくないです。と、言いつつ、また、行かないといけないのだろうな。


あーあ(泣)



  赤旗祭りの政治的意義は難しいですね。(割りきりが必要?)  エガリテ
                                         平成25(2013)年4月20日


 「40代きょうこ」さんメールありがとうございます。最初にお願いですが、メールに特殊文字を使うのは避けていただけませんか。私は70歳に近い老人です。顔文字はどう入力してよいのか分かりません。それとこのHPのソフトは、「“ ”」やきょうこさんが多用されている「・・・」もうまく変換できません。その点の理解をお願いします。なぜか「正直カッコ悪い(~_~;)」だけは、うまく変換できています。

  赤旗まつり、これも難しい題材ですね。私が学生時代、羽田かどこかで政治的な大きな課題がありました。その時、共産党は赤旗祭りの成功へ向けて全力投球を行っており、その政治的課題にあまり熱心でなかったことがありました。(記憶は定かではありませんが)、そのとき、学生運動の他の潮流の人たちから共産党は政治課題と戦わず、赤旗祭りに「うつつを抜かしている」との批判がありました。(こんなことしていて、大丈夫かなと思ったことがあります。)

 政治的課題と、このような祭りとどのように位置づけ戦うかは難しい問題ですね。やはり共産党員としては、政治的課題で汗を流したとき、精神的にはいちばん高揚しますね。祭りは、より多くの人に参加していただいて、交流をしていく、すそ野を広げていく効果があるのかもしれません。あるいは戦いばかりでは人間がギスギスするので、戦いを忘れたところでの人間てきつながりを求めているのかもしれません。

 祭りは楽しまないと意味がありません。祭りに参加することが義務感になってしまえば、やる意味があまりないのかもしれません。割り切って楽しむことが大切かと思います。

 私は赤旗祭りで二つの思い出があります。一つは、子ども(小学生だったと思う)を連れて行って、抽選会があり、その子供が1等を引き当てたことです。商品は50tのバイクでした。(10万円相当ぐらいの)このバイクは通勤に使っていました。

 もう一つは、赤旗祭りで写した写真を、大阪民主新報の読者が写した写真展に応募して、1席を取ったことです。(特選は該当者なし)これは大阪民主新報に相当大きく載りました。(はがき2枚分くらいの大きさ)この当時写真に凝っており、風呂場を現像所に自分で改造して、自分で引き延ばした写真でした。批評は「一人ひとりの表情もよく、非常に素直に撮れています。構成もしっかりしており、記念写真としてはすぐれたものになっています。あれこれいわなくても撮影した意図がわかり、気持ちよく見れることが、この写真の良さと言えるでしょう」と書いていただき非常にうれしかったのを覚えています。(家の裏が銭湯だったので、みんなで銭湯通いをしていました。)

 しかしこの二つの思い出にも、腹が立ったこともありました。バイクは輸送中にバックミラーが割れて搬入されました。(これは単なる事故ですが)、写真の方は1席には表彰状と確か金一封(?)が付いていました。しかしこれが、待てど暮らせど私の手元に届きません。6か月くらいたってやっと私の手元に届いた記憶があります。(どうなっているのか、問い合わせをした記憶があります。)何をしてもダメな党だなとその当時思いました。

 まあ、祭りは、祭りとして楽しまなくてはなりません。ただ本当に楽しめる企画が十分されているかはわかりませんが、私は何にでも一生懸命やることが好きです。遊ぶ時は大いに遊ぶこれも大切です。


  共産党の馬鹿ぶりには目を覆いたくなります。    中永 正吾さん 
                                        平成25(2013)年4月18日

 私は、茨木市在住のものです。よく書かれているので関心します。確かに、共産党の馬鹿ぶりには目を覆いたくなります。私は、X製作所で派遣をやっていたとき、共産党に入党しました。今も共産党の籍は、I製作所にあります。私自体今は無職です。共産党員の話し方は、必ずといっていいほど、志位さんが言ったということを言います。あとは上から言ったことをそのままいいます。今度、支部会議のとき怒鳴りつけてやりますよ。

 HPは誰が見ているか分からないので慎重さが必要です。   エガリテ
                                         平成25(2013)年4月20日


 メールありがとうございます。評価していただき感謝しています。確かに自分でものを考える力が劣化しています。議論を行っていても最初から結論が決まっているからです。私は古い経験ですので、誰かが「宮本委員長の言うととおりだ」と発言すればそれで議論は終わりです。いや宮本委員長の発言は間違っているとは言えません。それを言ったらみんなから白い目で見られます。

  しかし「宮本委員長の言う通り」と言うだけでで「ディベート」に勝てるのは党内の議論だけだけです。党外の人と議論するときは理屈が勝っていなければなりません。ここでの議論をする力が無いのです。他流試合に勝てる力を養う必要があります。

PS:会社名が具体的に書いてありましたが省略させてもらっています。すでに私のHPでの発言
   が漏れ、事故にあった方がおられます。今後とも発言が特定される投稿は避けてください。



    殺されて当然!                    森永 和彦さん  
                                         平成25(2013)年4月17日

 
 私は「極左」であり、あなたのような中道左派とは大きく意見を異にすると思いますが、書かせてもらいます。

  『無神経な赤旗記事―「人質9人無言の帰国」という見出し』という貴殿の記事に反論します。
アルジェリアにいた日本人会社員は、アルジェリアの資源を人民から強奪しようとしていた帝国主義侵略者であり、アフガニスタンやイラクに派遣された自衛隊員や外交官と同様に、殺されて当然です。
  「帝国主義侵略者は殺されて当然であり、多く殺せば殺すほど喜ぶべきだ」という意識を人民がもたなければなりません。 


  人命の尊さをどうとらえるかは重要な課題です。       エガリテ
                                          平成25(2013)年4月20日

 
  メールありがとうございます。なかなか厳しい意見ですね。私のHPは共産党の問題点を指摘し、その改善を求めることを主としていますので、あなたのような意見にはなりません。

 もともと政治とは何を求めているのかの問題です。基本はすべての国民が幸せに暮らせるような社会の実現だと思っています。

 その中で人命の尊さをどうとらえるかは重要な課題です。あなたの主張「「帝国主義侵略者は殺されて当然であり、多く殺せば殺すほど喜ぶべきだ」という意識を人民がもたなければなりません。」という考え方は、政治を目指す者がとるべき立場ではないと思います。(恐ろしいほどの人命軽視であり、この思想の怖さを感じます。)

 百歩譲っても、帝国主義者と、単なる企業戦士とは区別して考えるべきです。殺された多くの人は労働者であり、基本的には我々の仲間です。あなたの考えの延長線上には連合赤軍の悲惨な結末につながるものを感じます。(本来敵でない仲間まですべて帝国主義の思想にかぶれた堕落分子に見え、リンチして粛清していくという思想です)

 確かに帝国主義は、多くの人民から搾取や収奪を行い、イラクやアフガニスタンにみられるような殺戮を繰り返しています。しかし、これと戦う側が、同じように殺戮で対置するやり方は、勇ましいように見えても成功しません。(アフガニスタンンの戦場では、武力で戦うことが必要ですが)

 今議論しているのは、日本における政治革新です。いかにして安倍首相や橋下・維新の会などが推し進める、憲法改悪して国防軍をつくり、いつか来た道(他国への侵略)を行わせない戦いが求められているのです。

 この戦い(憲法改悪阻止)は、国民の過半数の支持を獲得することが重要です。単に「選挙の票を入れてくれ」みたいな戦いで成功はしません。大衆的な運動を組織して迫ることが必要です。

 あなたの言われる「アルジェリアにいた日本人会社員は、アルジェリアの資源を人民から強奪しようとしていた帝国主義侵略者であり、アフガニスタンやイラクに派遣された自衛隊員や外交官と同様に、殺されて当然です。」という主張を、日本の政治の中で主張すれば、それは政党として国民の支持を失い、壊滅してしまうでしょう。そのことを最も喜ぶのが、日本の反動勢力です。

 ただあなたの主張、アメリカ帝国主義の本質や、日本の企業が海外の資源を略奪してくるような面があるなら、それは糾弾されるべきだと思います。日本共産党が、アメリカ帝国主義に対する批判をやめ、ことの本質を曖昧にした世界の情勢論議をしている面は批判されるべきではあると思います。
 あなたが今後日本でどのような活動を目指されているのかは分かりませんが、最近のボストンマラソンの爆発テロ(?)のようなものを目指されているとすれば、それは帝国主義との戦いでなく、日本国民(人民)に対する挑戦です。

 政治を良くする戦いは、どのような戦いが最も有効か、冷静に考えてください。



  共産党の内向きとは何たることでしょうか?         弥生 さん 
                                         平成25(2013)年4月16日

 アメリカの外交も内向きだとかいう人も、ボストン爆発事件関連でいました。共産党の内向きとは何たることでしょうか?共産党には共産主義を究極的に目指すという意味で革命戦略があるだろうし、その戦略に基づく戦術もなければおかしい。共産党の戦略、共産主義、社会主義へ向かう戦略を喪失したということだろうか?となれば、人間平等、階級社会の廃止、国家の死滅といった目的を良しとして、入党した人たちはどうなるのだろうか?そういうものを共産党綱領というのだが、そこに戦略・戦術がないとでもいうのだろうか?いつから消されてしまったのだろうか?
 憲法が改悪されようとしている戦後日本最大の危機に際し、なんらの大衆運動を率先してそれこそ「前衛?」としてやらない共産党の存在意義はなんなのだろうと考えてしまいます。もしそんな状況だったら、内部からは、自己解体などは言い出さないから、外から鏡としてその現実の姿、本質、よって来る革命戦略の放り投げを皆の前で明らかにしてやる必要がありますね。


 赤旗の経営が党の存続につながっているから。           エガリテ
                                       平成25(2013)年4月20日
 
  資本主義社会の政党である共産党は、お金が無ければ勝負になりません。そこで考え出されたのが、赤旗を中心とした党建設、党活動です。うまく回っているときはこの手法は近代政党と優良児とほめたたえられ、各国の共産党との交流でも常に宣伝していました。しかし、赤旗が減り始めると、この赤旗株式会社の崩壊が党の崩壊につながり、今その危機に襲われています。

 そのため共産党は様々な政治的課題と戦うより、赤旗拡大を最大の課題として全党に号令をかけています。しかし、これが成功しません。なぜ成功しないのかそれは大衆運動を組織して大衆とのつながりを大切にするという、共産党の力の源泉を見誤り、赤旗を拡大すれば、それを読んでくれた読者の政治意識が高揚し、確固たる共産党支持勢力を維持できるというとんでもない勘違いをしてしまったところにある。(政治的意識の成長は、戦いの中から生まれる者であり、戦いを基本にせず、赤旗を読んでも何の効果もないのです。)

 赤旗はどう見ても、他の一般紙に劣り、面白くもないし、政治的水準も低い、この新聞を読めば思想改造ができるとういうのが全くの幻想であった。赤旗は共産党の財政を支える側面しか機能していない。

 さらに赤旗の部数の減少は、財政面で逆に足を引っ張り、赤旗拡大が至上命令なり、他の政治的課題は、保守との共同などを掲げ、わけが分からなくなってしまった。

 党中央が全く勘違いしているのは、共産党の力の源泉がどこにあるのか、また個々の党員の頑張りはどこから来るのか、全く分かっていない。

 まず党の活力の源泉は、赤旗拡大ではなく、政治改革を願う国民大衆と一緒に戦い、そのエネルギーを吸収することである。党の歴史が物語っている。党が大きくなったのは、安保反対闘争など大きな大衆運動の盛り上がりと共にあるのである。

 次に党員の頑張りの源泉はどこにあるのか、それは日本の政治勢力の中で、共産党こそが最も正しい方針をだし、国民大衆の為に自己犠牲をもってもっとも戦っているという自負があったからである。

 しかし、現在の共産党は、こうした党員の善意に依拠し、赤旗拡大こそが世の中を変える壱丁目一番地と言われ、何か違うなと思いながら馬車馬のように働くが満足感が得られなのが現状である。

 この間の共産党を見れば、理論戦線で、他の政党に比べて優位性を保てない。これでは自信と確信がわいてこない。政治勢力が成功するのは、理論戦線で優位に立った時だけである。(原子力政策の失敗も大きい。)

 何が問題か、それは革新の統一戦線を発展させるという政治課題を第一次的に掲げられないところにある。「保守との共同」などというスローガンが本当に末端の党員の支持を得ているのか、私なら恥ずかしくて言えない、共産党がここまでダメになったのかの最大の「証」でしかない。

 なぜこの勘違いが起こるのか、それは共産党と言えば、今まで常に「はみご」であり、「日陰者」であった。ところが保守との合同方針を取れば、その地域、地域の有力者が対等に扱ってくれる。いつの間にか偉くなった感じがする。こんな簡単なトリックにはまっているに過ぎない。私の地元高槻でも、自民党・公明党・民主党と一緒になって市長選を戦い、勝利して、与党に入れてもらってから共産党のビラは、市役所の広報紙に代わってしまった。一番馬鹿げたビラは、第二名神反対の理由が宮内庁の篳篥(ひちりき)の使用する葦群を破壊するから反対という記事である。ここまで「ボケ」てしまって共産党の存在価値はあるのであろうか。

 この「保守との共同」路線で全く駄目になった共産党の政治路線は、一番大事なアメリカ帝国主義と戦う旗を下げ、護憲勢力の結集には背を向け(4.14神戸の集会など)、保守との共同路線の具体化と思われる「安全優先の原子力政策」などを掲げ、現場で戦う党員に戦えと言われても立ち上がれない、これが共産党の実態だと思っている。

 話がだいぶそれましたが、「中国は本当に社会主義を目指すのか」の回答の中で党中央は、「私たちはそもそも、日本を「社会主義をめざす国」にすることを、現在の問題として呼びかけてはいません。」と答えています。また、将来の日本で社会主義への前進が課題となるというのは、あくまで、日本社会の内発的な発展の方向についての、史的唯物論と剰余価値学説からの理論的帰結にもとづく提起です

 現在の日本共産党が求めているのは、アメリカ帝国主義の世界戦略と戦う事でもなく、過去に主張していた2段階革命論でもなく、保守との共同を通じてルールある資本主義なのです。資本主義の枠の中で、弱者の救済を行うことを主目標にした政党に宗旨替えしているように見えます。

 4.14神戸集会で、共産党との共闘の難しさを語られた方が、「あたたかい政治」という言葉を語られ、これは共産党が多用する言葉ですが、と言われたのが印象的でしたが、大阪のダブル選挙でも「安全・安心・やさしい大阪」でした。これら敵を明確にすることをやめ、何か口当たりの良いフレーズで国民の支持を獲得しようとする姿は、詐欺的手法の気がします。しかもこのフレーズは国民に全く受けていないのも皮肉です。小泉氏や橋下氏のように、敵を明確にするフレーズの方が国民受けをしています。

 政治はあたたかい言葉で国民を包み込むのではなく、国民の怒りを結集し戦いを組織していくことが重要です。スローガンは国民の心を揺さぶるものでなくてはなりません。共産党は政治のイロハが分かっていません。



   危機意識が薄い共産党                      弥生さん
                                             平成25(2013)年4月8日
 
  エガリテさんの示唆をもとにさざ波通信に跳んで、クマ氏の投稿を読みました。確かに的確で痛烈な共産党批判が展開されていました。それもこの危険な現実社会に対するために共産党の今のありようではだめなんだという痛苦な思いが込められていると受け止めました。
 さて、北朝鮮を包囲する米韓日連合と、引いて傍観する中国との危機的構図が今や単にどうせ北の瀬戸際策だろうなどと安閑としていられない状況が我々を促迫していますね。尖閣やこれをも外圧として安倍は、元A級戦犯岸のDNAを継いで名誉回復するかのように憲法を改悪し、集団自衛権を行使し、天皇を元首とする国民統合・ナショナリズムの高揚を可能にするための策動を一挙に高めています。
 本日のNHK世論調査では、共産党をはじめ社民の支持率がまた漸減しました。憲法改悪に反対だという国民に強くアッピールするものが出ていないからだと思います。危機意識が薄いことにそれは起因すると思います。アホノミクス(浜教授)の行く末が、国民の貧困格差と奈落であることの宣伝がほとんどないからだと思うのです。

 私たちが、改憲反対の声を強く広げる以外ないと思うのです。


  内向き思考になってしまった共産党(赤旗の維持で精一杯)  エガリテ
                                           平成25(2013)年4月13日


 共産党は大きく勘違いしています。現状の情勢を打開していくには、共産党が先頭を切って国民にその打開の道筋を示すことが大切なのです。それが「前衛政党」(?)の役割です。
 共産党は常に、世界の情勢、国内の情勢を人民や被抑圧民族の立場から分析を行い、それらと戦う上での課題を明確にして人民(国民)に訴えていくことが求められています。
 しかし最近の共産党の方針は情勢分析が無く、今どのような戦いが求められているかを明らかにしていません。
 今共産党が出している方針は、如何にすれば、赤旗が増えるか、あるいは選挙の票読みができるかが最大の課題にしており、そのための方針作りになってしまっています。「マイ名簿をつくり、国民の中に溶け込んでいく」(6中総)はまさにこれです。

  しかし情勢は、アメリカ帝国主義が日本に対して、さらなる軍事基地の提供を求め、TPPへの参加を通して、日本の農業に対する壊滅的な打開をもたらし、さらには日本の文化でもある国民皆保険制度の破壊などを狙い、まさに経済的にも植民地化を押し付けてきています。
 また安倍首相は、こうしたアメリカの理不尽な要求に応え、憲法の改悪を行い国防軍の創設を狙っています。

  このような情勢下、共産党に求められえいるのは、国民の過半数を占めるという憲法改悪反対派を組織し、運動化することです。3月31日の赤旗4面に、憲法会議全国総会での市田書記局長のあいさつが載っています。その内容は「思想・信条・党派の違いをこえて草の根から憲法守る世論と運動を」と書かれています。しかし、この記事のすぐ下に、全く別の立場を表明している共産党の姿(記事)があります。そこには、「4.14神戸討論集会」建設的な意見交換とは無縁、共産党 実行委員会不参加の回答」という記事が載っています。

  4,14集会は、「止めよう壊憲!護憲結集!討論集会」です。この集会を企画した実行委員会は、共産党・社民党・新社会・緑の党日本に参加呼びかけがなされています。このような集会こそ、共産党のいう「思想・信条・党派の違いこえて草の根から」という呼びかけ(市田書記局長の発言)に合致する集会であり、共産党から見て歓迎すべき集会と思われるのに共産党はその参加を断っています。(猜疑心の塊となった共産党参照)

  共産党は「革新(憲法改悪反対)統一戦線の結成」には無関心であり、赤旗が何部増えたか、個々の党員が国民とのつながりを深めたか等、参議院選挙での議席獲得のみに勢力を注いでいます。(この活動は参議院選挙勝利に直結し有効な活動に見えますが)、事実はそんなに甘くなく、国民の先頭に立って戦う姿を見せない限り、選挙では勝てないのです。(この基本的法則が共産党には分からなくなってしまった。)

  これは革命政党としては致命的な誤りです。国民大衆とともに戦うときに初めて党勢が拡大できる。ここに共産党の力の源泉があるのです。すべての党員を、赤旗拡大のセールスマンや、配達などに組み入れ、国民大衆の戦いと無縁なところで孤軍奮闘してみても、それは何ら力にはなりません。(国民大衆の戦いとは無縁である)それは共産党という赤旗株式会社の延命を図るものであり、残念ながら、赤旗株式会社の利益で生きている共産党幹部の生活保障でしかありません。

 話はコロッと変わりますが、さざなみ通信もまた方向性を見失っています。さざなみ通信の大スターである原仙作さんは、小沢立つべしという論文をだし、2012年12月1日には、「『日本未来の党』の結成と総選挙への参戦を歓迎する」を発表しています。(注1)また、最近一番正論を吐いておられるクマさんまで、同年同日「原発が「国難」なら、選挙区は“卒原発”の議席確保を」(注2)を発表されています。
 さざ波派の主要メンバー2人が同日に(12月1日)の今回の選挙では日本未来の党への投票を呼び掛けています。

注1:共産党が目標とする18議席を取ったところで脱原発への実効あるプログラムが進むはずもなく、一
    人でも多くの脱原発派議員・候補者や脱原発政党との連携でそれらの議員を国会に送り込む選挙
    戦術が求められていることは素人でもわかることである。
      共産党幹部も“実感”としてわからないはずはない。しかし、他の政策が違えば国政選挙共闘は
    できないとかいう馬鹿げた教条に相変わらず拘泥しており、実際にも連携しても受けるメリットはな
    いと考えている。 そもそも、他の少数野党の動きに志位らは関心がない。

注2:党は、今回総選挙の全小選挙区立候補の方針を直ちに中止し、党の比例選挙と小選挙区では
   「日本未来の党」など脱原発を明確に公約の第一に掲げて議席獲得を直接争う勢力当選のために
   全力を上げるべきであり、原発推進勢力の議席を阻止するたたかいだ。

 ここで私の主張(恨み辛み)を一つ、さざなみ通信は共産党の間違いをただし、共産党の健全な発展を望む者の集まりと理解してきたが、すでに共産党は取るに足らず、他の政党あるいは運動を支援しようまで様変わりしている。(ところがさざなみ通信は自らの変質に気が付いていない。)

