「意見書」に対する回答について(これは、私の最後通告です。)


                                                        平成23年8月23日

日本共産党中央委員会様

 私は一せい地方選挙に際して、中央委員会を初め、大阪府委員会、M府会議員、高槻市委員会に対して、今回の一せい地負選挙における共産党の選挙戦術の誤りを指摘してきました。とりわけ、3月11日の震災を受け、原子力発電の安全神話が全く崩壊した選挙戦の中で、共産党が原子力発電の「安全点検」を主張して選挙戦を戦ったことを一貫して批判してきました。

 この「意見書」は15通に及び多くの点で共産党の現在の政策や選挙戦の戦い方に対する批判を行ってきました。党中央はそうした私の対応に対して、4月30日下段に添付した内容で私に回答してきました。

 その内容は、一せい地方選挙の総括は「党内外のご意見に耳をかたむけ、次の中央委員会総会で行う」という返事を頂きました。これは中央委員会で総括してからその立場に立って私の「意見書」にも回答がいただけるものと理解し、今日まで待っていましたが、未だに貴党から一切回答はありません。

 先にも述べましたが、私は中央委員会以外にもほぼ同じ内容の「意見書」を上げています。その際、まず私のメールを受け取ったという返事が欲しいと要請しましたが、中央委員会以外は基本的には全く返事がいただけませんでした。(大阪府員委員会は全く無視、M府会議員は4百字詰め原稿用紙6数枚の「私信」は頂きましたが、正式な回答はありません。市委員会は電話で、7月まで待ってくれといってきましたが、既に8月が終わろうとしていますがその後全くの連絡がありません。)

 とりわけ大阪府委員会に、受け取ったという返事もできないのかと何回も要求しましたが全くの「無視」を貫いています。

 私はこの日本共産党の態度には重大な問題があると捉えています。国民のための党であるべき共産党が、一市民の意見に対して全く無視を決め込む態度は、民主主義社会の政党としては、その存在意義すら失われる行為だと思っています。

 私としては大阪府委員会に何度も言っていますが、「無視」を決め込むなら今回の経過を全て公にすると前から申し上げています。当初の回答期限は7月末ですが、9月末まで回答期限を延ばしますので、党中央を始め、大阪府委員会、高槻市委員会の回答を求めます。

 9月末を持って回答の無い場合、私はこの間の経過をホームページを立ち上げ広く国民の中に知らしめていきます。これは私の共産党に対する決別宣言です。私の人生を大きく支配してきた共産党との関係を私なりに決別しないと、残された人生にくいが残ります。

 今後は共産党ウオッチャーとして、現在の共産党の問題点をインターネットの上で展開して行こうとおもっています。私の信頼してた共産党が、日本の他の政党に比較しても民主主義の理念からほど遠く、いつの間にか、民主主義国家における政党としての要件を備えていないことが判りました。私は気がつくことがあまりにも遅かったですが、今回の「意見書」を上げて見て、共産党の民主主義に対する感覚が良く分かりました。

 最後に再度お願いです。私の「意見書」に回答をいただけませんか、回答がない以上、私は共産党と決別します。(形式的な回答は受け付けません。私の質問に対して真摯な回答をお願いします。)

 これは私の「最後通告」です。

  

 <資料>

 4月30日に中央委員会から頂いたメール

メールたしかに拝見いたしました。
 いっせい地方選挙前半戦につづき後半戦に全力をつくしていましたので返事がたいへん遅くなりました。申し訳ありませんでした。
 日本共産党は、今回の選挙では、情勢の激変のもとで、被災者支援と原発危機の収束、国の総力をあげての復興、原子力行政・エネルギー政策の転換、「福祉・防災のまちづくり」への地方政治の転換などを訴えてたたかいました。
 貴方からご意見をいただきましたが、いっせい地方選挙全体の結果についての総括は、党内外のご意見に耳をかたむけ、次の中央委員会総会でおこなうことにしていますので、ご了解いただきますようお願いします。
 
                                                   2011年4月30日
                                                   中央委員会選挙対策局