権力をもてあそぶプーチンと橋下徹は国民(府民)の敵!


  いよいいよ大阪ダブル選の実質的火蓋が切られた。橋下徹氏は大阪市長選を維新の会の事務局長の松井氏は知事選出馬表明を行った。この橋下徹氏と松井氏の関係はどこかで見た図柄だ。
  ロシアのプーチンとメドベージェフの関係に良く似ている。プーチンはロシア憲法が大統領の三選を禁じているため、2期8年勤めた後、メドベージェフに大統領を譲ったがこれは4年後に自分がまた大統領に復帰するための手法であった。すでにメドベージェフは来年の大統領選挙には立候補せず、プーチンに譲ると表明している。
  橋下徹知事も、大阪市長選に出るといっているが、本当に大阪市民のために働く気も大阪市に骨をうずめる気もさらさらない。自分が知事として君臨する上で必要な改革
(ぶっ壊し)を行い、その後傀儡の松井知事を退かせ、自分が知事に返り咲くことを考えている。彼の市長選への出馬は100%大阪市民のためではない。あくまで権力者としての野望の実現のためであると推測される。

  民主主義の発展した日本で、このような暴挙が行われれば、ロシヤと同じ水準になってしまう。単なるお笑いの乗りで、いつの間にか独裁者に政治が牛耳られることを阻止する必要がある。

 ここで不思議なのは、共産党の動きである。本日の毎日新聞は一面トップで松井氏の知事選出馬を伝えているが、赤旗には「大阪ダブル選挙」の記事が一切ない。昨日初めて出た「独裁」の言葉はもう引っ込めたのか、不可思議で仕方がない。

  これはうがった見方だが、党中央と大阪府委員会の選挙方針に違いがあるのかの疑いを持っている。市田書記局長の講演は明らかに橋下徹に焦点を当てている。大阪民主新報は、咲洲(旧WTCビル)に焦点を合わしている。その調整がついていないのでは?大阪府委員会の方針は明らかにおかしい。