 さざ波通信が、「リンクを希望する方は申し入れしてください」とあったので、私はリンクを希望しましたが、私のサイトが「建設的な批判サイトだとは思われない。そこでリンクを張ることはできない」と断られた。私は共産党の批判はしているが、共産党以外の政治勢力に選挙の票をいれよという呼びかけはしたことはない。あくまでも共産党の改革(こうあるべきだ!)が目標である。

 さざ波通信は一歩踏み出した。さざなみ通信は、「自由な討論の場であり、さざなみ通信が、原仙作さんやクマさんの立場を支持しているものでありません」と言い訳するであろうが、その言い訳は通らない。私の「大津・中2自殺事件」の投稿はボツにし、さらに私が抗議したら載せてはくれたが、注釈を入れて載せた。「私の意見は間違っているし、さざなみ通信はこの議論と立場が異なる」と。

  原仙作さんや、クマさんの文書に「注釈が無い」以上これは、さざなみ通信の立場である。(初心から完全に逸脱している。)そのことに気付かないさざなみ通信も、どうかしている。



  米韓日の挑発、北の応戦に反対して大きな統一戦線を!   弥生 さん
                                              平成25(2013)年4月5日

  北朝鮮がミサイルを鉄道移送して戦闘配置を変えていることが報道されています。アカハタは北朝鮮の核兵器の恐怖を挙げて、北を非難しています。
 しかしこれは、米韓合同軍事演習という挑発に対して、北も軍事的反応をして恐怖心からの、応戦をしているのが現実だと思います。したがって、朝鮮半島の戦争の危機を主客の交互応酬という視点でとらえなければならないと考えます。米韓のダブルスタンダードと恫喝をおいて、これに批判を加えながら、北朝鮮の挑発的瀬戸際政策をも批判するのが当然だと思いますがどうでしょう。
 米国の狙い目の対中国を想定して、核搭載ステルスや原子力潜水艦、第7艦隊、MDミサイルなどもてる軍事力のすべてを動員しています。ある人は、「核抑止力」があるから核保有国同士では戦争にならない、などと楽観的過ぎる″姿勢をとっています。アベノミクスが早晩奈落へ落ちる際に日米安保の力をバックに、国防軍日本軍を排外主義的に尖閣がらみの対中攻勢へと日本軍国主義も発動しかねません。そうならないためにも反戦の立場から、米韓日の挑発、北の応戦に反対して大きな統一戦線を創っていくのが、喫緊の平和運動の課題だと思います。アカハタの拡大のための宣伝用「北朝鮮の核兵器使用反対」だけでは絶対ダメだと思います。
 アカハタは、今や情勢認識においても一方的に片寄り、したがって当然その指針も、アメリカや日本の政権を支えかねないものになっているようです。

   二つの敵が「ゆがみ」に変わった時点でアウトですね!  エガリテ
                                               平成25(2013)年4月6日


  そうですね共産党(赤旗)は、基本的にはアメリカの世界戦略に反対しない立場を取っていますね。二つの敵(アメリカ帝国主義と日本独占資本主義)が二つの害悪あるいは異常に変わり、さきの選挙では「ゆがみ」になってしまいました。

  もはや、アメリカ帝国主義は死語になり、世界の被抑圧民族の連帯の呼びかけもなくなり、基本的には日本福祉党のような党になっています。これが共産党の衰退につながっています。共産党は党の基本的性格(優位性)を覆い隠し、大衆迎合主義で党勢の拡大を狙っていますが、そこには大きな壁があります。政策で大衆迎合を演じても、党組織の官僚体質を維持したままでは、国民の支持は得られません。このギャップが埋められない限り、共産党の躍進は絶対にありえません。6中総のように、小手先の改革では何ら役に立たないことを、なぜ共産党は分からないのか、ある意味信じられないほど、政治的劣化をしています。

 北朝鮮の狙いは唯一体制維持です。しかし本当に暴走してしまう可能性も無きにしはあらず。国民大衆が飢えているとき、北は核兵器でもってアメリカと対等の立場を獲得するという、核神話に陥っています。北朝鮮にも弱点はありますが、制裁一辺倒(安倍氏や共産党の主張)のやり方は何も生み出しません。近隣の国家として、手を差し伸べ、平和裏に北朝鮮の軟着陸を目指すのが日本の取るべき道だと思っています。

  弥生さんの言われる反戦の立場から、「米韓日の挑発、北の応戦に反対して大きな統一戦線を創っていくのが、喫緊の平和運動の課題だと思います。」はその通りだと思いますが、これだけアメリカを敵視しない政策を取り続けてきた共産党には不可能な課題になっています。また中国の軍拡路線も見逃せないものがあります。そういう意味では、昔のように米韓日の軍拡路線反対」では、国民の支持は得られないのではと思っています。中国をどうとらえるかが、日本の政治を考えるときに重要な課題となっています。(帝国主義=悪、社会主義=善) という図式主義で世界は語れなくなっています。)

  現状では(参議院選挙に向けては)、原発反対・改憲阻止の統一戦線の結成を求めていくのが現実的かと思います。



   党を自己崩壊させつつある幹部            元党員 B さん
                                            平成25(2013)年4月5日


1.エガリテさんの指摘された討論集会不参加記事のすぐ上に「憲法会議全国総会」での市田書記局長挨拶が掲載されていました。曰く「国民生活を守るあらゆるたたかいと結んで、思想・信条・党派の違いをこえて憲法を守る世論と運動をまきおこし、改憲派を圧倒する世論形成に全力を尽くすことが急務・・・」。
上下の記事を見比べて、これが同じ政党の公式見解なのか不思議でした。まるで悪い冗談です。

2.広原氏との討論の場に出ないのは、同じような党内の疑問を無視し続けているためでしょう。(党員の疑問に内部で回答せず、党外でのみ討論するわけにも行かない。)党幹部の体面と、平和憲法と、どちらを守ることがより緊急課題か、判断が出来ていません。

3.4月2日の9面に、3月の党勢拡大結果が載っています。機関紙読者数は後退だそうですが党員については新入党員数のみで増減が記載されていません。同面で「党員拡大の抜本打開」を掲げていることから見て、6中総後離党者続出の可能性があります。


大事なのは「思想・信条・党派の違いをこえて憲法を守る世論と運動」 エガリテ
                                             平成25(2013)年4月6日

 
 言われる通りですね。実は「猜疑心の塊となった共産党」は投稿者から教えてもらった指摘で書き始めました。書いている途中でまた他の投稿者から、共産党が批判している広原氏は京都市長選挙の候補者だったと教えてもらい、そこへポイントを合わせて書きました。

 あなたが指摘される通り、当日の赤旗の他の記事との対比でも批判すべきでしたね。よい情報を二つもらったので、そちらに目を奪われ、そこまで気が付きませんでした。

 6中総の「マイ名簿をつくり、国民の中に溶け込む」という指導を強めれば、党の活性化が行われると思う党幹部の思想性の劣化は、いかんともしがたい状況ですね。

 党の活性化は小手先の手法で達成されるものではなく、根本的な政治姿勢の問題だという事が分からななくなった共産党とは一体何なのでしょうね。

 私が一斉地方選挙でM候補のビラを見たとき、本当にこいつはぼけたなと思いました。(失礼ながら、大学時代から良く知っていましたので)、その後よくよく調べてみるとそれが現在の共産党の指導だと分かりました。

 党全体で退化しているため、内部にいる人間は気が付かないのでしょうね。さざなみ通信でも(党員欄で)一番鋭い議論をされている「クマさん」は、何かの都合で党活動ができない期間があったと言われています。この間たまたま第一線で活動しなかったものに、党の正当性の議論ができるのかもしれません。 

 党中央は「みんなで渡れば怖くない」ですべてが呆けてしまったのかもしれません。6中総の映像を見て、百何十人いる中央委員は、いったいどのような役割を果たしているのかな?と思いました。ただ単に総会に参加して、拍手しているだけでの人かなと・・・たとえば自民党などは、すべてが政治家で、自分で金を集めてくるし発言もする人たちの集まりですが、共産党の中央委員は金食い虫であり、そのために赤旗拡大が必要になる?それぞれの中央委員がどのような活動をしているのかもっと公開しないと、なんかこの集団本当にいるのかな?と思ってしまいます。



       天皇制の精神構造と同じですね。           弥生さん
                                          平成25(2013)年3月31日

  そうですね、感性的27才が現実に対し無関心であるはずがない、という私の過去を想起すれば、ほとんどアジアの危機などに言及しない、つまり危機意識が鈍磨している現状の共産党に、何の疑問も持たない投稿の27才はガセかもしれませんね。
 それはともかく、MJ氏は、「批判、反批判で対応しないのは典型的な『スターリン主義』」だといわれてますが、もう少し言うとどうなりますか?
 ソ連のスターリン主義、中国のそれなどありましたが、もうスターリン主義は死んだという人もあります。まだ亡霊として生きているということでしょうか?
 確かに共産党の上意下達の方針伝達のやり方は、官僚主義的で、下からの意見を吸い上げて方針を練っていく作風がない、と感じました。だから日々の問題について個々の党員が自身の頭をめぐらして判断し、どう考え、どう対処するかを自身に突き付ける真摯な必要がないのだと思いました。
 天皇制の精神構造と同じですね。日本には、下からの市民革命の伝統がないからそうなる、という人もいましたが、そうも言えます。

    確かに共産党に似ていますね。                エガリテ
                                           平成25(2013)年4月6日


 またまた難しい問題提起ですね。確かに言葉の概念は正確に使わないとレテル貼りになってしまいます。Wikipediaでは、スターリン主義の本質を、党官僚とその権益を防衛する秘密警察の支配を背景に恐怖政治や大規模な粛清などを特徴とする全体主義を指す。また、それに通じる思想・体制である。としています。

 この定義から見れば、この27歳の女性は、権力も何もない女性ですから、スターリン主義というのは酷かもしれません。MJさんの言われたのは、言論を力で踏みにじることを容認するという点でスターリンに相通じる側面があるという意味ではないかと思います。

 弥生さんの言われる「天皇制の精神構造」、これもインターネットで調べてみました。「天皇制と日本人の行動様式」というサイトで以下のような説明がありました。

 天皇制は日本人の行動様式となっている権威主義と深く関わっている。ことさら説明するまでもなく、権威主義とは権威に従う行動様式を言うのであって、権威を権威としなければ、権威主義は成り立たないのは言うまでもない。それが成り立つというのは、権威の上下を基準として、下が上に従う形式の構造的従属性が社会の上層から下層に向かって、階段状に重なり合いながら、あまねく張り巡らされた状態となっていることを示す。

 また、権威主義は権威に従う行動様式だから、自分の意志・判断に立って、自ら責任を持って行動する主体性とは相反する精神構造を持つ。

 私は今まで全然気づいていませんでしたが、確かに共産党に似ていますね。天皇制にもっとも反対する共産党が、天皇制の精神構造に似ていることは意外でした。

 これは面白い発見ですね!(私が無知だったのかもしれませんが)

 



   「ジレンマを感じる国政選挙」                      辰巳 孝太郎ファン さん

                                             平成25(2013)年3月29日


  私は民商支部で活動していますが当支部において国政選挙では「比例を軸に」との方針のもと、選挙区の候補者の名前を言うことが禁止されています。つまり選挙の際は「日本共産党」とだけしか叫んではならないのです。私が支部会議で毎回比例区より選挙区の方が得票が多いこと、選挙区の得票が伸びれば比例区も相乗効果が見込めること、確かに選挙区での勝利は困難かも知れないが現在の力量でも得票率一割は頑張り次第では見込めること、そうすれば供託金も戻り財政的にも助かることなどを挙げて提案しましたが、返って来た反応は「このゴーマン野郎!異質分子!選挙区は維新でも自民党でもええねん!比例に死に票はない!」などという科学的でない口汚いものでした。
  私は「比例に死に票はないとおっしゃいましたが四国ブロックでは比例も死に票になったではないですか」と事実を挙げて反論しましたが「お前は党の結束を乱す分派や!」などと全く話になりませんでした。念のため匿名で党本部に問い合わせましたが回答は「比例を軸にというのが確かに方針だがだからと言って候補者の名前を言うなとは一言も言ってない。維新でも自民党でもええねんという発言はそれはそれで問題や」というものでした。この程度の政党だったとは民商に入る前は想像だにしませんでした。
  選挙勝利のためなら死力を尽して貪欲に勝ちに行く。その姿とは正反対でした。最近私は民商が共産党の道連れにされることだけはゴメンだと思うようになりました。他民商の若手職員からも責任を取らない委員長や書記局長に対する怨嗟の声が高まっています。他でもこんな感じで選挙運動を行っているのでしょうか。教えて下さい。


   選挙は個々の政治家の資質を競い合うもの            エガリテ
                                            平成25(2013)年4月6日

  確かにおかしな指導ですね。私は現在具体的活動に参加していないので、質問にはお答えできないですが、このサイトに時々投稿してくれている「623さん」が確か呉の民商の方だったと記憶しています。(キンピー 共産党で検索すれば、HPがあります。そこに良く出没されていますので連絡をとられたら・・・)私が共産党はなぜ選挙に勝てないのかの中で指摘したように他党派の立候補者はみんな自分が受かりたい人です。(政治的野心を持った人です。)共産党はあなたが候補者になって党の前進の為に戦えという指導の下に立候補した候補です。ですから候補者活動というのは自己犠牲の姿です。(党の為に戦っているのです。)

 ここに共産党の選挙の弱さがあります。他政党の候補者は必死です。得票数の多くは自分で獲得しているのです。それに対して共産党は候補者本人の獲得した票はほとんどありません。組織(多くの党員)が票を集めているのです。

 国民の過半数は、選挙戦では人物を見て投票行動を行っています。国民の目で確かめられた人が選挙で当選するのです。
 たとえば大阪10区では、共産党の候補者は、自分で獲得した票は967票ですが(比例区の1.07倍)、辻本清美は自分で37706票獲得しています。(比例区の2.36倍)獲得しています。(注1)

注1: 大阪10区(高槻・島本)

比例区

小選挙区

比例区

得票数

前回

前回比

今回比例

   率

小・比の差

倍率

共産党

14706

7.48%

18425

79.82%

13738

6.96%

968

1.07

自民党

45261

23.03%

85106

53.18%

41682

21.11%

3579

1.09

公明党

0

0.00%

0

 

20907

10.59%

-20907

0.00

民主党

65411

33.29%

109693

59.63%

27705

14.03%

37706

2.36

維新の会

71117

36.19%

 

 

68379

34.64%

2738

1.04

みんなの党

0

0.00%

0

 

11676

5.91%

-11676

0.00

未来の党

0

0.00%

 

 

8497

4.30%

-8497

0.00

社民党等

0

0.00%

0

 

4835

2.45%

-4835

0.00

合計

196495

100.00%

213224

 

197419

100.00%

-924

 

 大阪10区(高槻・島本)の分析である。

  選挙で勝つためには、共産党は候補者を育てる必要があります。全国を比例区にして、政党の獲得数に応じて議席数を配分する。これをやれば、政治家は育ちません。やはり政治家というのは、自ら強い意志を持った人たちでなければなりません。全国一律比例代表にすれば、政治家は単なる投票ロボットになってしまいます。

  そういういう意味ではあなたの言っておられるように、選挙戦は小選挙戦を中心に戦わない限り、政党として育たないと私も思います。



     「27歳の日本共産党員」氏へ                  MJ さん
                                             平成25(2013)年3月28日

「27歳の日本共産党員」氏へ
 自組織の存在を絶対化して,批判に対して反批判で対応するのではなく,あくまで封殺しようとする,典型的なスターリン主義者の姿ですね。共産党に政権を取らせたら,政権批判も出来なくなること,よくわかりました。
 批判には全てそれなりの理由があるのですよ。批判を拒否するのではなく,いったん受け止めて考えてみませんか。その上で,間違っていると思うなら,反批判すればいいではありませんか。結局,批判を受け入れれば,共産党が間違っていることを知ってしまうのをうすうすわかっていて,それが怖いから,「反共攻撃」「名誉毀損」「侮辱」などと低レベルなレッテルを貼って合理化しているのでしょう。あなたの姿勢こそ,日本共産党が,カルト団体であることを鮮やかに自己証明しています。
 27歳ならまだやり直せます。現実を受け入れて,やり直しましょう。
 エガリテ様,共産党の目でしかものを見られなくなったかわいそうな党員の目を覚ますためにも,ぜひぜひ,ひきつづきがんばって批判してください。お体にどうぞお気を付けください。

  未熟さと真面目さが裏目にでることも           エガリテ
                                              平成25(2013)年3月29日


 メールありがとうございます。残念ながらこの27歳の女性党員は共産党の弱点をそのまま体現しており、私の文書よりも彼女の対応こそが共産党を貶めていることに気付いていないのだと思います。おそらくまじめな党員の中で同じような視点で見ておられる方もおられると思いますので、できるだけ丁寧に反論をしていきたいと思っています。
 すでに弥生さんの投稿で言いたいことは書きましたので、ここではこの辺にしておきます。



 党を信者のように物神化していればまさに「カルト的」ですよ。    弥生さん
                                              平成25(2013)年3月29日

 27才党員さんのエガリテさん「批判」は、トリヴィアリルです。エガリテさんやほかの人から「志位さんはカルト的」となぜ言われたかその根拠に触れず、単に「カルト」という言葉に反発してるだけですね。名誉棄損なんていうブルジョア法的基準ではなく、共産主義、社会主義的基準に照らして、今の共産党はそういうものとは違う政党になっている、「保守共同」という反人民の方向になっている、原発(原子力平和利用論)、尖閣、いじめ問題、自衛隊の利用論などなど具体的問題でエガリテさんや投稿者は、指摘しています。こうした点27才はどう見ていますか?そんなことはない、といいますか?
 知ってましたか?初めてみますか?知っていながらそれを無視したり、ありえないと党を信者のように物神化しているとしたらまさに「カルト的」ですよ。


   「カルト」の定義に照らして見ると、該当する項目が多くあります。  エガリテ
                                              平成25(2013)年3月29日


 メールありがとうございます。27歳の女性から勇ましいメールをいただき、困惑していますが、彼女の姿勢そのものが、共産党のカルト化の一面を表していることに気付いていなのでしょうね。(まあ本当に27歳の女性共産党員がいるのか疑問な点もありますが、一応真剣に投稿していただいたことを前提に、私なりの意見を述べていこうと思っています。)

  共産党は「カルト」かは、難しい命題です。まずカルトの特徴とは何でしょうか?議論を整理する場合、私はよく Wikipediaを使います。Wikipediaは全く信用できないという人もいますが、大体の概念をつかむには便利なサイトです。
 Wikipediaでは、カルトの特徴として以下のようにまとめられていました。

マイクル・シャーマーによれば、一般的に以下のように性格づけられる。

  1. 指導者に対する崇拝
      聖人、あるいは神格に向けられるものとさして変わらない賛美。

  2. 指導者の無謬性
      指導者は絶対に間違いを犯さないという確信。

  3. 指導者の知識の広さ
      哲学的な事柄から日常の些細なことまで、指導者の信条や口にすることはなんでも無条件に受け入れる。

  4. 説得のテクニック
      新たな信徒を獲得し、現状の信仰心を補強するために、寛大なものから威圧的なものまで手段はさまざま。

  5. 秘密の計画
      信仰の真の目的と計画が曖昧としている、あるいは新規入信者や一般大衆にはそれらが明確に提示されていない。

  6. 欺瞞
      入信者や信徒は、その頂点に立つ指導者や集団の中枢部に関してすべてを知らされるわけではなく、また大きな混乱を招くような不備や厄介事に発展しそうな事件、あるいは状況は隠蔽されている。

  7. 金銭面および性的な利用
      入信者や信徒は、その金銭およびそのほかの資産を差し出すよう説得され、指導者には一人かそれ以上の信徒との性的関係が許されている。

  8. 絶対的真理
      さまざまなテーマにおいて、指導者、あるいは集団が見いだした究極の知識に対する盲信。

  9. 絶対的な道徳観
      指導者、あるいは集団が確立した、組織の内外を問わず等しくあてはまる、思考および行動に関する善悪の基準への盲信。その道徳の基準にきちんと従えば、組織の一員としていられるが、そうでない者は破門されるか罰せられる。

注1:マイケル・ブラント・シャーマー:Michael Brant Shermer、1954年9月8日-)は、アメリカ合衆
   国のサイエンスライター、科学史家。The SkepticsSociety(懐疑派協会)の創設者であり、雑誌
   Skeptic疑似科学超常現象を科学的に調査・追究することで知られる雑誌)の編集長である
   The Skeptics Societyは55,000人以上の会員を有する

  これを見てみますと、共産党に対して「カルト」という悪罵を投げつけなくとも、私が批判している視点は、ほぼここでまとめられていることです。

 このほとんどが共産党の特徴として当たっていますが、例えばF金融面および性的な利用という項目で、「入信者や信徒は、その金銭およびそのほかの資産を出すように説得され」という前半の部分は、私が指摘した1000万円の寄付の話に似ています。さすがに後半の性的な関係の要求はないと思いますが、余談ですが公明党はこの点でも批判された経過があります。

  さらには、@指導者に対する崇拝性、A指導者の無謬(むびゅう)性なども、この間の共産党の原子力政策や、中国は本当に社会主義を目指しているのかなどの議論で明らかになっています。

  原子力政策については、共産党は帝国主義の核と社会主義の核の役割を区別してきました。さらに核という物に反対せず核兵器は反対だが、原子力の平和利用は賛成してきました。それが3.11震災後の選挙で現れた「安全優先の原子力政策」です。このわけのわからない政策の根幹にあった、「核の平和利用の概念」を、震災で原発がメルトダウンして、国民の命が危機にさらされている状況でも払拭できず、「原発反対」が打ち出せなかったのです。(注2)

注2:前にも引用しましたが、毎日新聞 2011年8月25日 東京朝刊

      ザ・特集:共産・志位委員長と社民・福島党首、反核の「老舗」対談

        ◇「脱原発」どう進める

           粘り腰で「脱原発」を訴えた菅直人首相とともに2011年の夏が過ぎていく。ポスト菅を狙う民主
       党代表選の候補者たちはフクシマを語らない。小さくとも「原発ノー」を掲げてきた政党の思いはどう
       か。共産党委員長の志位和夫さん(57)と社民党党首の福島瑞穂さん(55)。2人の「脱原発」は
       どれくらい本気? 語り合ってもらった。【司会・鈴木琢磨】

       (この記事の内容は前にも引用していますのですべて省略し、最後の数行ほどを引用します。)

    志位 私たちは核エネルギーの平和利用の将来にわたる可能性、その基礎研究までは否
             定しない。将来、2、3世紀後、新しい知見が出るかもしれない。その可能性までふさ
             いでしまうのはいかがかとの考えなんです。

     福島 共産党は極めて安全な原発なら推進してもいいんですか?

     志位 そうじゃない。現在の科学と技術の発展段階では、「安全な原発などありえない」と言
             っています。いま問われているのは、原発ゼロの日本にしようということでしょ。

     福島 安全な原発はないし、核の平和利用と言って原発を肯定するのはおかしいです。

     志位 そこでは意見が違っても原発ゼロでの協力は可能だと考えています。

     この議論で重要なのは、福島氏が「核の平和利用と言って原発を肯定するのはおかしいで
     す。」と突っ込みを入れたのに対して、志位氏はそれを否定せず、「意見が違っても原発ゼロ
     での協力は可能です」と答えているところです。

     つまり志位委員長は核の平和利用を否定しなかった。

 ところが共産党は、原子力政策について「共産党の一貫した政策が国民に支持されている」と言い切った。(2011年5月23日付け赤旗)これは全くの嘘であり政党としての誠実さが問われています。なぜこのような姑息なことを行うのか、それは、「共産党は科学の党であり、常に真理に到達できる。」という「信仰」によって党員を組織しているからです。誤りを認めれば「無謬性」が崩壊し、党幹部に対する信頼が失われると幹部は思っているからです。

  しかし、すでに国民は、共産党のご都合主義を見破っており、このような姿勢こそが国民から支持されないのです。 

 もう一点「中国は本当に社会主義をめざしているのか」で、社会主義か否かは共産党の幹部や政府の「誠実さやまじめさ」が判断基準になると答え、そういう意味では中国は「誠実でまじめだ」と不破さんが言っていると、不破さんの判断がすべてを決定することを紹介している。これなんかも上記Gの絶対的真理に非常に良く似ている。

 これらを克服しない限り、共産党は「カルト化」している批判を受けても仕方がないであろう。
他者を批判する前に、もう一度自らの組織の可笑しさにしっかり目を向けることが大切だと思いますが・・・・・



  カルトなんて侮辱罪にちかいでしょう       日本共産党支持者 さん
                                             平成25(2013)年3月24日


  私は、27歳の日本共産党員です。貴方のしていることは、日本共産党に対する名誉毀損や侮辱罪にあたると思います。こういう記事を書くにあたり、日本共産党に許可得ていますか?あなたは、報道デスクに所属する報道関係ではありませんよね?あまりにも行きすぎた報道は、訴えられる場合もありますよ。

  カルトって、貴方が、もし党員なら、言われたらいやだと思いませんか?しっかり頑張って日本共産党応援している方もいます。私は、こういう記事書く人の気がしれません。ジャーナリストぶって、誰かから訴えられたらしりませんよ。カルトなんて侮辱罪に近いでしょう。


 私の批判は具体的な手法や行動に対する批判、全面否定はしていません。 
                                           エガリテ
                                             平成25(2013)年3月25日


  メールありがとうございます。あなたの怒りは純粋に共産党を愛されているところからきていると思います。

  私も10数年間は私の人生すべてを打ち込んで共産党の為に戦ってきました。大学に入りましたが、授業などはほとんど出ていません。来る日も来る日も共産党の為に戦っていました。しかし就職後どうしても共産党の持っている問題点の克服ができず、最終的には組合の決定よりも党の決定を優先させ、私にそれを強いて、私の職場での立場を厳しくしたことに対する不満から去りました。(それは、決定に従った者には人生がかかっているのに、指導した者は深く考えず、党は絶対だという判断だけで押し付けてきました。しかもこの指導者は職場に電話してきて指示されました。・・・仕事中であり、周りの人が聞いている中で、私が反論できない状況でなされました。)この時の指導者は府会議員でしたが、私はこの人物を全く信用していませんでした。なぜなら私が就職してから、数か月後に、先輩から、この家の調査に行けと台帳を投げつけられました。(なぜこのような行為が行われたのか不思議でしたが)それはこの府会議員の家の調査でした。その府会議員は、私の課の課長に「去年建てた家を今年建ったことにしてくれ」と圧力をかけていました。(1年間の税を逃れようというものです・・・これが地方議会の共産党の姿かと私は思いました。)
  しかし、私は共産党が伸びなければ、日本はダメになるという確信だけは持ち続けました。定年退職後も、共産党の事務所に手伝いに行くことも選択肢のひとつと考えていました。

  あなたが私のHPの記事をどれだけ読まれた上での抗議か分からないので、少しだけ経過説明を行います。

  3.11震災後の一斉地方選挙の府会議員候補のビラを見て。私はあぜんとしました。そのビラには母一人子一人で非常に苦労し、母親は担ぎ屋をして私を支え、私は努力して京大を出ました。というような内容でした。

  私は、この一斉地方選挙の課題は、原発反対と橋下・維新の会との戦いが最も重要だと捉えていました。ところが彼の主張は選挙公報でも、原発反対も、橋下批判もありませんでした。そこで私はこれではダメだと思って、共産党に意見を挙げました。(この府会議員は私の大学時代の親友であり、職場の後輩でもありました。)その気安さもあり、早く方向転換しないとこの選挙はとんでもないことになると思い、私は意見書を挙げつつけました。
   しかし、共産党は何ら反応せず無視し続けました。選挙の結果は、一斉地方選挙でも、大阪ダブル選挙でも惨敗しました。

  よく私の主張と共産党の主張を見てください。共産党は一斉地方選挙では、「安全優先の原子力政策」と言っていましたが、今では「原発即時ゼロ」です。橋下・「維新の会」に対する評価も、私は、橋下氏の独裁的な側面と戦わない限り勝利しないと訴え続けましたが、共産党は、告示日前後に初めて橋下氏の独裁体質を批判しました。選挙のポスターは間に合わず、「安全・安心。やさしい大阪」のままでした。

  衆議院選挙でもそうです。私は原発反対が最大の課題だと言いましたが、共産党は消費税反対を最大の課題に設定しました。それが来るべき参議院選挙の争点(6中総)では、消費税反対が争点に入っていません。私は、こうした具体的事実を告発し続けています。

  この私の告発を共産党に許可を取っているかとの質問ですが、私は意見書を20011年の4月12日から6月6日までに15通出しました。同年8月23日には、9月30日を期限にした最後通告を出しています。確かに許可は得ていませんが、挨拶はきちっと行っています。(闇討ちのようなことはしていません。)

  少し引用が長くなりますが、最後通告には以下のように書いています。

  国民のための党であるべき共産党が、一市民の意見に対して全く無視を決め込む態度は、民主主義社会の政党としては、その存在意義すら失われる行為だと思っています。

 私としては大阪府委員会に何度も言っていますが、「無視」を決め込むなら今回の経過を全て公にすると前から申し上げています。当初の回答期限は7月末ですが、9月末まで回答期限を延ばしますので、党中央を始め、大阪府委員会、高槻市委員会の回答を求めます。
 9月末を持って回答の無い場合、私はこの間の経過をホームページを立ち上げ広く国民の中に知らしめていきます。これは私の共産党に対する決別宣言です。私の人生を大きく支配してきた共産党との関係を私なりに決別しないと、残された人生にくいが残ります。

 今後は共産党ウオッチャーとして、現在の共産党の問題点をインターネットの上で展開して行こうとおもっています。私の信頼してた共産党が、日本の他の政党に比較しても民主主義の理念からほど遠く、いつの間にか、民主主義国家における政党としての要件を備えていないことが判りました。私は気がつくことがあまりにも遅かったですが、今回の「意見書」を上げて見て、共産党の民主主義に対する感覚が良く分かりました。

 最後に再度お願いです。私の「意見書」に回答をいただけませんか、回答がない以上、私は共産党と決別します。(形式的な回答は受け付けません。私の質問に対して真摯な回答をお願いします。)   以上引用

  この私の「お願い」を共産党は見事に裏切ったのです。それに対して私は告発を続けています。

  以上、私は礼を尽くしていることを長々と説明しましたが、あなたの大きな勘違いは、共産党が国民政党である限り、どのような批判も敢えて受けなくてはならないのです。自民党や公明党は批判されても、共産党の批判は許さないというあなたの考え方は、日本の民主主義社会では通用しません。(中国とは違うのです。)

  それと私が「カルト化」していると言ったことに反発されているようですが私が「カルト化」という言葉を初めて使ったのは、平成24年11月22日の、「日本の命運かかった総選挙「全国は一つ」で必ず躍進を」という記事に対する批判記事の中です。この中に志位委員長の以下のような発言が載っています。
  以下引用します。

 今回の総選挙への同志のみなさんの思いを示す象徴的な出来事を報告したいと思います。最近、わが党の神奈川県委員会に、ある女性党員から1000万円のカンパがよせられました。この同志は、自らの思いを次のように語りました。

 「日本共産党への募金の準備を始めたのは20年前。自分は、共産党に1000万円募金をするのが夢でした。金額の問題ではないけれど、自分の思いが本当に託せるのは共産党だけです。自分は、仕事で毎日精も根も尽きるような厳しい状況です。子どもたちも若者も、みんな大変な状況に置かれていることを、自分は職場で毎日実感しています。今の社会を変えなくてはならないと強く感じています。だから今度の選挙で必ず勝ってほしい。最近になって1000万円に到達しました。うれしくなって走ってきて届けました」(大きな拍手)

  私は、こういう同志たちの心によって支えられて党の一員であることに、心からの誇りを感じます。そしてこうした気持ちに必ず応えねばという決意を新たにしたいと思います。(拍手)

   私はこの志位発言に嫌悪感をかんじます。これは「カルト」集団の手法・話術です。この女性は、マインドコントロールされた状態にあると思われます。常識ある共産党の幹部なら、この献金は断るべきだ。今後のその女性の生活設計などの話をして、最高にもらっても10万円位にしておくべきだ。

  私は、このような具体的手法に対して「カルト化」と語っています。むやみやたらに共産党を「カルト」だと批判していません。

 最近では「中国は本当に社会主義を目指すのか」の中で、その判断基準が相手の党の幹部や政府の「まじめさや誠実さ」が大切だとしながら、その「まじめさや誠実さ」をだれが判断したのかは、すべて不破氏がそういっているという説明に対してです。
 これをおかしいとは思いませんか。共産党が相手の党の幹部や政府が「まじめで誠実」だから中国は社会主義を目指していると判断するのは勝手(これも完全に間違っていますが)ですが、「まじめさや誠実さ」の価値判断を不破氏一人が行うという手法は、明らかに間違っており、「カルト化」しています。(言葉を言い換えればスターリンかしています。)つまりその組織の指導者(一人の判断が)すべてを決定する。このことに意義を挟まない組織は一般的に言ってカルト化した組織です。(民主主義社会の日本にはなじまない組織です。これでは国民の支持はえられません。)
 私は党内でこの可笑しさに気付きながら、それを言えば裏切り者という烙印を押されることを恐れ黙っている人たちの代弁をして党の改革を行おうとしています。現にこのサイトには、党内からも多くの人が見に来てくれています。その中で苦情を寄せたのはあなたが初めてです。

 昨日もあなたと前後して党内の女性からメールをいただいています。その方はここに載せることは拒否されているので、ここに載せられませんが、長い文章の中の一行だけ引用させていただきます。

  その内容は」、「こちらのサイト様の、立ち位置が、私の考えととても近く、親近感をおぼえ感激しています。」という物です。この方は党のあり方にいろいろ疑問を感じておられます。「自分の人生が、人として『本当に正しかったのか?』と、疑いはじめ」、とも言われています。私が言いたいのはなぜこの悩みが党内で解決できないのかという事です。私のようなサイトにそれらの声が入ってくるのは、党内民主主義に問題があることを示しています。それらを真剣に受け止める努力を行わないと本当に共産党は、日本の政治から取り残されます。

  あなたの勘違いは、脅しでもって言論が封殺できると思っていることです。言論には、言論で対決しなければなりません。それを力で封殺を行う姿を共産党が見せたとき、日本共産党は結局スターリン主義的な政党だと国民は認識し、ますます国民から遊離します。

   あなたは、愛すべき共産党の為にと思って、私に抗議のメールを送られたと思いますが、あなたの行為は、結局は共産党が権力を握った際に、言論弾圧を考えているという一般的認識の後押しをするものでしかありません。
  「カルト化」しているという批判に腹が立つなら、1000万円の寄付を取る行為が正しい、あるいはこれをほめたたえ、他にも高額の寄付を求めることが正しい党の指導だと説明しなければなりません。
  あるいは「中国が社会主義を目指している」のは「まじめで誠実」だと不破氏が判断したことのどこに正当性があるのか説明をしなければなりません。いくらこの判断が共産党内で認められても、国民はこの判断を支持しません。科学的社会主義だと言いながら、不破氏の判断がすべてに優先するという共産党の立場は、国民から見れば「カルト化」した集団です。

  なぜなら多くの国民は、尖閣列島の問題を通して、中国を日本にとって危害を及ぼす恐れのある国だと認識し始めているからです。社会主義社会は領土不拡大が基本的方針です。(レーニン)

  あなたの批判いくらでも歓迎します。しかし周りの共産党幹部に聞いてください、このサイトを攻撃する最大の戦い方は「無視」することです。あなたのような挑戦はこのサイトに活気を与え、ますます力づきます。(もともと共産党が無視したのですから・・・その方法が一番良いと判断されたのですから)

  このサイトの閲覧者は月に3000人ほどです。もし共産党が赤旗で取り上げ批判して頂ければ、最低日に数千人は見に来てくれます。私の最も望んでいることは共産党が私を批判してくれることです。

 すでに先例があります。さざなみ通信は共産党から批判され、そのことによって社会性を得ました。私もまだまだ弱小サイトです。共産党が批判してくれれば、一気に有名サイトになります。

  あなたの行為は、共産党のトップの意向とは違います。共産党の考え方は、「このような不良サイトに近づくな、近づいても勝手に論争するな」です。よく考えて行動してください。個人的にはここで議論をしていただくことを歓迎しますが、あなたのような忠実な共産党員が、道をはずすことになりますよ。

  これはあくまでも老婆心ですが。



 貧農。失業者が広範に存在しているのに社会主義でないでしょう   弥生さん
                                           平成(2013)25年3月19日

 今日は、一挙にブログ更新がありましたね。
 さて私の12日付メールは、すべて荒木國臣氏の文章の紹介コピペです。すみませんわかりにくくて。   
  「いつから日本共産党は『中国を社会主義を目指している国』と規定したか」という議論にもなっていますが、本当にその区切りがはっきりしていませんね。単に時間的問題もそうですが、「中国が社会主義だといっているから社会主義」とするというのも本当に非社会科学的ですね。
 このことははじめてエガリテさんの紹介で知りました。そもそも社会主義ということは、一定の基準をクリヤーして初めてそういう呼ばれ方をするのではないでしょうか?
  たとえば、国家が死滅するとか、生産力水準が高度で人が欲しいものを必要な時必要なだけ受け取れる、とか、したがって階級の廃絶がなければならない、とか。
  だから中国は当然社会主義なんかではなくまだその前提すらに至っていない、のではないか、と昔教わった覚えがあります。
  中国革命は、毛沢東周恩来が抗日戦争から、国共内戦を経て共産党の権力を樹立したのは確かですが、それから苦難の国内経済建設を必要としている段階ではないでしょうか。
  その過程でむしろ貧富の格差が拡大し民族主義を主張しないと国内の統治が不可能となっている現状なのではないかと思います。
  大資本家を国家が育てていて彼らを共産党員に組み入れ、他方貧農、失業者が広範に存在しているのに社会主義はないでしょう。なんかしっちゃかめっちゃかの混乱があるようですね。
 党員学者は発言しないで疑問もないのですかね。


    中国を批判できない共産党に未来はない。           エガリテ
                                                                                            平成25(2013)年3月22日


  実はこの間、更新ができなかったのは、「中国は本当に社会主義を目指しているのか」をまとめるのに時間がかかったためです。私はこの質疑応答はとても価値のある内容を秘めているとみています。この「質問回答係」(こんな役職が党中央にあることも知りませんでしたが)、が非常にまじめな方であり、現在の共産党の考え方をつまびらかに説明しています。
 おそらく、中国問題に対する共産党の考えがこれだけ整理された形で出たのは初めてでないかと思っています。質問が多岐にわたりまた質問も回答も長文であり、3回にわたってラリーが行われており、なかなか理解しにくいので、これを分かりやすくして世に出せないものかと思って取り組んでいました。私の能力の問題もあり、その整理が結構難しく、プリンターの故障で文書も打ち出せず、何回も見直しながら整理しましたが、結果は原文より分かりやすくなったのかそれともかえって難しくなったのか自信はありませんが、少しでも理解が深まれば幸いです。(原文を書かれた荒川様に了解をいただいた作業でないので、怒られるかと今もドキドキしています。)

 私はこの荒川さんと共産党中央の質疑応答は往復書簡として本にして発売(仮題:中国は本当に社会主義をめざしていりのか? 日本共産党の見解)するくらい値打ちがあると思っています。現在の共産党の姿が非常によくわかります。この党中央の回答者は非常にまじめな方であり、共産党の現在の考え方を非常に丁寧にわかやすく説明されています。おそらく4回目の回答を求められた際、上司に「私の名前を出してよいか」と聞かれ、それを見た党幹部がこの回答あまりにも党の内情をバラスものだということに気が付き4回目の回答をストップさせたとみています。(頭の固い党幹部が)

 よりうがった見方を伝えれば、荒川さんが共産党の本音をここまで引き出したことに共産党は危機感を抱き、今後はむやみやたらに回答するなと指示が出たのではと思っています。

 「中国が本当に社会主義を目指しているか」(注1)という論議の場で、社会主義を目指しているかの判断基準は、「その国が社会主義を目指していると言っていることがまず大前提、その次はその国の共産党や政府のまじめさが判断基準になる。そういう意味では中国の幹部はまじめで誠実だから、社会主義を目指している国だ。」という共産党の主張は、笑えるほどおかしな議論です。その中国幹部のまじめさや、誠実さはどこで担保されているのか問われ、「それは不破さんの本に書いてある」とまじめに答えている党幹部の姿は、滑稽ですらある。いつもドリフのギャグで申し訳ないが「こりゃダメだ」というのが率直な感想である。
 たとえばキリスト教などでは、よく聖書のどこに書いてあるからそれが真実だという論理展開をしているが、共産党もそこまで来たかと思うぐらい情けない議論である

注1:「中国は本当に社会主義をめざしているのか」(参照

 あなたが言われる、社会主義。共産主義とは何かの学問的切り口も大切だが私は3つの点で中国は社会主義に向かっているという判断は絶対に違うと思っている。

 一つ目は、人民に優しい政府か・・・格差社会が進行し、公害が垂れ流しで人民の生きていく権利(生
        存権を)完全に犯している。

 二つ目は、党が国民大衆に奉仕する政党でなければならない。党幹部が利権をあさり、自らの身内
        を優遇し、腐敗堕落している。

 三点目は、多民族の弾圧や、他国への侵略性を前面に押し出し、軍備拡張路線に走っている。

 すべての面で社会主義と全く相いれない、帝国主義国家の様相を示している。

  不破氏はどこを見て、中国共産党の幹部が、「まじめで・誠実」だというのか、中国の共産党の堕落について一般紙はよく伝えている。昨年11月の第18回中国共産党大会(十八大)で最高指導部入りが有力視されていた薄熙来氏は、妻・谷開来(グー・カイライ)による英国人実業家ニール・ヘイウッド氏殺人事件により失脚した。膨大な資材の蓄積を行っていたことも報道されている。

また多くの幹部の子ども達はアメリカに留学し、資本主義国の最大の堕落した文化に埋没している。高級外車(フェラリー)を乗り回し、ほぼ全裸の女性2名と壁に激突し、死亡した中国共産党幹部「令計劃氏」の息子事例など、幹部(の子弟)の腐敗と堕落は著しい。

 日本国内の政治では「政治とお金」を最大の課題として、小沢失脚に手を貸した日本共産党が、中国共産党の幹部の腐敗堕落には目をつむり、尖閣列島問題でも、相手に理をもって話せば解決すると、あたかも現在の中国共産党に領土的野心が無いかのような宣伝を行なっている。共産党が自慢の科学の目は、すでに国民大衆の立場からものを見る目ではなく、不破哲三という政治家あるいは学者の名誉と野心の前にみんながひれ伏している目(姿)だ。これをおかしいと思わないのであれば、すでに共産党は、国民大衆のための政党であることを放棄した政党になっていると言わざるを得ない。
 全く不謹慎な話だが、いつかフルシュチョフがソ連共産党第20回大会で行ったような不破氏の間違いに対する秘密報告(注2)がおこなわれる時が来るように思われる。

注2:スターリンの死去から3年が経過した1956年2月、ソ連共産党第一書記フルシチョフは、第20回
    大会において、外国代表を締め出し、スターリンの個人崇拝、独裁政治粛清の事実を公表した。
    特に、全領土で吹き荒れた大粛清の契機となったキーロフ暗殺に至る陰謀について詳細に明かさ
    れた。

  先の「中国は本当に社会主義を目指しているのか」の質疑応答の中で、「中国は天安門事件の総括をしっかり行わない限り本物の社会主義にはなれない」との回答があったが、共産党も民主集中制という組織原則で、「党内の権力が特定の物に集中し、すでにおかしいとは思いながらそれを批判して克服することができていない。それが今日のような共産党の停滞を招いた。」という総括がされる日が必ず来ると思っている。そうでなければ共産党は本物の国民政党としての資格はないし、国民の支持を得られないであろう。

  この私の批判に対し、共産党は「反共攻撃」だと騒ぎ立てると思うが、どちらが歴史的真実を見ているかは、ここ10年以内に証明されるであろう。私はそのためにこのHPを開設している。必ず国民はどの政党が国民の利益を守ってくれるかを見抜くであろう。

   不破さんが、中国共産党の幹部は「誠実でまじめだ」と言っているから、「中国は社会主義を目指す国」だというようなばかげた主張をする政党に未来があるはずがない。日本国民はもっと賢いという事を共産党は完全に見誤っている。



    党幹部の怠慢5:本当にただの怠慢?           元党員B さん
                                           平成25(2013)年3月19日


1.前回までに、私が党幹部の怠慢と感じるものを列挙しました。いずれも、「近い将来の民主連合政府
  実現」にブレーキをかけるものであり、かつ「是正可能なのになぜ放置するのか」理解に苦しむためで
  す。
    掲げている政策は大筋では優れているのに、また、各分野で支持者、党員、赤旗記者、議員さんた
     ちが国民の生活と権利を守り、民主主義を定着させるために日夜奮闘しているのに、幹部がなぜ石
     頭なのか?

2.自己保身で精一杯だから?無能だから?そもそも依拠する思想自体が時代遅れだから?
  でも、党幹部の皆さんは、強い決意を持って入党したはずの30万党員からの選良です。科学的社会
    主義の運動体は、人類の営みの成果を取り入れつつ自己変革を繰り返して成長するところに生命力
    の根源があることを、理解されているはずです。たった数十万人の組織を民主的に運営できずに、国
     を治めるのは不可能なことも、自明でしょう。

3.ある時点から、私は「党本部に不純分子が入り込み、意図的に党を非効率化させているのでは?」と
    の疑念を持ちました。そのほうが、最近の幹部の言動を理解しやすいのです。わざと独善、排他的に
    ふるまい、支持者を遠ざけ、戦略不在で党員を疲弊させる。さらに、無知を装い、情報管理不備で敵
     に攻撃の糸口を提供する。いつの日かWikiLeaksで真実が明かされるかも。・・・私の妄想であること
    を祈ります。


 共産党の最近のマヌケさは、組織原則の持つ欠陥から必然的に生まれている。                                          エガリテ
                                                    平成25(2013)年3月22日



  党幹部の怠慢シリーズありがとうございます。ご指摘の内容は私も15通の「意見書」で述べています。一番最近の「共産党は天邪鬼」もそうした立場から書いています。

  あなたが、「党本部に不純分子が入り込み、意図的に党を非効率化させているのでは?」と書かれていますが、私も+この間の共産党の選挙の争点は、すべて間違っていることを捉え「天邪鬼」という表現を用いましたが、言わんとすることはなぜこんなに争点をはずすのだ、よっぽど政治的に鈍感な人の集まりになったのかという事を皮肉ったものです。さらに、どこで書いたか忘れましたが、あなたと同じ疑問をすでに発しています。共産党の中にスパイが潜り込み党の発展を阻害しているのかと思うほど現在の党の政策・方針はおかしいです。

  きついことを言えば。3.11の震災後の一斉地方選挙で、それぞれの候補者は原発反対を掲げていたのに、投票日前日の赤旗の「主張」で、共産党の原発政策は「安全優先の原発政策」だと主張したことです。(完全に運動に水をぶっかける行為です。)

  私は長く活動から遠ざかっていますが、活動家の血は流れています。3.11の震災で原発がメルトダウンしている時に、命を守る政策と掲げながら、原発には反対しない共産党は、ネズミを捕らない猫です。
(注1)なぜこんなばかげた政策を出しながら、誰一人反対しない、これは政党としての自殺行為です。
  この共産党の姿を見た国民は、すでに共産党に三行半を突き付けられているとみています。確かに政党も誤りを犯します。しかし、共産党はその誤りを認めず、共産党の原子力政策は一貫していると宣伝しています。この状況は「嘘つき政党」と言われても反論できない状況です。

注1:「黒い猫でも、白い猫でも、鼠を捕るのが良い猫だ。」ケ小平の発言、実利主義的な発想、「できる
     だけ速くかつ容易に農業生産を回復させ発展させる方法があれば、それを採用すれば良い。民衆が
     望む形式を採用するべきである」という考え方
         この言葉は文化大革命期に「主義と方針を持たない実用主義的観点」として毛沢東からも批判さ
     れ、 ケ小平失脚の理由とされました。
         その後、ケ小平が復活し、中国経済の「改革開放路線」が本格化すると、教条主義的な姿勢を
     排除するための号令として積極的に用いられ、広く知られるようになりました。

  何かがおかしい。その原因がスパイが潜り込んでいるのか、民主集中制という組織原則の限界にあるのか現状ではわかりません。
 しかし、当面は民主集中制という組織原則に問題があるというアプローチから入るべきだと思っています。
 上位下達(実質上)という組織原則は軍隊の組織原則であり、政党政治の今日、言論の自由を保障した民主主義的な組織の方が、良いことがこの間の経験で痛いほどわかっています。現実の政治の世界で民主集中制を組織原則とした政党が成功した事例は一つもありません。先の「中国は本当に社会主義をめざしているのか」議論の際、議会で多数を取った政権があるなら教えてくれという質問がありましたが、同じように民主集中制を組織原則とした政党が多数を握って成功した事例があるかです。結局はすべての政党が独裁的な組織になり、民主主義と相いれないものとなってしまい、国民大衆から見放されてきたのが歴史の教訓です。



         「高飛車な一面」                    辰巳 幸太郎ファン さん
                                             平成25(2013)年3月12日


 エガリテ様にはお忙しいなか回答を毎回頂き感謝しています。若干意見の相違はありますが共産党が真に信頼される国民政党に生まれ変わるよう願う思いは共通していると考えております。
 私は近畿のある民商支部で活動しています。選挙の度に中央委員会は「共産党の値打ちを理解してもらう」という発言をしていますがこの言葉に違和感を抱かざるを得ません。 私は多くの業者様と関わっていますが自らの品物を「値打ちがありまっせ!」と言いながら売っている人は皆無です。物を売るときは普通他の店の品物とどこが違うのか、その上でどういうメリットがあるのか説明するのが普通と思うのです。そもそも値打ちがあるかどうか決めるのは客であり国民です。皮肉を込めて言えば「値打ち」がないからここまで支持を得られていないのではないでしょうか。「値打ちを理解してもらう」などという言い方は高飛車で絶対すべきではない。もう少し謙虚にならないと。


  確かに「誠実さ」や「謙虚さ」に欠けますね!            エガリテ
                                              平成25(2013)年3月16日


 メールありがとうございます。ご指摘の「真に信頼される国民政党に生まれ変わるよう願う思いは共通していると考えております。」ですが、いくら手を差し伸べても、自分たちが絶対であり、こちらのメールに対して、受け取ったとの反応もありません。

  より実務的なことを言いますと、高槻市委員会が出した選挙結果のビラの数値がすべて間違っていると電話しましたが、それに対する反応は全くありません。このビラはすべての支持者に配られています。当然修正版を送る必要があります。それもほっかむりしたままやり過ごす政治的」センスがうかがわれます。
  何が欠けているのか、まず誠実さが欠けていると思っています。さらに謙虚さがありません。党の前衛性を否定しながらプライドだけは残っており、自分たちが一番だという意識が支配しています。もうすでに一周遅れのランナーになっていることに気付いていません。あるいは気付こうとしていません。どうしようもない政治的鈍感さです。  

  最近では、13日国会で日本維新の西田譲議員が福島の復興の問題でとんでもない発言を行いました。原発事故による住民の避難指示を「憲法第22条第1項に違背する居住権の禁止、故郷選択の自由のさんだつ」だと非難し、「広範に飛散したのはセシウムのみ。そのセシウム線量は微量で、個人の外部被ばく線量は年間累積でわずか数ミリシーベルト」と非科学的主張を展開しました。
   この発言で維新の原発再稼働反対という党の政策がすべて嘘だったことが明確になりました。しかし共産党の赤旗はこの記事がベタ記事扱いです。もし逆にこの質問が共産党であれば、橋下氏なら、共産党はこれで原発問題に対する発言権を失ったと、100回でも喚き散らすと思います。この辺の政治的感性の差が選挙結果の明暗を分けていると私は思っています。



 朴氏の父親を免責する位置に加担してはならない。        弥生さん
                                           平成25(2013)年3月12日

 
 エガリテさん、辰巳幸太郎さん、次の荒木国雄氏による投稿をご覧ください。

◆哀しい朴演説
 韓国の朴大統領は、3月1日の「3・1独立運動記念式典」で次のような内容の演説をおこないました。3・1独立運動とは、日本の植民地支配下の朝鮮で起きた独立運動で、ソウルのパゴダ公園で独立宣言文が読みあげられ、約200万人が独立万歳!を叫ぶ民衆運動となって全国に広がり、日本軍によって7500人以上の死者が出た事件です。朴大統領は、この事件を記念して次のように日本に呼びかけています。

 「歴史は自己省察の鏡であり、希望の未来を開く鍵だ。日本は歴史を正しく直視し、責任をとる姿勢をとらなければならない。韓国と日本がつらい過去を一日も早く治癒し、共栄の未来にともに進めるように、日本政府は積極的な変化と責任ある行動をとらなければならない。歴史に対する正直な省察がなされるとき、共同繁栄の未来もともに開ける。加害者と被害者という歴史的立場は千年の歴史が流れても変わらない。日本が歴史を直視し、責任ある姿勢を示したとき、両国間に固い信頼が重ねられ、真の和解と協力も可能になる。両国の未来の世代まで歴史の重荷を負わせてはならない。われわれの世代の政治指導者の決断と勇気が必要なときだ。・・・・」  

 じつに堂々たる品格のある演説であり、日本政府の卑しい低劣な演説とははるかに異なる格調の高さがあります。ドイツの過去の記憶にも匹敵する質をもっており、演説起草者スタッフの知性の高さがうかがえます。日本政府の演説がなぜ低劣かというと、精神生活を支える知的認識が貧困であるということに尽き、いまは過去の遺物となった修身の教科書に手本を求めるなど、依拠すべき信念体系を確立し得ず、重量感ある歴史そのものへの深い洞察がないからです。

 しかし朴演説には、韓国の近現代史の哀しい光と闇が隠されています。朴大統領の父親は、朴正煕(日本名・高木正雄)という軍事独裁者であり、日本の陸軍士官学校を卒業して日本軍人となり、祖国の独立運動を弾圧した民族の裏切り者であり、戦後は軍事クーデターによって独裁者として君臨し、多くの民主運動家を拷問にかけて虐殺した人物です。 私の大学時代の知人である徐勝氏(立命館大学教授)も、ソウル大学留学中に逮捕され、拷問を受けて苦しさに絶えかねて灯油を浴びて自殺を試みました。格調ある朴演説の背後には、こうした血塗られた韓国現代史の闇の世界があり、彼女は父親の独裁を漢口の奇跡と呼ばれる高度成長によって肯定し、基本的には同じ路線を歩んでいます。歴史の闇に消されていった犠牲者たちは、どのような思いで娘の軌跡を見つめているのでしょう。 娘の朴氏は父親の恨みを買って、暴漢からナイフで刺され、いまも顔に鋭い傷跡が走っています。たしかに娘は父親とは独立した人格であり、父親の罪責をどこまで負うかは議論があるでしょうが、少なくとも父親の犯罪を謝罪し、いまも反共法で一生牢獄に閉じ込められている無実の囚人たちを無条件で釈放しなければならないでしょう。従って朴演説は、独裁者の娘としての自己自身に対する再審を呼びかける逆説的な意味を含んでいます。

 日本は娘の朴氏の大統領としての公的な立場と、個人の人格を厳格に区別して遇しなければなりませんが、少なくとも日本の変革をめざす立場の人は、朴氏の父親を免責する位置に加担してはならず、ある距離を置くことが求められます。朴演説にあるように、「加害者と被害者の歴史的立場は千年の歴史が流れても変わることはない」のですから、韓国内において加害者であった人物の娘の大統領就任を無条件に祝賀することはできません。こうした点で日本のある革新政党の委員長が、歴史の過去の責任から離れて、就任式典に参席して祝意を捧げるなどという行為は、歴史の許すところではありません。こうしたふるまいは、歴史の記憶を風化させ、現実へのマキャベリステックなふるまいを蔓延させていきます。(2013/3/2)


   「戦争の被害者・加害者論に潜む問題点」            エガリテ
                                            平成25(2013)年3月16日


 弥生さん、申し訳ないですが、この文書どこまでが荒木国雄氏の主張で、どこからがあなたの主張かよくわかりません。さらに荒木氏の主張のどこにポイントを置かれているのかも把握しにくいです。

  上記主張について、多くの点で同意しますが、私は「被害者・加害者」論の見直しが必要と思っています。「差別するものと差別されるもの」あるいは「戦争加害者と戦争被害者」この議論の見直しを行わない限り、韓国とも真の友好の確立は得られないと思っています。以下に私の大学時代の知り合いであった部落解放同盟の運動家の住田一郎氏の主張を紹介します。この文書の原文を持っているのですがどこに仕舞ったのか分からないのでインターネットから引用します。

     「歴史と国家」雑考
━━辻本武のホームページにようこそ━━
  糾弾する朝鮮人と反論できない日本人   差別を受ける側のエゴイズムの度し難さ
 『新コペルbS』に住田一郎氏が、詩人である金時鐘氏の次のような発言を京都新聞より引用して紹介している。

「(差別の)本当のひどさは、そのことで(被差別者)が自分を省みる内省力がなくなっちゃう事なんだね。(略)
 心ある日本人ほど在日朝鮮人を、いたわるんだよな。つまり、向き合う関係でなくて、ごもっともと言い分を認めちゃうというのか‥‥。あの人たちは差別されているから、民族的受難を経ているからというだけで、意識の深い人ほど対朝鮮人という論議を一緒にし合う対象にならないんだよな。

 エゴイズムは差別する側のものだけでなく受ける側にもある。むしろその度し難さは受ける側にこそあるというのが私の持論だが、こんなのは随分見てきているし、良く知っている。」
 この文書は、私の記憶では、なぜ日本人は我々に、跪くのか、お互いが会い向かっていくときに一方が跪いていれば、真の連帯はありえないのではないかとの問題提起をなされていた。
 この金時鐘氏の主張こそが真の友好の為に必要だと思っています。朴大統領が述べた「加害者と被害者の歴史的立場は千年の歴史が流れても変わることはない」との主張は見直されるべきだと思っています。
 少し長くなりますが、以下の文書も参考に読んでください。

      糾弾する朝鮮人と反論できない日本人
  この「加害責任論」は、作家である本田靖春氏の次のような考えにもつながるものである。彼は従軍慰安婦問題で異議を唱えた上坂冬子氏に対し、
  「上坂氏の父上は戦時中に長野県の特高課長をしておられた。‥‥父上は上坂氏がお書きになっているように、個人として立派な人物であったろう。そのことは私はいささかも疑うものではない。しかし、特高が国家権力の中枢機構として行なった思想弾圧、人権蹂躙などの非道の数々から、上坂氏の父上だけを免責するわけにはいかない。‥‥特高課長の娘であるあなたは、どう間違っても従軍慰安婦として中国大陸や旧満州(中国東北部)を転々とする羽目に陥ることは絶対になかった。最低限に見積もっても、あなたの基本的人権はその範囲内で完璧に守られていたのである。その上坂氏が、あたかも朝鮮人慰安婦と同じく戦争の被害者であったかのような言辞を弄する。なんたる厚顔無恥ぶりであろうか.(略)

 私の亡父は、初め朝鮮総督府の役人をしていて、後に新設の重工業会社へ移り、敗戦時には本社の筆頭課長をしていた。その次男である私は植民地支配に直接手を下したわけではないが、自分のことを朝鮮への侵略者であり、朝鮮民族に対する加害者であったと思っている。
 その罪は四十七年間くらいでは消えない。私の子も、そして孫も背負うべきであろう。それが歴史認識というものではないか。」
                                                                   (『時代を見る眼』講談社)

 と、父親の職業如何によって本人の発言する内容が問われると批判し、さらに、父や祖父の罪は子孫が受け継ぐものだと説く。上坂氏はこの主張に対し、

  「私は思わずウッソウと口走った。お節介にもこのとき私は、本田家の子や孫に同情したのである。オレさまの孫だから、お前も四十七年前の罪を背負えなどといわれて、彼らとしては迷惑至極ではないか。子や孫の人権はどうなる?と初歩的な質問もしたくなるものだ。その昔、犯罪者を出した家系は罪は類九族に及ぶとして、ひとりの悪人によって一家眷属が滅びるとされたが、まさか二十一世紀を迎えつつある近代社会でこんな気炎を吐く人が実在するとは思いもよらなかった。
                                      (『思い出すだに腹がたつ』光文社)

  私はこの上坂氏の主張を支持します。

 長くなりますが、もう一点引用します。

     日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約(日韓基本条約)
  
  昭和40年条約第25号)は、1965年(昭和40年)6月22日に日本大韓民国との間で結ばれた条約。通称日韓基本条約。日本の韓国に対する莫大な経済協力、韓国の日本に対する一切の請求権の解決、それらに基づく関係正常化などの取り決めがあります。(効力発行1965年12月18日)

     12.18日、韓日協定批准書交換に際しての大統領談話

  親愛なる国民の皆さん! 今日ソウルでは,韓日両国の全権代表の間で韓日協定批准書が正式に交換されました。14年という長い歳月にわたり、その処理過程において,相当の陣痛を経ねばならなかったこの問題がとうとう解決され,ここに両国間に批准書が交換されることに至ったことで,私はいくつかの所信を明らかにし,国民の皆さんの協調を得ようと思います。 (中略)

 かつて36年間のわが国と日本との関係についていうならば,それは明らかに仇敵関係だったといえます。しかしそれは,あくまでも過去であります。それはわれわれの現在でもなければ,また未来がそうでないであろうことはあらためていう必要さえないことであります。今日,国際的連関を離れたわれわれだけの独存とか繁栄はあり得ないことであります。 (中略)

 親愛なる自由世界の市民,とくに日本市民の皆さん!今日韓日協定の批准書が交換されたことに際して,韓国民は自由世界の大義とアジア反共態勢の整備のために,万難を排してこれを受け入れることを私は闡明にしようと思います。しかし,韓国のこうした決断が真に自由世界のためのものであり,極東反共態勢の強化のためになるためには,今やその鍵は日本国政府と国民の友好に満ちた善隣意識に立脚した韓日両国相互協力体制と反共態勢の強化にあるといわざるを得ません。私は,日本国政府と国民のこうした国際的信義を信じるとともに,また自由世界の友情にあふれる協調が継続されることを確信しないわけにはいきません。 (中略)

 親愛なる自由世界市民の皆さん,韓国と日本は今や新しいアジアの歴史を創造する一歩を歩み出しました。侵略ではなく協力が,また一方的なもので相互利益が,そして結局は一つになろうとしている世界の中で,まずわれわれだけでも互いに信じ,助け合いながら純粋な友邦として新しいアジアの歴史を創造しようとするものです。私は韓日両国のこうした新しい出発に,自由世界の緊密な協調のあることを期待してやみません。(後略)
 
                                                          1965年12月18日 大統領 朴 正煕

 すでに1965年日韓基本条約発効に対して、朴 正煕大統領は、上記のような大統領談話を出されています。大統領が変わるたびに、日本の加害者責任を追及するのは、私は国際間の友好という面で問題があると捉えています。



    党幹部の怠慢4: まとめのリスト                 元党員B  さん
                                             平成25(2013)年3月10日


 エガリテさんはじめ、ほかの皆様も発言されていますので、ダブりますが項目のみ記します。

 @情報管理不備 A政党助成金実質横流し B政策説明の拒否  以上既報
 C社会性欠如。(メールに返信せず。挨拶されて無視するような、横柄な態度。)
 D民主集中制の形骸化。(上部方針の改善=修正=に継がる疑問や意見は、その存在自体を無視。)
 E科学的情勢分析&戦略立案の放棄。(戦略の基本無視。竹槍戦法。元支持者からも学ばず。)
 F選挙協力志向なし。(未来の党出現時も、政策確認前にまず批判。)
 G選挙敗北責任を党員に転嫁。(党幹部は責任取らず、自己反省もせず。)
 H機関紙活動局長のネット音痴。(「党員の動きが悪いから、党本部に機関紙購読申込が来る。」)
 I超大口寄付の粗末な扱い。(選挙経費に消えた?受取るなら、形が残るように使うべき。)

 以上、いずれも党中央にメールして、ごくたまに、「指導部に報告します」レベルの回答。きりがないので、このへんで。


  党首の持つ役割は政党間の戦いで重要な位置を占める。   エガリテ
                                              平成25(2013)年3月16日


 メールありがとうございます。指摘されている事項、私もほぼ同じ指摘を行なっています。すでに党内外の批判のポイントは固まりつつあるのではないでしょうか。共産党はこれらの批判から謙虚に学ぶのではなく、むしろ敵対しています。

 たとえば私は6中総に向けて、選挙戦の総括のためにはこの視点が必要と多くの文書を送りましたが、受け取ったという返事さえしません。(この段階で国民政党として失格です。通常ならそう考えます)

 党中央は自分たちだけがエリート集団であって、戦略・戦術を考えるのは中央の仕事、末端の党員は自主性など必要とせず、ただ上からの命令に対して身を粉にして働けという役割分担論です。(昔日清食品のCMだったと思いますが、女性に対して私作る人、僕食べる人というCMを流して批判されたことがありますが、党中央もこの考えです。)

 政党間の争いでは党首の力量が大きく左右します。ですから、他の政党は党首の首をよく挿げ替えます。これは政治を知っているからです。共産党は基本的には終身性です。人間としての基本的能力を維持している限り、指導者の位置にとどまります。このやり方が、党内の政治家を育てず、魅力のない党になっています。

 志位委員長は1990年から2000年まで日本共産党書記局長、2000年から日本共産党委員長。20年以上も特定の者が責任者である政党に、国民は魅力を感じるでしょうか、この20年間の間に志位委員長を追い抜く政治家が育たないことに共産党の大きな弱点があります。(これは民主集中制という組織原則の持つ弱点です。)

PS:余談ですが、同じ組織原則を持つ中国が、幹部の交代を定期的に行なっています。こ
   の点は中国にぶべきです。



  政権放送は学芸会以下の内容             辰巳 幸太郎ファン
                                              平成25(2013)年3月6日


  総選挙時の政権放送は学芸会以下の内容で本当に失望した。硬い、古い、元気がない。共産党の友人もこんなんようゴーサイン出したなと言っていた。本当に躍進しようと思っているのか疑問に思わざるを得ない。この政権放送を見て共産党に入れようと感じた無党派層がいたのだろうか。

  公明党の政権放送は面白かった。共産党の政権放送を見て負けを確信した。正直だめだこりゃというドリフのセリフが脳裏をよぎった。もう少し自分達がどのように見られているのか社会人として認識がないのだろうか。こんな政権放送なら放送する必要などない。入社の面接でも元気のない者はまず採用されないのだから。ナンボ正論を主張しても。


  党首力のなさ、情報発信力のなさ に問題あり          エガリテ
                                             平成25(2013)年3月7日

 
  ご指摘の通りです。選挙では党首力というのが勝利の大きな要因になります。共産党は6中総でも見られるように、末端の党員が赤旗を拡大し、大衆と結びつくことが勝利のカギとみています。ですから党首に魅力がないし、候補者も魅力がありません。

 私は選挙は言論の格闘技だと言いましたが、国民大衆は言論でだれが勝利しているか見ています。橋下・維新がなぜ強いのか、それはこの言論戦で勝っているからです。確かに彼の言っていることは詭弁です。しかし勢いがあります。
 共産党の勘違いは政策が正しかったら勝てるとみていますが、各党の政策をじっくり見て比較して投票する人は少数だと思っています。

 最近のイタリアの選挙でも「道化師」グリッロ氏率いる政党が、反緊縮策と既成政党批判を展開した五つ星運動が上下両院で中道左派・右派の二大政党連合に肉薄する議席を獲得、単独政党別では下院において民主党に次ぐ第二党となりました。
 演説を見ましたが、何を言っているかは分かりませんが、身振り手振りで全身で訴えています。政策も反権力で優れているらしいですが、やはり彼の情報発信力が大きいと思います。



  志位委員長は国会中心に考えているから・・・          弥生さん
                                             平成25(2013)年3月5日
 
辰巳さん、幸太郎ですか、柳太郎じゃあないですか?

 それはともかく、朴新大統領が「そんなにタカ派にみえない」、国民の反共の声も収まっているし、といわれてますが、安倍もそんなにタカ派には見えない、ただし参院選前の今は、と同じだと思います。外見ではわからない、その戦略・方針を検討する必要があります。親父の「漢江の奇跡」を再び、ということの意味、安倍が日中戦争は「大東亜聖戦」だった、というのと同じではないですか?「漢江の奇跡」を起こすには、労働者・弱者を犠牲にして、反対するものを押さえつけて、しゃにむに大独占企業を中心として活かしていくしか道がないのは、グローバル資本主義の必然でしょう。微笑みのファッショという段階ではないですか?気が付けば「茶色の朝」というのがちょっと前の本にありました。志位委員長は国会中心に考えるから韓国もそうして選ばれたから、危険ではないと思っていると思います。

  誰と手を結ぶべきか、見失っています。              エガリテ
                                                              平成25(2013)年3月7日

 
  共産党は野党外交を行い、政党間で優位に立とうと思っています。韓国には、朝鮮王朝(1392年〜1910年)の国家行事を記録した「朝鮮王朝儀軌(ぎき)」の返還に際しての共産党の果たした役割が評価され、ソウル市と東北部・江原道で記念式典が行われた際、日本の国会議員の中で式典に招待されたのは日本共産党の笠井亮衆院議員だけだったことから、関係を深めています。

 しかし、野党外交はいいのですが、例えば志位委員長がアメリカで、共産党はアメリカと敵対しないと確約したように、結局は時の権力者との関係の中で問題を捉えるようになってしまいます。

  中国問題もそうです。中国が「社会主義を目指す国」という位置づけは多くの国民が疑問に思っていると思いますが、共産党は幹部が中国にわたり、接待を受け、中国が社会主義へ向かう意思を強く感じたから、中国は社会主義に向かっているというのが共産党の評価です。中国の大衆が本当に社会主義に向かっているという確信を持っているかではありません。ここに共産党の物の判断基準がずれてしまっています。(注1)

注1:さざなみ通信に「日本共産党中央へ質問と回答、(2009年6月から9月にかけて、日本共産党の中央に対して行った質問とそれに対する党中央の質問回答係からの回答)、それに対する批判」 荒川岳志50代(2012/2/15)が掲載」されている。この文書は、中国が社会主義を目指す国という共産党の立場を説明したものとしてきわめて興味深い内容になっている。(必見です)



  中国が社会主義を目指す国  何を基準に判断?       U3 さん
                                            平成25(2013)年3月5日

 エガリテ様 u3より

 いつも新しい文章を待っています。共産党が国民をミスリードせず将来展望へ力ある方針を掲げてほしいと(かなり諦めながらも)期待をまだ持っています。
 党が期待を失わせる理由はいくつもあり、溜飲を下げるには大部の一冊が書けるほどですから、今回はその一項目だけ言わせてください。

「中国は社会主義を目指す国」。
 社会科学研究所を有する政党が現存する国家を観察し交流までしながら「社会主義を目指している」と認識しているのです。私の認識と相容れないのはもちろん、日本の大半の常識ある人の認識とも大きくずれています。
 将来に社会主義の到来を願う身として考えると、「あれが私たちの目指す」姿なら、「社会主義」そのものに対する認識がずれています。むしろ「社会主義でない」ほうが良いとさえ感じてしまいます。
 当初、あの国には言論が保証されている「はず」でした。少数民族の諸権利を大切にする「はず」でした。農民や労働者は社会的に大事にされる「はず」でした。
 ところが2008年、08憲章の起草者が逮捕投獄され、今も獄中です(2020年6月21日まで)。一党独裁でなく国民の意見が民主主義的に反映される制度を提唱することは、そんなに重罪ですか。そもそも憲法に照らしてどこが罪なのですか。
 夫人には裁判(従って判決)があったわけでもないのに、市民世活を自由に送れない状態(軟禁)になっています。また夫人は日本の知識人に向かっても(口頭で)不当な刑を受けている夫への援助を呼び掛けておられます。
 私は何もできません。力になる何もありません。そのことが口惜しくて仕方がありません。
 綱領の末尾には「二一世紀を、搾取も抑圧もない共同社会の建設に向かう人類史的な前進の世紀とすることをめざして、力をつくすものである」と明記する共産党が、何の援助もないばかりか、抑圧者への厳しい指弾もないことを残念に思うどころか、信じるに足りない……いや、ウソつきではないか、と思います。

 政治集団として信用を得られない理由は第一にここにあります。 譬えれば、事あるごとに声高らかに「お経」を読むが、仏心は身に付いていないなまぐさエセ坊主です。僭越ですが、素人の私の方がずっと「仏心」を心得ている、と自負しています。 だから臆せず物が言える、と自分の行動に納得しています。
 これもエガリテ様のお陰です。勇気をありがとう。


 中国が「社会主義を目指す国」の判断は、不破さんの感触が基準  エガリテ
                                              平成25(2013)年3月7日

 
  中国問題は私も一貫して批判しています。「中国を社会主義を目指す国」という位置づけを行うから、日本国民にとって社会主義は全く魅力のないものになります。このひとつ上の弥生さんのコメントに対する返礼で、さざなみ通信の文書を紹介しましたが、これをぜひ読んでみてください。共産党の中国問題に対する可笑しさが完全に浮き彫りになります。少しだけ触れますと、まず「社会主義を目指す国」とは、当事者国がそういっている国をそう呼ぶことにした。しかし、北朝鮮の蛮行が重なりこれではダメだと判断し、どう見ても社会主義に向かっていない国を外した。というのがまず最初の位置づけです。次に中国が社会主義か否かは不破氏が中国に行って幹部と話を行い、中国幹部の誠実さを肌で感じたので、中国は社会主義を目指している国だと判断しているという行があり、さらに日本国民の中に中国の評判が悪いという批判に対しては、日本で評判が良いか悪いかで、中国が社会主義化違うのかの判断を行うのではないと言い切っています。

 こうなれば不破教です。不破さんが中国は社会主義に向かっている国だと判断しているから中国は社会主義だ、日本の国民が中国はおかしいと言おうが、そんな外野の声は打ちやっておけというのが共産党の方針だと言っています。

 日本共産党の中国問題に対する考え方が良くわかりますし、同時に重要な決定は不破さんが一人で決めるという党内手続きもよくわかります。最近不破さんは、スターリン批判に力を入れていますが、「あなたのやっていることも、スターリンに似ていますよ」と言いたいです。だれが見ても中国は社会主義になんか向かっていません。それを不破さんがいうから社会主義に向かっていると、すべての共産党員がいう姿はすでにカルト化しています。

 上記のさざなみ通信の要約は、きわめておおざっぱで正確性に欠けますので、ぜひ原点に当たってください。ただ私はこの共産党の回答はきわめて重要な文書であると思っていますので、一度正確な要約を行い、HP上に発表したいと思っています。文書量も多く、うまく要約するにはなかなか難しいのですが、ぜひ挑戦したいと思っています。


     
  永住外国人参政権について(補足)   元党員B さん
                                                                     平成25(2013)年3月5日


  エガリテさん、いつもお世話になり有難うございます。本件、私の書き方がまずかったようですので、補足させてください。

1.前回投稿の「この政策に思い当たりました」は「この政策の訴求不足に思い当たりました」と書くべきでした。尖閣問題が大きくなる中で安倍政権が誕生し、党は憲法9条を守れ、と声を大にしています。永住外国人参政権についても、(従来だんまりを続けていたからなおさら)どこかで丁寧に説明すべきです。でないと、二枚舌に見えます。

2.本件で私が問題にしたのは、せっかくHPを持っているのに、政策説明に十分活用していないことです。他の事柄については、その事柄自体への私自身の賛成や反対ではなく、党中央が疑問や反対意見の存在自体を無視していることを問題にしています。党内にどのような少数意見がどの程度存在するのかは、全く判りません。党本部で全容を把握し、それなりの判断をしてくれているのならよいのですが、それが感じられないのです。
ただし、情報管理については、私自身が企業で同種業務を経験したこともあり、改善が必要と断言できます。

3.本件については、私自身は基本的に賛成です。(被選挙権については、段階的に考えたらと感じています。)ただし、上述のとおり、私が賛成か反対かは、問題ではありません。



  まずは、地方議会の参政権の付与を            エガリテ
                                              平成25(2013)年3月7日

 
 メールありがとうございます。実はこの問題については私の思い入れが強く、厳しい意見になったかもしれません。あなたが言われるようにこの問題に関して共産党は明確な主張をしていません。むしろ小沢氏の方が積極的です。
  私は子どものころ、クラスの生徒の3分の1ぐらいが朝鮮人の子どもである学校へ通っていました。そこで子どもながらにいろいろ差別があることに気付き、いやな思いをしてきました。
  子ども同士のけんかの際、日本人の子どもは喧嘩で朝鮮人の子どもに負けると最後に「朝鮮人のくせに」という言葉を吐きました。私はこの対応にものすごく違和感を持ちました。(ずるい、卑怯者と)

  話は飛びますが、民主党の前原氏が朝鮮人の焼き肉屋のおばさんに、年間5万円の政治献金をもらっていたことが発覚した際の赤旗の記事は、暴力団関係からも献金という大きな見出しを掲げ、その横に外国人から献金という記事を掲げました。(この件はすでに2回ほど書いています)
  私はこの記事にものすごく腹が立ちました。外国人に地方選挙での参政権を与えることを主張しているのなら、その立場からコメントすべきだと。確か市田書記局長は、議員辞職に値する重大な事件だと言いました。
  ここが共産党の最大のばかなところで、政治とお金を最優先して、大局的に物事が見られない、この赤旗や市田氏の発言は、外国人の排斥をあおるものであり、私としては許せない共産党の主張でした。

  アメリカなどは多民族国家であり、そのことが活力を生んでいると思います。日本は一民族だと、自民党の偉い人が何人も今まで失言していますが、こんなところにこだわっていては、世界の流れに取り残されます。すでに若者は、外国人と結婚する人が増えています。さらに韓国の人が帰化されても、朝鮮名をそのまま名のられる方も増えています。また、外国人と結婚された方が、外国人の氏へ変更される場合も多くあります。(昔は帰化した方は、韓国籍であったことを隠される方が圧倒的に多かった。)すでに社会は大きく変わりつつあります。
  外国人と地域で共同して生きる、多文化共生の考え方が大切だと思っています。



  韓国大統領就任式志位委員長出席は、妥当な判断!  辰巳幸太郎フアン
                                            平成25(2013)年3月3日
 
 韓国大統領就任式出席は新大統領がそれほどタカ派とは思えません。韓国国民の間にも極度の反共意識は一時に比べれば薄まっていますし、大同団結を唱えるなら様々な国の政権と窓口を開いておくことは重要であると思います。米ソ対立のもとでも地下で互いに手を繋いでいたのですから。隣国なのですから儀礼的であっても委員長の判断は今回は適切であったと思います。


    日本の戦争責任追及に利用されるのでは?           エガリテ
                                             平成25(2013)年3月4日

 メールありがとうございます。この件については賛否が分かれると思います。私は韓国側が自らの主張の正しさ(従軍慰安婦等日本の戦争責任)に、「日本共産党も言っていると利用する意図があるとみています。

 この間の朴大統領の演説は、日韓関係は、正しい歴史認識の上に構築されなければならないと主張しています。この中身、落としどころがよくわかりません。一方では、侵略した者と侵略された者の立ち位置は1千年の歴史を経ても変わらないと主張しています。ここに彼らの主張の問題点があると思います。常に日本を目下の同盟者として扱うというこの発言は、見逃すことはできません。

  先にも書きましたが、解放同盟が主張した「差別する者と差別される者」あるいは「差別とは、差別されたものが差別と感じたら差別だ」という主張に瓜二つです。この主張を受け入れれば、日本は一生韓国に頭が上がりません。
 戦争責任の追及も客観的な立証の下でなければならないと思っています。



    党幹部の怠慢3:政策説明の拒否                   元党員B    
                                                                                             平成25(2013)年3月2日


1.日本共産党は、永住外国人への地方参政権付与を主張しています。民主、公明、社民など他党も賛成ですが、同党は@相手国における日本国籍住民の処遇に関係なく、A被選挙権も付与する、という点で最先端です。他党の先を行く政策を出す以上、その理由を説明すべきです。ところが、同党はこの政策を在日本大韓民国民団の集会などで何度も宣伝しながら、国民向けには口をつぐんでいます。総選挙政策に記載されていませんし、ホームページにも解説が見当たりません。

2.非正規雇用などで苦しめられている若い人たちに共産党支持が増えない理由の一つとして、前回参院選挙後、この政策に思い当たりました。このため、国民新党HPの地方参政権付与反対論などを示し、党見解を同党HPに掲載するよう要望しましたが、不要との判断でした。

3.本件、2010年の世論調査で付与反対が4割程度です(被選挙権付与を含む調査かは不明)。尖閣・竹島問題悪化後は、反対者が増えているでしょう。首記政策が不変なら、こういう時こそ丁寧な解説をHPに載せるのが、党本部の仕事。だんまりを続けるなら、その理由を説明すべきでしょう。


  外国人とは共に生きると言う考えが大切だと思います。  エガリテ
                                             平成25(2013)年3月4日

 
 メールありがとうございます。いつもメールをいただき感謝しています。ただし、この件だけは、私は意見が違います。

 あなたが言われるように、外国人に地方参政権を与えることに反対する人が多いことは私も承知しています。取り分けてネトウヨといわれる人はなぜか「在日特権」の糾弾を最大の課題にされているように見えます。
 しかし、私は日本で生まれた在日朝鮮人の方に、地方における参政権を与えないのはおかしいと思っています。
 私は40年近くも前に、共産党高槻市委員会のビラに在日朝鮮人の選挙権を与えることは反対というビラを見て、それならPTAにも入れないのかと迫ったことがあります。(この件については数年後に誤りであったと認められました。)
 同じ地域で生活している以上、共に生きる(多文化共生)の考え方が必要だと思っています。この考え方は世界の常識であり、外国人を排斥する国は少ないと思っています。(注1)今後世界に羽ばたいていくうえでも、日常的な外国人との交流は大きな財産になります。
 それぞれの考え方は多種多様であり、外国人の思考を学ぶことも大切です。

注1:たとえば、フジモリ大統領など、日本人が大統領になった事例もあります。最近ではチェコの大統領選挙
    に、日系人の国会議員、トミオ・オカムラ氏が立候補を表明した事例もあります。(最終的には認められま
       せんでしたが)アメリカではダニエル・ケン・イノウエ、という議員が50年近く上院議員でした。

 日本人は、選挙権が当たり前のように与えられているから、その重要性に気が付かず都会では5割前後の人が棄権しますが、外国人は被選挙権を求めています。地方自治体の運営が議会の意向を大きく反映したものであり、選挙権がないとその人たちの要求はなかなか、市には届きません。

  阪神大震災の際、最後まで取り残されたのは外国人住民の方でした。それは行政が多言語で発信する力量がなく、情報が十分伝わらなかったことに起因しています。震災後多文化共生の運動に取り組む人が増えています。
 また少子高齢化社会の中で、外国人の移住をもっと増やしていくという考え方もする人もいます。そのようなことを推し進めるのであれば、外国人の基本的人権をどう守るかは重要な問題であり、選挙権は住民としては大切な権利です。
 やはり共産党は正義の党ですから、一般的に支持がなくても、何が正しいのかは常に主張すべきだと思っています。



 イジメ問題に見られる共産党の力量の低下            辰巳 さん
                                            平成25(2013)年2月28日


 イジメ(実際はリンチ)や体罰問題に対し赤旗は何の対論も示せていないのが非常にもどかしい。隠蔽組織と化した教育委員会の公選や学校ヘの警察OBの配置とか、もちろんそれだけで解決するとは思えないがそうした具体策が全くないのが異様でならない。この問題だけではないが正直赤旗の質が明らかに落ちた。4200円の価値は絶対無い。党内教育をもっと重視しないと組織の衰退はこれからも続くと思う。手遅れかもしれないが・・・


 教育委員会の無能さは目に余るところがありますが、良さもあります。エガリテ
                                            平成25(2013)年3月4日


 大津・中2自殺事件、この問題に私も大きな関心を寄せています。いわれているように共産党はこの問題で、党独自の見解を出していません。赤旗は長期に沈黙を守り、最初に出た記事は、無責任な扇動を行っているマスコミの後追い記事でした。この問題に対するマスコミは、犯人がだれかに焦点を当て、どうすればイジメをなくせるかの主張がきわめて弱いものでした。

  第三者委員会の報告が出た翌日の毎日新聞は、「やっぱり学校が見殺しにした」でした。「学校」というような「存在」が殺したような表現を行い、これは先生を指すのか、友達を指すのか、それとも学校に存在するすべての人を指すのか分からない曖昧な概念で、センセーショナルな見出しをつけています。

 赤旗の記事に、この見出しがなかったので、私は評価しましたが、その後発行された日曜版は、一般紙と同じ視点でした。

 私は、大津・中2自殺事件で、一番腹が立っているのは、越市長が教育委員会に責任を擦り付け、あたかも自分も被害者のようにふるまっていることです。確かに教育委員会には問題があります。能力もありません。そもそも危機管理能力など全く持っていませんでした。そうした無能ぶりが明らかになったのは事実ですが、だからと言って教育委員会制度をなくして、行政の長が直接教育を握るのは危険だと思っています。
 逆説的に言えば、教育委員会の無能さが、日本の民主教育を守ってきたのではと私は思っています。

  話は飛びますが、政治が教育を握ることはきわめて危険だと思っています。それは戦前の教育がそうであったし、現在の中国の教育がそうです。もし橋下氏に教育の権限まで与えれば、とんでもない教育が行われると思っています。東京でも石原氏が知事時代、新しい歴史教科書をつくる会の教科書採択を策動しましたが、一部(東京都養護学校用)にとどまりました。これが現在の教育委員会制度の良いところだと思っています。



 韓国大統領就任式に志位委員長参加・・断ればよかったのに!  弥生さん
                                                                                 平成25(2013)年2月26日
 
 いろいろ寒いです。
 韓国大統領就任式に志位委員長、笠井議員が招待されて、議員団に入って参加したと赤旗が報じた。
 どうなんだろう。女性大統領、招待、麻生をはじめほかの議員も行くから、議員だから・・という理由だろう。朴大統領は、周知のように死者も含む弾圧を厳しくやってきた父を尊敬し「漢江の奇跡を再現」するという、いわば自民のタカ派と同じような部類だろう。断るという選択をするのでもなく、もう招待されれば、喜んで参加するというのが身についてしまったようだ。
  国会議員だからといったって、野党なのだから、意見が真反対である、と拒否すればかっこよかったのに、と感じた。「健全な野党」というのは民主党に対してそう言ったのでのではなかったかな。まったく何を目指して国会に進出したのかもすっかりなくなってしまったのか。韓国でも若者層を中心として失業者が多量に存在し、反政権反政府のムードが蔓延している、と一部では報じられている。そういう側に立っているのかと問わねばならないですね。


 すべての根源は、「万国の労働者よ 団結せよ!」にあると思います。エガリテ


  弥生さん鋭い指摘ですね! 弥生さんの指摘は、昔の赤旗に必ず書いてあった共産主義の原点「万国の労働者よ 団結せよ!万国の労働者と被抑圧民族団結せよ!独立中立平和繁栄の日本を!」という思想が欠落したということだと思います。

 弥生さんの指摘を見て、今日の赤旗を見ましたが、そのことが端的にわかります。今日(2月27日付け)赤旗には、海外の代表と会った記事が四つ載っています。それらの記事を見れば、現在の共産党の立ち位置がよくわかります。
 第一の記事は、一面に「韓国新大統領とあいさつ」、志位委員長外国来賓夕食会でという記事です。この記事は2面にも関連記事があり「韓国国会議長と懇談」「志位委員長が表敬訪問」と載せています。
 第二の記事は、「緒方副委員長がICAPP事務局長と懇談」という記事が、韓国の記事の下に小さく載っています。
 第三の記事は、7面に「ロシア共産党幹部田川書記局員懇談」という小さな記事があります。
 第四の記事は、「キューバ在日特命全権大使と大阪AALAが懇談」その中で大使が「大阪AALAがキューバ国民と友好、連帯を深めたことに謝意を表明。」「キューバは世界各国の友好団体の大切さを知っています。関係をいっそう強化し、キューバからもみなさんに協力したい」と語りました。と書かれています。

  これに対して、一面の記事の中身は、志位氏は朴氏に「大統領就任おめでとうございます」と祝辞を述べ、「新政権の下で貴国と日本共産党の交流関係が発展することを願っています」と伝えました。これに対して朴氏は「ありがとうございます」と謝意を述べました。と形式的な挨拶しか書かれていません。ところがこれがトップ記事であり、他の党と党の交流や、民主的な団体の交流などはベタ記事扱いです。

  この一面の記事(韓国大統領とあいさつ)と他の三つの記事のどちらを重要視するかが、現在の共産党の立場を表しています。おそらく共産党が一面で扱った記事は、韓国の新聞には一行も載っていないのではないかと思います。

<韓国は大統領就任式になぜ共産党を招待したのか>

 そもそも韓国がなぜ共産党を招待したかですが、韓国は、従軍慰安婦の問題や竹島問題で日本との対決姿勢を強める際に、共産党が利用できると考えているからです。この辺の韓国の読みを理解しないで、喜んで参加していれば、日本国民からの支持を失うことを共産党は気付いていません。

<中国や韓国の主張は正しいのか? 再度検証が必要では>

 少し問題が複雑で誤解を生むかもしれませんが、中国や韓国は対日本に対する戦争責任の追及を、自国の国民に対する不満の解消に利用しているところがあります。この中国や韓国の姿勢を右翼だけでなく、多くの国民は不快感をもって見ていると思います。

 戦争責任の問題は、日本国がしっかりとけじめをつけていないところにその根本原因があるとは思いますが、しかし中国の歴史教育の全体の三分の一が反日教育だというのは、異常であると思っています。先の尖閣列島の問題が浮上した際の中国での反日デモは常軌を逸しており、すべては日本が悪い的な中国の姿勢を容認することはできません。(最近神戸で春節祭が行われ、私も行きましたが大変な賑わいでした。日本国民は、この祭りを妨害するような行動には一切出ていません。)

  もともと共産党の平和運動が、「帝国主義が悪であり、社会主義は善」であるという概念で組織されてきており、中国や戦争被害者の朝鮮の主張は正しく、日本の軍国主義がすべて誤っていたという概念で長い間取り組まれてきましたが、この間のソ連をはじめとする東欧の社会主義の崩壊と中国や北朝鮮の変質が明らかになってきた現状の下で、論理の見直しが必要なのではないかと思っています。

  私が高校生の時に沖縄返還運動の戦いに参加していた時、周りを取り囲んだ人たちの中から、「北方領土を返せ」とヤジが飛んだことがあります。その当時は悪質な妨害としか受け止めることができませんでした。(ソ連は社会主義国であるから絶対に正しい、それに異論を唱えるのは反共攻撃だと捉えていました。)

<解放同盟の運動がもたらした「善と悪」の中に多くの教訓が>

  私は戦争責任の問題を見ていく場合、解放同盟のもたらした運動論が大きな参考になるとみています。解放同盟が主張した差別論「差別する者と差別される者」という国民を2分する議論は、戦争責任論でも、中国・韓国は、被害者であり、日本国民は加害者であるという考えにつながります。さらに差別か否かは、被害者が差別と思えばそれは差別だという議論は、最近ではセクハラ議論にもつながります。女性がセクハラだと訴えれば、男性はその段階でほとんどアウトです。(最近では、男性側が無罪を主張し勝っている裁判もありますが)

  現在までの平和運動は、中国や韓国の主張(被害者側の主張)を全て正しいとの立場から取り組まれてきました。(これは基本的には正しいのだと思いますが、しかし、この立場の弱点に付込み、被害を意識的に拡大して主張するとか、必要以上に追及するとう者も現れます。これらに対する注意を払わないと、運動は、差別するものと、差別される者、戦争加害者と被害者という形で分断されていきます。)

<平和運動の原点が揺らいでいる>(平和運動の理論的再構築が必要)

  平和運動は、「万国の労働者よ 団結せよ!万国の労働者と被抑圧民族団結せよ!」との視点で戦われるべきであり、中国も昔は、毛沢東や周恩来氏は、日本を敵視せず、「中国を侵略して多大の被害を与えたのは、A級戦犯等の戦争を指導した者であり、一般の日本人民は中国人民と同様、戦争の被害者である。我々人民は連帯してアメリカ帝国主義及び日本独占主義と戦い勝利しなければならない。」と主張していました。

 <最近の中国や韓国の反日は正しいのか>

  現在の中国や韓国を見た場合、こうした視点があるでしょうか。彼らは国内の政情不安を抑えるため、日本悪玉論をあおり、戦争責任を追及している側面があります。
  江沢民は、被抑圧民族の団結という理論を投げ捨て、反日をテコとする愛国主義教育や愛国主義運動(愛国無罪)を展開してきました。(これが尖閣列島問題で中国人の起こした蛮行です)共産党の一党独裁は堅持しつつ、外国企業の誘致、国営企業の民営化を推進してきました。毛沢東の労農同盟による社会主義国家の建設から、国家社会主義による偉大な中国の建設に転換させました。このため、中国人の愛国心を煽り高めるため、いかに日本人が悪逆非道であったかと繰り返し宣伝し、日本に対する憎悪心をかきたてています。

  こうした彼らの反日運動(愛国無罪)は、平和運動とは無縁だという立場を取らないと、永久に中国と日本、韓国と日本の関係は改善されないし平和へ向けたお互いの国民の連帯も生まれません。(最近では、李明博前大統領の竹島上陸なども)注1

  この主張(反日運動は平和運動とは無縁)をしっかり持って、中国や韓国と交流を深めないと、いつの間にか彼らの主張の補完勢力になってしまいます。(中国や韓国の日本の戦争責任の追及は、必ずしも平和を目指したものではありません。)

<中国共産党や韓国政府は、日本共産党を利用しようとしている>

 共産党が気を付けなければならないのは、韓国や中国が日本共産党を評価してくれるからとひょこひょこ出かけていけば、結局は彼らの主張の正しさの補完勢力として利用され、日本国民から見放されることに気付くべきです。

 戦争責任の問題を真正面から捉えるとともに、必要以上な追及や同じように被害にあった日本国民を敵に回すような議論にはくみすべきでないと思っています。(たとえば、従軍慰安婦の問題では、安倍氏がいう、「その事実を立証する書面が見つからない。だから事実でない。」という論議は間違っています。敗戦時日本に不利な書面は全部焼却しています。しかし同時に韓国の主張は正しいか歴史的検証が必要です。中国の主張する南京大虐殺も事実が誇張されていないかの見直しも必要だと思っています。)

<北朝朝鮮への制裁を加えよと唱えるのも誤り>

 上記と全く逆の議論になりますが、北朝鮮の場合は、拉致問題という不幸な問題はありますが、やはり先の大戦に対する日本の責任から、経済援助を行い、北の国民が餓死するような状況の克服には手を貸すべきであると考えています。
  北の核やロケットを取り上げ、制裁ばかりを口にするのは、やはり「万国の労働者よ 団結せよ」の考え方から逸脱していると思っています。制裁を加えれば苦しむのは人民です。我々国民は国家的な利害を優先せず、被抑圧された人々の連帯を図るべきです。

注1:韓国の朴(パク)槿(ク)恵(ネ)大統領は、朝鮮半島の日本統治に抵抗して1919年に起きた「三・
   一独立運動」から94年にあたる1日、ソウルで開かれた式典で演説し、日本について「われわれの
   同伴者として21世紀の東アジアの時代をともに導いていくためには、歴史を正しく直視して責任を負
   う姿勢を持たなければならない」と述べた。(中略) 朴氏は日韓関係を「加害者と被害者という歴
    史的立場」と表現。「(この立場は)千年の歴史が流れても変わることはない」と語った。
    =1日、ソウル(共同


   党幹部の怠慢2: 政党助成金実質横流し        元党員Bさん
                                            平成25(2013)年2月24日

 
1.日本共産党は、政党助成金を憲法違反とみなして受取っていません。受取らなかった金額は累計3百数十億円に上るそうです。政党本来のあるべき姿を追及している姿勢自体は、高く評価できると思います。しかしながら、同党が受取らなかった分、国庫支出が減っている訳ではありません。丸々、他党への助成金に上乗せになっているのは、皆様ご存知のとおりです。同助成金を申請した上で受取らなければ他党には流れませんが、「憲法違反の政党助成金制度」を認めることになるから申請しないそうです。

2.私は、下記疑問を持ち、党中央に何回かメールを出しました。
@支持政党のない国民の税金を政党に助成するのが憲法違反なら、共産党支持者の税金を他党に流すのはより悪質な憲法違反ではないのか。
A「政党助成金反対」を言うのみで、他党への横流しを止める努力を全くしないのは、利敵行為ではないか。
B「消費税収入が大企業減税の穴埋めに使われてきた」との主張に照らして考えると、大局的に見て「共産党へのカンパは、他党への資金援助の源資になっている」とも言えるのではないか。

3.この程度のメールにも党中央は具体的回答をしてくれません。「盗みは道徳に反するから、我がチームは絶対に盗塁しない」、と負けても負けても1人頑張る野球監督みたいに見えてしまいます。聖人君子かもしれませんが、政治戦の指揮官としては疑問符がつきます。


   政党助成金の問題は、「独りよがり」だと見ています。         エガリテ
                                            平成25(2013)年2月26日  


 政党助成金の問題、私はもらうべきだと思っています。共産党が政党助成金の問題でいくら頑張っても支持が増えないことは、この間の選挙結果が教えています。

 これは、言っていることは正論でも、例えば3.11の震災で原発がメルトダウンしているときに「安全優先の原子力政策」や「安心・安全・やさしい大阪」などと叫べば、他党派は共産党に対して「独りよがりで言いたいことを言っていてね、蚊帳の外で騒いでおいてね、我々は共通の土俵の上で政治論議を行うから」と、除け者にされることになぜ気が付かないのか不思議です。

 確かにどの政党もお金に困っています。ふんだんに市民から寄付が集まるような政党はありません。日本に民主政治を発展させるためにお金がいるのなら、国民はコーヒー一杯ぐらいの負担なら仕方がないと思っています。

 一人だけ抜け駆けで「私だけが正しい」というような論議は受けません。さらに何よりも政治を倫理にすり替えても支持は集まりません。

  政治戦線で切り結ばず、「政治とお金」の倫理の問題で戦うのであれば、それは「刺身のつま」みたいなものであり、少しあればよいとの扱いを受けることに早く気付くべきです。

 すべては国民生活を破壊しているのは誰か、その敵を明確にして、見方はだれなのかを見極め戦う中でしか勝利はないのです。今の共産党は「敵も明確にしないし、見方も明確にしない」政治の世界に倫理で入り込み、すべての敵に回してしまう、ヒステリックな人にしか見えません。

  たとえば、戦いの基軸を定め(それを憲法や原発反対にすれば)おのずから敵がだれで見方がだれかは見えてきます。憲法では社民党は明らかに護憲です。そうすれば社民党は味方です。しかし共産党は社民党との共闘を全く求めていません。

 倫理を中心に考えれば、共産党から見れば、政党助成金をもらっていないのは我々だけだということになり、だれとも手を組めません。政治と倫理を取り違えているところに共産党の最大の誤りがあります。


  共感するところが多々あります。                 Fさん
                                                                                        平成25(2013)年2月26日


  党員になって3年余りたちました。私は教えられた事をただ学ぶだけでしたが、このサイトを拝見させて頂いて共感するところが多々ありました。入党した時からいつも感じていたのですが、党幹部の考え方が余りにも硬いというか自分たちの考えが一番正しくて露骨に指示を出す印象でした。都合に悪い意見書に対して無視するなんて共産党には有るまじき行動だと思います。

  これからも拝見させていただきます。


  ありがとうございます。 科学の党とは何か? 見つめなおす必要あり。  エガリテ
                                           平成25(2013)年2月26日

ールありがとうございます。あなたのような党内からの意見を歓迎しています。党員のかたも多くの方が意見を寄せてきてくれていますが、そのほとんどが公開「ノー」のため残念です。私は、筆坂さんが「党員の駆け込み寺」と確かいわれていると思っていますが、私もそのような内容を狙っています。一歩引いてみると見えてくるものもあります。

  科学の党と標榜する以上、それは他党派と何が違うのか明確にして、それが着実に根付いているかの点検が必要だと思います。

  たとえば、衆議院選挙で650万票、18議席を獲得目標にしながら、結果は、得票は約370万票、議席は1議席後退したにも関わらず、最悪だった平成9年の参議院選挙の結果と比較して、それより良かったと総括している非科学性、さらには、7月の参議院選挙での目標を650万票に改めて設定し、その勝利の保証をすべて末端の党員に課す選挙戦術の可笑しさは、非科学といわざるを得ません。

  衆議院で獲得できなかったものが、なぜ参議院では取れるのか、個々の党員が国民と溶け合う中で得られるのか、私はばかげているとみています。

 なぜ支持が増えないのかは、共産党が「立ち位置を見失い、立場性を明確にできない」ところに最大のものがあります。橋下・「維新の会」にあれだけの票が集まるのは主張が分かりやすいからです。政治的戦いに勝利するものは政治戦線で勝利した者です。個々の党員のつながりで勝てるのではありません。旗印が明確になり、敵陣営と切り結んで戦っているときに、初めてつながりが生きてくるのです。

 戦いを組織せず、趣味の仲間の中へ支持を広げようなどという方針は邪道であって、必ず敗北します。それは、まさに溶け込んでしまうからです。(趣味の世界の方が楽しいなと思う者が出てくるからです。・・これが今日までの戦いの経験です。)


                             
  北朝鮮・中国問題に対する あらたな平和運動の構築を!     弥生さん
                                             平成25(2013)年2月18日


 18日ネットニュースを見ていたら、中国戦略文化促進会・羅援少将が「中国の領海で日本がまだ審判をするなら、レーダー照射をして断固自衛する」といい、在日米軍司令官アンジェレラは、「中国のレーダー照射は、射撃用だった」と発言してます。
 連日北朝鮮の核実験、ミサイル発射のニュースに隠されていても、東シナ海での緊迫は予断を許さずむしろエスカレートしてきてますね。

 これに何とかするのは、人民の立ち上がりを促進するしかないと思います。共産党は、この事態に拱手傍観ではいけないと思います。両国政府に争いをやめるよう大衆運動を起こし、反原発で出遅れた分反戦の運動を戦前のようにやるべきではないでしょうか? 


  平和運動の基本的概念を喪失した共産党に運動を組織することは困難 エガリテ
                                             平成25(2013)年2月21日 


 現状で平和運動を起こすのは難しいですね。なぜなら平和の概念が、共産党になくなってしまっています。(現在の共産党の主張は「安全・安心・優しい大阪」に代表される「敵」なしの論理です。)
 そもそも共産党の平和論は、アメリカ帝国主義の世界戦略と戦うところが基本的な立場でした。ですから絶対主義的な平和論を批判してきました。核との関連では、核と人類との対置(たとえばさよなら原発派が主張する「核と人類は共存できない」というような主張を共産党は。「敵を見失ったお人よしの理論」として批判してきました。)そこから生まれたのが、「いかなる国の核実験反対」という社会党や総評の主張に対して、共産党は、「帝国主義の核は侵略のための核だが、社会主義の核は平和のための核だ」と言って、対立してきました。

 しかし現状では、そもそも社会主義国というものが存在せず、共産党は社会主義を目指している国を、中国、ベトナム、キューバなどを列挙していますが、北朝鮮は社会主義を目指す国にも挙げていません。

 そこで核兵器反対の戦いをどのように組織するかですが、赤旗を見ている限りでは、「いかなる国の核実験反対」の立場にいつの間にか宗旨替えしているように見えます。(自己批判なしに立場を変える・・これでは信用されない。)

 しかも過去に共産党が指摘していた、帝国主義国の核の本質に触れず、平和運動を推し進めた場合、アメリカの野望を側面から援助する面もあり、この運動は正しいのか疑問が残ります。

 たとえば最近の赤旗では、北朝鮮の批判を満載していますが、アメリカの核につては何も触れていません。北の核の危険性だけを大騒ぎし、もっと危険なアメリカの核を覆い隠す役割をはたしています。
 平和運動は、その辺の視点がないといつの間にかアメリカの世界戦略の中に組み込まれてしまいます。
 そういう意味で共産党は運動を組織できないとみています。もしアメリカの核よりも北の核を前面に出した運動を行えば。明らかにアメリカの枠の中での平和運動に成り下がります。

 次に中国問題ですが、先に挙げた社会主義を目指す国に共産党は位置付けています。そういう意味では、対中国をあおるような平和運動の組織は難しいと思います。共産党が唯一できることは、友党関係にある党として、中国共産党と話し合い、この問題を武力でもって解決することは行わない。という共同コミュニュケを出すことだと思っています。
  共産党はこの問題で日本政府は十分自らの立場を主張してこなかった。ここに問題の本質があると主張し、日本の立場を丁寧に説明すれば解決すると主張しています。それならそれを自らが実践することが大切だと思っています。

 ただ私は共産党のこの主張をお人よしだし、中国の本質を見抜いていないとみています。

  そもそも論ですが、中国が社会主義に向かっている国だという共産党の主張には根本的な誤りがあります。共産党は何を尺度としてその判断を行っているのか全く分かりません。
 文化大革命の際に北京に派遣されていた共産党の幹部が暴力で排除され日本に帰国した当時、共産党はありとあらゆる悪罵を中国共産党に投げかけてきました。中国共産党は、日本共産党を自らの影響力のある政党へ変質させる対応してきましたが、それが成功せず破たんすると、今度は改めて共産党に近づいてきました。これは彼らが、自らの指導できる政党づくりに失敗したから近づいてきただけで、中国自身が変わったわけではありません。

  共産党は中国が誤り、改めて友党として付き合いたいと申し入れがあったとたんにはしゃぎまわり、今まであれだけ批判してきた中国を「社会主義を目指す国」と評価しています。

  中国共産党が、日本共産党と仲良くするか否かでもって中国の評価を変えるご都合主義が、国民大衆に受け入れられるはずがありません。文化大革命の時代に共産党は。中国は「社会帝国主義」だと位置付けましたが、現在においてもこの評価が正しいと思っています。

  そこで尖閣列島問題で平和運動を立ち上げる視点どこに置くかですが、右翼は中国の侵略性を批判して戦えばいいのですから簡単ですが、共産党の場合、中国を敵にもできず、さりとて安倍首相を攻撃する平和運動を行えば、共産党は中国手先と批判され、大きなダメージを受けるでしょう。どちらも武力を使用しない、絶対的な平和運動は、核兵器や原発のように、人類そのものの危機という考え方から成り立っても、尖閣列島の問題で絶対主義的平和運動は、ノンポリの人たちなら組織もできますが、共産党には難しいのかとおもいます。

  やはり、中国に対する評価を定めない限り、運動の構築は難しいのではと思っています。そもそも平和運動は、「敵を定め、何を勝ち取るかの設定」が大切であり(たとえば超大国の核を標的に、すべての核兵器廃絶を!)「平和が好きだ」みたいな運動は盛り上がらないと思っています。(北の核反対運動は、アメリカに利用されるだけです。)

  尖閣列島問題も、アメリカ、中国、日本の出来レースかもしれません。結局アメリカの武器商人が日本に武器を売りつけるための策動しているのかもわかりません。そもそもオスプレイ問題が大きな話題となった時に尖閣列島問題が出てきました。オスプレイの配備を日本に押し付けるための目くらましだったのかもしれません。(この話はある飲み会で元新聞記者の85歳の老人が、なぜ尖閣で騒いでいるかわかるかと問われ、私が有効な回答ができなかった時にその老人から、教えてもらいました。)

 世界情勢は複雑で難しいです。

PS:中国問題については、一度整理したいと思っています。



  党幹部の怠慢1: 党員名簿漏洩?               元党員Bさん
                                            平成25(2013)年2月18日

1.党員名簿が漏洩しているとの昨年11月付けインターネット書き込みを見つけ、党本部に通知しました。その後一週間強経ちますが、返信はありません。普通の組織なら、「直ちに調査します」などと回答します。(2ヶ月以上前の書き込みですから、すでに調査済みがあたりまえ。)
  機関紙読者名簿、後援会員名簿などが、党員名簿以上に厳重に管理されている保証はありません。善意の支持者の個人情報が危機にさらされています。

2.私は情報管理の不備を知ってから党本部に改善を要求し続けてきましたが、未だまともな回答は得られていません。昨年3月に訴願委員会に対策を要求した時には、「新たな対応不要」との原子力安全保安院なみの無責任な回答をもらっています。
  具体的事象を示した改善要求に何もしない党幹部は、私の感覚では党を内部から破壊する犯罪者です。

3.内部では改善不能と判断し、離党しました。40年以上在籍した後に初志貫徹できずに離党するのは残念ですが、支持者をないがしろにする幹部の存在は許せません。
このWEBは、以前から拝見していましたが、党規約があるため黙って見ているだけでした。今後、党幹部の怠慢に関し、何点か報告させていただきたく思います。


    党の組織防衛重要なことですね                     エガリテ
                                            平成25(2013)年2月21日

 
 党員名簿流出実態が分からないのでコメントできませんが、事実なら組織防衛上問題ですね。
 実は私も学生時代、わが学部のキャップが鞄を落としたことがあり、ゾッとしたことがあります。私的なことで申し訳ありませんが、これで就職は不利になるだろうと思ったことがあります。さらに私のこれも個人的ポリシーですが、私は党員であった際、宴会などで泥酔したことは一度もありません。それぐらい気を使っていました。(この習性は今でも続いていますが)
 時々酒を飲んで平気で党内問題を大声で話している党員を見かけます。緊張感が失せているのでしょうね。まあそれだけ天下泰平になったのかもしれません。



  若者を組織できない共産党の前途は暗い       弥生さん
                                             平成25(2013)年2月12日
 さざ波通信でも言われているように、
 共産党の退潮、衰退はひどい。其れは影響下にあった民青が、もう2万を切ったとのことだ。これでは、全国を統括できない。若者を阻止化する基盤だった民青がこれなのか、と驚くばかり。社青同というのも社会党にあったが、三宅坂とともに転がり落ちた。しかし民青は、そうではないと思っていたら、やはり、若者も、勉強せず、理論性を欠く、年齢と官僚主義だけ増えている高齢共産党では、自戒を込めれば、最初から入る気が起きないのかもしれない。やることは政府と同じことを言い(領土、アルジェリア、核の平和利用政策、オバマは常識の通ずる人)、政権をとるなど遠くへ押しやってる状態では、さっぱり活気も湧いてこないというもの。
 「戦前共産党は、弾圧にも負けず反戦を貫いた伝統」など宣伝するけれど、問われているのは今だ。
どしどし自公維新が戦争に向けて突っ走っているというのに、全労連、革新懇、民商、9条の会、原水協、日中友好協会ほかいろいろ団体、組織の数・量は増やしてきたが、その質たるやどうだろう。演芸、映画、講演会、カラオケ、などそういった無難なことは数あるけれど、反政府反権力の志向があると平和ボケしているのか、立ち上がれなくなった。戦争反対で、反原発で、反貧困で全労連の労働者、諸団体の市民達を走力あげてデモや運動に参加するよう喧伝したのか?赤旗拡大だけに行動範囲を狭めて、党員の視野を極小化してしまった結果、エネルギーを喪失してしまっているのではないか、と日々感じます。


 6中総はそうした弱点の克服を打ち出さなかった。   エガリテ
                                                                                             平成25(2013)年2月14日

 民青の問題は、やはり運動と選挙・赤旗拡大をごちゃごちゃにしてしまったことに最大の問題があるとみています。私は学生時代、党員占有率の高い文科系のサークルにいましたが、日常的なサークル活動は結構厳しくしんどいものでした。(まさに党活動でした。)そこで脱落していく人も多くいましたが、学園闘争が起こり、全学封鎖に走る、トロキスト系の諸派と民青系の対立になりました。まさに毎日学校に泊まり込み机の上で寝ていました。夜中に何回か襲撃があり、たたき起こされ、風呂もない生活を送っていました。私はこの戦いが、だい嫌いでした。(この戦いで夜間、屋上から投げられた墓石で顎の骨を折る負傷もしました。)

 ところが不思議なことに、サークルを去って行った多くの仲間がこの戦いに参加してきて生き生きと戦っています。向こうから石が飛んでくるのを上手によけて張り合っています。私はこの現象を異常だと思いましたが、若者はこうした自分の力を思い切り発散できる運動が好きなのだなとその時つくづく思いました。

 私が就職後、新日和見主義批判という論文が出ました。この時我々の学生運動の盛り上がりに党は否定的見解を持っていたのだと思いました。共産党は議会を通じた革命へ路線の舵をきり、過激な運動を収束しようとしました。その際、今までの学生運動が足かせになると考えたのだと思っています。「学生の本分は勉強することだ、」とか、「パッション(情熱)みたいなものを否定し」、こつこつと赤旗拡大を行い、議会で多数を占め、権力を握ろうと考えたのだと思います。

 当初は運動の成果もあり、赤旗拡大はそれなりに成功しましたが、運動がなくなり、大衆とのつながりが薄れるにつれ、赤旗拡大は困難になりました。

 この時点で運動に飛躍こそが赤旗拡大につながるという方針を出せばよかったのですが、最初は2本足の活動といい、どちらも大切といっていたのが、いつの間にか、赤旗拡大は独自に追及することが大切、運動で結びつきを広げ拡大するという段階論を徹底的に攻撃し、今日の姿(赤旗1本)になったとみています。

 参議院選挙はおそらく敗北するでしょう、その時しっかり総括せず、また6中総なような総括しかできなければ、共産党の再生は相当困難になると思っています。

 党中央は一人残らず、今の方針に賛成なのか、時期を見て立ち上がろうという者がいるのか分かりませんが、おそらくゴルバチョフみたいな人間が立ち上がったら、いや私もそう思っていたと手を上げる者も相当いると思います。要するに、自分が中央委員であり続けることが、名誉と報酬が得られるため、6中総に参加していても、形式的に拍手しているのが現状ではないかと思っています。

 インターネットの中継を見ましたが、盛り上がりに欠け、形式的に拍手している姿が見えました。もう無気力な人の集まりになっているのではと思われます。

 国民は議員同士がやりあう姿を見た時の方が、活気がある、やる気に満ちている、と感じると思います。あの覇気のない拍手は、見ているものに何も訴える力がありません。

 6中総を見ていて、志位委員長は、ほとんど原稿を読んでいました。しかし「今回の敗北ではいまだ政策的な発展という面では弱さがあった。」という説明だけはフリーで話していました。その内容はばかげており、「二つのゆがみを共産党が批判するため、大企業で働いている労働者は、会社あっての自分だという気持ちがあり、共産党を支持してくれない。そこで我々は大企業を敵視しているのではない、大企業そのものは発展してもらい、ルールあり資本主義をもとめていることを理解してもらうことが大切だ」というような趣旨の発言をしました。この発言をしているときの志位委員長は一番元気で、得意満面でした。そして最後に昨日の笠井議員の国会での発言がこの立場にたったものだったと紹介し、「皆さんどうでした」と拍手を求めました。

 志位さんは有頂天でしたが、私はこの共産党の考え方こそ共産党の最大の堕落を表しており、すでに共産党は弱者の立場に立つという立ち位置を完全に放棄した姿だと思いました。

 今日(13日)赤旗を見ていたら6中総の志位委員長の結語が載っていました。(しまったこれを見たから6中総批判を書けばよかったと思いました)

 そこで結語を見て一番腹が立ったことを書きます。大阪府委員長の発言です。大阪では自民の得票率が20.9%全国47位、民主党は9.2%で全国46位です。自民、民主への審判は全国一明瞭です。維新の会は35.9%全国一となりましたが、その投票の動機を詳しく調べてみると、政策・路線を支持するものはあまりなく、政治を変えたいという思いがあふれています。この気持ちにかみ合って改革ビジョンを語ることが重要な課題です」と発言したと書かれています。まさにその通りです、そのことを私は言い続けてきましたが、大阪府委員会が出したこの間の方針は「安全・安心・やさしい大阪」でした。この方針が間違っているという私の批判に一切答えず、衆議院選挙後も市会議員選挙などで負け続けています。

  政治の改革を願うほぼすべての票が維新に取られている現状を、どうすれば克服できるのかを語らない限り、絶対に維新に競り勝つことはできません。おそらく現状では政治の革新を願う人々の票を維新が9割以上とっています。共産党はこれらの人々と全く波長が合っていません、そのことをきちっと総括すべきです。

  6中総の中に、自己批判した例を載せ、賛美していますが、このようなカルト的なことは行わず、むしろ「安全・安心・やさしい大阪」というスローガンが間違っていたという総括を行う方が、よっぽど活動にメリハリができて、戦いやすくなる。この「安全。安心・やさしい大阪」が党の方針である限り、共産党の大阪での発展はありえない。(東京ならいざ知らず、少なくとも大阪のおばちゃんにはまったく受けないスローガンである。)

 思いつくままに書いているので、あまり筋の通った文書ではありませんが、適当に読み飛ばしてください。



  情勢のもとめている戦いの組織化を期待しているのだが・・・   弥生さん
                                          平成25(2013)年2月8日
 
  日本の軍国主義からの「解放」を目指していた筈、戦前は「反戦」を目指して獄中15年もいとわず頑張った徳球や宮顕、しかし彼らはその後報われたのか?野坂の最後は、アメリカのスパイであり、マッカーサーは日本解放軍のドンとして共産党からも歓迎された。おかげで戦後革命の展望を開くとされた2・1ストは直前中止の憂き目を見て、流産した。
 しかもソ連核実験には、「社会主義国の核実験は米帝の死の灰とは違って、人民のため」と、核にも体制の違いがあると宣言した。
 こうして共産党の歴史をたどれば、数々の人民に明らかにできない誤りが多い。今季の総選挙と同じむしろ過去の事実に触れないようにしている。だから反省、総括などは無縁になっているのだと思う。
 やらないことが当たり前の歴史になっている。
 日本政府が戦争責任を取らない、反省しない、謝罪しない、ということを共産党の口から本気で真剣に言えない体質になっているようだ。
 沖縄基地撤去とか、中国の戦争プロパガンダ、強気の言動に対しても、あるいは日本政府の反共宣伝、軍拡の衝動についても、どうして全労連、9条の会、原水協、日中友好協会、新婦人の会、民商、土建組合、・・いろいろ自らが宣伝するように共産党の強い組織があるのに、これらを指導して平和運動としてデモぐらいやらないのかと思う。 

  敵を見失い、自らの立ち位置が分からなくなってしまった       エガリテ
                                              平成25(2013)年2月9日

 
 弥生さん、いつも投稿ありがとうございます。以下に私の雑感をかいてみます。
 
 非常に多岐にわたり、対応が難しいですが、共産党は今までの歴史の中で多くの誤りを行ってきた。ただ、その時々のものの捉え方には歴史的制約もあり、現時点から批判することはあまり生産的でないと考えている。

 野坂氏の件は、私も勉強不足だが、問題はあったかもしれないが、最初からスパイとして潜り込んで一生を終えたのではないのではと思っている。宮本氏は共産党という政党を一人前の政党に育て、本人としては十分満足されたのではと思う。

 2.1ストは、共産党は自己批判しており、これについては誤りを認めているが、やはり共産党は昔から官僚政党であり、労働運動出身の幹部が少ないところにも問題があるのではと思っている。私も組合運動を行っていたが、「政党支持の自由」が最大の課題であり、具体的な闘争という面では弱かった。(地区等組織に労働組合を指導する力が全なかった。)

 私が違和感を持ち始めたのは、政治的課題の集会でも、壇上には共産党の議員が並び常に選挙運動が中心の集会になり、大衆運動が全く面白くなくなった。(仲間が決起するという雰囲気がなくなった。)

 党の方針を優先し、労働組合で民主的に決まったことも従うなという指導が行なわれ、労働組合内の自分の立場が悪くなり、これではダメだと思ったのが、私が去った理由だった。(しかもその指導には論理もなにもなく、ただ党の決定に従えというものであった)

 原爆の問題は、ソ連の核実験成功の際、共産党の参議院議員であった岩間正男氏が国会で歓迎演説を行ったが、これについては、あの時点では正しかったのではないかと思っている。私はその立場から、北朝鮮がロケットを上げ、核実験を行っている姿を、ある意味では批判できないのではと思っている。北朝鮮では、アメリカ帝国主義に国家そのものがつぶされるという危機感を持っており、ロケットと核を持ってアメリカに対抗し、国家体制の維持と国民を守ると彼らが考えることにも一理あると思っている。(日本という地点から見ればその誤りは明確だが、北の置かれた立場からそのような選択をするのは、必ずしも誤っていないように思える。・・・こんなことを言えば笑われるかも知れないが、すべての国がアメリカに屈服し、日本共産党もアメリカの国際戦略に同意している中、一国ぐらいアメリカ帝国主義を脅かす国があっても良いのではと思っている。)・・・参照:マヌケな姿をさらし、立場性を失った赤旗

 共産党の原子力政策、一斉地方選挙での「安全優先の原子力政策」は、3.11の震災後原発がメルトダウンしている状況でこれを掲げたことは、私は2.1スト回避に向けて動いたのと同じぐらい重要な誤りだと思っている。この方針に対する自己批判を行わない以上今後大衆運動の中で共産党は信頼されないと思っている。さよなら原発10万人集会の内容を伝えた赤旗報道は、検閲されたような記事であり、共産党の大衆運動に対する無知・無能を表した記事になっている。(正義の味方真実のとも参照)

 選挙については、今のままでは、確実に負け続ける。参議院選挙の敗北(予想ではあるが)を受けて解党的出直しを行わない限り、共産党の未来はないと思っている。共産党は6中総で選挙戦の総括を党外の意見も受け入れ総括すると宣言した。私はこのサイトで選挙関連の記事すべてを中央委員会に送ったが、相変わらず受け取ったという返事すらよこさない。こんな態度で選挙に勝てるはずがない。

 参議院選挙は尖閣列島問題もあり、共産党はますます苦しくなる。共産党のいう「話せばわかる」という方針はこの状況下全く受け入れられない。

 政府・自民党が意識的に対立をあおっているという立場で論陣をはるのなら、まだ受けるが、中国が一方的に「ロックオン」したと日本政府の発表を前提に戦うのであれば、そこに共産党の勝機はない。(政府・自民党の方針を後押しするような主張では、活路は全く開かれない。)

 大衆運動が立ち上がらないのは、党の方針が目まぐるしく変わり、同時に階級的視点を失っている状況では立ち上がれない。現状では、選挙のための運動としか見えない。そんなご都合主義は国民にとっくに見破られている。

 最後の私がこだわっている問題、「大津・中2自殺事件」。これについても共産党は議論を全くリードできない。私は「大津・中2自殺事件第8弾」で、一般マスコミに比べ、赤旗の報道がよかったとほめたが、今日の赤旗日曜版を見てがっかりした。

 商業紙と同じように「いじめが直接的要因」という大きな見出しを掲げている。この結論を望んでいるのはだれか、それは被害者の父親と越市長と野次馬である。共産党はいじめや体罰と日夜戦っている現場の教師(労働者)子ども達・保護者に対するにメッセージを発信する必要がある。

 いじめや体罰問題を現場が取組む上での課題を明確にし、取り組まなければならない。毎日新聞が掲げた「やっぱり学校が見殺し」これに対して戦わない限り、現場の教師は組織できない。

 越市長は最初から、教師を切り捨て、自殺した子どもの父親と妥協し和解を模索している。彼女はこのことを通じて現場教師と教育委員会の無能ぶりを宣伝し、自らが権力者として踊りだすことをえらっている。(橋下氏と瓜二つである)
 共産党はこれをたたき、現場の教師を励まし、子どもたちや保護者が納得できる方向性を示す必要があるのに、「犯人捜し」の流れに呼応し、三流週刊誌と同じ次元で語っている。ここに共産党の凋落がある。(大津・中2自殺事件 第8弾・9弾参照・・・9弾は今日にもUPする予定)

 以上長々ととりとめないことを書きましたが、こんなことを考えています。



 アルジェリア問題− 赤旗の報道は米仏など帝国主義国の視点   弥生さん
                                            平成25(2013)年1月31日
弥生です。
 人質事件。私は赤旗の記事をみて、これで労働者や、弱者の立場から事態を見ているのか、と感じました。
 スリムによる9・11以後ブッシュは、復讐を決め、ありもしない大量破壊兵器なるものをでっち上げて、イラク戦争を起こしました。
  
 マリーでフランス軍は、反政府軍を爆撃し、アルジェリア事件になりました。アルジェリアでは、諸国独占企業が石油を収奪してアルジェリア政府と取引きしてますが、人民には恩恵もなく、これに反発するゲリラをテロと規定し政府軍と一緒に、ゲリラや人質を虐殺しました。
 そう見るとゲリラが単に米仏や諸帝国主義が言うようなテロリストではないことがわかります。 
 しかし赤旗は、「テロリスト」と帝国主義者や独占企業とおんなじ風にゲリラを扱います。1930年代中国を侵略し満州を蹂躙した日本軍国主義と軍隊そして満蒙開拓団と順番は逆ですが、同様な事態ではないでしょうか?アルジェリアを経済的に侵略しているのが、石油企業ではないでしょうか?

  鋭い指摘ですね、そのとおりだと思います                エガリテ
                                            平成25(2013)年2月3日
  すでに、アメリカの世界戦略を容認する対応をしています。北朝鮮のロケット問題もそうです。安保理決議を絶対化して、北朝鮮にそれに従えという主張を出しています。
 弥生さんのご指摘どおり、海外の事件もすべて欧米の視点で問題の把握を行うようになっています。さざなみ通信でシリア問題を捉え、共産党の見方は全く欧米の視点だと一貫して批判されている方がいます。その方の主張をかりれば「赤旗はデマばかり流している。その行為は米帝、フランス帝国主義の支持につながり、歴史的汚点を残す」と言うものです。これらの行為がマヌケからきているのか、すでに確信犯なのか私には良くわかりません。ただ水準が落ちていることは事実だと思います。


    沖縄・労働者、市民サイドからの報道でない赤旗        弥生さん
                                                     平成25(2013)年1月30日  
 こんにちは、毎日緊張を強いるニュースが飛び込んできます。安倍首相が訪沖して「建白書」を出した首長たちを説得して、誤解を解こうというらしい。
 沖縄集会が都内で開かれた。復帰後最大の規模の集会だったが、これをアカハタは写真入りで報じたが、危機感が切迫感がなく、客観的に記事にしているだけだった。どんなに沖縄がオスプレイ配備増配置に反対しているのか、首長たちがほとんど自民系であるのに「直訴・平成の一揆」として上京していることを、大きく伝えてほしかった。安保にも、日中の戦争の危機にも触れず、商業紙と同じ扱いだった。沖縄・労働者、市民のサイドからの記事ではなかった。そういう精神が喪失されてきている。いよいよピンチだ。それをなんら感じない編集とは何だ。

   正義の味方真実の友の目が曇ってきていますね          エガリテ
                                           平成25(2013)年2月3日
 赤旗の質の低下は如何ともしがたい所まで落ち込んでいます、すでに自分で考える力を失い時事通信の配信記事をそのまま流しています。私が一番驚いたのは一斉地方選挙のさなか、赤旗は原発反対で闘っている候補者を取り上げていました。ところが、4月9日投票日前日の赤旗で、共産党の方針は「安全優先の原子力政策だ」と言い切ったところに赤旗の最大の誤りがあります。あの主張を赤旗が独自に書けるはずがありません、おそらく不和さんか、志位さんがそれで行けとゴーサインを出していると見ています。
 赤旗の写真では私が一番問題を感じたのは3.11以降の震災報道でした。一般紙に到底及びません。市会議員が避難所に慰問している写真ばかりでした、しかも場違いにピンクのすばらしいマフラーをした議員や、志位さんの写真もせっかく避難者と対話しているのに、目は確実にほかの事を考えている陰険な目付きでした。

           
  保守との共同で、社会主義の倫理は投げ捨てたのか?       弥生さん
                                              平成25(2013)年1月28日
凄いですね。30年もの空白があってからの今のこの精力的ブログ。
 ところで昨日オスプレイ反対沖縄集会があり、参加した人からの話では、共産党団体が全くなかったということです。この大事な政府への行動に対し、「オスプレイ反対の1点で」とか運動を呼びかけている党が、例えば全労連、例えば9条の会、母親大会などへの指令を下ろさなかったようです。これでは参加者や、関心のある人々の共感が得られないのは当然です。まして、沖縄の怒っている人々や、基地を撤去するために闘っている人にあきれられてしまいます。選挙の時だけニコポンで赤旗購入を迫っても不信が高まるだけです。
 保守との共同とかって、社会主義の倫理はもう投げ捨てられているんでしょうかね。社会主義を捨てたのならそういって共産党などという名前を変えなければダメでしょう。中国共産党と一緒にされても嫌でしょうからね。もう保守といっても権力をもつタカ派ばかりで、護憲保守など力ありませんがね。
 そっちに力注ぐのではなく、自公維新を選択してしまう民衆を何とかチェンジして社会主義を目指す人民の方向へ導くのが「前衛」なのではないでしょうか。 

   なぜ、革新統一戦線でなく保守との共同なのですかね?     エガリテ
                                             平成25(2013)年2月3日
  私も今の共産党の姿は全く分かりません、昔路線論争で右派的な部分を切り捨ててきた共産党が、それよりずっと右へ舵を切っている。社会党もいつも右派との戦いをしていましたが、大事なときに左翼バネが働いて持ちこたえて歴史がありましたが、今の民主党の赤松氏が書記長になって、完全に右派転落してしまいました。それでも社会党内での戦いが見えて面白かったですが、共産党はなぜ右へ右へ行くのか、その内実が見えないところが問題です。だれが右への旗振りをしているのか、反対している者はいるのか全く分かりません。
 今度の参議院選挙後の総括が大事になってくると思います。参議院選挙でまけても、現在の方針を続ければ党内に相当の不満分子を抱えると見ています。
 私としては、何が正しいのか、アンチテーゼを徹底的に叩き付けたいと思っています。
 今年から週3日になりましたが未だ勤めていますので、HP維持がしんどくなっていますが、見ていただいている方がおられる以上、がんばって維持したいと思っています。


  弱者の立場から物事に対処することが大切!               弥生さん
                                                 2013/01/25  21時

 
 エガリテさんが、共産党は、「尖閣・領土」問題を中心にして選挙をしたから負けたという点について。

 そうでしょうか?原発や環境問題、職場生活問題で国民を引っ張る考え方に乏しい、と見透かされたからではないですか?尖閣問題では、時の政府のお先棒を担いで中国大使館などへ出かけ、あるいはTV出演で政府の代弁をするかのように、「歴史的にも国際法上も日本の固有の領土」などと公言して、対中国敵視を先導する一角を担っている、と理解されたのではないでしょうか?

 それでは政府に反対する人からは見放されます。
 もちろん「固有の領土」などというのは世界どこの国にもありません。歴史上国家が形成されたのは、ほんの120〜30年前からのことです。それまでは近代国家などはありませんでしたから。

 問題は正しく現実を見て、弱者人民の立場から物事に対処することこそ道を開く方向だと思います。


  私も、「弱者の立場から物事に対処するに賛成です」    エガリテ
                                           平成25(2013)年1月26日

 「尖閣・領土」問題を中心にして負けたとは見ていません。石原慎太郎の狙いに乗って「バカ踊り」をした、政治的センスのなさを批判しています。

 ご指摘のとおり、党は選挙の争点が何かこの設定ができませんでした。まさに原発問題の方針のゆれと、消費税問題も単に税率アップに反対しているだけの姿勢では戦いになりません。また環境問題に至っては極めて弱いと思っています。 瓦礫処理の問題でも有効な発言はできず、京都の大文字の薪使用でも、議論をリードできていません。除染除去問題も弱いです。

 尖閣列島の問題は複雑ですが、中国は軍事大国を目指しており、海軍力の増強と尖閣列島の所有権をリンクしていると見ています。共産党の言うように歴史的経過をつまびらかにして説明すれば、話がつく課題であるとは見ていません。
 共産党が中国共産党を友党というのであれば、中国に乗り込み話をつけることが、この問題を選挙戦の争点として浮かび上がる唯一の方法だと見ています。

 しかし、中国はそんなアマちゃんでなく、日本の共産党と話をして、分かった、われわれは手を引くなどと絶対に言わないと思っています。

 「固有の領土などどこにもありません」という主張、確かに面白いですね。実は朝まで生テレビで、ホリエモンが、国家と言うものを領土で捉える考え方がすでに古いと主張しました。このグローバル経済に中、領土問題で争うことは無意味だと(領土問題で戦争するのは20世紀の思考であり時代遅れだと)、中国がほしければやればいいと、必要なら金で買えばよいとも、面白い主張だと感心して聞いていました。国とは何かという概念規定から考えることも必要かも知れません。

 ただ私は中国の対外政策は危険だと見ています。尖閣列島を中国に譲り渡すことは、中国に軍事的に包囲され、日本にとっては不愉快な状況になると見ています。現行の実効支配を維持すべきだと思っています。

 最後に書かれている主張「問題は正しく現実を見て、弱者人民の立場から物事に対処することこそ道を開く方向だと思います。」私もそのとおりだと思っています。保守との共同などは全くのピンとはずれであり、共産党は票を追い求め漂流しています。まず原点に返るべきです。(立ち位置を定めるべきです。)


 仲間との会話を起こし、仲間意識を共有化しなければ・・・   弥生 さん
                                                  2013/01/25  7時


 新年好、総選挙の総括をしない、尖閣問題で方針が出ない、原発では平和利用方針からなし崩しでゼロへと転換した。今党員とその周辺は、本当に困っています。職場の一般の組合員は、こうした論議を作ることができなくて、下からの疑問に答えることができません。私たちの生存が問われています。きっと全国全党員がこのおんなじ現状に留め置かれているのでしょう。
 外部からは、公務員への攻撃、労働組合への弾圧が強まっている中で、仲間との会話を起こし、仲間意識を共有しなければならないのに、これでは決してできません。エガリテさんは、どうアドバ イスしてくれますか?誇りある戦前の共産党はどこへ行ってしまったのでしょう。


  志位委員長の党旗びらきの挨拶、「国民に溶け込む」・・「溶け込んだら」ダメです
                                   エガリテ  平成25(2013)年1月26日

 ご意見ありがとうございます。私はすでに定年退職をしており、職場から離れているので、職場の現状を教えていただきありがとうございます。おそらくこのような状況になっているのだろうと思って書いていました。

 党は議論の整理が必要だと思います。さらに「誤りは誤り」で認めるべきだと思っています。まさに原発問題は完全なし崩しです。過去の誤りを清算し出直さないといつまだたっても胸を張って主張できません。
 卑近な例で申し訳ないですが、最近駅頭で衆議院選挙の候補者であったA氏が、「原発問題は5年から10年かけて解決する」と演説していました。また「原発即時ゼロから、原発ゼロに戻ったのか」と思わず突っ込みを入れたくなりました。

 私がアドバイスのような大それたことはできませんが、私の信念は、「活動は楽しいものだと思っています。仕事はやりがいがあるものだ」と思っています。仲間を大切にし、その輪を広げていくことが重要です。党は赤旗と言う媒介を通して人をつかもうとしていますが、これでは運動がセールスマンになり、拡大ができないと、一人で落ち込んでいくような気がします。
 もっと運動を楽しく組織する(なぜ楽しいのか、それは仲間を実感でき、自分の成長が確認でき、成果が見えるからです。)これをすべてほかしてきたところに党の衰退があると思っています。我々の若いときには燃えていました。未来は我々の手で切り開くと言う確信であふれていました。話はぶっ飛びますが、たとえばベトナム戦争の記録映画などを見ても、極めて悪条件のなか、ベトナムの若者は生き生きと戦って(生きて)いました。この姿が励ましになりました。

 仕事もそうですが、公務員労働は、市民のために如何に働くかを突き詰めていけばやりがいがあるし、楽しいと見ています。組合運動がその時点まで水準を上げることができず、スケジュール闘争に陥っていることが、魅力を失なわせています。私は個人的には解放同盟の戦いが持っていた弱点を自治体の運動も持っていると見ています。我々の若いときは、春闘で必ず賃金が上がりました。だから組合も元気が出ましたが、最近は勧告通りが良いほうで、それ以下に切り下げられる、それに有効な戦いができない状況では、組合員の士気は上がりません。このような状況下での組合運動を支える力が無いと見ています。

 党の衰退振りは目を覆うばかりです。私は早くからこのやり方(赤旗拡大中心の党活動)はだめだと思ってずっと抵抗してきましたが、どうしようもなくなり、手を引きましたが、私の予測どおりであったという思いです。参議院選挙はおそらくこのまま突き進むでしょうが、敗北の結果が出るようであれば、一度解党的出直しが必要でないかと思っています。(悪く言えば党内にスパイがもぐりこみ意識的に党を解党しているのではという疑いすら持っています。)



     党のいう 「社会主義を目指す国」の実態はおそまつ                   U3さん
                                            平成25(2013)年1月21日

 
  エガリテ様 代弁をいただいおり、感謝しております。
 党の言っていることで、「そのとおり! がんばろう!」と声を発したくなることばを、まず申し上げます。

1、日本の政治にはスジ通す党が必要です(ホームページ)

2、・・・・・党は、・・・・・二一世紀を、搾取も抑圧もない共同社会の建設に向かう人類  史的な前進の世紀
  とすることをめざして、力をつくすものである(綱領の末  尾、2004.1.17)

 上記の2文章に、具体的な主語がつき、その実態を知るにつけ、「羊頭狗肉」、看板に偽りありとばれてしまいました。指導部は内部に向けては「看板通りの内容を意図している」と決議や文書で信じさせようとしていますが、外の常識世界では、すでに実態は明白になっていると理解されているといえば言い過ぎでしょうか。少なくとも私にはそう見えています。そして過去の半世紀、私が信じた物が価値ある実態ではなかったこと知り、責任ある者への憤りや怒りと、それを最近まで見抜けなかった不明な自分への慚愧とを感じています。

 大まかですが、真理というものは複雑ではありません。天動説や万有引力は、数式に通じない人にも疑われることはなくなっています。社会科学の観点から言えば、どの国からは亡命者が出、どこが受け入れているか、普通の情報に接していれば、現今の日本の常識の世界では、さほどの大きな見間違いがありえない時代になっています。
 ところが私には、この党だけが違った見解を内部に通用させようとしている、と見えます。(この先は、ぐっと省略)

 1例を言えば、「社会主義を目指す国」と党が認定している国です。(例を挙げると長くなります。一つだけ申します)

 5年も前になります。私と妻がする旅行は、大理=昆明=南寧==ハノイ、列車の旅が好きですが、長距離バスで行くところもあります。留守宅の息子への連絡はインターネットでしております。ホテルのフロントでパソコンを使わせてもらうか、町のインターネット喫茶で、ほんの一言、元気に旅していると、と書けばいいのです。

 その時、大理の宿では「どれだけでもお使いください」と言っていただき、y*JP*を呼びましたが、出ないのです。コンピュータに問題はなく、呼んでいでも出ないのです。

 昆明でも南寧もだめ。ハノイの宿には部屋にパソコンがありました。y*JP*は、私が家でやっているのと少しも変わらず、画面に出てくれて、「無事にハノイに着いた」とメールできました。

ただしローマ字で。

 対外的な情報出入遮断がどうなっているか、私は調査を敢行する勇気も意欲もありません。で

ももし、「社会主義を目指す国」として望ましいのはどちらか、と問われれば、私は即座に答えることができます。

「百聞は一見如かず」とは漢書のことばだそうですが、こういう当然のことを普通の善良な常識人は信用します。私もそうです。

 筋の通らぬことを平気で言い、抑圧や弾圧に厳しい抗議を寄せようとしない団体の看板だけを信用するのは、少なくとももう私にはありません。

 願わくば、まだ党を信用している善良な方々が、自らの眼力と判断力とを発揮なって、いかがわしい決議文を安易に信用なさらぬことです。


  党の「ゆがみ」は相当深刻です! 「二つのゆがみ」より根は深いです   エガリテ
                                          平成25(2013)年1月26日
 ご意見ありがとうございます。現在の共産党の姿は相当ひどいものがありますね。私も活動から30年以上遠ざかり、今浦島みたいなものですが、一斉地方選挙で府会議員(大学時代の親友であった)のビラを見て、ビックリしたのが事の始まりです。(原発反対も橋下・「維新の会」に対しても言及していなかった)そこでおかしいと党の各級機関に文書をあげましたが、全く回答せず、受け取ったことすら認めない対応を見て、その重症さに気がつきました。

 私は年寄りであり、こだわりも強いほうですので、「人をバカにしたらどういう結果になるか思い知らせる」ことを目的でこのHPを立ち上げました。共産党が「参った、もうやめてくれ」と言うまで共産党の問題点を追及していきます。 これは私の青春を取り戻す戦いでもあります。正しいと信じて、大学時代および就職後も党を去ってからも職場内では党員とみなされ、一定の迫害を受けてきましたが、「党員でない」と言うような宣言は行わず、党を最後までまもってきたという思いがあります。(私の大学の先輩は、「亀田得治(社会党)を支持する」というビラを撒いて立場性を表明した人もいます。)

 U3さんが言われている「そして過去の半世紀、私が信じた物が価値ある実態ではなかったこと知り、責任ある者への憤りや怒りと、それを最近まで見抜けなかった不明な自分への慚愧とを感じています。」という内容は私の思いと共有するところがあります。しかし、私は発想を切り替え、この偉大な組織を敵に回して戦いを挑むことに情熱を燃やしています。まさに私の老後の楽しみです。

 たった一人の戦いで何ができるのか全く先は見えませんが、ここに多くの人が集まり、党改革に少しでも成果が出れば面白いとみています。まず一番簡単な獲得目標は、メールをもらった際、「ありがとうございました」とメールを返すことを党にやらせようと思っています。

 党は2月に6中総を開き総選挙の総括を党外の意見にも耳を傾け実施すると宣言しています。そこで私はこの間書いた選挙関係の記事をすべて党中央に送っています。(1月26日現在受け取ったと言うメールはありません。)しかし、党がこの態度を続ける限り、党の復調はありえません。ずっと圧力をかけ続けます。このしつこさが私のとりえです。

 中国問題については、党は「社会主義を目指している国」と位置づけいくつかの指標をだしていると思いますが(指標は忘れました。)しかし、この国が社会主義を目指している国であれば、今後世界で社会主義を目指す国はなくなるでしょう。少なくとも高度に発達した資本主義から社会主義を目指す国はあらわれないと思います。社会主義の概念、目指すべき課題等の現代的整理が必要だと思います。

 少なくとも社会主義を目指すものであれば、アメリカ帝国主義の世界戦略に反対しなければなりません。1月20日の赤旗の主張、北朝鮮への「国連安保理決議」を読む限り、共産党はアメリカの世界戦略の枠の中で物事を見ていく方向転換を行っています。(これは後で批判しようと思っています。)嘆かわしい限りです。



   共産党は、中国派ではありません。            乃村 善二さん      
                                             平成25(2013)年1月17日 
 よく頑張ってますね。多くの党員や周辺が言いたくても言えないことを代弁してると思います。
1月13日の中国問題で、一言。党は、中国派ではありません。むしろオバマの「核なき世界」を
評価したり、オバマは良識の通ずる人、と持ち上げたりする一方、尖閣問題では、「日本固有の
領土」と言って中国共産党の「我が国の固有の領土」を否定してますね。中国大使館に押しかけ
大使と直談判してました。これは日本国家の立場から、中国共産党に物申していることですね。
中国にあまりものが言えないのは、過去の歴史が党を束縛していて、負い目となっているからで
す。戦争に反対した唯一の党である共産党は、当時中国解放軍に党員が参加したり、亡命してま
したよね。その後アメリカ占領軍を解放軍としたり、本当に定まらない党になっています。時代
の空気を読めないという点では、「労働者人民の前衛党」とはとても言えなくなっています。日
中友好協会という中国との架け橋をつくっている中では、大っぴらに反中国的あるいは悪口、批
判はこれまで友好を賛美してきた手前言えな
い状態ですよ。しかしなし崩し的に救国愛国的論調になっていくでしょう。それは尖閣での対立
が、原発と同様国民のナショナリズムを煽動するのに応じてそうなります。しかしそれはかつて
辿った戦争への道です。

  ご指摘ありがとうございます。                    エガリテ

 少し私の文書に舌足らずの面がありました。確かに中国派といえる状況ではないですね。ただ中国共産党が社会主義の道を歩んでいると言うのは公式見解だったと記憶しています。今の中国のどこに社会主義の理想があるのか私は不思議でたまりません。中国が社会主義と認めてたとたん、共産党の目指している社会が国民に受け入れられないことに共産党は気づくべきだというのが、私の主張です。尖閣列島の問題でも、領土問題として紛争があると認めれば、中国と話し合う状態が生まれるという共産党の判断は間違っていると思っています。
 中国は明らかに海洋大国を狙っており、尖閣列島をどうしても必要としています。何十年かけても日本から奪い取ることを考えていると私は見ています。
 共産党はオバマ派という議論は一考に価しますが、私が言う中国派という議論と同じくらい不確定要素を持っていると思います。二つの敵から、二つの「ゆがみ」に変わったのは確かに不可思議ですが・・・


   中国報道について                            常識人さん
                                            平成25(2013)年1月15日
 エガリテ様
 いつもお世話になり、有難うございます。
 中国関係報道ですが、南方週末に関して全く記事なしでもありません。ただし、事実報道のみで党見解はありません。
 1月8日付け、7面に「改ざん否定 記者憤る」の記事が掲載されています。中国の腐敗に関しては、たまに記事が載ります(下注)。私が腑に落ちないのは、過去何回も日中理論交流の記事をのせながら、昨年9月20日付け以前に、中国と尖閣問題で直接話し合った形跡が見られないことです。中国の軍拡も批判できないようです。
注:
 12月1日 中国、インターネット利用者に実名登録を強制。
 11月13日 中国共産党大会にあわせ、チベット族男性がまた焼身自殺。
 11月9日 中国共産党大会開催。腐敗に危機感
 10月21日 中国共産党、腐敗などで66万人処分
  9月30日 中国共産党、薄氏の党籍を剥奪 など

   情報提供ありがとうございます。                       エガリテ
                                             平成25(2013)年1月16日
 ただただ脱帽です。正確な情報提供ありがとうございます。私はいい加減な人間であり、このように情報の正確な管理ができていません、自分の記憶に頼って、あとはインターネットで検索して書いています。
 大きな記事なら検索に引っかかりますが、小さな記事は引っかかりません。赤旗の切抜きを行うような事務能力もありません。今後とも間違いがあれば指摘をお願いします。指摘されることは大好きであり、すぐに修正します。
 余談ですが、共産党高槻市委員会に選挙の総括の数字がみんな間違っていると電話で告げましたが、私に対する回答も、修正の資料も出していません。常識人さんが言われる常識に全く欠けています。
 話がそれましたが、中国の軍拡路線は日本とって脅威であり、安倍さんの「国防軍」の後押しになっています。


 「ジミニ係数」でなく「ジ二係数」です。               速水 彰さん
                                             平成25(2013)年1月15日
----- ご意見ご感想 -----
 「ジミニ係数」ではなく「ジニ係数(Gini coefficient)」ですよ。

    ご指摘ありがとうございます                     エガリテ
                                             平成25(2013)年1月16日
 赤旗が中国が最低賃金制度を導入し、日本よりも労働者に優しい政治を行っているように描いていることを批判するため、インターネットで「中国格差社会」と検索すると、この記事に接しました。格差社会を証明する有力な情報だと思って引用しましたが、私の知識が足りず、間違って引用してしまいました。
 早い段階で指摘を頂きありがとうございました。間違った情報の拡散が少しでも抑えられたことに感謝します。
今後ともよろしくお願いします。


 党のいかなる組織や個人に対しても批判することができる。     常識人さん  
                                             平成25(2013)年1月12日
  エガリテ様
  党規約第五条の(六)に「党の会議で、党のいかなる組織や個人にたいしても批判することができる。また、中央委員会にいたるどの機関にたいしても、質問し、意見をのべ、回答をもとめることができる。」と立派に規定されています。「届いた質問や意見を読む義務」は規定されていませんが、常識的には中央委員会にいたるどの機関も、党員からの質問、意見が届けば、それを読み、何らかの返答をすべきものと理解されます。この党の幹部には規約の前提となる世間の常識がないため、規約に忠実に「読んで返答する義務はない」と解釈しているのかも知れません。

          ご指摘ありがとうございなす。                      エガリテ
                                             平成25(2013)年1月16日
 私は党中央は「神聖して侵すべからず」と教わってきました。それでも私は意見書を出しましたが、たまたま他の用事で市委員会の事務所に行った際、私の意見書に朱書きで取り扱い注意とあったのにショックをうけました。
 積極的な意見をだしても、党の方針に異議を唱える者は危険分子扱いだなと、そのときつくづくおもいました。
 常識人さんが言われるように、党の規約をかざして、反論するなどということは、その時点では思いもつきませんでした。

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